無力感 

March 22 [Mon], 2010, 13:46

発達した医療技術。
そのおかげで、今までは救えなかった命を
救えるようになった。

それとは裏腹に、延命技術の発達は、今までなら死んでいた
人達を生かすことにも成功した。

これがおかしい自体を招いていることは周知の事実。

生かされている状態を拒み、殺してほしいという患者の意見。

尊厳死、ってよく考えると、おかしい言葉だ。
一体、何がしたくて、こんなふうに恐ろしいくらいに、
医療技術は発達してしまったんだろうか?

そこに人間の死についての考えが少しでも含まれていたんだったら、
こんなこと、起こらなかったんじゃないのか?
体さえ生きていれば、人間は生きているのか?
そこに殺してほしいと訴える人間の精神があったとしても、
生きているんだろうか?


末期がん患者や、老衰、治療法の確立されていない難病を前にして、
医者の出来ることはかなり限られる。

無力だ。医者になれば何か変わると思ったから、がんばって勉強したのに。

結局私の出来ることなんて、本当にわずかなんだ。

だから、外科だの発展途上国での医療に尽くすだのってことは
若干逃げ道のような感じがする。

そこでは、自分の出来ることがちゃんとあるから、きっと、
無力感に苛むことも少ないんじゃないだろうか?

いや、そんなことはないだろうけど。

でも毎日毎日、末期がん患者を目の前にしている医者よりはきっと、
少ないんだろう。

私には何が出来るんだろう?
医者になってやりたいことって、何?
その私が出来ることが、本当はとんでもなく微力だと、
思い知る時が来るとわかっていて、働き続けるのか?

人を失った時の辛さはちゃんとあって、そして、
失うという事実はなくならない。

どうして、こんな世界を神様はおつくりになったんだろう。

人が死ぬ世界を作った時、おんなじようにして、辛いとか悲しいとか言う感情も
なくしてくれりゃよかったのに。
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