月に二度も帰宅したのは初めてざます。
今回は1月にお誕生日を迎える新妻なお嬢様のお伴でのお屋敷でした。
誕生月に帰宅すると、お屋敷からプレゼントを頂けたり、おめでとうございますコールをして頂けたりと、非日常さに磨きがかかるのです。
ご案内は偶然にも先日に続きT尾執事。給仕はH坂フットマン。H坂さんの第一印象は・・・眉毛細っっ!!だったんですが、意外にも(失礼)にこやかで気さくな方でした。
さて折角のお誕生日。がっつりお世話して頂こうとお皿3段のアフタヌーンティーセットを。ヤらしゅうございますか?いえいえ時間にも限りがあります故ね。どう楽しもうか色々算段致しませんとね(をい)。
プラス、前々から気になっていた、液体窒素を使って作るシャーベットをお嬢様にプレゼントさせて頂きました。まあ自分も体験してみたかったからなんすけど。
ある程度帰宅を重ねると、ティーカップを指定できるようになります。
「どちらのカップになさいますか?」
『H坂さんのセレクトでお願いします』
「お嬢様(私)は如何なさいますか?」
『では彼女と同じ銘柄のものを・・・』
ええ、ええ、似非お嬢様です。てゆーか洋食器に造詣の深くない只のおばはんです。
運ばれてきたのはウエッジウッド。彼女にはワイルドストロベリー(をお、これは聞いた事も見た事もあるぞ)が、あたくしにはスウィートプラムが(こちらの柄は存じませなんだ)。お茶はそれぞれ、自分の誕生月のバースデーティーを。
そしてお食事を楽しみ始めて程なく、T尾執事がH坂フットマンとK田フットマンを従えてやって参りました。
おめでとうございますお嬢様。こちらは当家からの贈り物でございます。これからもお嬢様がお健やかでありますように・・・おめでとうございますおめでとうございます。
T尾執事の素敵な声がお屋敷中に響き渡り、他のテーブルのお嬢様方からも嵐の様な拍手が嗚呼。
K田フットマンはお笑い系・・・と言ったら失礼でしょうか、なかなか面白い方でした。
お嬢様、こちらのスコーンは両手でスコーーンと割ってお召し上がり下さいませ。
はっはいww みたいな。
そして終盤、シャーベットのイベントがやって参りました。抹茶か蜜柑のセレクトでしたが、お嬢様は抹茶をお選びに。
ワゴンには寸胴的な銀器(いや、銀じゃないかもしれんけどそう思った方が素敵)と抹茶色のクリーミーな液体が入ったガラス器、液体窒素が入った保温マグ的な銀器(銀じゃないかも以下略)、そして泡だて器。
先ず寸胴に抹茶シャーベットの元となる液体を注ぎます。右手に泡だて器、左手に液体窒素の容器を持ったH坂さん。液体窒素を少しずつ寸胴に注ぎながら泡だて器で手早くシャカシャカします。もうもうと出る白煙、シャカシャカとお屋敷中に響き渡る音。派手です。以前テレビで見た、クレープシュゼットに火を付けるイベントくらい派手です。
出来あがったシャーベットをガラス器に移し、こし餡を添えてさあ召し上がれ。非常に溶けやすいのでお早めにどうぞと注意を促され、ではと一口。
なんじゃこりゃあああああああああああああ
なんという口どけの良さ。スプーンを口に運んだ瞬間になくなる的な?初めての体験にお嬢様共々くらくらしてしまいました。軽い軽い。そして冷たさをあまり感じない。ぽいぽい口に運んでもキーーーンてならないよ。
すげえ。なんかすげえ。抹茶だからクリーミーなのかな。蜜柑だったらもっとシャクシャクしてんのかな。きっ気になる。しかしお屋敷のメニューは月替わり。蜜柑シャーベットだけ食いに今月もう一回は無理ーーー。つーかそもそもサイドメニューだけで頂く事は出来ないし。
あっちゅうまに完食。そしてもともとのデザートプレートもきれいに頂いて、お茶を飲みつつ暫しまったり。
そしてお出掛けの時間がやって参りました。
本日はおめでとうございましたお嬢様。またのご帰宅をお待ちしております。それでは気を付けて行ってらっしゃいませ行ってらっしゃいませ・・・
ああ下界はやはり眩しゅうございます。馬車を探せどいるはずもなく。
夢から覚めたあたくし達は新宿でお買い物をして別れ、その後私は自宅近くのスーパーで生姜とレンコンを買って帰りました。
嗚呼なんという現実。
因みに。
お屋敷予約の際に呼ばれ方のセレクトにチェックを入れるんですが(お嬢様or奥さま)、奥様にチェック入れても一括でお嬢様呼びしてくれるっぽいです。まあ、嫁いだとしても生家に戻れば屋敷の使用人はお嬢様て呼ぶもんね。
というわけで気恥ずかしさを感じつつも堂々とお嬢様よばわりされましょうぞと誓いました(をい)。
執事喫茶 Swallowtail
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