【舞台観劇感想】G/9-Project 春の公演『風呂場港〜愛ゆえに集う〜』

February 10 [Wed], 2016, 22:51
G/9-Project 春の公演『風呂場港〜愛ゆえに集う〜』作・演出:仲尾玲二さん
http://magcul.net/event/iwasaki-20160210/

2/10(水)19:00の初日、観劇してきました。

はじめに、私は過去に舞台役者をしていたということもあり、
舞台に関しては、ウソや誇張、おべっかは使いたくない主義です。

だもんで、たとえファンだろうが何だろうが、お世辞は絶対に言わないし
良いものは良い、悪いもんは悪い、と自分の中で評価基準は明確です。

その点、あらかじめ、ご了承願います。読む人の、自己責任で。


★★ ★★


ネタばれしないように感想書くのは非常に難しい作品ですが。。

感想を一言で現すと、「初々しい(ういういしい)」

初めて舞台に立ったときの、あの、何とも甘酸っぱい感覚を思い出しました。

はっきり言ってしまうと、万人にはお勧め出来ません。
ある程度、暖かい心と細かいことには目をつむる寛容さは必須。

【良かった点】
@主役のミナト役を熱演した、山口夏菜さん…
 演技に関しては、上手くはないです正直。
 が、冒頭は大丈夫かよ、、と心配になる熱量、台詞のヨタヨタ感でしたが、
 中盤位からエンジンが掛かった印象を受け、終盤では
 集中して役に入り込めて、ノっているのがこちらにも伝わりました。
 スロースターターさんかもしれません。
 ネタばれになるので書けませんが、中盤位から、主人公のトラウマに
 関わる部分が出て来て、感情の波、揺らぎが出て来て、
 人間臭さが内面から醸し出されてきてからの演技には、引き込まれました。

 終盤の長台詞、ここで2500円の価値は、あったかな、と。
 この作品は、良くも悪くも、主人公の演技に作品の評価が掛かっています。
 周りがどんなに頑張ってフォローしようが、この長セリフで尻すぼみしてしまうと
 作品が台無しになる。とても、責任重大。
 それだけに、大役を見事にこなされたかな、と。

 正直、舞台終わりに役者と面会するの、あんまり好きじゃない、っていう。
 役と違いますからね。。 余韻に浸って帰りたい(笑)

 ただまぁ、自分も舞台役者の経験があるので。
 舞台終わりの、お客様からの、何気ない一言に、どれだけ救われるか。
 報われるか。 それを痛いほど良く分かっているので、声を掛けさせて頂きました。

 まだまだ、これからの女優さんだと思います。
 真っすぐ、直向き(ひたむき)に、女優道を突き進んで頂きたいな、と。

 あ、そういえば。しらすさんのTwitterから、私、団長の存在を
 御存知でした。。 嗚呼、恥ずかしい(赤面)
 団長「さん」付け、しないで下さいませませ←

A作品全体から醸し出される、良い人感…
 これは正直、評価の分かれるとこだと感じました。
 形上、悪役? みたいな存在は、いるっちゃーいますけど。
 扱う題材としては、結構重たいこと扱っている割に、
 その毒というか、観る人を傷付ける感じが全くない作品。
 おそらくですけど、出演者も創り手も、みーんな、良い人。

 それだけに、まぁ、ワサビがのってない お寿司を食べているような
 物足りなさも、感じるっちゃー感じますけど。。

 初舞台の役者もいたりと、全体的に、質としては、決して高くない。
 そこを、観る側が、どう感じるか。
 私としては、この手の作品を「楽しむ観かた」は心得ているので。
 楽しめたし、保護者のような気分で、心の中で応援していましたけども。

B今回の目当て、白浜海未さん(しらすちゃん)…
 演技に関しては、主人公ミナトの幼少時代の、まっすぐキラキラ純粋な感じは、
 とても良く表現されていた、と感じます。
 全然違和感ないとかさぁ。。 凄いね(笑)

 全体的に、サブ役やエキストラ的なの含めて、他の共演者の足を、
 絶対に引っ張らない女優だな、という印象。さすが、芸歴長いだけはあります。

 この女優さん目当てで舞台観に行きたい!
 って人ではないかな。少なくとも、私は。
 キャスティングする側からしたら、重宝する存在だと思います←何様。すみません。。

 唄は、うーん、、印象に残らなかったな。。
 「eternal wind」が神曲過ぎてさぁ。ソロでしっとり聴かせる系を、
 つい最近、日暮里プロモボックスさんで聴いてきたばかりだから。
 あれと較べてしまうよね。全然、比較にならない。
 こんなもんじゃないよ、しらすちゃんの唄は。って感じてしまった。。


【課題と感じた点】
@脚本の作り込み…
 過去3回も上演した、再演作品なのに、脚本の作り込みが甘いと感じた。
 別に非現実的なことが起きても、舞台だし、それは全然問題ないです。
 それより、このシーン、このセリフ、この役のこの動き、必要なの?
 削れますよね?? って部分が多過ぎる印象を受けました。

 役者が未熟で、舞台上でウロウロしちゃうのは、まぁ、大目に見れますけど。
 そういうことではなく、舞台を観終わった後で、振り返ったときに、
 意味があったなと感じられる部分が半分位、だったかな。

 観る人の想像に委ねて良い部分と、作品として、きっちり描かないといけない
 シーンは明確にして欲しいです。
 ネタばれになるから書けませんけど、ラスト間際の、お母さんの
 「ある行為」に関しては、結構、私、怒りを覚えたので。
 もっと時間を割いて、観る側への慎重で細やかな配慮が必要では? と。
 あれ、人によっては、トラウマ誘発されちゃいますよ。不用意な演出と感じた。

 全体的に、準備不足、作り込み不足な印象。
 テーマ、主題に関しても、本筋は1つですけど、
 サブテーマを詰め込み過ぎている感じがしました。
 全体的に、整理されてなくて雑然とした、ゴッチャゴチャしたイメージ。
 長セリフの多投は、古典作品でもない限り、伝える側の未熟さを露呈します。

 叫ぶだけでは、学生演劇、学芸会です。
 2500円だから、かなり甘めに書いてますけど。。

Aシーン毎の、役者の起用方法に関して…
 笑わせようとしてる場面で、未熟な役者が、一生懸命頑張って演じることに
 関しては、ときにそれが、意図せぬ笑いになったりして、まぁ、
 目くじら立てることでもないかなぁ、とは思います。が。

 シリアスな場面で、泣かせようとしたり、観客の心を震わせようとするなら。
 未熟な役者は、舞台に立たせてはいけない。残酷なこと、敢えて言いますけど。

 特に、後半。主人公が熱演してるときに、未熟な役者が、ただそこに
 立っているだけで、主人公の足を、可哀想なこと言いますけど、
 引っ張ってしまう。何度か、観劇中に天を仰いでしまった。。
 泣かせようとしてる場面で、客席から笑いが起きてた、っていうね。。

 身内しか観ない、学芸会なら問題ないですけど。
 チケット代取ってるんですよね? 泣かせる場面は、きっちり泣かせて下さい。
 これは、初心者の役者は責められない。起用した側の責任。
 立ち稽古の時点で、残酷ですけど、バッサリ斬り捨てないと、ダメ。

B役者の未熟さ…
 誰とは、敢えて書きませんけど。。
 初心者の未熟さとは、また別に。
 自分の演技に「酔って」いるナルシスト感を、観客に悟られてしまうのは、
 プロの役者だったら、問題だと感じます。

 私も、底辺とはいえ、舞台役者やってたので。
 泣きの芝居中に、心の中で、
 『下手(しもて)の後ろから2番目、マスクしてる、そこのお前!
 コンコン五月蠅ぇんだよ!! 他のお客様に迷惑だろボケ!!!(怒)』
 って内心イライラしながら泣き崩れる演技を出来るのが、役者ってイキモノですハイ

 ですからまぁ、テメェの演技に酔っちゃう役者の心理は理解していますし、
 それを否定する気はありません。
 けどねぇ。 それを悟らせちゃ、ダメ。未熟。めっさ鼻についた。。
 セリフが入ってこないんだよ…orz


★★ ★★


長文、失礼致しました。

しらすちゃんが出演していなかったら、絶対に観に行ってないと思うので。
観に行って、良かったです。私自身も、初心に帰って、
芝居を観劇しに行く意味や意義を、良い意味で考えさせられたので。。

これだから、舞台観劇は、やめられない。
地下アイドルの対バンでは、こんなこと、絶対に考えないもんね。。
もちろん、それぞれの良さは知っていますし、disってはいないですよ。
私個人の、優先度の話です単純に。ではでは。

出逢いに、感謝。
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