過去に戻れたら1. ひとつめの後悔

February 19 [Thu], 2015, 18:29
ある夜、寝付けなくてこんなことを考えていた。

「もし今の自分のまま、過去に戻れたら・・・」

いつの時代に戻ろう?そう考え始めたら、色々ワクワクして止まらなくなったの。
テストはいつも満点小学校から成績は優秀だし、髪型とか服もオシャレもして、ダサいなんて言わせなかったのに!とか(笑)
→このあたりは、たくさんの人がきっとそう思ったことあるハズ

昔の私、小学校低学年までは良かった。でも、高学年になってオシャレに目覚め始めるクラスメイトの女の子から意地悪されたこともあったし、成績も普通だし、まぁ、サエなかったのよね、要するに。

それから、小学生の頃飼っていたゴールデンレトリーバーのロイ。
祖父母の反対を押し切って飼ったロイは、自宅療養中だった祖父と世話をしていた祖母から、体も鳴き声も大きいから騒ぐとよく怒られていた。
だから家の中で放し飼いはできなくて、8畳の母の部屋のベッドの脇につながれたまま、多くの時間を過ごしていたのね。

ロイにとっては、それがすっごくストレスだったんだと思う。

体が大きくなるにつれて、怒りっぽくなっていった。

私も遊びが優先だったから、散歩は20〜30分しかしなかった。

ある時、帰ったらロイがいなくなっていた。

シンとした部屋に、手首に包帯を巻いた祖母と、表情の無い母がいた。

私     『ロイは?』

母     『ロイね・・・おばあちゃんのこと、
       噛んじゃったの。手首、縫わなくちゃいけなくて。』

私     『え?』

母     『仕方なかったの。もう噛んでしまった以上は、
       皆がいない間、ロイの世話おばあちゃんに頼めないから。
       噛んだ箇所がちょっとでもずれていたら、おばあちゃん、
       あぶなかったって。』

私     『もううちでは飼えなくなっちゃったの?』

母・祖母  『ごめんね』

ロイは、知り合いの知り合いにもらわれていったそうだ。
サヨナラも言えなかった。兄弟のように育ったはずなのに。いつもおやつの取り合いをして、転げまわって遊んで、ケンカして、一緒に寝ていたロイには、その日からもう二度と会うことはなかった。

あの日からずっと後悔している。
私の一番最初の後悔。

もっと、広々と遊び回れるように気をつかってあげれば良かった。
もっと散歩に時間をかけて、ロイが疲れるまであきるまで散歩に行ってあげれば良かった。
もっと一緒に時間を過ごしてあげれば良かった。
私が学校から帰るまで、暗い部屋でずっと我慢していたはずなのに。

ロイが怒りっぽくなったのは、きちんと世話をしてあげなかった私のせいだ。

ストレスをためて祖母を噛ませてしまったのは、私のせいなんだ。

その後悔がずっとずっと消えずにいるから、ロイを飼い始めたあの頃に戻りたいと、その夜ロイのことを思い出して枕が濡れた。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:Maco
読者になる
2015年02月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/manaka503/index1_0.rdf