恋火

July 01 [Sat], 2006, 22:16
「恋火」  知ってますか?



すごいことになってるんですよ。



まさに彩世綾瀬という人気ブログが織り成した奇跡でしょうね。



事の発端は彩世さんがブログのキリ番企画で555を踏んだ綾瀬さんのお題で小説を書いたんです。



その小説の逆サイドを綾瀬さんがコラボで書いた。



そしたら、馬見る犬のyacchimannさんが外伝を書き、黄色いカミソリの由子さんがさらに外伝を書いた!!




恋火だけに、どんどんと飛び火しております。大炎上です。




それにしてもブログってすごいよね。




顔を合わせたことの無い人たちがこうしてつながりを持ち、企画を立ち上げ、また人をその企画に加わらせていく。



すごいことです。


ぜひブログの奇跡を見ておくれ
1、恋火 (少年サイド) 著 彩世さん
2、恋火 (彼女サイド) 著 綾瀬さん
3、てきや山本、46歳  著 yacchimanさん
4.恋するチュー      著 由子さん




ということで、ちょっと炎上していた火の粉をいただいたので、ちょびっと参加。



最初に断わっておきますが、期待しちゃいかんよ。



すっごいふざけてるからさ。
「夏の夜空に」


 わたしは大事に大事に抱えられ、男の手の中に収まっていた。
「キレイに咲いてくれよ」
 男の汗臭い胸の中で、わたしは幸せな一時を送っていた。
 素直に頷く。
―― うん
 見上げれば満天の星空。
 雲ひとつない晴れ空だった。
 こんな花火日和、ないよね。

 そよそよと渡っていく冷たい夜風と、祭りの人いきれを同時に味わいながら、わたしは辺りを伺った。
 なんてたくさんの人が集まってきていることだろう。
「みんなおまえを見に来たんだぞ」
 男が自慢げにそういってわたしを撫でた。

 円筒の筒に押し込まれるわたし。
 心の中で唱える。
―― キレイに一花咲かせてみせるわ。最愛の男に心を込めて作ってもらったんだもの


「点火ーーーー!!」
 勇ましい愛しい人の声を聞き、心を決める。
――さあ、みんな、わたしの艶姿を心ゆくまで見なさい!!


 わたしはドンドンと空に向かって羽ばたいていく。ヒューという音を立てて。


 チラっと下を見下ろせば、わたしを見上げる一人一人が見てとれた。

――ああ、みんな幸せそうな顔して見上げてるわ。
  あの浴衣の彼女なんて幸せそうに手をつないで、笑顔で顔をほころばせている。
  
 だけど。


―― おい! 横の少年!! わたしを見ろーーーー!!
   彼女の顔ばっか見てるんじゃないよ。 だっておまえわたしを見に来たんだろうに。
    おーーーーーーーい!!!


バアァァァァーーーーン



「うわ〜、キレイ」
夜空に咲いた大きな赤い花に、彼女は小さく呟いた。



わたしは火の粉になって散りながら、彼女の声を聞いた。



「また見に来ましょうね」



―― わたしをみてなかったくせに・・・・。



拗ねた気分で二人を見下ろす。


でも、きっとわたしの散らした夜空の火花は、二人の心にも火をつけたに違いない。


恋火を。



―― うまくやれよ、少年。



最後に願うとわたしは消えた。



<Fin>




なんか自分の小説書くよりも緊張したんですけど・・・・。

二人の世界を壊していないことを願って。(大丈夫か〜〜??超心配!!)




  • URL:http://yaplog.jp/mantohihi/archive/341
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さくらみかん
>puririさんへ
お越しいただきましてありがとうございます。
恋火効果で初めての方とお会いできるのは嬉しい限りです。
一瞬の命ってあると思うんですよ。人間だって、ながーーく生きる木なんかに比べたら一瞬の命。
その一瞬に何をなし、なにを思うかがその命の価値ですよね。
と、そんな講釈は今思いついただけで、書いてるときは何も考えてませんでしたが・・・・。
良かったらまたお越しくださいね。
July 03 [Mon], 2006, 9:24
一瞬で消えた花火の最後の一言がじんときてしまいました。
それぞれの書き手のそれぞれの思いが交錯して、とても面白い企画だと思います。
July 02 [Sun], 2006, 20:04
さくらみかん
>sasoriさんへ
こんな辺境の地までようこそおこしくださいました。

恋火効果ですね。
ありがたや。

いままでコラボってやったことなかったので、こんなに緊張するもんなんだなってびっくりしました。
わたしなんてちょこっと後からキックして足跡を残してやったくらいなものですが、こんな現象を巻き起こしたWアヤセはすごいと心底思いますね。

コメントありがとうございました。
まじ嬉しいです。
July 02 [Sun], 2006, 20:02
はじめまして!

そして、おつかれ様でした。

「恋火」まつりをグルグル見ているsasoriといいます。

「恋火(+外伝)」を読むのも楽しいのですが、コメント欄を読むのも楽しませてもらってます

皆さんの緊張と感動が伝わって、思わず足あと残しておきたくなりましたよ。

少年と彼女の空間がここまで広がってゆく・・・

、と同時にブログも広がってゆく。
すごいです!


July 02 [Sun], 2006, 14:42
さくらみかん
>綾瀬さんへ
いやいや、勝手に書いただけですからね、紹介なんていいんですよ。
なんでかいつも以上にドキドキする気分も味わえましたしね。本当にいいのか? こんなんで!! と思いながら書かせていただきました。
Wアヤセ効果すごいですね。

そういえば炎上第一号は綾瀬さん本人なんですよね。

おもしろいように連帯感が広がってうれしいです!
また何か企画あったら乗らせてもらいますね。

>yacchimanさんへ
え、普通に人間視点の方が難しいと思うんですが。人間って感情が複雑だからさ。
でも、単純だから、褒められて嬉しい!!

ね、みんな会ったことないのに、なんとなく会ったことあるんじゃってくらいに、身近な存在になってますよね。
記事ってある程度は自分を偽って書きますが、それでも人柄とか考え方は出るものですよ。それを感じ取ってみんながみんな頭の中に相手を想像してるんですものね。
不思議な関係です。

またなにか一緒にできたらいいですね。

>由子さんへ
お褒めいただきまして、あざーす。
でもわたしがこの話思いついたのは、由子さんの話を読んだからなんですよ!!
人以外の視点もありだなってね。で、わたしの中で少年、彼女サイドの話で印象的だったのが、彼女のツンとしてない素直なキレイって花火を見上げ、それにみとれる少年のシーンだったわけです。
そこに入り込めるのは、花火しかいねえ! ってね。

「チュー」はすっごくおもしろかったですよ。
潰されるという運命を受け入れつつ、よりきれいに散ろうとしているあたりは、花火に通じるのでは?

今回はみなさまに出会えて光栄でした。

>絵夢さんへ
読んでもらったんですか。ありがとうございます。
これは超外伝なので、みなさまの本ラインの話も読んでみてくださいね。

本当に不思議な縁ですよね。
ブログって。ブログやらなきゃ、絵夢さんともでんちゃんともこうして文章ででも言葉を交わす機会はなかったわけですからね。
この縁を大事にしていきたいですね。

えっと彼氏は、・・・・・・・・がんばります!!
July 02 [Sun], 2006, 7:16
ああ、コメント遅れて申し訳ありません。
紹介も出来ずじまいになってしまって・・・・
彩世ちゃんの方では紹介されているので、
大丈夫だとは思うのですが。

どんどん飛び火していますね。恋火(笑)
「彼女」を書いた私としてはすごく嬉しいです!!
しかし考えたら、私が飛び火第一号なのかも・・・あれ?


花火を視点に書くだなんて流石!!
ってか、外伝の皆さんは本当に色んな視点をもってらっしゃる。

また素敵な世界が広がりました(笑)
ここうやって同じ物を作ると連帯感も生まれ親しみも湧くwwうふふww

夏の夜空大絶賛!!

流石、さくらみかんさんだあ。
July 02 [Sun], 2006, 5:48
なるほど。実は僕も「花火」自身に語らせるという手法は考え付きはしたのですが、「だめだ、難しすぎるや」ということで断念しています。

 まさかこうも鮮やかに書くとは、さすがですね。常日頃ストーリーをお書きになっているかたは違います。

 そう、さくらみかんさんの記事を読んでおもったのですが、僕ら一度も会ったことが無いんですよね。それがなんだかとても不思議です。

 しかし、「いつか酒を酌み交わしてやる」とたくらんでもいます(笑)
 お疲れ様でした。楽しませていただきました。
July 02 [Sun], 2006, 5:20
ウマイッ!
蚊では 花火にまったく太刀打ちできません
てか 蚊じゃなくても 表現力で圧倒的に劣勢ですが
でも チューも 最後は「うまくやれよ、少年」って 思ってたのかもしれませんね
(自分で書いた癖に 他人事)
July 02 [Sun], 2006, 1:43
素敵な彼氏みつけて夏祭り行ってね。

面白い企画ね。示し合わせたわけでもなく、どんどん
お話が繋がっていって、色んな場面が展開する.....
これからも挑戦してみてね。
July 02 [Sun], 2006, 0:38
さくらみかん
>jsbyさんへ
ニ店舗めぐりいただきまして、ありがとうございます

恋火はみんなが書こうねと示し合わせたわけでもないのに、ドンドン飛び火して書きたくなっちゃうんですよね。
それだけ登場する人物や場面に魅力があったのでしょうね。
これから夏祭りの季節ですからね、一足先に味わっておきたいななんてね。
実際の夏祭りなんて、縁がこのごろトンとないものですから。
ステキな彼氏と行きたいですね。
July 01 [Sat], 2006, 23:33
さくらみかんさん、こんばんは。(^^♪先ほど、Newブログの方にも行ってみました。お引越し、お疲れ様でした。

ブログを通じて、小説の共同制作とは・・・。なかなか面白い趣向ですね。さて、さくらみかんさんのパート「「夏の夜空に」もドキドキしながら、拝見させていただきました。
July 01 [Sat], 2006, 23:29
さくらみかん
>彩世さんへ
もう読みに来てくれたんだ。早い!!
読んでくれてありがとね。

恋火という話にそれだけ人を惹きつける力があったってことですよ。
その産みの親が彩世ちゃんなんだから、すごいよね。パワーが注入されているんだろうね。

少年、「また見に来ましょうね」のときは花火見てたのか! じゃあ、あの花火は運悪く見逃されてしまったんだね。でも花火の光が彼女の顔を輝かせた瞬間は見てたんだよね。
またどっかで恋火の火がくすぶったりしてるのかもしれないね。
どこまで続く、恋火!!
July 01 [Sat], 2006, 23:27
今度は花火か。
こういう視点って凄いですね。
なんだか、花火も生きてるんだなって思いました。
きっと彼女はキレイに咲いたのでしょう。

っていうか、ホントに凄いなぁ、恋火。
完全に私から離れて一人歩きしてらぁ。

そして、付け加えるとすれば、「また見に来ましょうね」のときの少年は花火見てました(笑)
考えてることは別として。
July 01 [Sat], 2006, 23:15
P R
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