『白いリボン』

January 07 [Fri], 2011, 1:12
'10.12.22 『白いリボン』@銀座テアトルシネマ

rose_chocolatさんのお誘いで見に行く! 共通のお友達migちゃんが大好きなハネケ作品。気になってたのでもちろん行く!

*ネタバレありです

「第一次世界大戦直前のドイツの小さな村。ある朝、村でただ1人の医者が何者かによって張られた針金にかかり落馬、重傷を負う。この事件を皮切りに、村では不審な事件が次々と起こる。疑心暗鬼になる村人達。やがて、村の統治者である男爵の息子が誘拐され…」という話。うーん。これは辛い(笑) 辛いって言ってもいろんな要素が含まれているので、単純に話が重くて辛いとか、つまらなくて見てるのが辛いとかではない。上手く言えないけど、なんとなくイライラする。うーん。イライラするのともまた違うのだけど…

でも、この感じはあえてやってるんだろうなと思っていたら、やっぱりそうらしい。何かの記事で、"ハネケらしい人を不快にさせる演出"と紹介されていたので(笑) 監督自身の言葉ではないのであえて不快にしているのか、撮りたいものを撮ったらこんな感じになるのかは不明。ハネケ作品は『ピアニスト』しか見ていないので、全く詳しくないし… あの映画も確かに見ていて気分のいい作品ではなかったし、やっぱり感じは似ているけれど、今回の方がイヤかも。そして、どちらも嫌いではない。でも、どちらかというと、こっちの方が好き。と、つらつら書いているのは、スッキリ結論が出ないから。それは単に犯人が分からないというモヤモヤ感だけではない。

村は領主である男爵を頂点とした封建社会。家令と牧師が村人達の指針となっている。男爵は40代くらいの人物で、できる限り寛大な態度を取ろうとしているようだけど、実際は短気で人を見下したところがある。多分、自分では意識していないと思うけど… そもそも、統治者というのは好意的に見られにくい気がするけれど、不慮の事故で母を亡くした小作人の息子が、事故は故意だと主張するのは、単純に彼の被害妄想だけではない感じは、男爵の態度からも分かる。家令の役割が今ひとつ分からなかったのだけど、要するに男爵に代わって監督するらしい。悪い人物ではなさそうだけど、尊敬を集めるタイプでもなさそう。牧師は文字通り宗教で皆を導く。この村はプロテスタントの教えで厳しく押さえ付けられている。実質的な統治者は牧師なのかも。

映画は村の教師の回想という形で進む。何十年も昔のことだし、全てを見聞きしたわけではないから、憶測も含まれていると初めに断っている。主な事件は医師の落馬事故、小作人の妻の転落死、男爵の畑が荒らされる、男爵の息子が暴行を受ける、そして助産婦の息子の目が潰される事件。これらの中でこちらに犯人がはっきりと示されるのは、畑荒らしのみ。2人の子供の暴行事件以外は、初めのうちはハッキリ事件かどうかも分からない。ただ、教師のみがその日いつもと違う何かに違和感を感じている。教師もその時は謎解きをするつもりもなかったので、見ている側はじわじわと広がって行く感じを、淡々と見ていくことになる。

少しずつ紹介される登場人物達は、ストイックで個を殺して生きているかに見えて、実はエゴや業を抱えている。誰でもそうなので、別に悪いことではない。だから個々のエピソード自体は特別問題がある訳ではない。でも、それらが積み重なって、誰かの中に蓄積された毒が吐き出されたらってことを描きたいのかなと思うのだけど… 途中までは、犯人探しもしていないし、そもそも事件なのか事故なのかすら分からない。だから淡々と映し出される人々の姿は、映画というよりドキュメンタリーを見ているようでもある。ドキュメンタリーって主題に興味が持てないと見ていて辛い。前半は入り込めなくて辛かった。

タイトルでもある白いリボンは、"純真で無垢な心"の象徴。純真無垢でない子供達は腕に白いリボンを巻かれ、純真な子供になったと判断されれば、はずしてもらえるというシステム。チラシなどで涙を流した少年が、腕に白いリボンを巻かれているのがそれ。この姿は印象的だけど、この少年は重要人物の1人で、牧師の息子。彼が姉と共に白いリボンを巻かれたのは、夕食に遅れたというささいな理由。2人は謝るけれど、理由を言わない。だから、牧師は許さず、全員夕食抜き、2人を翌日鞭で打つと言う。しかも、用意された食事を目の前にして。これを躾と取るかどうかというところだと思うけど、個人的にはやり過ぎな気がした。1918年が舞台なので、今よりずっと保守的だっただろうし、宗教的な考え方もあるとは思うけれど、家族全員食事抜きっていうのは、自分のストイックさに酔ってないかな? こうあるべきに酔い過ぎっていうか…

子供は確かに純真無垢だと思うけれど、それは知識や経験が不足しているからそうでいられるわけで、大人になっても純真無垢ではいられないのだし。それはいろんな事を知ってしまったからだけではなく、純真無垢でいたら生きていくのは大変なんじゃないかな… そもそも純真無垢じゃない者=汚れた者ではないと思うし。だから思春期に差し掛かっているチラシの少年と姉は息苦しさを感じているんだと思う。個の意識や意思が強ければ強いほど、従順ではいられなくなるし、それが自立ってことなんだと思うのだけど、違うのかな? まぁ、子供育てたことないので偉そうなことは言えないけれど(笑)

とにかく、何か不穏な事が起きていて、それらがジワジワ広がっていく感じはすごく伝わって来るんだけど、いわゆる探偵役みたいな率先して事件を解決しようという人がいない。狂言回しとして教師がいるけど、違和感を覚えているに留まっている。何か見聞きしたり、自分なりの見解を持ったとしても、迂闊に口にしてはいけない雰囲気がある。小作人の妻は体が弱かったため畑に出れず、男爵の納屋で働いていた時、腐った床が抜けて転落死した。悲劇的な事故だと思うけれど、小作人の息子はそうは思わない。何者かの作為によって事故死させられたと考える。父親はそんな彼の怒りをなんとか鎮めようとする。男爵の怒りを買えば職を失い、一家は暮らしていけないから… そして悲しい決断をする。彼なりの抗議なのかもしれない。

彼ら一家だけでなく、村の人々はみな抑圧されて、そのはけ口をより弱い者に向けて吐き出しているように見える。一見、子煩悩で紳士で献身的な人物に見える医者も、実の娘に性的虐待をし、長年の愛人だった助産婦に罵声を浴びせる。後の村人の噂が正しいとすれば、見せられた助産婦とのそれはプレイのような気もするけれど… じゃなければ最悪の男(笑) 抑圧のはけ口はジワジワとより弱い者に向かっていく。そして男爵の息子が誘拐されて暴行を受け、助産婦の息子の目が潰されることになったのだと思う。男爵の息子ジギは美少年だけど少し反応が鈍く、人をイライラさせるタイプ。家庭教師のフルートとピアノの合奏を楽しむ母に、遅いから寝ろと言われても無反応。ならば譜面をめくるのを手伝えと言われても無反応。でも、反抗的なわけではない。助産婦の息子は知的障害者。彼らは最も弱い者だけど、それゆえ無垢なのかもしれない。

映画はこれらの不穏な事件と、教師と男爵家の子守との恋愛と同時進行で進む。この2人の恋愛は今では考えられないくらい、ゆっくりと段階を踏んでいく。初めて言葉を交わした時から教師が彼女に心奪われたのは明らか。この村よりさらに田舎の村から出稼ぎに来ている17歳の彼女には、頼る人がなく次第に教師に心開いていく。とにかく、何をぐずぐずしているんだというくらい、おずおずと話し掛ける教師、戸惑いと恥じらいでなかなか答えない子守… ちょっとイライラする(笑) でも、それは2人が慎み深いのであって、お互いを意識しているから。教師は彼女より先に父親に結婚を申し込むけど、それも昔の習慣をきちんと守っているから。2人の恋愛はとても純粋。ただ、2人が純粋な恋愛を出来たのは、お互いこの村の出身ではなく、よそ者だったからかもしれない。上手く言えないけど、村人も教師側も壁があるというか…

そして、よそ者だからこそ冷静に村人を見ることができたし、教師という職業柄生徒達の行動は自然に観察してしまっていたのだと思う。以前から気にかかっていた牧師の長女と長男を中心としたグループの不審行動。表面上は従順な態度を装っているので、その時には気づかなかったけれど、家と逆の方向へ帰って行く姿、危険な橋の欄干を歩く牧師の息子、家令の娘の悪夢、そして助産婦の家を覗く姿を見るに至り、教師はある結論に達し、牧師に打ち明ける。馬鹿な憶測だとはねつけるけれど、牧師が長男をベッドに縛りつけて眠らせるのも、神学の授業の前に生徒達がはしゃいでいた責任を長女に負わせ、必要以上に責め立てて失神させてしまうのも、何かを感じていたからなのではないか…

結局、結論は語られないまま映画は終わる。でも、答え自体は出ているので、その事で後味が悪いということはない。教師が借りた自転車を強引に借りて走り去った助産婦と、夜逃げのように出て行った医者一家と、行方不明になった助産婦の息子が裏付けている。後味が悪いのはずっと感じていた、抑圧された閉塞感と、あの子供達の行く末。チラシによると後のナチスの中心となる人物達が少年時代を過ごしたのがこの時代だそうで、確かにそういう要素は感じる。抑圧されたイライラのはけ口が弱い者へ向かう感じ、それがどんどんエスカレートして行く感じ。人間のそういう面があることは承知しているし、その原因を知って早い内にその芽を摘めるのであれば、そうするべきだと思う。だから、それを世に問う作品は必要だとは思うけれど、やっぱり辛いかな…

全編モノクロの映像が美しく、美しい少女が黒いドレスに身を包む姿が、逆にエロティック。医者の娘がスープを飲むシーンが何だかエロい(笑) 季節は夏から冬へと移るけれど不思議と暑さも寒さも感じないのはモノクロ映像のせいなのか… でも、雪景色の村は美しい。役者達はほとんど知らなかったけれど、白黒映像のせいか昔の映画を見ているような雰囲気。特に子守の控えめな美しさは、その時代の女性を見ているよう。彼女よりも年下であるはずの牧師の長女にそれを感じないのが象徴的。登場人物達があまり多くを語らない分、映像や余白で見せるのが上手いけれど、イライラするように作られているので、見ていて気持ち良くはない。例えば、牧師の長女と長男が鞭打たれるシーン自体は映らない、見たいわけではないのでそれはOK。でも、2人が呼ばれそれぞれの部屋から出てきて、牧師の待つ部屋に入りドアが閉められる。見ている側の視点は廊下にあり閉ざされたドアを見つめて、鞭打つ音を待つことになる。するとドアが開き長男が出てくる。カメ
ラを通り過ぎて、別の部屋から鞭を持ってきて再び牧師の待つ部屋へ。2人も見ている側も鞭打たれる覚悟はしているわけだから、早くしてくれた方がありがたい(笑)でもしない。そこに陰湿さを感じる。でも逆に、川辺でジギと2人の少年が寝そべっているシーンでは、プープーと笛を吹き続けるジギにイラ立った家令の息子がジギを殴ってしまうけれど、自分もイライラしていたので、この少年の気持ちが分かってしまった。そういう要素が誰にでもあるということなのか…

うーん。つらつら書いてる割に全くまとまらないけど、言いたいことは言ったので、後は勝手に解釈してくださいという映画なので、いろいろ考えなくちゃいけないので結構大変だった。なのでこれが精一杯(笑)

事件は起こるけど謎解きでもないし、コスチュームプレイではあるけれど、いわゆるそういうタイプの作品とも違う。まあ、カンヌ映画祭のパルム・ドール受賞作品なので、一筋縄ではいかないってことで(笑) 好き嫌いが分かれるというよりも、全然分からないって人はいるかも。個人的には嫌いではありませんでしたということで(笑)


『白いリボン』Official site
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DVD鑑賞で鑑賞。

衝撃的・衝動的なバイオレンスシーンで、「観客を凍らせる」のが常套手段の監督 ミヒャエル・ハネケ。
(最近の作品は「隠された記憶」 「ピアニスト」「ファニーゲームU.S.A. 」など)
いつも、席から体が飛び上がってしまうので、自分としては「困っち...

「美しい村 静かな暮らし 聴こえてくる魔物の足音」…観る人を不快にさせる作品を作る奇才ミヒャエル・ハネケ監督の新作。
決して万人受けする作品ではありませんし、結局なんだったのといわれればそれまで。でもまるで本当にあったことのような錯覚に囚われてしまうほどの作品の完成度には驚いてしまいます。
第一次世界大戦前に北ドイツの敬虔なプロテスタントの村で起こった「奇妙な出来事」の連鎖…登場人物が多いので整理しないとわからなくなってしまいますが、基本的には主人公はいなく、主観を抱かせないような作りになっています。教師の回想で展開していきます。
余計なものを一切排除し、白黒で、物語のみをシンプルに見せる演出。
主な登場人物は…

…と入り組んでいます(名前間違ってたらごめんなさい)。
そもそもは何者かに仕掛けられた針金によるドクターの落馬から始まり、それから男爵家の納屋の床が抜けて小作人の妻が亡くなり、男爵家の長男が暴行され逆さ吊りにされ、窓が開いていて幼児が危機になり、荘園で火事が起こって、小作人が首を吊り、助産婦の知恵遅れの息子が暴行され失明と、次々とこれらの事件がおきます。でも犯人は誰な...
いやいやえん  June 30 [Thu], 2011, 10:08
11-7.白いリボン■原題:DasWeisseBand(TheWhiteRibbon)■製作年・国:2009年、ドイツ・オーストリア・フランス・イタリア■上映時間:144分■字幕:齋藤敦子■鑑賞日:1月15日、新...
KINTYRE’SDIARY  February 28 [Mon], 2011, 23:27
    老人は、過去を振り返り話し始める。
    それは第一次世界大戦が近づいていた頃、ドイツ北部にある小さな村に、
    教師として赴任したときのことだと…。
                 


    穏やかで平和に保たれていた村の秩序は、一
Piattの私的映画生活  February 07 [Mon], 2011, 5:59
『白いリボン』 “DAS WEISSE BAND - EINE DEUTSCHE KINDERGESCHICHTE” (2009・ドイツ=オーストリア=フランス=イタリア) 2h24 監督・脚本 : ミヒャエル・ハネケ 出演 : クリスティアン・フリーデル、レオニー・ベネシュ、ウルリッヒ・トゥクール 白いリボンは汚れた心の戒めとして。 ミヒャエル・ハネケ作品を観るのは初めて。 『ファニー・ゲーム』の印象、予告だけの印象で、とにかく生理的に受け付けないだろうと思い込んでしまっているのでそのほかの作品も観てませんでした。 本作はカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞したという事で、完全にミーハーな気持ちで観ました。 『ファニー・ゲーム』のトラウマ(観てもいないのに)を乗り越えさせたのはミーハー。 ミーハーはエセトラウマに勝る。 観始めると意外と普通に観れる。「硬質」といった言葉が似合う作風。 ご本人も硬そう。 本作はミヒャエル・ハネケによる「昔は良かった」幻想打破作品ではないだろうか。 昔の人が皆純粋で、倫理観に強く、互いを思いやる。と思ったら大間違い。と。人間がそんなに清廉であるはずがなかろう。と。 確かに現在と比べたら純粋で清廉な...
映画尻エリカ  February 06 [Sun], 2011, 20:19
■ 新宿武蔵野館にて鑑賞白いリボン/DAS WEISSE BAND - EINE DEUTSCHE KINDERGESCHICHTE
2009年/ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア/144分
監督: ミヒャエル・ハネケ
出演: クリスティアン・フ...
映画三昧、活字中毒  February 05 [Sat], 2011, 22:46


Comment:
辺境の村で起きる怪事件の数々。

その年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したミヒャエル・ハネケ監督の作品です。

全編モノクロによるこの作品。浄化の「白」に潜む悪意の「黒」を...
ひでの徒然『映画』日記  February 04 [Fri], 2011, 20:24
ミヒャエル・ハネケ監督の「白いリボン」を観てきました。第1次世界大戦が始まる直前の1914年、北ドイツの小さな村で、村にただ1人の医者が落馬して大怪我を負います。原因は自宅前の木と木の間に張られた針金でしたが、犯人は見つかりません。翌日、小作人の妻が、村を
とんとん・にっき  February 04 [Fri], 2011, 13:52









映画 「白いリボン」
ようこそMr.G  February 04 [Fri], 2011, 3:20
 【ネタバレ注意】

 涙を流す少年のアップ。ポスターのこんなモノクロ写真を見て、私はてっきり『白いリボン』は暗くて退屈な映画だろうと思い込んでしまった。よもやミステリ仕立てでワクワクさせる、こ...
映画のブログ  January 30 [Sun], 2011, 18:27
「白いリボン」★★★★
クリスティアン・フリーデル、レオニー・ベネシュ、ウルリッヒ・トゥクール、
フィオン・ムーテルト、ミヒャエル・クランツ、ブルクハルト・クラウスナー出演
ミヒャエル・ハネケ監督、145分、2010年12月4日公開、
2009,ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア,ツイン
(原作:原題:DAS WEISSE BAND)





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2009年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。

「モノクロのチラシには
無表情の少年の頬に涙が流れ
明るい内容の映画じゃないだろうな
そのくらいしか分らずに劇場へ、
息詰まるような濃密な時間を過ごした」


その小さな村は大地主が支配し
教会の教えが村人の生活の規範を支えていた、
それは1913年のドイツの田舎では
珍しくないことだったのだろう。

堅苦しい挨拶、親と子の間でも
親密さより主従関係を明確にさせるような
明確な上下の関係が厳しく律せられていた、
息苦しい雰囲気、モノクロの画面
そして事故なのか
悪意のある事件なのか
いくつかの事柄が小さな町を揺る...
soramove  January 23 [Sun], 2011, 19:25
モノクロ字幕で二時間半、音楽もない…楽しめるんだろうか?大いにひるんだのですが凄かったですね。 最後の最後まで不穏な緊張感が持続。一秒も退屈…というかリラックスさせてもらえませんでした。 出てくる人間が次の瞬間何をしそうって単純な予想をさせてくれないんですよ。 もう誰もかれも怖い。すべての会話と仕草が怖い。 小さな村で起きる一見無関係な小さな事件…がやがてひとつの大悲劇に合流して、すべての不可解な謎が解かれる美しい脚本に快感を覚えるサスペンス、パルム・ドールらしからぬシンプルエンターテイメント!スカっとしたぜ! …っみたいな作品じゃありませんでした?。 不穏な緊張感と悪意、お持ち帰りです(笑) そうか、そういう方向にすごい映画だったのか、という。 やっぱりパルム・ドールですよ。 「え、ここで終わりかよ!(もっと見せて!)」と声を上げたくなったのは「カンダハール」以来です。 (「ヤマト復活篇」は続きが見たいと思わなかったのでカウントしません) あ、「小さな村で起きる一見無関係な小さな事件…がやがてひとつの大悲劇に合流」はするんですよ。それも超弩級の人類的大悲劇。ただしそれは今夜じゃなかったんです...
INUNEKO  January 08 [Sat], 2011, 3:27
原題:DASWEISSEBAND-EINEDEUTSCHEKINDERGESCHICHTE/THEWHITERIBBON監督:ミヒャエル・ハネケ出演:クリスティアン・フリーデル、レオニー・ベネシュ、ウルトリッヒ・トゥクール、フィオン・ムーテルト...
NiceOne!!  January 07 [Fri], 2011, 6:49
『ピアニスト』『隠された記憶』のミヒャエル・ハネケ監督最新作。昨年のカンヌ国際映画祭のパルム・ドール授賞作品だ。第一次世界大戦直前の北部ドイツの村を舞台に次々と起こる不可解な事件と、そこに暮らす人々の心の闇を描き出す。出演は『善き人のためのソナタ』のウルリッヒ・トゥクール、『ベルリン、僕らの革命』のブルクハルト・クラウスナーら。
LOVE Cinemas 調布  January 07 [Fri], 2011, 2:21
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maru♪
>maki サマ

ハネケ作品ってそんなに見ているわけではないんですが、
見せられたものをそのまま受け止めつつ、
自分でも考えないといけない気がするんですよね。
おっしゃるとおり見えない悪意を感じ取らないといけないみたいな・・・

そうそう! でも嫌いではないんですよね(笑)
唯一無二な感じがします。
July 05 [Tue], 2011, 0:08
コメントありがとうございました♪
ハネケ作品って、どうしても心にひっかかるというか、
モヤモヤするんですよね
暴力描写やなんかはそのまま「暴力」としえて描かれるし、
この作品でも、見えない部分での悪意の匂いがぷんぷんしていました
でも、嫌いではない、というところが、また
ハネケ作品の不思議なところでもありますね(^^)
July 03 [Sun], 2011, 19:19
maru♪
>mig サマ

twitterにも書いたけど、アドレスに禁則文字が入ってるんだと思う。
コメント欄にリンクすると「不正なURL」って言われちゃうから。
ごめんね・・・

うん。あえてやっているんだろうなとは思ってたんだけど、
意図的なのかどうかが分からなかったの。
やっぱり意図的にやっているんだね。
ハネケはウィーン大学で心理学と哲学を学んでるんだね。
何となく分かった気がした。

本当に牧師の娘に生まれなくて良かったと思ったくらい、
あの子供たちはかわいそうだった・・・
抑圧しても"純真無垢"のままではいられないのにね・・・

migちゃんの言うとおり、何かを感じ取って欲しいのかも。
たとえこの作品を嫌いだと思ったとしても、
その理由が「子供たちへの行き過ぎた抑圧」だと気づければ、
それでいいのかも・・・
January 08 [Sat], 2011, 3:14
maru♪
>rose_chocolat サマ

観ていていい気分ではないんですが、嫌いではないんです。
その辺りが"最高傑作"と呼ばれるところなのかなとは思います。
ダメな人物を描いたら、ダメな理由や、正しい道への導き等を、
描いたりするものですよね・・・
でも、何一つ解決しないまま終わってしまうので、
ちゃんと理解はできていると思うのですが、モヤモヤしますよね。
ダメなものはダメなものとして受け取ればいい気もしますが(笑)
January 08 [Sat], 2011, 3:00
maru♪
>KLY サマ

答えは全て映像の中にある・・・ そうなのでしょうね。
決して難解ではないのでしょうが、難問ですよね(笑)
確かに、KLYさんのおっしゃるとおり、考えながら観る、
観てから考える作品なんだと思います。
実際、レビュー書いてる時に気づいたこともありましたし・・・

お! 全作品制覇頑張ってください♪
migちゃんによるとエンタメ性のある作品もあるようですが、
個人的には観るには元気じゃないと無理かもしれません(笑)
January 08 [Sat], 2011, 2:52
TB入らないのなんでだろ、、、maruちゃんのだけみたいだし、、、、不思議。ごめんね。

ハネケ映画は好き嫌い分かれるけど、気分悪くなったりするのは当り前で作戦でもあり、暴力にしても、だから酷い事なんだよというのを映像をもって示してるんだよね、
今回もこういう風に 子供の頃 抑制されることによって広がっていく悪意。
そこのところを丁寧に描いててやっぱり他にはない作品かな。
うんmaruちゃん言う
>全然分からないって人はいるかも

のように分かる分からない以前にどう感じ取るかどうか、何を思うかが大事な気がします〜
そこにエンタメ性加える作品もあるんだけど、今回はなしなので厳しい人は厳しい(つまらない)かもねぇ。。。
January 07 [Fri], 2011, 10:18
>後は勝手に解釈してくださいという映画

ああ、ほんと、それに尽きますよね。
たぶんペドロ・コスタ監督(昨年1つ作品鑑賞しました)とかもそうなんだと思う。
あとはどうぞご自由に・・・ 的な。

いいはいいんだけど、観念の世界まで投げられてしまうのは、
正直私は苦手かもしれません。
言いたいことが大体わかればそれでいいかな、ってスタンスでした。 すみません・・・
January 07 [Fri], 2011, 7:00
KLY
そうだよね、全然解らないって人はいると思う。ただハネケ自身は、答えは論理的であって全て映像の中にあると言ってるの。最初は寝ちゃって、2回目見ても良くわからなくて、何か悔しくて結局4回観たんだけどでも解らない部分はやっぱり解らない。いや、そうなのかなーって思っても別に明確に答えが明示されてるわけじゃないし。^^;

でも思うに、そうやって色々考えること、考えながら観る、観てから考えるのがハネケの作品なのかなって気がします。観た夜にお風呂につかりながら、でもあの子達はあそこで何してたんだろう?とか助産婦は逃げたのかなやっぱり、とか考えてみるのも私はそれはそれで楽しかったし。ともかく、一通りハネケの作品を全部観てみようと挑戦中です。(笑)
January 07 [Fri], 2011, 2:48
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