3小匙一杯の 

February 18 [Sat], 2006, 8:59
今日はバイト。
土曜日と平日の午後、俺は知り合いの小さなカフェで働いている。
準備中と札の下げられた扉を開くと、扉につけられたベルがチリリと鳴った。
「ああ、拓真君。おはよう。」
カウンターの奥からそう声をかけたのは、店長の藤谷智志さん。
眼鏡と優しい笑みが特徴で、素敵なお兄さんといった風貌だ。
俺の大学の友人の兄で、大学を卒業後にカフェを始めたらしい。
実は彼は大学中にデビューした作家で、カフェは半ば道楽だというのはうらやましい限りだ。
智志さんも趣味はお菓子作りということで、俺の同志でもある。

2ビターチョコレィト 

February 14 [Tue], 2006, 19:45
えーっと、何だ?今日って日は、お菓子業界の陰謀で、女の子がチョコレートをくれる日じゃなかったか?
何で俺は、自分の部屋で、チョコを練ってるんだろう。
「ねー、まだ?」
「うっせぇ。知るか」
味見にと舐めてみたそれは、やっぱり苦かった。

1日曜日の午後 

February 13 [Mon], 2006, 17:10
金曜は徹夜でレポートをあげて提出。その後夜遅くまで打ち上げ。
翌日土曜日はバイトで朝早かった。
そんなこんなで、やっとこ安心して眠りに付いたのは、土曜の10時ごろ。
そんな俺の安眠を邪魔したのは、しつこくなり続けるチャイムの音だった。
(くそ、こんな朝早くに何のようだよ・・・)
ふと、枕もとの時計を見たら12時を大きく回っていた。


「はぁい」
「やっぱりお前か・・・」
「なによぉ。せっかく来てあげたのに、何様?」
(何様はお前だろっ)
言いたいのは山々だが、いっても無駄なのはすでに知っている。というかどうせまたうまいこと言いくるめられ、そのまま納得させられて、さらには後から納得してしまった自分に自己嫌悪するという流れが見えている。
がしがしと頭をかきながら、腰をかがめて顔を覗き込む。
むぅ、としかめた顔は、こ憎たらしいほどに可愛い。
(きっとあと五年もすれば、家に来てくれることを喜べるような美人さんになるんだろうけど・・・)
「・・・こんなちんちくりんじゃ、な・・・」今度は空を仰いでため息混じりにつぶやいてみせる。
残念ながら、手ぇ出す気にはなれないような少女だ。頭に美はつくだろうけれども、自分は”ろ”の付く趣味は持っちゃいない。
「誰がちんちくりんですって!?」
きぃー、と声をださんばかりに怒り狂い、ぼかぼかと(ぽかぽかとではない、そんな可愛らしいたたき方ではなかった)俺の腹に向かって殴りかかってきた。
「待て待て落ち着け、とりあえず、入るか?」
言いながら、そっと両手をつかんで、そのまま今日つけの姿勢に手をそろえさせ、頭をなでなでしてやる。
「子ども扱いしないで、ってば」
「まあまあ、いいから、落ち着けって。ほら、入れ入れ。
俺も寒いんだってば」
昨日寝た姿のままの俺は、長袖のTシャツにだぼっとしたズボンという、薄着のもので、昼間とはいえ冬真っ只中の外の空気が直接あたるこの状態はずいぶんと寒かった。

10*10title 

February 13 [Mon], 2006, 16:25
10*10title様より、お借りしたお題にて、お話でも書いてみようかと思っています。
これは、まぁ、受験勉強の息抜き?兼文章練習用みたいなかんじですかね。
二次創作並みにノリだけで書く感じで。

選択したお題↓

1日曜日の午後
2ビターチョコレィト
3小匙一杯の
4後始末
5静電気
6欠けたグラス
7捕われの姫君
8鳥籠
9口外法度
10ミルクパン

一応この順番で書く予定で。 かけないなぁと思うと変わったりしてます。(笑)

下は主人公たちの簡単なプロフです。
自己紹介とキャラ紹介。

えと、水谷朋夜と申します。
普通の受験を来年に控える高校生。でも暇人。

お題サイト様より題をお借りしまして、現在SSを書いております。
未熟なもので、これから先どのように話が転がるかわかりませんが・・・ お暇でしたら、ぜひお付き合いくださるとうれしいです。

主人公
佐々木拓真(21)
大学3年。気楽な一人暮らし。

遠野沙良(13)
中学一年。我侭お嬢様。

詳しい紹介は、10*10titleの項目にて。

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