ワーク・ライフ・バランス:わが社の場合 マツダ 

February 03 [Wed], 2010, 16:08
 マツダは08年8月、全社員2万5000人を対象に月間の所定勤務時間の25%の範囲内での在宅勤務制度を新設した。上司に申請し、認められれば目的は問わないなど柔軟性が高いのが特徴。当初は育児や介護目的での利用を想定していたが、「海外出張の前に午前中、自宅でプレゼンのための資料を作りたい」など利用目的はさまざまで、これまでに67人が利用した。

 男性の利用が8割を超え、30〜40代の中堅社員が多い。所定時間の範囲内なら1日1時間〜丸1日の在宅勤務が可能で選択肢も幅広い。制度利用を電話で上司に伝え、取得後に申請手続きを行うこともできる。「ひっきりなしに掛かる電話対応に追われずに仕事に集中できた」などと利用者の反応は上々だ。

 マツダは自動車業界の中で先進的に、ワーク・ライフ・バランスに取り組み始めた。社員が制度を利用しつつ育児や介護と仕事を両立させ、能力を最大限発揮することが競争力向上につながると考えるからだ。99年には「総合職」「一般職」の区分をなくし、00年には始業や終業時刻を自由に決めて働くフレックスタイム制度を導入。02年には業界で初めて、事業所内に託児施設を設置した。

 育児に携わる社員が利用できる短時間勤務制度は、子供の対象年齢を育児・介護休業法の規定を大幅に上回る「小学校卒業まで」に拡大。女性社員の結婚・出産退職率は01年の3割から1割を切るまでに下がった。

 障害者や再雇用者など多様な人材が同じ職場に混在する。人事・労務グループの豊田裕三マネジャーは「付加価値の高い製品づくりにはさまざまな視点が欠かせない」と話している。
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