『BOY A』

October 22 [Wed], 2008, 1:39
'08.10.17 『BOY A』(試写会)@シネカノン試写室

『グーグーだって猫である』を見に行った時、予告を見て気になった。シネトレさんからブロガー試写会のお知らせを頂き早速申し込み。見事当選した。

「ジャック・バリッジは少年時代ある犯罪を犯し更正施設に入所していた。24歳になった彼は名前や過去を変え社会に出る。真面目に働き、親友もでき、心から愛する女性にも巡り会えたのだが…」という話。これは重い。映画自体はわりと淡々と描いているけれど、題材自体が重過ぎて気軽に感想を書けそうにない。自分の中のあまり触れたくない部分にも触れることになる気がする。

事前に「彼の過去については明かさないように」と言われている。見る前はそんなの何となく分かってしまうだろうと思っていたけど、見終わってみてその真意が分かった。単にネタバレを怖れてのことではなかったのだ。衝撃を受けるのは"彼の過去"ではないから。これを書いてしまっていいのか悩むけれど、衝撃は全てを知った後、自分の中に沸き上がった感情とか、自問自答した時の答えに対して。この問題提起に対してはどんな回答も正解じゃない気がする。世の中全部に正解なんてあってないようなものだけれど、そういうのとも違う。

冒頭、出所するにあたりソーシャルワーカーのテリーと面会しているシーンから始まる。名前や過去を変えて別人として新たな門出を祝ってテリーからスニーカーを貰うジャック。何て言えばいいのか分からないと戸惑う彼に「ありがとうと言えばいい」と答えるテリー。はにかみながらお礼を言った後、意を決したように立ち上がり、テリーを不器用にハグするジャック。このシーンがジャックとなった青年を物語っている。素直だけれど、感情表現が下手、思慮深いが故に答えを出すのに時間がかかる、そして繊細で傷つきやすい。だから人に受け入れてもらえるのか不安で、自分から踏み出すことを怖れている。と書くとたいていの人が1つや2つは自分に当てはまることはある気がする。そして、それは決して悪いことではない。そもそも人間なんて欠点があって当たり前なのだから、仮にジャックのそういう部分が欠点であったとしても、彼を責めたり嫌ったりするのはおかしい。だけど、相手もまた欠点を抱えた人間であるが故、彼のこういう性質がいじめの対象になってしまうかもしれないと思ったりする。と同時に彼が長い間、隔離された状態にあったことがその会話から伝わってくる。

地方の都市で下宿をし、運送会社で働き始める。素直で真面目に働くジャックは職場でも受け入れられ、親友もできる。事務係のミシェルという恋人もできた。そんなジャックの日常と、事件を起こしたと思われる少年の頃の映像が交互に描かれる。あまり詳しく語られないけど末期ガンで病床にある母親に甘えたくても甘えられず、学校の勉強にも身が入らないジャックは教師からもダメな生徒として扱われているよう。誰も彼の声に耳を傾けようとしていない。まして感情表現の下手な、もしくは感情を抑えることに慣れてしまった彼の心まで見ようとしている人などいないようだ。本当は親なり、教師なりがケアしてあげなければならない問題だと思うけれど、残念ながら皆が親や教師に向いているわけではない。彼に初めて自分から近づいて来てくれたフィリップ。彼もまた辛い日常を生きている。自分を守るためにフィリップは攻撃的になっている。そんな彼にジャックは強さを見たのかもしれない。でも、それは強さではない。

ジャックの運命を変えたのは3人。フィリップとソーシャルワーカーのテリー、そしてジャック本人。テリーは愛情と自信に満ちた態度でジャックを導く。ジャックも彼を信頼している。でも、テリーは家庭に問題を抱えている。離婚した妻が引き取った息子は、自身も結婚に失敗し行き場を失くしテリーの元に転がり込み、引きこもり状態。彼が熱心にジャックの力になろうとしているのは、もちろんジャックへの愛情もあるけれど"仕事"にやりがいを感じているから。それが彼の存在証明でもある。だから仕事というフィルターを通さない実の息子との関係は上手く結べない。だからこそ余計ジャックの指導に熱が入ってるのかもしれない。テリーは直接的にジャックの運命を好転させ、間接的に突き落とすことになる。

テリー役のピーター・ミュランがいい。ジャックに対しては言える優しい言葉や厳しい助言も、実の息子に対しては言えない感じがいい。ジャックに対しては仕事フィルターを通して少し自分を演出できるけど、素の自分として対峙することに戸惑いと畏れを感じているのが分かる。それはやっぱり息子に受け入れてほしいからだし、そしてそのことに自信がないから。だから"いい父親"を演じてしまう。でもそれは逃げ。彼の息子はダメだし、甘えるなと思うけれど、逃げられていることに対して苛立つ気持ちは分かる。もちろんテリーは偽善者ではないし、ダメな人でもない。彼がジャックに対してしたことは心からの事だと思うし、つかの間でも彼を救った事も事実。それだけに辛い。テリーに対して苛立ったりせず、そういうやるせなさを感じられたのはピーター・ミュランのおかげ。

ジャックのアンドリュー・ガーフィールドが素晴らしい。人生の半分を世の中から隔離されていたため、日常のあらゆる事に驚きと戸惑いを感じている。それはもちろんそうなので、そう演じるのは当然。でも、それだけではなくて"少年のままである"というのがスゴイ! 少年期を演じる少年とアンドリュー・ガーフィールドは似ていない。それは伏線ではあるのだけど、でもジャックはあの少年の頃のまま純粋で傷つきやすい人物である感じが伝わってくる。ミシェルとの初めての夜、普通の幸せに涙する姿は切ない。彼がミシェルに執着していくのは初めて感じる幸せであり、生きている実感だったからかも。そして、そののめり込み方も少年ぽさを表している。決断に時間がかかる感じに少しイラッとするけれど、それが重い過去を背負っているが故の慎重さだったり、彼の不幸の原因の一端であることを表現しているならば、それすら見事。ジャックは事件を起こしたけれど"悪"だったことは一度もない。いくら"生まれ変わった"とはいえ、元々"悪"だったのであれば、あれほど苦悩はしないだろう。だけど、ある一瞬、ある一線を越えた。その瞬間を彼と共に悔やんでしまう。それはアンドリュー・ガーフィールドの演技と、かれの繊細な佇まいによるもの。

映像が良かった。現在ジャックが暮らす街の暗い感じもいいし、少年時代のロンドン郊外の街がいい。石造りの古い住宅街には意外に自然が残っている。辛い現実を生きるジャックとフィリップが学校をサボって自然の中で遊ぶ気持ちは分かる。その遊びには少し危険信号が出てはいるけれど・・・。少年時代のシーンには大人はほとんど出てこない。出てきても顔は見せない。むしろ2人きりのシーンばかり。2人の孤独感が伝わる。実の父親の顔が映されないのは、彼が親に捨てられたことを表しているのだろうし、代わりにテリーのアップを多用しているのは、彼が父性を体現しているからかもしれない。対して、現在彼が暮らす街には人は大勢いるし顔も見えている。でも、みな無関心なので顔がないも同じ。ジャックが人との関わりを求めた時には得られず、触れて欲しくない時には踏み込まれるというのは何とも皮肉。

問題提起としてタブー視されるような題材を選び、あえて人の暗部を描いたことはすごいと思うけれど、正直この問いかけは辛い。もう少し逃げ道を作ってくれないと。こうして感想を書いているけれど、現段階でも問いかけに対する明確な答えは出せない。どんな答えも人として間違っている気がする。あの瞬間をなかったことにしたいのはジャックだけじゃない。彼の良い面だけを見ればやり直しをさせてあげたい気もするけれど、では自分がミシェルや友人クリスの立場だったら?と考えると・・・。難しい・・・。

ラスト、ジャックは海辺の街に辿り着く。保養地と思われる海に突き出たデッキを歩くジャックには背後の観覧車のある楽しげな風景も見えてはいない。このシーンは切ない。してしまった事の責任、罪のつぐない、人が生きていくことの現実・・・。いろいろ考えさせられた。ジャックが命を救った少女からの手紙が唯一の救い。それこそ彼がこの世に生まれてきた意味があったことの証。でも、彼が存在しなければ起きなかった悲劇もある。

身近に起こりうる題材。あの神戸の少年も世に出ている。どこかで彼を受入れている人達が日本にもいる。そう考えるとますます重い・・・。決して遠くの国の話ではない。だから辛い。手放しでオススメできるタイプの映画ではないけれど、淡々と描き出されたジャックの人生には考えさせられることは多い。少年のあの頃、たとえ彼を罵倒するのだとしても真剣に向き合ってくれる人がいたら、あんな事にはならなかったのかも。昨晩BSで放送されていたドキュメンタリーで、バレエ学校の老女性教師に罵倒されながらも、事件当時のジャックと同じ年頃の生徒達が、バレエを踊りたい一心で切磋琢磨している姿を見て、ますます考え込んでしまった。

なんだかまとまらなくて中途半端な感想になってしまった。でも、これが精一杯(涙)



(c)THE WEINSTEIN COMPANY ,FILMFOUR CUBA PICTURES

★11月、渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー

『BOY A』Official site
  • URL:http://yaplog.jp/maru-a-gogo/archive/596
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“赦す”ことと“受け入れる”ことの違いをみつめて。
最後に掲げられた問いに、力強く答えを返すことができるだろうか。
常識や倫理ではなく、ましてや偽善や欺瞞などでもなく。


『Boy A』
2007年/イギリス/107min
監督:ジョン・クローリー
出演:アンドリュー・ガー
シネマな時間に考察を。  April 02 [Fri], 2010, 21:27
この映画はココロがずたずたになっていく若者を描いた映画。少年A(少年期に犯罪、しかも殺人)を犯した者が社会に復帰する姿を描き、この青年はある年輩の男性の手ほどきにより、名前を変えて社会に出て別人として生きていく。この映画は凶悪少年犯罪の処罰うんぬんとか本当に残酷すぎる少年の復帰はどうしたものか、という極端な事例として描かれていないため、むしろそこの部分の賛否を薄められつつも、しかしそのため違和感なく青年のココロに寄り添える。その意味では状況が選択されたもので極端な作品ではない。少年時代の家庭環境が彼に及ぼした影響の描写や共犯の少年の行動の方が凶暴でそれに追従する人間で弱い子供だったことが描かれていったりして、やった事は凶悪として同情の余地ありと観客に思わせるのは、結局、主人公の繊細さが少年時代から出所した後も連綿と繋がっている事をきちんと示している。そう、青年は繊細で、そうであるからこそ更正しており、かつ、社会に出てからも単に自分の身がばれるというより、本当のことを伏せて生きていく辛さに押しつぶされそうになる。しかしそういうココロに反するように、或いは本来そうであるべきように、仕事仲...
しぇんて的風来坊ブログ  October 25 [Sun], 2009, 23:03
重く暗い過去を背負う青年が、新たな人生を歩み始めるヒューマン・ストーリー。イギリスの若手作家ジョナサン・トリゲルの同名小説を、『ダブリン上等!』で高い評価を受けたジョン・クローリーが映画化。『大いなる陰謀』の新星アンドリュー・ガーフィールドが、秘密を抱えたナイーブな青年を好演している。共演は『マイ・ネーム・イズ・ジョー』のピーター・ミュラン。人間の過去と罪、さらには先入観を問う深遠なテーマを感じ取りたい。[もっと詳しく]

僕はここにいてもいいの?と少年は問いかける。

民間陪審員制度が日本でも取り入れられてまだ間もないことがあり、マスコミでもその審議過程を詳しく報じている。ここではその是非は問わない。
また、少年事件の多発で、少年法とのからみのなかで、未成年の保護の在り方、被害者家族にも更正のため事件少年のプライバシーが守られることに対して、多くの異論も出ている。ここでは、その是非も問わない。
『BOY A』という作品は、ケン・ローチなどを生み出した、イギリスらしい社会派のインディーズ映画である。
10歳の時に少女の命を奪ってしまい、「悪魔の少年」と呼ばれていた「少年A」が、14年間の更正生活を経...
サーカスな日々  September 08 [Tue], 2009, 2:33
2007年:イギリス映画、ジョン・クローリー監督、アンドリュー・ガーフィールド主演。
?青いそよ風が吹く街角?  December 27 [Sat], 2008, 20:42
ジョン・クローリー監督の「BOY A」を観ました。なんの気なしに「試写会」に応募して、生まれて初めて当たりました。試写会は武道館のお隣、科学技術館ホールで行われました。400人収容位のホールで、ほぼ満員でした。「BOY A」という映画、まったく内容については知らずに
とんとん・にっき  December 01 [Mon], 2008, 9:39
映画「BOY A」 
舞台はイギリス マンチェスター。
いかにもイギリス、それも「普通の」イギリスの生活が映し出されていて、
映画の内容とは矛盾しますが、懐かく感じました。
が、最後はやはり、悲しい気持ち、やりきれない思いで
いっぱいになりました。
映画を観る時、誰でも少なからずそうだと思いますが、
主人公の視点で感じる・考えると思います。
私も、この映画を見ている最中はそうでした。
でも、見終わった後で、
もしこれが「彼女」の立場だったらどうだろう?
被害者の親の立...
英国日記  November 24 [Mon], 2008, 22:02
» BOY A
イラストを描いていると、涙が出てきました...。


ネタバレしてますので、これから観る方は読まないほうがよろしいかと。

"証人保護システ...
描きたいアレコレ・やや甘口  November 24 [Mon], 2008, 18:37
シネトレさんのブロガー限定試写会に参加してきました。観たい!という方がけっこういたのですが用事があっていけない人多数。。最終手段の妹を誘い鑑賞☆(C)THEWEINSTEINCOMPANY,FILMFOURCUBAPICTURES 原題:BOYA監督:ジョン・クローリー原作:ジョナサン・トリゲ...
たーくん'sシネマカフェ  November 20 [Thu], 2008, 12:56
満 足 度:★★★★★★★★
   (★×10=満点) 
監  督:ジョン・クローリー
キャスト:アンドリュー・ガーフィールド
      ピーター・ミュラン
      シヴォーン・フィネラン、他





■内容■

 生まれてきてから24年、そのほとん
★試写会中毒★  November 14 [Fri], 2008, 12:40
脚本家マーク・オロウのメッセージ
「主人公の過去は、これから見る人には話さないで」
これはネタばれ禁止ということではない。この映画自体のメッセージなのです。

生まれてきてから24年、そのほとんどを社会から離されて過ごした青年ジャック(アンドリュー・ガ
CINEPHILIA〜映画愛好症〜  November 11 [Tue], 2008, 14:51
» BOY A
やっと出会えた!
たぶん、今年のベストになる。
5つ星です、私の。

シネマクロニクル  November 03 [Mon], 2008, 0:28
10月16日(木) シネカノン試写室軽くネタバレありなので、見る予定のある方は読まないで下さい。久々のシネトレさん試写会。過去に犯罪者だった少年が更正して社会に復帰、と言うおおまかなあらすじと解説、ピーター・ミュランの名前から、ケン・ローチを連想して鑑賞。オ...
Go!Go!ゴーヂャスDiary  November 02 [Sun], 2008, 13:46
シネトレさんの公認ブロガー試写会で、渋谷のシネカノン試写室に『BOY A』の試写を観に行ってきました。
精神的にダメージの大きい作品だけれど、すごく色々なことを考えさせられる映画だと思う。

********************

彼は未来のために名前を失った・・・・・・。
シネトレ ブロガー試写会「BOY A」シネカノン試写室で鑑賞

少年Aの再生の物語、明るい未来かと思ったけど、気分は重たく憂鬱。
自分の身の回りに少年Aがいたらば、気分はどうなんだろうと自分の立場と置き換えてみる。
やっぱり、本人がいかにいいやつであっ...
てんびんthe LIFE  November 02 [Sun], 2008, 9:32
◆クレジット(c)THEWEINSTEINCOMPANY,FILMFOURCUBAPICTURES◆公開表記11月、渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー◆公式サイトhttp://www.boy-a.jp/重い、鑑賞後、これだけ観客を暗澹とした気分にさせる映画は、川崎を舞台にした「カインの末裔」以来でした&hell...
Beinthedepthsofdespair  November 02 [Sun], 2008, 2:52
» BOY A
「僕はここにいても、いいの?」 予告も、レビューも何もみないで観てください。 自分の心が、どう揺れるのかを感じてください。 情報に踊らされる事無く、自分が見て感じた「彼」を受け入れてください。 あなたにとって、「彼」はどんな人物でしょうか? ------...
ジジョの五感  October 31 [Fri], 2008, 13:48
» BOYA
やはり、過去は拭いきれないのだろうか。。。刑期を終えて出所した彼は新しい名前「ジャック」として、世間に出て行く。新しい仕事、新しい友人、そして恋人。過去を偽っているという負い目からか、幾度も告白したい誘惑に駆られるが、その度にソーシャルワーカーであるテ...
まてぃの徒然映画+雑記  October 28 [Tue], 2008, 21:43
BOYA少しづつ彼を知り始めた時、訪れる衝撃の結末。上映時間107分製作国イギリス公開情報劇場公開(シネカノン)初公開年月2008/11/15ジャンルドラマチェック:重く暗い過去を背負う青年が、新たな人生を歩み始めるヒューマン・ストーリー。イギリスの若手作家ジョナサン・...
CinemaCollection  October 27 [Mon], 2008, 21:11
(原題:BOY A)


「『BOY A』-------
そうか『少年A』なんだ」
----ニャに、あたりまえのこと言ってるの?
「いや、中森明菜の昔の歌を思い出して…。
観る前は、なんか深く考えてなかったけど、
この呼び方をするということは
いわゆる主人公には少年犯罪歴があるという...
ラムの大通り  October 27 [Mon], 2008, 12:56
BOYS BE…。
石塚です。
BIGLOBE平主任ブログ  October 27 [Mon], 2008, 2:32
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maru♪
>kimion20002000 サマ

コメントありがとうございました。
感想ほめていただいてうれしいです。
本当に難しくて、かなり苦しみながら書きました。

「あの瞬間をなかった事にできたら」というセリフがなかったのが、
とっても良かったと思います。
「あの瞬間」は彼の頭から片時も離れることはなかったと思うので、
それを口にしないのは、きちんと罪を受け入れているということ。

でも、だからこそ見ている側は辛いんですよね・・・
すごい映画だと思います。
September 13 [Sun], 2009, 2:25
コメ&TBありがとうございます。
とてもいい感想だと思います。

少女を殺めたナイフと少女を救ったナイフ。紙一重だと思います。
運命はどちらにも転ぶし、運命の結果は、受け入れるしかないのでしょうね。

September 12 [Sat], 2009, 4:03
maru♪
>あん サマ

コメントありがとうございました♪
今となっては「逃げ道」を作ってない事がスゴイなと思えるのですが、
見終わった直後はホントに辛かったです
映画を見てこんな難問を突きつけられるとはと思いましたが、
やっぱり見てよかったと思っています。
アンドリュー・ガーフィールドは良かったですよね!
少年のままである事で彼を単純に赦すことも断罪もできませんでした。
December 01 [Mon], 2008, 0:14
TBとコメントもありがとうございます!

あっ、確かに。観る人にも『逃げ道』を作ってないですね...。
自分にも突きつけられると、どうしていいか...いまだに結論出ません...。
ホントに、ジャックのアンドリュー・ガーフィールドが素晴らしい。
少年のままの雰囲気をよく出しています。
彼の演技だから、より切なかったのだと思います。
November 28 [Fri], 2008, 23:51
maru♪
>たーくん サマ

こんばんわ♪
コメントありがとうございました。

見終わった後はグッタリしてしまいました(笑)
「もう少し逃げ道作ってよ〜」とか思ったりしたのですが、
そう感じさせることも監督の狙いだと知り見事だと思いました。

ジャックを助けたいと思うのも、素直に受入れられないと感じるのも、
どちらも正しくないかもしれないけれど、間違ってもいない気がします。
うまく言えませんが・・・
November 22 [Sat], 2008, 1:37
はじめまして。
コメント・TBありがとうございました!
この作品は考えさせられ人それぞれ思う事やレビューが違っても
また言葉が出てこなくても仕方がないと思います。
でも、後から観てよかったって思いますよね^^
November 21 [Fri], 2008, 14:14
maru♪
>ジジョ サマ

こんばんわ♪
確かにそうですね!
あの少年がある少女には天使である少女には悪魔であるという・・・。
とても重いテーマで、問題提起も難しくて・・・。
でも、不思議とイヤでイヤでたまらないという感じではないのです。
彼に対しても嫌悪感はありません。
でも、彼を心から愛せる自信もありません・・・。
多分、監督はそういう風にいろいろ考えて欲しかったんですよね。
そういう意味ではホントに巧い作品だと思います。

TBさせていただきたかったのですが、何故かはじかれてしまいました(涙)
なのでコメントだけて失礼させていただきました
November 02 [Sun], 2008, 1:01
こんにちは☆
先日はご訪問ありがとうございました♪

この映画、ホントに難しい問題提起でしたね〜。
あの少女の絵も皮肉でしたね、、
今になって思えば、あの絵の彼はまさに小さい時のアノ時の彼の姿そのものでしたよね、、なのに少女はヒーローとして描いてる、、っていう。。。そいう細かい部分がとっても巧い映画だったと思います。
TBさせていただきますね〜。
October 31 [Fri], 2008, 13:52
maru♪
>えい サマ

ブロガー試写会はあえて単館系のものを選んでいる感じがします。
『ブリュレ』試写会の時にスタッフの方がおっしゃってました。
今作では配給会社の方のご挨拶もありました。

確かに個人的にもこういうタイプの作品って、
ブロガーの方からの口コミの方が見たくなる気がしますね。
October 27 [Mon], 2008, 23:54
こんばんは。
シネトレのブロガー試写会って、
こんな作品まであるんですか?
配給サイドからの申し出なのか、
それともシネトレ側からの働きかけなのか、
いずれにしろ、
ブロガーさんたちのことを
興行における
キー・パーソンと位置づけているということですね。

映画のないように関係ないお話でゴメンナサイ。
October 27 [Mon], 2008, 22:05
maru♪
>mollie サマ

こんばんわ! コメントありがとうございました。
同じ会場にいらしたんですねぇ。

ホントに感想を書くのが苦しかったです。
ジャックとしては愛すべき青年ですが、エリックがしてしまった事は・・・
と考えがぐるぐる回ってしまって答えが未だに出ません。

見終わった後は、大変なモノを見てしまったなぁと思ったのですが、
今はやっぱり見てよかったと思っています
October 23 [Thu], 2008, 0:58
maru♪
>rose_chocolat サマ

こんばんわ。
いつもうんうんうなりながら記事を書いているのですが、今回は書き始めるまでが辛かったです。
書き上げたときはグッタリしましたが、今は少し消化できた気がします。
といっても相変わらず答えは出ませんが

思春期の息子さんがいらっしゃるんですね!
ジャックが事件を起こしたのは、やっぱり思春期なんですよね。
だからそれが余計に重いんですよね・・・。
これが大人ならもう少し楽に断罪できる気がするのですが・・・。

ジャックは自分の豊かな感受性に気づいていなかったんですよね。
それで自分が確立される前に、フィリップに出会ってしまった。
フィリップも決して"悪"ではないのですが・・・
彼らが一線を越えてしまったのは、ほんのわずかな時間でした。
これは普通の少年に起こりうる話なんですよね。
だから余計に辛かったです。

>でも、何かを抱えてしまった時に、少なくとも自分の子に対しては、支えてあげられる存在でありたいと思っています。

素敵です! rose_chocolatさんの気持ち絶対息子さんに伝わってますね!
こんな風に向き合ってもらえていたらジャックもあんなことにはならなかったと本当に思います。
October 23 [Thu], 2008, 0:51
私も同じく試写会で観ました。
確かに、私も感想がまとまりませんでした。
でも観てよかったなと思える映画です。
October 22 [Wed], 2008, 10:49
とても細かくお書きですね。
考えさせられる、という意味ではなくて、心の重しになっちゃいそうな、という意味での「重たい」映画について、「精一杯」書いちゃうと、書いた後もずっしり来ちゃってませんか? maruちゃん大丈夫??

観てないので何とも言えませんが、自分も思春期の男の子を持っているので、その子が人間関係のなかで犯罪に巻き込まれる確率が全くゼロではないことを考えないといけなくなりました。
この主人公は頼れるものも何もなかったのがきっと不幸だったのかな?(不幸かどうかは観てみないとわかんないけどね)
でも、何かを抱えてしまった時に、少なくとも自分の子に対しては、支えてあげられる存在でありたいと思っています。
October 22 [Wed], 2008, 8:49
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