鳥取県東伯郡羽合町。現在は東郷町・泊村と対等合併し湯梨浜町(ゆりはま)となる。語源は東郷温泉・羽合温泉の湯、特産の二十世紀梨、砂浜から一文字ずつとったようだ。
羽合町と言えば何と言ってもその音「ハワイ」。日本のハワイとして知る人ぞ知る場所だった。当然ながら、アメリカのハワイ州とは姉妹都市であり、羽合温泉では町民によるフラダンスのショーが行われている。役所の職員やはわい郵便局の局員は夏になるとアロハシャツの略装となり、街ぐるみで日本のハワイをアピールしていた。合併直前には「羽合」がつく施設のほとんどをひらがなの「はわい」に変えたのだが、平成の大合併の流れには勝てず、羽合町は消滅した。現在「羽合」「はわい」の地名はほとんど消え、わずかにはわい温泉・はわい長瀬の両地区が残るのみである。
私は2年前に羽合青谷道路を走り、道の駅はわいに立ち寄って食事をしたが、確かに左右に日本海と東郷湖を眺めながら走るその景色は素晴らしいものがあった。それゆえに「羽合」という地名はぜひとも残して欲しかった。
返す返す思うのだが、平成の大合併により伝統的地名がなくなってしまうのは残念でならない。