MAVie Paris in 京都 

2008年10月09日(木) 23時54分
2006年11月に日本に帰国し、あっという間に2年の歳月が経ちました。
帰国当初、生後6ヵ月だった息子ももうすぐ2才半。ここ関西でのびのび育っているからか(?)体格は4歳児並み。でもまだまだ甘えん坊のBebeなので、15キロの体重が容赦なくのしかかってきます...

保育所に空きはなさそうでしたが、子供が寝静まってから仕事をしている状況や8月末に眼の手術をしたこと、自分がその園の卒園生だったこと(これは直接は関係ないか!)等を直接伝えに行ったところ、園長先生まで出て来て話を聞いて下さりとっても親切で、来月からでも入れていただけそう?な応対でした。

いずれフランスにまた戻ることになっても、いきなりよりは日本である程度、集団生活に慣れておく方が息子にとってもいいと思うし、また他の子供たちがすっごく好きなようなので、楽しいんじゃないかなあ!

私もこれでようやく日中の普通の時間に仕事ができそうデス。

この2年間、ここ関西で育児もしながらフランス語の仕事なんてはたしてできるのか?とも思いましたが、目の前のことをとにかく着実にこなしていくことで少しづづですが、自ずと道が開けて今の仕事につながっていった気がします。

最初はとにかく育児があったので、週1で通訳スクールにだけは通おうと一年間通い、そこでフランス語の通訳ガイド試験に一度で合格されたという方と出会い、私もやってみようかと思い、年明けに思いがけなく合格し、それとほぼ同時に通訳スクールからも講師にならないかとオーファーをもらい、そのつてと通訳ガイド資格のおかげで本命の通訳の仕事も入ってくるようになり。在宅で翻訳もするようになり...と受けた仕事はそれが何であっても誠意を込めて、精一杯きちんとこなすことで自然と広がっていくものなのだなあと実感しています。

そのことに集中しがんばってやってれば、自分からあえて探さなくても、向こうからすっごく抜群なタイミングで探してたものがやってくることってありませんか?いつもそうというわけには勿論いきませんが、仕事と人とのいい出会いに関しては、そういうことが結構ある方かなと、後から思いおこすと不思議な気がします。

どのタイミングで渡仏すべきか。
日本でもう少しフランス語通訳、翻訳の経験を積み、力をつけていけば、自ずと道も開けてくるかな??

BROKEN FLOWERS 

2005年09月11日(日) 23時49分
先週の水曜日、カンヌ映画祭の頃からぜひ観たいと思っていたジム・ジャームッシュ監督の新作を観にいってきました。

ちょっと鬱ぎみの中年色男を演ずるビル・マーレイが恋人との仲違いの後、舞い込んだ謎のレターをきっかけに、20年前に関係を持った女性を一人一人「息子探し」に訪れるという一見、中年男の哀愁漂うストーリーのようなのですが。。。

ここがジャームッシュとマーレイのすごいところで、つらさの中にも滑稽さがあって、くすくす笑えてくるというか、アメリカ映画にしては非常〜にスローな映画なのですが、またしても間の取り方が天才的な作品だと思いました。

探偵物好きの近所の住人ウィルソンが、マーレイの「息子探し」にミステリーっぽいタッチとユーモアを加えてくれていたのもよかったし。犬のセラピスト(?)をやっている昔の彼女の犬の名前も「ウィルソン」だったり。。。(笑)

そして、なんと言っても意表をつかれる「結末」が大胆であっぱれ!な映画でした。

意外な『日本語』 

2005年09月05日(月) 2時39分
近所のGO SPORTというスポーツ店に行った時に耳にした親子の会話。

新品の柔道着をせがむ息子に「オレンジの帯になったら"KIMONO"を買ってあげるから」となだめるパパ。そう、フランスで”KIMONO"というと柔道着や空手着のことになってしまっている...。

もともとの意味のままフランス語に定着している日本語("SUSHI" "YAKITORI" "KARAOKE" "MANGA" "SUMO" "ORIGAMI" "TSUNAMI" "HARAKIRI"...)もあるが、こんな具合に意外な使い方がされている『日本語』も結構ある。

例えば、ここパリでも近年は日本ブームでミニマリストな日本のインテリアが流行ったが、それと同時に"ZEN"という言葉もフランス語にすっかり定着した。ただ、悟りをひらく禅とはほど遠く、ちょっと取り乱したひとが"Rester(=stay) ZEN"と自分に言い聞かせながら、落ち着きを取り戻すなど、単にイメージから「落ち着く」とか「心の静寂」とかいう意味で使われている。数年前には"ZEN, Soyons(=Let's be) ZEN"なんていう曲まで流行ったりした...。

その他にも自爆テロリストのことを"KAMIKAZE"(発音はカミカズ...)といったり(アメリカはどうだろう?)、体育のマットのように固ったそーな敷き布団のことを"FUTON"といったりする(掛け布団の意味ではない)。

それ以外に気になるのは、日本ではほとんど使われなくなった言葉が定着していること。例えば、日本だと力士だが、こちらでは"SUMOTORI"。富士山は"FUJIYAMA"。カニかまは”SURIMI"。その他にもポッキーのブランドが"MIKADO"だったり...。

所変わるとこんな風に「都合よく」進化していく言葉っておもしろいなあと思った。
他の国ではどんな日本語が定着してるのかナ?

ロシアン・ドールズ 

2005年06月12日(日) 6時17分
セドリック・クラピッシュ監督の新作『LES POUPEES RUSSES』(ロシアン・ドールズ)の試写会に行ってきました。『スパニッシュ・アパートメント』(L'AUBERGE ESPAGNOL)から5年という設定で、パリ・ロンドン・サン・ペテルスブルグを舞台に30才になったグザヴィエ(ロマン・デュリス)と美しいPoupees(ドールズ)たちの間に繰り広げられるストーリー。「愛」がテーマの映画ですが、大人になりきれない30代の心理が描かれているのがおもしろかった。

30才になったグザヴィエは仕事も恋愛も中途半端。子供の頃から小説家になるのが夢で、書くことを仕事にしてはいるものの、生活のためにしがないメロドラマのシナリオライターをやっていたり、ロシアン人形のからくりのように「これで最後」かと「Femme de sa vie」(理想の女性)をやみくもに探してはいるものの、からまわり。

そのうち、昔の恋人(オドレー・トトゥ)、レズの親友(セシル・ド・フランス)、母親などさまざまな女性にふりまわされ、すっかり途方に暮れるグザヴィエ。そんな中、ロシアで旧友の結婚式があるというので、昔の仲間と再会。ストーリーの展開とともにグザヴィエも仕事と愛と書くことに少しづつバランスを見い出していく...。

この映画は、コメディではないけれど、さまざまなシチュエーションが本当に笑える映画で、いろんな「目くばせ」(クラピッシュの映画にきまってでてくるおじさんが登場してたり)がサンパでした。最近観た好きな映画にダンゼン入る作品(他は『誰も知らない』)で、自分の感性にぴったりというか、こんな映画をみた時はうれしさが何日かつづきます。


クラピッシュの映画は、様々なシーンに赤・濃いピンク・トルコブルーなどの原色がとらえられていて(アパルトマンのカーテンや服などでも)、そのアルモドバールを思わせるあざやかな色彩が写真のようで好きです。また『猫が行方不明』でもそうでしたが、どことなくぎこちなさや迷いが残る主人公が未完成っぽくって親近感がわいて好きです。時間的にごちゃごちゃした映画のストーリー展開もザグビエの今の状態をよく捉えていてうまいなあと思いました。

フランスでは、6/15から上映になるこの映画。また観にいくつもりデス。日本やアメリカなどにもいったらぜひ観てみてください!

リスボン 

2005年06月02日(木) 22時50分
最近、周りでリスボンに行っている(仕事ですが。。)又はこれから行くひとが多く「リスボン」の名をよく耳にするので、今更という気もしますが・・・今日は過去の旅行記でも書きたいと思いまーす!

リスボンへは去年の12月に夫の仕事に同行して4日間ほど行ってきました。最初、留守番してよーかな・・・と迷ってたのですが、バックパッカーで世界を旅していたカップル(彼らの旅エッセイはこちら)の友人が「住んでもいいと思ったほどいい街だったよ」と言ってくれたので、行ってみることに。


冬真っ只中〜のパリから降り立ったリスボンは、真冬でも太陽がまぶしく期待どおり!でした。ただちょうどその頃、欧州全域を寒波が襲っていたため、日中は平気でもリスボンにしては寒かったようです。というのも、明け方「暖房つけよー」とそこらじゅうを探してみたものの、部屋に暖房がなかった・・・。レストランにもなかったので、パリにクーラーがなくても夏がしのげるのと同じで(2年前は別!)例年はなくてもやってけるんだなーとちょっと驚き。



宿泊先は、フランス版地球の歩き方みたいなガイドブックLe Guide du Routardで見つけました。
バイロアルト(Bairro Alto)というパリのマレ地区のような界隈にあるコバルトブルーの外壁のゲストハウスで、なかなかステキでした。実はここ、通常はゲイのお兄ちゃんたち対象みたいですが、ガイドによると一般客もOKとのことだったのでトライしてみました。案の定、スタッフも感じがよく(おじさんは仏語もOK)、部屋も清潔でなかなかセンスがよくって快適でした。



夫は仕事だったので最初の1日半は一人旅〜でしたが、治安もよく、古びた路地や坂道を歩きまわるのがおもしろい街でした。一人でランチしていると隣のカップルが話しかけてきてたり、街角のカフェのカウンターで気軽に飲んだり、食べたりもでき、一人旅にも楽しい街かも。


それから、きちんとしたレストランでも物価がパリよりも割安で7、8ユーロでしっかりしたものが食べれて、しかもビールが80セントほどだったのが感動〜☆

日本のアート 

2005年05月28日(土) 14時00分
先日、パリ日本文化会館で開催されている展覧会"Hiroshige"に友人と行ってきました。

去年の秋にパリではじめて浮世絵展(春信、歌磨、写楽etc)に行き、感動〜して帰ったのですが「まだ日も浅いし、浮世絵は当分いいかな〜」なんて思っていたところ、日本が好きなLaureという友達がすすめてくれ、招待券もくれたので行くことに。


広重が60才になってから亡くなるまでに仕上げたという晩年の作品「江戸百景」でしたが、構図の大胆さといい、作品(江戸の当時の風景)と変わり果てた現在の東京の写真が隣合わせに展示されているなど、おもしろい内容でした。

よく耳にすることですが、私もパリに来て日本文化に触れる機会が増えたひとの1人です。パリはいろんな日本の伝統芸能(能、狂言、歌舞伎、雅楽など)のイベントが多く、しかも日本よりもお手頃だったりするのが魅力的〜だったりしマス。なかでもわたしたちが気に入っているのは、狂言!

京都で好評だった「スーパー狂言『王様と恐竜』のパリ公演があるらしいよ。」と日本から知らせがあり旦那と行ってみたところ、あの粋なユーモアにすっかりはまってしまいました。日本と同じ公演にもかかわらず、日本よりも割安だったのも驚き!?
しかも仏語版のプログラムには、はじめて狂言に接したフランス人たちにわかりやすく丁寧な解説がされていて、私のような日本人にもたのしめ、なんとも勉強になりましたー。

まさか日本を離れることが、日本文化に敏感になったり、日本の伝統芸能に触れるきっかけになるとは思ってませんでしたが、日本の伝統芸能まで一般にアクセスしやすくさせてしまうパリって、そういう面がスゴイところだな!と思う。

再スタート 

2005年05月22日(日) 18時39分
日曜日は、月に一回お手伝いしている友人の食のアトリエの日でした。

このアトリエもはじまってそろそろ半年。細々とですが、メンバーも決まってきて(なぜかほとんど20代)楽しく料理作ってます。通常は、2、3品つくった後、お昼を一緒に食べて、と3時間ほどですが、たった1年半で日本語が結構話せるようになっている(しかも独学!)Aさんが日本語で話したそうだったので、今回は1時間オーバー。「若いのに大したものだ」と私たちも話に力が!?

友人のKさんは年上の女性で、仏語があまり話せないのだけれども、とにかく笑えるキャラクターなのです(Kさん、失礼〜)。。フランス人の若い子たちもそれを感じとって集まってきている様子。本業が画家で、彼女を知らない人からは一見変わったひとに見られがちなようだけど、ホントいいひと。信頼できるひとです。

彼女に出会ったのは、私が初めてパリに来た頃の1993年で、その間、日本に帰っていた時期もあったのだけれど、そろそろ10年のつきあいになります。
ソルボンヌの初級クラスで隣り合わせだったのがきっかけですが、出会いからして「コミック」でした 以来、彼女にはホントお世話になってます。


そんな彼女からこの度、絵をならうことになりましたー。これまでは画家のひとに頼むのってやっぱり失礼かなあと遠慮していたのですが、聞いてみたらよろこんで引き受けてくれました!彼女はかのじょで、私がOKしたとはいえ、料理の通訳が負担になってないか気にしていた様子。というわけで、お手伝いした後に2時間ほど絵をみてもらうことになりました。

プレ・バスケーズ 

2005年05月18日(水) 3時52分
お待たせしましたー。

今日は、5/5のプログで取り上げたフレンチ家庭料理の定番"Poulet Basquaise"(バスク風チキン)のレシピを掲載したいと思います。

ジョエル・ロブション氏の料理番組で紹介されていたAlain DARROZEというバスク地方のシェフのレシピ訳です。

簡単でおいしいのでCheck it out!

■レシピ■
Poulet Basquaise(バスク風チキン)
材料3〜4人分

プレ・ジョンヌ※(or 鶏肉)700g
バイヨンヌ産ハム (or 薄切り生ハム)50g
トマト3個
玉ねぎ 1個
赤ピーマン 1個
緑ピーマン 1個
にんにく2かけ
ブーケガルニ
塩、こしょう
エスペレット産唐辛子(オプション)

1. 鶏肉の両面に塩こしょうをふりかけておく。フライパンに油をひき、鶏肉の皮側からこんがり焼く。焼き色がついたらひきあげておく。

2. ピペラッド:バイヨンヌ産ハムを細かく切る。トマトの皮をはぎ、2つ切りで種を取りのぞき、サイコロに切る。たまねぎとにんにくをみじん切りにする。赤ピーマンと緑ピーマンを2つ切りにし、種を取りのぞいてから線切りにする。

3. 鍋に油をひき、こげ色がつかない程度ににんにくを炒める。ブーケガルニ、玉ねぎを入れ、透明になるまで火を通す。ハムを加え、2分ほど炒める。ピーマンを加え、焦げ目がつかないように注意しながら5分間煮る。

4. トマトを加え、塩こしょうをしよく混ぜた後、鶏肉をのせる。鍋にふたをし、弱火で時々混ぜながら30〜45分煮る。

ごはん又は蒸しポテトにぴったりです

※プレ・ジョンヌって??という方は、5/5付記事をご覧下さい。

アートな夜 

2005年05月15日(日) 5時11分
昨日の夜はひさびさにオルセー美術館に行ってきました。

"NUIT des MUSEES”(美術館のよる)という今年が初めてのイベントで、フランス全国のさまざまな美術館が夜中まで一般公開(無料)になっていました。


今週末は天気もよくないし、近いうちにMusee de la Mode et du Textile(モード&テキスタイル美術館:Yoji YAMAMOTO展)に行きたいなーとサイトを見ていて知りました。

夜の美術館というのもおもしろいかなあと、結局、この日のために「夜」と「光」をテーマにしたゴッホなどの作品も特別展示されるというオルセーに行くことにしました。






夜の美術館とはいえ、館内の照明は同じなので最初は特に日中と変わらないないな〜という印象だったのですが、日が暮れ、明かりが灯りはじめた街を美術館の窓越しに眺めるのはいい雰囲気でした。





とにかくお金を使わずして、こんなに贅沢な気分が味わえるパリってすごいなあと思った夜でした。

Chef, la Recette! 

2005年05月14日(土) 23時20分
今日は週末なのに朝からあいにくの雨

雨音が気持ちよかったのと、昨日の「肉体労働」づかれ(今オフィス内で引越しやってます)もあり、ゆーっくり目覚めた後、何気なしにTVをつけるとM6というチャンネルでお気に入りだった "Oui, Chef!”という番組(2/6付記事「アトリエ・デ・シェフ」でも紹介)のシェフCyril LIGNAC(シリル・リニヤック)の新番組がこれからはじまるとのこと!?

というわけですっかり眠気もふっとび、即効シャワーをあびてTVの前にスタンバイ〜

番組タイトルは、" Chef, la Recette! "。(la Recette: レシピ)
シリルとBrigade(厨房)の女の子がマルシェに買い出しに行っている場面からはじまりました。場所は15区Conventionの市場。以前、近所で通っていた見慣れたマルシェの風景に、思わず「おー。」

今日のテーマとなる食材をそろえるのですが、魚屋のおじさんとか、スパイス屋のにーちゃんとのやり取りの中に魚の選び方などいろいろなコツが紹介されていてなかなかためになりました。

そして、いよいよ本題スタート。番組は、料理ができない女の子、俳優、営業担当、専業主婦など特に料理は得意じゃないけどトライしたいという一般人6名にシリルが料理を教えるという設定。

キャラメリゼした洋梨と手作りのチョコレートムースにライスクリスピーとミントをトッピングというデザートは、いかにもフランス人が好きそうな一品。フランス人って大人も子供も本当ショコラには目がないんです。職場でもチョコレートの話になると皆すっかり顔ゆるんでたりして(仕事中になぜそうも話題になるのかが??)。

メインは、鯛にクランブルを振りかけグリルしたものとにんじんのピューレ。
鯛のフィレは皮を上にしてグリルするだけで、皮がはがれやすくなる(皮と身の間に水分がでるため)というのは、おみごとーでした。

そしてつけ合わせのにんじんのピューレ。わたしは「シンプルでもやり方と素材次第でおどろくほどおいしくなる」的なものが好きなので、ぜひ今度クリームなしでやってみたいと思ってます。
2008年10月
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