Machinegun talk/ディノ夢
August 08 [Tue], 2006, 10:06
Machinegun talk
「昨日ね、新しい服買ったんだ!すっごいかわいいの」
彼女は俺の隣に座りながら、楽しそうに話す。
「今度ディーノにも見せてあげるね!」
絶える事のないその言葉の渦に巻き込まれる。
「あのねっ、この前研修旅行で水族館行ったの!」
イタリアから日本に来ると、俺が居なかった分の時間に何をしていたか、全て話してくれる。
「イルカショーのイルカがすごく可愛かったの」
ずっと降りかかる、言葉を浴び続けていたい。
「今日、数学の時に宿題に出された所が当たっちゃったんだけど分かんなくて…」
あはは、と笑う彼女を見ながら、俺も笑う。
「でも他の問題ならわかったんだけど、その問題だけわかんなかったの」
これ以上好きになるとヤバイ。イタリアに帰るのが辛くなる。
帰っても寂しくないように。
もっともっと君の事が知りたい。
もっともっと君の事を俺に、俺だけに話して欲しい。
「ねっ、ディー…」
彼女がこっちを向いたその時、腰に手を回し、俺に近づけて抱きしめてキスする。
この時だけは、静かになる。
「な、何‥?」
頬を赤らめる彼女はとても可愛らしくて。
俺はにこっと笑って言う。
「次のデート、何処に行こう?昨日買った服、見せてよ」
君の全ては、俺のもの。
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楽曲を元にして書くの、自分の中での流行りです。楽しい!
ディーノさんがものすごい独占欲強い人に…でもそんな人だと思う。
Thanx!...ポルノグラフィティ『マシンガントーク』