スイート

January 27 [Thu], 2011, 21:31
やわらかい髪を撫でて
みじかい睫毛にキスした
くすぐったがって子猫になった
きみをわたしは食べてしまいたい

銀色のたばこ
金色のアルコール
つまらないときはほんとうにつまらないものたちにも
魔法をかける天才なのね、きみって

いますぐ会って
抱き合ったって
誰のものだって
構わないのって

マイ・スイート 隣にいる間だけ
身勝手に名前を呼びまくりたい
めちゃめちゃにしたいしわたしだってされたい
マイ・スイート とてもチープな呪文

えろいこともえろくないこともしたい
全部全部したいしされたい
きみとならなんだって甘い

ハニー

January 20 [Thu], 2011, 15:20
夢みたいにきれいな言葉使えるし
糞みたいにきたない野次も言うのね
魔法ののうみそ、くちびる、したべろの先まで
きみのは生粋だ、酔狂だ、あいしている、ほんとにバカだ

アイワナビーミスターコックス
アイワナビーハー
ほんとにバカだ

嘘がなきゃ夢もないなんて
あたりまえのことだって言いたくもなるような午後
きみのすきな音楽を聴いている
ハチミツ色の空がただれて溶けた

セーハ

January 12 [Wed], 2011, 1:08
セーハのやり方教えてくれたら気持ちいいことをしてあげよう
そんなに巧くもないけどそれでも気持ちいいことをしてあげよう

夜の吉祥寺を箱根に変えたり冬の川崎からバリに飛んだり
つまらない魔法たくさんつないでどうでもいい暮らしを続けては

切ないふりなんてしないで、六つも歳上の、恋人よ。
弱すぎるふりなどしなくたってきみが弱いことくらい知ってるよ
ある程度の不埒なやさしさと ある程度の純度の欲望で
ある程度無様になるならそれはもう、ぜんぶぜんぶ、構わないよ。

セーハのやり方教えてくれたらどんなことだってしてあげよう
そんなにできること多くない でも どんなことだってしてあげよう

1時間かけてきみの街へ行き 2時間かけてキスをしてさ
3時間かけて何をする?ねえ、夜通しごっこ遊びをする?

悲しいふりが誰より上手な、九月生まれの、恋人よ。
裏切られるのに怯えるくせに 大切なひとを裏切って
悪びれるより素早く、世界の迷子、みたいな目なんかしやがって!
ばかで自分勝手でえろくってもう、ぜんぶぜんぶ、大好きだよ。

ひみつの

December 28 [Tue], 2010, 4:54
会えてうれしいのが
会えなくてかなしいのに
かわるときがとても怖い

望まないでいたい
奪わないでほしい
だけど触れればしあわせで
どうしたらいいのかな

きみのうまれた街で手を繋いで歩けて良かった
たばこの味のするキスがすきだよ
きみのとなりで眠れて良かった
あのまま地震がおきたら最高だったのに
なんて言ったらきみはいぶかしむから ひみつにしておこう

正直

December 27 [Mon], 2010, 3:51
正直きみは死ぬほどばかだし
えっちぃことばっか言ってるし
たくさんの鮮やかな憧れや慈愛に
泥塗って唾吐いて平気な顔だし

信じられないことばかりよ。
ずるいひと
だめなひと
ひどいひと、でも
すきなひと

きみはぜんぶを持っているから
裏切られるのがいやだって言いながら
どれだけのひとを裏切ってもいいの。

ねじれて笑えば、とてもうつくしく
魅せられて逃げられない、正直、とてもやばい

ありふれた人生

December 22 [Wed], 2010, 0:05
わたしやっぱりすごくすきよ、きみのバンド
きみのこととおなじくらいすき。だから頭こんがらがるの!ああ。

むなしくならないわけはないけど
愛しさに蓋をすることのほうがよりいっそうむなしいよ

話す声とか笑った顔とか
歌う声とかギターの音とか
ぜんぶすきよ。どうしたらいいかな

ね、とりあえず、あした会いたいな

クリスマスソング

December 19 [Sun], 2010, 14:08
すごく愛しているけど
何もかもが足りないね
声の波はとどかないし
きみは今も誰かのもの

せめてほどけた白いリボンで
明日の朝までは汚しつづけて
飲み下すよ、チュチュ
空を行くきみの名前を

きみは風邪をひいて
わたしお腹が痛いし
デートはまたキャンセル
クリスマスになんて
会えないの知ってるから
綺麗なプレゼント、猫の餌にしちゃうわよ?

赤も緑もタマの胃袋んなかできらきら絡まる
きみのものになりたかった。
きみのものになれなかった。
飲み干してよ、チュチュ
溺れてるわたしの名前を

スイートボーイスイートホーム

December 19 [Sun], 2010, 4:53
やたらと罪と罰のはなしをしたがるきみに
裏切る相手がいるだけいいねとぼくは言う
きょとんとしてこっちを見るきみのうまれたての猫の目は
誰かを傷つける意味なんて、一生、知らなくて良いよ

ふるくさいラブホテルの部屋は、箱庭じゃない
ぼくもきみも星座や花の名前なんて、知らない
お互いの名前さえ、覚えてたの奇跡みたい
かみさまありがとう、愛してる、死んじまえ

ああ
ぼくが空っぽだから
抱きしめてくれたの?うれしいね。
おどろーか
おどろーか
冴えた朝が きみの頭に 帰るべき家を思い出させてしまうまで

シルヴプレ

December 17 [Fri], 2010, 4:37
言ったからには責任持って
最後の最後まできちんと食べて
あかいあかい血の一滴も残さず
私の全てが君の喉滑り落ちてく

君のなかですこしずつ薄まってゆけたら
かなしかったこともうれしかったことも、みんな忘れるように
もう悪い夢も見なくてすむでしょう

はやく、はやく、くちびるでわたしにふれて
つまらない色をしたつまらない肌に
そっと噛み付いたならそのままやめないで

美味しくないかもしれないけど
私だって持て余してるんだ
ぶらぶらとほてる小さな身体

秘密の花園

December 15 [Wed], 2010, 11:46
口の中でからまりあう10年分の繊維
飲み下してきみはわらう
まだ足りないと言う

ぼくら少しも大人になれないまま
墓まで連れてく内緒ばなしだけ増えてく
それは冬の日の革命について
澄んだ朝を切り裂くファンファーレについて

炭酸水がささくれにしみた
血が滲むのを黙って見てた
擦り減ってく靴底の断末魔聞いた
迷路をゆくのには必要な犠牲だ

かわいたふりをしても
右脳に降る雨音や
心臓に咲くあじさいに
きみには気づかれる
そしてまだ足りないでしょと
声もたてずにわらいだす

秘密の花園の追憶が
奥の奥の奥までしみついて取れない
プロフィール
  • アイコン画像 ニックネーム:こんなにあたまわるい子みたことない
  • アイコン画像 趣味:
    ・音楽
    ・映画
読者になる
2011年01月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Yapme!一覧
読者になる