最終 

2006年03月12日(日) 2時06分


最終章

屋敷を逃げ出して外に出たところで 容易く捕まってしまった。
ゆきこにはもの凄く甘くて心配性でも やはり男だ。
女1人を逃がすわけがなかった。
 
人目がないからと云って
何もこんなところで確かめなくても良いものを。
青天の下 衣服を剥がれて
恥かしさのあまり眼を潤ませていることに 薬売りの男は気づいてあげられない。
 
「青くなっている」
  
肩甲骨の下方辺りにある痣。

「痕には残りはしない」

と安心して顔を上げて漸く
しょげている瞳と眼が合った。
 
「ど どうした?」
 
「‥‥、」
 
「! すまない!!」
  
ここが野外だとやっと気づき
わたわた 周囲に誰か居ないか見渡す。
 
「誰にも見られていない!そんな顔するな?」
  
そうあやすものの。
 
「いやですって云ったのに‥」
 
「ゆきこの いやだ、は本当にいやなのかわからない」
 
「本当にいやでしたの!恥かしい!」
 
「恥かしいか?」
  
ゆきこは必死で文句を云うが
 
「可愛らしい‥」
  
結果 薬売りの男を煽ることになる。
直しかけた衣服に再び手がかけられる。 
 
「少しくらい休んでいっても構わないだろ」
         ・
         ・
         ・
腕の中でぐったり伏せているゆきこを見遣る。
意識が戻れば野外で事に及んだことを怒るに違いない。滅多に怒らない人こそ怒るととんでもなく怖いものだ。
 
「まぁ泣かれるよりはマシだな‥」

大詰め

続き 

2006年03月12日(日) 2時04分


第2章

昨夜 家を訪れても留守だったゆきこの様子が気になって
薬売りは翌日早々にゆきこの屋敷に足を向けた。
  
「あ 薬売りさん!」
  
大門の前で出くわしたのはゆきこの下部 。
 
「ゆきこ様をお呼びしましょうか?」
 
「ああ、頼む。」
   ・
   ・
   ・ 
有無を云わさぬ勢い。
仕事の邪魔になるだろうし 遠くから姿を見るだけで良かったのだが暫くすると作業服姿のゆきこが現れて。
 
薬売りさーん
 
こちらに手を振っている。
片手を軽く挙げて応え 歩み寄る。
 
「‥‥足 出して‥」
 
???
 
開口一番 思い切り不満げに呟かれ
ゆきこはオロオロと。
 
あの あんまり‥
 
見ないで と云いかけた時。
 
「ゆきこ! どうしたんだ! その傷は。」
 
腿や膝の辺りにある切り傷に気づいた。
何でもありません とゆきこは云うが何でもないでは片付けられない薬売りの男。
元気だということをアピールしても傷の経緯を聞きたがるので仕方ない。 
 
昨晩あったことを話す。
確かに女は非力。
けれど一般人、それが男でも、何人居ようが 負ける程弱くはなく。
 
 
「それで…蹴散らしたのですが…その後‥」
 
「その後?」
 
「崖の傍まで来てたことに気づかなくて‥」
 
「‥落ちたのか?」
  
頷くゆきこ。
よく見れば手首にもアザ。
 
「他に怪我は?」
 
「右肩 ちょっと打ったのですが‥」
 
「なに!? 見せてみろ」
 
「い いやです!」
 
「見せられないほど 酷い怪我なのか?」
 
「違います!…恥かし…」
 
「何を 今更」
 
静かな攻防戦が始まる。

続く

妄想第一弾!! 

2006年03月12日(日) 1時59分
では、理想=妄想?を書きつづりました!!

CAST  薬売りの男  タムラユキコ  

第一章

「姉ちゃん 一緒に遊ぼうぜ」
 
不意に呼び止められてゆきこは困った顔をして断りテテテと逃げる。
今ので4人目。
 
遊郭が近いからだ‥ 
 
遊ぼうやら買うやら声をかけられて 一気に疲れてしまう。
 
(早く屋敷に戻らなくては) 
 
「なあ」
 
問答無用に手首を掴まれ引っ張られる。
振り返れば 自分をじっとりと舐めるように見る男が1人。
強引‥と眉を顰めるも 声を荒げることは元々出来ず。
 
「なあ 一晩相手してくんない?」
 
ふるふると顔を横に振る。
それでも手を離してくれない男に
力で自己防衛しても責められることはないはず‥と考えていると。
 
「いいだろ? 俺達優しいぜ?」
 
‥俺達?と首を傾げる。
次の瞬間 建物の陰から男が5,6人。
ぞろぞろと周りを取り囲んだ。



     続く
     

初! 

2006年03月12日(日) 1時57分
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