'07.04.21 『蟲師』新宿ミラノ3
漆原友紀の人気コミックを『AKIRA』の大友克洋が実写化した映画。原作は未読でよく知らなかったけど気になった。もちろん同行したTのお目当てオダジョー映画ってこもともあるけど(笑)
「蟲と呼ばれる怪しい生き物が人にとりつき困らせていた。そんな蟲の正体を探り、人々を救いながら旅をする蟲師のギンコは・・・」というあらすじのとっても書きにくい話。あんまり核心に触れるとネタバレになってしまうし、かといって実はそんなにいわゆる「ストーリー」があるような作品でもない。原作を読んでいないので、どういうスタイルで描かれているのか良く分からないけれど、おそらくギンコが旅をしながら蟲と対峙していくというエピソードが各話完結の形で進むのだと思う。まだ連載中ということもあるし、そもそも全てを映像化するのはムリだろうから、何本かのエピソードをつないでという形になっているのだろうとは思うのだけど、なんとなくつぎはぎ感がする。
ギンコのというか蟲師というのものの説明としては、蟲退治している映像を見せるのが手っ取り早いし分かりやすい。でも、ちょっと長かったかな。少女のエピソードはギンコの生い立ちやヌイとの関係の伏線になってはいる。でも、なんか繋がらない。少女の化粧や表情がキモかっただけでそんなにグッとこなかったし。蟲の映像は良かったけど、角はちょっと・・・。そもそも使用人のエピソードだけでも良かった気がするけど、あれで女主人が信用するというのもあるからな。女主人役のリリィは良かった。リリィの上手いのか下手なのか良く分からないセリフ回しと独特の存在感は好き。
見たいと思った理由は、おそらく何らかの病因で身体的にか精神的にか患っている人のことを、昔の人は蟲が憑いたと考えていたと何かに書いてあったのを読んだから。例えば『エミリー・ローズ』の悪魔憑きとか今なら医学で説明のつくこともでも、人は自分達の理解を超えると、超越した「何か」に答えを求めるところがある気がする。そこがおもしろいと思ったから。でも、この作品では蟲は怪しい「存在」として出てくるので実際は少し違っていた。それはそれで面白いので別にいいんだけど。
最後には繋がるんだけど大きく2つの話が交互に描かれる。それが少しダレるかな。最後に繋げたいためにあえて言わないみたいなところがあるので、ちょっとモタつく気がする。本筋ではない方の重要人物ヌイ役の江角マキコが熱演していたけど気負いすぎな感じで、少年の演技とあまりかみ合わないのも見ていて置いてきぼりな感じ。
淡幽役の蒼井優は良かった。品がいいのでピッタリだけど、ギンコとお互いに好意を持っている間柄にしてはやや若い気がする。たま役の李麗仙が見事。威厳があって姿勢や佇まいが美しい。ちょっと群を抜いている感じ。旅の同行者となる虹郎役の大森南朋が良かった。ちょっとトボけていながら、お人よし。巻き込まれながらもギンコを支える感じが良かった。
電気が少しずつともり始めているというくらいの時代設定。いまひとつ分からないけど基本的にみんな着物だし、100年くらい昔の感じなのかな? 日本人の原風景というような自然の美しさ。それと移動する虹などのCGとの融合は良かったかな。
⇒『蟲師』Official site
漆原友紀の人気コミックを『AKIRA』の大友克洋が実写化した映画。原作は未読でよく知らなかったけど気になった。もちろん同行したTのお目当てオダジョー映画ってこもともあるけど(笑)「蟲と呼ばれる怪しい生き物が人にとりつき困らせていた。そんな蟲の正体を探り、人々を救いながら旅をする蟲師のギンコは・・・」というあらすじのとっても書きにくい話。あんまり核心に触れるとネタバレになってしまうし、かといって実はそんなにいわゆる「ストーリー」があるような作品でもない。原作を読んでいないので、どういうスタイルで描かれているのか良く分からないけれど、おそらくギンコが旅をしながら蟲と対峙していくというエピソードが各話完結の形で進むのだと思う。まだ連載中ということもあるし、そもそも全てを映像化するのはムリだろうから、何本かのエピソードをつないでという形になっているのだろうとは思うのだけど、なんとなくつぎはぎ感がする。
ギンコのというか蟲師というのものの説明としては、蟲退治している映像を見せるのが手っ取り早いし分かりやすい。でも、ちょっと長かったかな。少女のエピソードはギンコの生い立ちやヌイとの関係の伏線になってはいる。でも、なんか繋がらない。少女の化粧や表情がキモかっただけでそんなにグッとこなかったし。蟲の映像は良かったけど、角はちょっと・・・。そもそも使用人のエピソードだけでも良かった気がするけど、あれで女主人が信用するというのもあるからな。女主人役のリリィは良かった。リリィの上手いのか下手なのか良く分からないセリフ回しと独特の存在感は好き。
見たいと思った理由は、おそらく何らかの病因で身体的にか精神的にか患っている人のことを、昔の人は蟲が憑いたと考えていたと何かに書いてあったのを読んだから。例えば『エミリー・ローズ』の悪魔憑きとか今なら医学で説明のつくこともでも、人は自分達の理解を超えると、超越した「何か」に答えを求めるところがある気がする。そこがおもしろいと思ったから。でも、この作品では蟲は怪しい「存在」として出てくるので実際は少し違っていた。それはそれで面白いので別にいいんだけど。
最後には繋がるんだけど大きく2つの話が交互に描かれる。それが少しダレるかな。最後に繋げたいためにあえて言わないみたいなところがあるので、ちょっとモタつく気がする。本筋ではない方の重要人物ヌイ役の江角マキコが熱演していたけど気負いすぎな感じで、少年の演技とあまりかみ合わないのも見ていて置いてきぼりな感じ。
淡幽役の蒼井優は良かった。品がいいのでピッタリだけど、ギンコとお互いに好意を持っている間柄にしてはやや若い気がする。たま役の李麗仙が見事。威厳があって姿勢や佇まいが美しい。ちょっと群を抜いている感じ。旅の同行者となる虹郎役の大森南朋が良かった。ちょっとトボけていながら、お人よし。巻き込まれながらもギンコを支える感じが良かった。
電気が少しずつともり始めているというくらいの時代設定。いまひとつ分からないけど基本的にみんな着物だし、100年くらい昔の感じなのかな? 日本人の原風景というような自然の美しさ。それと移動する虹などのCGとの融合は良かったかな。
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