大河ドラマ

September 24 [Mon], 2012, 7:46
昨夜の「清盛」は「赤」が印象に残った。
前例などをぶっ壊して覇道を進む父と道理を通したい息子、父よりも祖父の権威を傘に来て我が儘を通す武家の棟梁に連なりながら武芸から外れてしまった孫、その我が儘故に孫が酷い目に合わされても息子が非がこちら(子供)にあると何もしなければ俺がやってやろうと裏から手を回す爺。
爺が上皇に披露した赤い羽根の装束、それに連なる赤い羽根の落ちていた問題の仕返し現場。呆然とし、おのが存在意義さえ見失いかけて怒り狂う息子。その怒り狂う直前まで書いていた書が「不惜身命」なのも良い。
こうした軋轢が積み重なって、おのが覇道を完成させた暁には次代を担わせるはずだった有能な息子の方が先に潰えるわけですね。わかります。
武家の棟梁の家に生まれたくせに弓も馬も能くしない、けれど家の力は思いっきり傘に着る幼子たちはあからさまにボンクラ三代目世代ってのが、ちょっとあざとい気がするけど。
一方頼朝は、篭もりがちなのを心配してという尤もらしい大義名分のもとに引き出された宴会の席で聞きたくもない平家の噂を聞かされ続け、ついには今の不遇は頼朝の父・義朝についたせいだ、後悔しているとまで源氏批判を聞かされる。(どうみても八つ当たりの言葉のリンチじゃねえかよ、自分たちの目が出ないからって)
そうして、一人の人間としてのささやかな幸せすら奪われて腑抜けてしまっていた頼朝が「我が身が潰えようと源氏の魂は滅びぬ」とキッパリ言って一筋の涙をこぼす。(実際、面従腹背で潜伏する源氏の描写は以前あった)
一部始終を影から見てた、父の催す「宴会」とやらにウンザリしていた政子はじっと頼朝を見て何を思ったか。
清盛の子と義朝の子、続く軋轢に心が折れかかる者と漸くどん底を踏みしめ立った者……史実はどうだったのかはわからないが、描き方としては中々好みだと思った。
そして次回予告がまた、赤、赤、赤。
平家の悪口をいうものを囲み威圧する、赤い羽根の装束の子供たち。
とうとう来ました、「平家にあらずんば人にあらず」。
この次回予告がまた、印象的でした。
赤い羽根の装束を着た子供たちが平家の悪口を威圧して封じ、まるで僧兵のようにどんどん傲岸無礼になっていくわけですが、私には彼らが「紅衛兵」に見えました。
そう、勿論、あの「紅衛兵」です。
これは演出家の意図通りなのか、それとも私の考えすぎでしょうか。
何にせよ、歴史好きを刺激してくるいい作品だと思いました。
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