夏の下痢と日焼け 

July 19 [Thu], 2007, 21:00
夏の下痢と日焼け

1)夏バテの下痢は長引きやすい

今日も暑いな〜と愚痴りながら、汗だくの重い体を引きずって、朝のトイレタイム???と、寒気とガスと伴に、軟便、下痢。 
またか、このところ毎日これだ???
朝から力抜けちゃって、もう夏バテだ〜。

という経験のある人は以外に多いでしょう。

体表は、暑さで火照って汗をダラダラかいているのに、内蔵は、意外と冷えっぱなしのことがあります。お臍のあたりに手をあてると冷たい感覚があったりします。

ふだんから冷え性、胃腸の働きが弱いという人は、こんな状態に陥りやすいようです。

暑いときは、体内の熱を発散しようと、血液が体表に集まるので、胃腸や肝臓の血流量は低下して意外と冷めている。そのためか、夏場は肝臓の解毒能力も低下気味だとか。

そこへ冷たい飲食物で胃腸を冷やし続けていると、胃腸の血流はますます悪くなり、その働きは低下して慢性の軟便や下痢となる。やがて夏バテが重なれば、回復するのに何ヶ月もかかったりすることになる。

2)養生法

◆寝るときは必ず、おなかを隠して寝よう。
睡眠不足は、夏バテを助長するので、十分な睡眠時間を確保する努力を。 

◆冷たいものや生ものの摂り過ぎにも注意。
ニンニク、しょうが、ニラ、ネギ、ししとうなどピリッと辛いもので胃腸を温めると、しだいに下痢が落ち着いてくる

◆むくみやすい人は、豆類、イモ類なども食べるとよい。
脂っこいものと冷たいものを一緒に食べないこと。

◆規則正しい時間に、よく噛んで食べる。 腹八分で切り上げる

◆冷房に長時間当たらないこと。冷房は外気温との差を5度以内にする。


●漢方対策

◆かるい寒気と下痢で、夏カゼ引いたかな???と思ったら
すぐに、お湯で「勝湿顆粒」がおすすめ。
胃腸をやさしく温めて動きを整えてくれる。

◆下痢や軟便が続いて、疲労感もある
補中益気湯、参苓白朮散、人参湯、真武湯など

3)日焼け肌に「沙棘オイル」

このところの日差しの厳しといったら、肌がジリジリ音を立てるようです。
そこで活躍するのが意外にも「沙棘(さーじ)オイル」 乾燥、荒れ肌対策でご愛用の方も多いので、夏の「沙棘オイル」の利用法をご紹介します。

オイルだから秋冬に利用するものと思っている方も多いでしょうが、実は日焼けトラブルに大活躍です。

日焼け(ヤケドも同じ)のヒリヒリは、空気を遮断するのが一番。オイルを塗るとウソのように灼熱感が治まる。 さらに沙棘オイルなら細胞膜の栄養成分がたっぷり含まれているので、ただのオイルよりずっと経過がいいようです。
紅沙棘(沙棘オイル100%)のソフトカプセルを針などで穴を開け、中の沙棘オイルをつけてみてください。

※「沙棘(さーじ)オイル」とは、
内モンゴルやチベットなどの標高2000メートル以上の荒野に逞しく自生するグミ科の植物「沙棘」の実から搾り出される100%ピュアバージンオイル。
その成分の豊富さに、アメリカなどでも注目を集めている食品のひとつ。
抗酸化物質であるビタミンEやβ−カロチンそして有用な不飽和脂肪酸などが含まれる

「気」って、何? 、気が停滞すると 

July 19 [Thu], 2007, 20:57
「気」って、何? 、気が停滞すると

現れている症状を説明するときに、「気の流れが停滞している」とか、「気 が不足している」とかそんな言葉を使うと、「あの〜、その気っていうの、 何ですか?」と似非か詐欺師かというような疑いのまなざしで質問されるこ とがあります。 で、言い訳じゃないけど(けっして)、漢方的な考え方の代表格である「気」 について述べてみます。

「気」って、何?

通常使われる言葉の中でも、「やる気がある」「気丈に」「気が入らない」 「気のない返事」とか、「気配り」「気がつく」「気持ち」「気分」とか、 なんとなく精神的なエネルギーみたいなものを感じさせますね。 そしてそれらは、「生きていて活動している」から出てくるものですね。

漢方の「気」の考え方もそのようなものですが、もっと体の生理的なものを表現しています。つまり、 体は、食べたものと呼吸によって取り込んだ空気をもとにさまざまな反応が 行われてエネルギーを生み出し、これによって体内各所のいろいろなものが 機能しています。
この基本的な動くエネルギーみたいなものを「気」と呼び、それが充実して いて各所の連絡がスムーズに行われ機能している状態を「気がうまく流れて いる」といったりします。

決して手品みたいな「パワー!」とは異なります。

「気」が停滞すると


2−1:精神面では

なんとなく憂鬱な気分になりやすく、知らず知らずのうちに、ため息ばかり ついていたりします。本人は無意識のこともあるので、身内の人などで気が ついたら、気分転換を促してあげると良いでしょう。 さらに、イライラしやすくなったり、情緒不安定でヒステリックになりやす かったりするときもあります。

筋肉が緊張しやすく、胸から脇のあたりがつかえるような、凝っているような感じ(女性では帯やブラをするのが苦しくてたまらないと感じたりします) または、差し込むような痛みなどもよく現れます。 やたらと小便が近くなるということもあります。(緊張性頻尿)

女性では、月経前になると乳房が張って痛みを感じたり、生理痛が生理前に もあって、肩や背中の凝りや痛み、頭痛、イララなどが現れたりします。
生理不順だったりもします。ストレスから生理が止まってしまうこともよく あります。(生理前症候群PMS 無月経)

四逆散や逍遥散を用いて、緊張をほぐし、気を穏やかに発散させます。

2−2:胃腸や胸部の不快症状

食欲にムラがあって、食欲がすごくあるかと思うと、ぜんぜん食べたくなく なったりします。 胸や胃部がつかえたり、痛んだり、ゲップや吐き気、しゃっくりがおこりや すい。 腹が張ってつかえたり、痛んだり、ゴロゴロ鳴ったり、おならがしょっちゅ う出たりします。ガスがでると楽になるのですが、またすぐに腹が張ってきます。 便秘がちだったり、急に下痢、軟便になったりすることもあります。便がき れぎれだったり細いことが多い。(過敏性大腸炎)

開気丸などを用いて、気の方向を整え胃腸の動きを滑らかにします。

参考)気持ちがウツウツ

「気」が停滞する原因

いわゆるストレスによって引き起こされます。
いろいろと思い悩んだり、緊張することが続いたりという精神的なストレス はもちろん、気候の変化の激しさ(季節の変わり目など)や、大きな傷を負 ったり、暴飲暴食も体のストレスとなることがあります。

本人がぜんぜん意識しないで頑張っているうちに、体ががんじがらめになっ ていることもあるので、身近な人が、何気なく気遣ってあげることも大切で しょう。

基本的には、疲労などにより、体のエネルギー不足「気虚」となっているこ とが背景にあることが多いので、、気分転換やリラックス法の他に、じっく り体力を回復するための養生を続けることが必要です。

便秘を考える 

July 19 [Thu], 2007, 20:51
便秘を考える

1週間たっても排便がないしばらくぶりで便意があっても、ころころっと少し出るだけで終わってしまう。すっきりと出っきらない。

しっかり食べてない(朝は時間がなくて、夜食べると太る気がする)というより食欲があまり湧かない

便秘薬を飲んでも、ぱっとしない

最近、顔までむくんでしまう。

このような状態は、主に「気虚」(ききょ)体質に起こりやすいもので、つまりは、力不足で動きがにぶい状態といえる。

胃腸の元気をつける(脾気虚対策):基本的には、「補中益気湯」お腹の冷えや手足の冷える人は、補中益気湯の代わりに「人参湯」 漢方とは少し異なるが、「レオピンファイブ」も良く効く。
はじめのうちは、加えて漢方系の便秘薬を組み合わせるが、胃腸の力がアップしてきたらしだいに便秘薬のほうを減らして行く。

漢方系便秘薬(潤しながら腸を動かす漢方処方)便がカサカサしている場合は、麻子仁丸、潤腸湯を排便状況を見ながら量を加減して組み合わせる。

便の材料となるものが必要:しっかり食べなければ便の嵩が少ない。最近は食事を抜いている人も多い。食物繊維(野菜など)オリゴ糖(腸内細菌のえさ)のサプリメントも。

便秘で不愉快症状? 

July 19 [Thu], 2007, 20:46
便秘で不愉快症状?

毎日、体内の掃除はできているでしょうか。
手抜き掃除では駄目。隅々まできれいにお掃除。
まずは、排便をしっかりすっきり。
もしかしたら、長年の不愉快症状がさっぱり解消するかも。

■それってもしかして便秘のせい?:
便秘に付随する不愉快症状

腹がはる、張って痛む、みぞおちがつかえる、
ガスがたまりさかんにオナラがでる、
食欲が落ちる???など、腹部だけの症状以外にも

頭痛やめまい
落ち着いて眠れない
イライラしてじっとしていられない
さらに、
目の充血、口内炎、しつこい吹出物など

なんだかスッキリしない症状、なぜだろうと思ったら、まずは排便状況をチェックしてみましょう。

■便秘してないと思っていても

1)毎日出ない
3〜5日さらに6〜7日、甚だしい場合はもっと長い期間、排便がない、という明らかな便秘症はもちろん、

2)毎日出てても
毎日または1日おきくらいに何とか出ているから「便秘してません」といっても
糞便がコロコロと乾燥していて、すっきりでない
糞便が乾燥しているわけではないが、力不足でりきめない
という場合も、排泄すべきものがたまっている可能性があります。

■漢方体験例(排便を促して不愉快症状を改善)

1)長年の吹出物が悩み

「排便は毎日ある」というものの、しつこい吹出物が顔(下側)からあごや首に渡って、居座り絶えることがなく、皮膚はくすんだ紫色になっている状態でした。

2種類の漢方処方に加えて、排便を促しながら血熱をとる処方「涼血清営顆粒」を服用。

3週間後、来局される。
皮膚の色がすっきりしてきた。首では、前回来局時と比べてずいぶん吹出物が小さくなり数も減っている。
涼血清営顆粒を服用すると、排便ペースがこれまでより早くなるが、そのほうが体がスッキリして気分がよく、朝起きるのが楽になったとのこと。
生理前になると吹出物が一時的に多くなるが、以前よりも膿のたまり方が少なくなったので楽、と現在も継続中。
もう少し回復したら、服用量を減らす予定です。

2)便秘をすると気持ちが落ち着かなくなり、目が充血してくる

貧血、冷え性タイプで漢方対策を行っている方。
仕事でストレスもたまりやすい環境にあり、便秘するとイライラが募り、胃の辺りがつかえ、夢見が悪くなるという。ひどくなると目も充血してくるそう。

「麻子仁丸」を排便状況にあわせてさじ加減していただく。
さらに気の流れを下方に整える「開気丸」を組み合わせると、つかえが取れ、さまざまな不愉快症状が楽になるとのこと体調に合わせて常にさじ加減していただいている。

3)便秘を改善しながら不愉快症状を改善するその他の処方
大黄甘草湯、大柴胡湯、三黄瀉心湯、桃核承気湯、通導散、防風通聖散、乙字湯、潤腸湯など

■ふだんの養生:秋は潤いを補って

1)潤い不足の便秘対策
黒ゴマ、くるみ、松の実を各同量すりつぶし、ハチミツを加えてねったものを毎日少しずつ食べる

2)一定時間(できれば朝食後)にトイレにすわり、排便する努力を。
3)食事時間、食事内容をバランスよく。
4)ストレス解消、軽い運動。
(激しい運動で汗をかきすぎると、体の潤い分を消耗して便が出づらくなることがある。)

5)食べる量が少なすぎて出ない場合は、排便対策より、おいしく食べられる体づくりをしっかり行いましょう。