「いちばん」
私には縁のない言葉だと思っている。
テストでは何回も1番になったことがあるけれど、
正直それが何になるわけでもない。
勝手にライバルと思われたり、
才能の一言で片付けられたり、
それらはあくまで「まりゅ」にではなく
「いちばん」に対しての反応なのだから。
そうしていつの間にか、
1番になりそうになると自然に手を抜くようになった。
自分にとって意味があるのは
「いちばん」ではなく「まりゅであること」
いかに<自分>の味を表現するかであって
目立つということではない。
勉強ではない別の部分で認めてもらいたかった。
だから私は馬鹿になった。
世界はいつしか数字のみに変化するだろう。
それでも、
誰もが互いを認め合える世界であって欲しいと願う。
目に見える結果や数字だけでなく
内に秘めるそれを隠さずにいられるような
形にならないそれを大切にできるような
優しい心たちを育める世界とならんことを。
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