今日からサッカーの南米王者を決めるコパ・アメリカが始まった。
ライブで放送されていたので、開幕戦のアルゼンチン対ボリビアの試合を観戦。
朝から熱くなり盛り上がってしまった。
その中でのワンシーン。
ご存知の方も多いと思うけれど、アルゼンチン代表のメッシという選手がいる。
世界的に有名なスーパースター。小柄ながらも、世界で最も注目される選手の一人!
前半も折り返しを過ぎた頃、両チーム無得点の試合状況。
メッシがボールを受け、相手陣内深くにドリブルで切り込んできた。
メッシのドリブル突破を警戒するボリビアの選手が4人くらい、彼の突破をとめようと寄ってくる。
敵数人に囲まれても、あの独特のリズムと流れでスルスルと抜けていこうとするメッシ。
抜けるか!と思った矢先、相手選手の一人がメッシの左肩に手をかけ止めようとする。
さすがのメッシもこれにはバランスを崩し、倒れそうになる。
見ているこちらはその瞬間、彼が倒れるかと思う。
が、倒れない。
すぐにバランスを取り戻し、ゴールへと突き進んだ。
彼の目はひたすら、前方にあるゴールの方向を見、そして、思いも、ただひたすらすぐそこに近づいてきているゴールに向いていた。
この一瞬のプレー、メッシの姿に、私は体が震えるほどの感動を覚えた。
結局得点にはつながらなかったのだけれど。
当たり前のプレーじゃないか、と思われるかもしれないけれど、その姿を思い出すと、こうしてしばらく時間が過ぎた今でも、このブログを書きながらも、また感動がぶり返し、胸が熱くなる。
なぜなら、当たり前だと思われるかもしれないこのプレーは、ともすると当たり前じゃない場合が多いからだ。
今日のメッシのように、ゴール近くで敵数人に囲まれ、反則ともとれるプレーによってバランスを崩した場合、いい位置でのフリーキックを狙って倒れてしまうというシーンが少なくないからだ。
そんなプレー・作戦を、全て否定するわけではない。
また、そういう全てのケースで選手がセットプレー目当てに故意に倒れているというわけでもない。
それが得点につながる場合もたくさんある。
今日のメッシも、もしあそこで倒れてフリーキックを得ていたら、もしかしたら得点につながったのかもしれない。
それでも、決して倒れない今日のメッシのプレーは、ただひたすらゴールに、前に向かう、ひたむきなひたむきな情熱、あるいは本能とでもいうような強い強い力・意志を感じさせてくれた。
そんな強い強い意志が現れた今日のメッシのようなプレーを、私は大いに支持したい。
世界に通用する本当に一流の選手とは、こういうものなんだなと、改めて思い知らされた。
そういえば、夜中についつい見てしまうウィンブルドンも、すごいなあ。