響け言霊

2012年02月19日(日) 22時32分
言葉の合唱コンクールをお手伝いしてきました。主役の子どもたちは、もう一人一人が一生懸命で、それだけで涙が出ます。ほんと、聞かせてあげたい、子どもたちのことばのちからを。
とくに金賞をとったポエム・クローバーの自由課題は、オリジナルの詩で、3.11のニュースから彼、彼女が感じたこと、考えたことを、言葉にしていて。津波の表現を音で表しているのもすごいし、今、自分たちにできること、として、本当の自分たちの言葉で、お父さんやお母さんや周りの人たちへの感謝を語っていて、本当に言葉にちからがあるんです。盲学校の子たちなんですよね。だから余計に音がリアルなのかな。



朗読する力

2012年01月27日(金) 0時55分
Mさんが、またまた情報をくれました。お正月に放送された、松たか子さんが「村上春樹を読む」朗読についての興味深いコラムです。
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/EN/calture/538011.html

私は「かえるくん、東京を救う」「七番目の男」「蜂蜜パイ」の3作品のうち、
前の2つはちゃんと聴いたけど、「蜂蜜パイ」はボケボケ聞いちゃったのですよね。
なんせ、日中はラジオの朗読なんて落ち着いて聞けないから、夜に放送された分を寝床で聴いてたのです。
イヤホンしながら、そんなんなんで、まあ、わりかし、眠りに落ちてたかな。
癒やしボイスなんだもの。でも、前者二つは聴いたし、意外とおもしろかった。お正月っぽくはなかったけど。

で、Mさんがおっしゃってるように、このコラムの執筆者:共同通信編集委員・小山鉄郎氏、
「松たか子さんの朗読の素晴らしさ」を語ってくださっています。

でも、その前に村上春樹さんは朗読で物語を聴くことをこう語ってらっしゃるそうです。
「活字ではなく朗読で聴いているとなぜか、話の流れをあるがまま、鷹揚に受け入れることができる。たぶんその癖のある文体が、活字を目で追うときほど直截な力を持って迫ってこないからだろう」

よく、松さんのことを「棒読み」って評する人がいるけど、
一聴、フラットでありながら、その実、登場人物の存在の確かさが半端じゃない、そこを捉えそこねてるよなあ、っていつも思うのです。
セリフってわかりやすい感情を込めてしゃべる必要なんてないんですよね。
それをした時点で、ものすごく浅薄で一面的なものになってしまう。
人間はもっと複雑だし、自分で自分がわかってなかったりする。
受け取り手も多様だし、同じ人物の同じ行動を見ていても、違う解釈をしている。

小山さんは、村上さんの思考法を「村上春樹のブーメラン的思考」と言われてるのですが、
「つまり、問題を相手に対する問題として捉えるだけでなく、その問題を自分の問題として捉え直して、常に二重に考えを進めていく、という思考法です。相手に向かって投げた問題がぐるっと回って、最後に自分の問題として問われる。」
この文章を読んで、ブレヒトの異化効果の感情移入させすぎない感じに似てるなと思いました。
このコラム本文は、そういったことを言いたいわけではないんですけどね。

この記事には、松さん自身がこの朗読について語った言葉が記されてました。
「距離感があまり遠くになりすぎないように、上から目線になるわけでもないし、へりくだるわけでもなく、すごく力の抜けた視線で読めたらと思いました。うねりというのか、お話がたんたんとして進んでいるようで、いきなり展開したりするようなところが、今回の3作には、皆あるので、話のうねりみたいなものは意識しながら、読めたらいいなと思っています」

彼女の凄いところって、俯瞰してる自分がいるところなんじゃないのかな。と、そんなことも思いました。

松さんの言葉は、もうひとつ載ってたので、気になる方は、小山さんの記事をちゃんと読んでね。

ラジオもお忘れなく

2012年01月01日(日) 18時46分
松たか子さんが朗読するNHKラジオ第2放送の特集 村上春樹を読む」。2〜3日は10:00〜、4〜5日は9:45〜。今日のは聞き逃しましたが、再放送が今夜22:25からあるのだとか。ネットでもたぶん聴けると思います。
http://www.nhk.or.jp/r2/special/index.html

彼女にできること

2011年12月29日(木) 6時29分
犬さまが松たか子さんの朗読の仕事を教えてくれました。NHKラジオにて村上春樹の短編3作品の朗読。3.11を考える仕事に松さん、お正月から取り組んでます。
http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=11w27920120101

思いがあるから言葉が生きる

2011年12月28日(水) 0時35分
たとえば、「坂の上の雲」最終話。松たか子演じる多美さんが死の床にある好古さんの「奉天へ」に答えて、「あなた馬から落ちてはいけませんよ」と言って一滴の涙を落とします。

ことばは、「あなた馬から落ちてはいけませんよ」。
だけど、そこに含まれる思いは決して一言で片付けられるようなものではない。
その思いを感じられるから私たちは、ことばに感動する。

ことばは、それを発する人そのものを受け入れて見つめることでしか、
伝わらない気がします。

うまくいえないけれど、ことばが先にあるのではなく、思いが先にある。
思いが感じられるから言葉が生きる、のだと。

だから、相手に思いを感じてもらえるように表現しなければ、言葉は生きないのです。

Mさんのコメントを読んでいて、そんなこんなを思いました。

「何か」に

2011年10月03日(月) 23時16分
Mさんが紹介してくれました。『光になった馬』という本の帯に寄せられた松たか子さんの言葉

新しい「何か」を発見することは素晴らしい。でも、はじめからそこにある「何か」に気付くことは、もっと尊いことなのかもしれない。
http://bukure.shufunotomo.co.jp/reading/?p=12575

彼女が思ったこととはちょっと違うとは思うのですが、
つい先日、景観形成の話をした時に、
いまは「まちづくり」から、「まちづかい」や「まち育て」に言葉が変わってきているという話をしました。

新しく「つくる」のではなくて、時代を経て培われてきたものをちゃんと見直して、
尊重して「使う」、さらなる未来のために「育てる」。
そういう発想に変わってきているのですよね。
たかちゃんの言葉を読んで、そうそうと思ったのでした。

地球を選んだとしたら

2011年05月01日(日) 10時09分
「黄金の魚」では、数日前に引用したところだけでなく、この言葉も印象深いです。
「いのちはいのちをいけにえとして ひかりかがやく しあわせはふしあわせをやしないとして はなひらく」

綺麗事じゃない、強さ、太さを感じさせますよね。
生きることの「覚悟」です。

ことばを確認するために、
もう一度、kizuna311の「黄金の魚」の朗読を見たのですが、
その次に表れた動画がコレ。
http://www.youtube.com/watch?v=00DWrgaBPO0&NR=1

なつかしの「21世紀の君たちへ〜A Song For Children」
10年前の紅白のときの歌。
作曲はスティービー・ワンダー、作詞はさだまさし。
音はかなり悪いですが、
ほんの少しだけど、松さんのソロの声も聴けます。

ひとりひとり 地球(ほし)を選んで♪

地球で生きることを選んだとしたら、無意識だな。
でも、ここで生きるしかない、覚悟が必要なのでしょう。

「KOTTOICHI 2」

2011年04月29日(金) 17時09分
週刊新潮の「骨董市」見ました。4月1日だったかな、「町田の骨董市で松たか子を見た」って情報があったのですが、これだったのですね。民族風が少し入った衣裳に、でっかいアクセサリーであまり見慣れないなあ、って思ってたら、「えっ、これ松さんですか?雰囲気が違う」って、S様がパン祭りのシール台紙と見比べてました。

これはKAPITALの「KOTTOICHI 2」という企画だったんですね。
衣裳はもちろんKAPITAL。コーディネートもKAPITALのデザイナー平田和宏。
松さんのKAPITAL好きは有名で、コンサートグッズでもコラボしてますよね。
なのに、雑誌では、なんか、いつもと違う松たか子です。

KAPITALのサイトに雑誌よりも詳しく写真もいっぱいのレポがありました。
http://kapital-global.jp/jp/
http://kapital-global.jp/jp/project-list/kottoichi-2/

こちらのサイトの松さんは、はじめての骨董市に目を輝かして楽しんでいる感じです。
カメラも持参して、彼女が撮ったという写真は、やっぱりな、、、桃太郎。
なんか彼女のアンテナにひっかかるものは独特です。

シンプルで深い言葉

2011年04月28日(木) 22時58分
松さんのkizuna311朗読「黄金の魚」ですが、j-waveのクリスさんのサイトで、松さんがこれを選んだ理由が語られてました。
http://www.j-wave.co.jp/blog/curious/reading_with_love_kizuna311/

松さんはこの詩が好きで、以前から何度も紹介してくれていますが、
前に紹介してくれたときとも、また受け取るものが変わってる気がしますね。
年齢とともに感じることが変わるってだけじゃなくて、
そのときの自分自身、そのときのとり巻く世界、社会によっても
感じ方が変わる、変わるっていうか、プラスされていく感じがしますね。

とにかく、シンプルで深い言葉だと思います。
 「どんなよろこびのふかいうみにも
 ひとつぶのなみだが
 とけていないということはない」

kizuna311からの発進!

2011年04月23日(土) 23時48分
Mさんからの数日前の情報なのですが、記事にあげときます。kizuna311の朗読、サイトに順次アップされているのです。松たか子さんの「黄金の魚」はまだですけど、いろんな方の朗読が聴けるので、ぜひ聴いてみてください。

「ことばのちから」でも、被災地に放送できるようにパッケージしたことばたちをコミュニティFMとかに届けたいね、って話が出てたのですが、kizuna311のサイトでは、下記のように「無償で提供します」と案内がありました。あちこちで実践されてるのですね。コミュニティFMも20近く立ちあがったそうです。大手メディアだけが情報発信者じゃない、むしろ小さなスケールの方が届きやすい場合もあるんですよね。

【メディアの皆様へ】本サイトのすべての映像・音声コンテンツは、原則として無償でご提供し、再頒布していただく事を目的としています。特に、被災地近郊や被災者受け入れ市町村に届けられる、ローカルテレビ・ラジオ局・コミュニティ放送を運営されているみなさま、詳しくはこちらをご覧ください。

http://kizuna311.com/
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