福島県二本松市出身。現在、神奈川県小田原市在住。 画家・斎藤真実のブログです。 活動記録、作品写真などと一緒に日々の雑感など書き綴ります。

2016年05月
« 前の月    |    次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最新コメント
アイコン画像mamiami
作品展。いよいよ。 (2015年05月01日)
アイコン画像tantan
作品展。いよいよ。 (2015年04月26日)
アイコン画像まみ
箱根について (2013年10月09日)
アイコン画像tantan
箱根について (2013年10月08日)
アイコン画像まみ
個展のお知らせ (2012年11月16日)
アイコン画像ゆか
個展のお知らせ (2012年11月06日)
アイコン画像すみえ
個展のお知らせ (2012年10月26日)
アイコン画像まみ
思い出すこと (2012年08月10日)
アイコン画像大竹百合子
思い出すこと (2012年08月08日)
アイコン画像まみ
古いけど新しい家 (2012年06月05日)
個展のお知らせ / 2016年05月10日(火)
あっと言う間に時が流れ、風薫る五月になってしまいました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
我が家の周辺ではみかんの花が開花し、甘い香りで溢れています。
緑もキラキラと美しく、いい季節ですね。


さて、早速ですが個展のお知らせです。

昨年より本格的に活動を再開したわけですが、いよいよ、銀座での個展が迫ってきました。

2009年以来の銀座。
人生の一大イベントまみれのこの7年でしたが、ようやく、ようやく、ここまできました。

詳細です。

斎藤真実 絵画展

2016年5月16日(月)〜21日(土)
時間/ 12:00〜19:00 (※最終日21日は17:00まで)

中和ギャラリー
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル3F

在廊日:5月16日(月)と21日(土) 

今回は、東京では未発表となる昨年の作品に新作を合わせて、大小20点の展示を予定しています。
会期中毎日在廊したい思いはありますが、なかなか厳しく、初日と最終日のみの在廊となります。

お時間がありましたらぜひご来場をお待ちしております!


今日の写真: 斎藤真実 絵画展 ご案内

、、、と、思ったのですが、画像がアップできません(泣)。
原因がわからず、まずは個展のお知らせのみです。
解決次第アップします!申し訳ありません。
※facebookでも投稿しています。ご覧になれる方はそちらをどうぞ。


 
   
Posted at 01:57/ この記事のURL
コメント(0)
別れの夜 / 2015年12月12日(土)
18年と8ヶ月。一緒に暮らした同居人、ならぬ、猫が、天寿を全うした。
木曜日の夜のことだった。

「寿命が尽きた」という表現が最もふさわしいのだろうその最期。
幸いにも、家族全員で見送ることができた。

直前まで、一見元気で若々しくさえ見えた彼女の体調の変化は、高齢であったためか急激だった。
異変に気付いてから息をひきとるまで、わずか4日間。


私に子供が産まれてからは、以前のようにかまってあげられることが少なくなり、彼女への私の対応について、後悔ばかりが頭を過る。
もっと早く、何か気付けたんじゃないだろうか、と。


水曜日、2回目の病院の帰りの事。
その日は小春日和で、雪を頂いた富士山が、それはそれは美しかった。
まるで彼岸の風景を覗いているかのような錯覚すらした。

木曜日の朝。この日の朝焼けは、恐ろしいくらい美しかった。
鱗雲のような雲が空いっぱいにひろがり、それが全部、ピンク色に染まって浮かんでいた。
夜明けの空は毎日見ているけれど、この空は、格別だった。
彼女の寝ている部屋で、家族みんなでその朝焼けを眺めた。

同じ日の夕方。
彼女は私を見て、「もういいよ」と言った。

それは、数時間おきにあげていた流動食を口にさせるためにスポイトを入れようとした時のことだった。
それまではちゃんと口を開けてくれていたのに、その時は違った。

もう歩けないくらい衰弱しているにも関わらず、キッと顔を上げ、力強く両の目を見開き、頑なに口を閉ざした。
明らかに、強い意志で拒否していた。
その目が私に、「もういいよ」、と言っていた。そして、私は本当に覚悟した。
「ああ、もう本当にお別れなんだ」って。

彼女が息をひきとったのは、それから1時間後のことだった。

その夜は、気付いたら雨になっていた。


翌金曜日。朝方から暴風雨。季節はずれの高温。
いつもの平日の朝の営みをこなしながら窓の外を見ると、激しい風雨で、庭の栗の木の葉が雨のようにバラバラと降ってくる。
バラバラバラバラと、激しく強く、地面に降る葉。
ふと、動かなくなった彼女を見た。
きれいな毛並み。眠っているような姿。

「今日1日、お留守番お願いね」と声をかけ、子供たちを保育園に連れて行き、仕事へ。
お昼、外出した時にもまだ暴風雨が続く。
朝と違うのは、お天気雨なこと。
進む先には、くっきりと、大きな虹。
端から端まで、ムラなく絵の具を流したかのように、くっきりとした虹。

その虹を見ながら、涙で前が見えなくなった。



土曜日。
家族揃って彼女を庭に埋める。
長男は、嫌だと泣くだろう。

それでも、彼女を庭に埋める。大地に還す。
その上には、彼女に似た、丸い形の石を置こう。



今、彼女は私の隣で静かに眠っている。

18年と8ヶ月。
ほんとうにありがとう。
ずっと、覚えてるよ。またね。



今日の写真:「たま」




 
   
Posted at 01:52/ この記事のURL
コメント(0)
風花画廊 コレクション展 / 2015年11月20日(金)
現在、日立市の詩穂音で開催中の個展は、連日たくさんの皆様にゆっくりお楽しみいただいているようで、ありがたい限りです。
引き続き、皆様のご来場をお待ちしております!


さて、新たな作品展のご案内です。

いつもお世話になっている福島市荒井の風花画廊のコレクション展に、出品させていただきます。

今回は、SM(S)の作品を3点、最新作の出品です。

絵画・彫刻のみならず、様々なジャンルの作家さん、作品との共演です。
風花画廊のステキな空間を、ぜひご堪能ください。


詳細・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

風花画廊 collection

2015/11/20(金)~11/29(日)
11:00〜18:00 会期中無休

〒960-2156
福島市荒井横塚3-252
電話:024-593-0450
風花画廊


皆様のご来場、お待ちしております!

今日の写真:風花画廊 コレクション展

 
   
Posted at 00:17/ この記事のURL
コメント(0)
日立滞在記 / 2015年11月16日(月)
現在、日立市の詩穂音で開催中の個展、斎藤真実 絵画展 「これまでとこれから」
連日ご好評いただいているようです。
これまでご来場いただいた皆様、ありがとうございます!

さて、14日の土曜日、1日限りの在廊と、トークイベントを通しての感想を少し。

ひと言でまとめてしまうと、「帰ってこれたな。」、と。

トークイベントにご参加くださった皆さんと、今回展示されている作品や、これまでの作品をまとめたファイルを見ながら、あれやこれやご質問をいただき、それに答え、いろんな対話を進めていくうちに、精力的に活動していた数年前までの感覚が、一気にザ〜ッと、自分の中に蘇ってくるのが解って、嬉しかった。

自分にとって懐かしい感覚のはずなのに、それはとっても新しく清々しく瑞々しく、私の中に一気に流れ込んできて、曇っていた目の前が、スッキリクッキリと、晴れ渡った。


ところで、詩穂音のオーナーで画家でもある小峰力さん(以降「小峰君」)は、受験生の頃からの旧友でもある。
今年に入って、私から、詩穂音での個展開催について相談させていただくと、快く時期を提案してくれ今回の開催となった。

「やっと帰ってきてくれたよ〜」などと、先日の会話の中で何気なく小峰君が言ってくれた言葉。
それがやけに嬉しく、「そっか、そんなに待っててくれたのか〜」と、本人には言わなかったけれど、フムフムと心の中で微笑んでしまったり(笑)。

小峰君は、高校時代の友人とも違う、地元の友人とも違う、大学時代の友人とも違う。
美術予備校という、ちょっと特殊な空間を共有した友人。
その頃の時代は、それぞれの人生の中でも確かにちょっと特殊な時代だった、と思う。
滅多に会うことはないけれど、戦友というか同士というか、とにかく大切な友。

そんな小峰君がきりもりするお店のお客様たちは、とってもいい雰囲気の方ばかりで、詩穂音はステキな空間なんだな〜と、しみじみと感じた。

かけがえのない友に、感謝!


個展詳細・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たくさんの皆様のご来場、お待ちしております!


斎藤真実 絵画展 「これまでとこれから」

2015年11月12日(木)〜11月24日(火)
水曜日定休
11:00〜17:00 (日・月曜は19:00まで)

会場:ケーキと紅茶のお店 詩穂音(シフォン)
茨城県日立市川尻町5-5-8
電話:0294-43-7855



今日の写真:詩穂音会場風景















 
   
Posted at 23:26/ この記事のURL
コメント(0)
日立市での個展のお知らせ / 2015年11月12日(木)
すっかり秋が深まってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、久しぶりの更新に、個展のお知らせです。
というか、もう既に始まってしまっていました。すみません。

早速。

斎藤真実 絵画展 「これまでとこれから」

2015年11月12日(木)〜11月24日(火)
水曜日定休
11:00〜17:00 (日・月曜は19:00まで)

会場:ケーキと紅茶のお店 詩穂音(シフォン)
茨城県日立市川尻町5-5-8
電話:0294-43-7855

<トークイベント>
11月14日(土) 14:00〜
お茶を楽しみながら、生活の中の制作について、など、楽しくお話できればと思っています。


詩穂音での個展は、2008年以来なので本当に久しぶりとなります。

二児の出産・育児により、しばらく活動をセーブしていましたが
2015年を本格活動再開の年と決め、いろいろ動き出しました。

今回は、旧友であり画家でもある、詩穂音のマスター・小峰力さんのご厚意により実現した個展です。

2010年から2015年までの作品を、13点展示していただきました。
とっても濃密な空間。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
お待ちしております!



 
   
Posted at 22:45/ この記事のURL
コメント(0)
東京いろいろ / 2015年07月10日(金)
今日は梅雨空の下、バタバタと半日で東京を駆け回ってきました。

しかも、昨日になって急遽行くことにした場所や、今朝、久しぶりの再会をする事が決まった人がいたり、なおさら忙しく動き回ってしまった!
普段ゆっくり東京に行く時間もなかなか作れないから、行ける時にまとめて!というのが最近の理想。
今日はまさにそんな半日でした。


まずは当初の目的、友人の小峰力君の参加する「未来抽象芸術展」を観に新宿へ、真っ先に会場へ、、、、と思いきや、開始がam11:00、、、。10時過ぎには新宿に着くんだけどなあ、お尻が決まってるから、早く動き出したいんだけどな〜、と思いつつ、ゆうべいろいろ調べたら、福島の漆作家・木内啓樹さんが参加する催事が、京王百貨店で今日から開催!しかもam10:00スタート!
「行ける〜!」となって、急遽スケジュールに組み込みました(笑)。

小田急線で新宿に到着した足で、京王百貨店へ。地下でお土産を調達し、7階の会場へ向かいます。木内さんとは5月の私の作品展以来。元気そうに実演してました。
趣向を凝らした新作もあり、他にも様々な企業・職人さんが参加されていて、なかなか面白い催事でした。

その後、オープンと同時に入れるように移動し、当初の目的「未来抽象芸術展」へ。

見応えある展覧会。
高低差&奥行のある会場そのものも面白く、展示しがいのありそうな空間。(7月12日まで。ぜひ!)

展示されてる友人・小峰君の新作は、これまでになく「水」の分量の多い作品でした。
「こんな爽やかな色をこんなに残すんだ!」という驚き(笑)。とっても鮮烈で、でもいつもの重みもあって、いい作品だな〜と感じました。
「間」に、過去・現在・未来など、様々なイメージを感じさせてくれる、抜け感のある、好きな作品で、いい人生の時間を過ごしているんだな〜と、そんな事を思いながら鑑賞しました。


その後、地下鉄で銀座まで移動。
当初、来年お世話になる中和ギャラリーへ寄って、周辺をブラブラして帰る、という予定にしていたのだけれど、今朝連絡がついた方と、急遽銀座でお昼をご一緒させていただくことになり、ワクワクで新宿銀座間を丸ノ内線移動。
再会の相手は、福島でとてもお世話になった地元紙の方で、現在東京支社(銀座)に勤務されているということが昨日判った方。
久し振りに連絡をさせていただいたら、「ぜひお昼でも」ということになり、和光前で待ち合わせ。
美味しいランチをご一緒させていただきました!

中和ギャラリーにも寄り、子供たちへの美味しいお土産も入手し、ちょっとブラブラし、有楽町から東京駅へ。
そして、子供たちのお迎えに間に合うように小田原へ。

ぎゅぎゅっと詰め込んだ半日東京滞在でしたが、東京は、やっぱりなんだかんだ言って活気があって刺激があって、いいもんだな〜と、思ったりしながら帰途に就いたのでした。
よし!また明日から張り切っていくぞ〜。


今日の写真:小峰君新作






 
   
Posted at 00:25/ この記事のURL
コメント(0)
今後の予定など / 2015年07月05日(日)
今日は一日梅雨空の小田原。
個人的には好きですが、雨の一日。

さて、先日お世話になった福島市の風花画廊さんより、作品が戻ってきました。
実は、2005年以来何度も作品展をさせていただいたり、コレクション展に参加させていただいたりしているのですが
その度に、残った作品の一部を画廊にて保管していただていたのです。
(過去作品をピックアップして展示していただく機会が結構あったので)

今回、先日の残った分を送っていただくついでもあり、それらの過去作品を、一端引き上げることにしました。

作品の整理をしたかったのと、量がちょっと増えてきたので、あんまりご迷惑もおかけできないしな〜というのと(笑)。
で、雨の土曜日の夕方、8個口で無事到着しました。

この梱包だけでも、きっと大変だったろうな〜と、、、。お世話になりました。


さてさて、そして今後の予定を少し。


2015年11月   斎藤真実 これまでとこれから展(仮)

日立市 ケーキと紅茶の店 詩穂音

今までも何度もお世話になっているお店です。マスター小峰くんには、公私ともどもお世話になっております!

同じく11月  福島市 風花画廊コレクション展参加   新作を出品します。


2016年5月   銀座・中和ギャラリー 斎藤真実展

これまでも何度もお世話になった中和ギャラリーさんで、久しぶりに個展開催です!
嬉しい〜(笑)。楽しみ〜(笑)。


今の所、ご報告できるのはこんな感じです。
いろいろいろいろ、楽しみです。

皆様、今後ともよろしくお願いいたします!


斎藤真実


今日の写真:無事到着

 
   
Posted at 01:23/ この記事のURL
コメント(0)
先輩の作品展について / 2015年06月19日(金)
高校の美術部のひとつ先輩から、ご自身の個展の案内をいただいた。

来週から開催される、番匠あつみさんの個展。
会場は、喜多方市の美しい土地に建つギャラリー。

ここでは、懐かしさを込め、そして、私が一番しっくりくる「あつみ先輩」という呼び方をさせていただこうと思う。


あつみ先輩は、高校の美術の教員をされながら創作活動を行っているが、震災以降は、「がれきに花を咲かせよう」プロジェクトの指導にあたり、ご存知の方も多いだろう。

高校時代から、独特の色の使い方・構図の選び方をする先輩で、私にはあんなふうには描けないな…、と、よく感じていた事を思い出す。


大学卒業後数年してから、しばらくぶりにお会いして、一緒に作品展を企画したりもした。

大人になってからのあつみ先輩の作品は、いつもいつも、誰かの痛みを背負うことによって生まれている感じがした。
それは、大きな優しさによるもので、私には決してないもの。

学校という現場で、たくさんの若い世代に接し、たくさんの人生の「途中」に関わっている人だからそこの表現なんだろうなと、その道を選択しなかった私は思う。


あつみ先輩に比べたら、自分はなんて単純であっけらかんとした人間なんだろうって、先輩の作品を見る度に、そう思う。


同じ美術室で時間を共有し過ごした先輩。

今は、あの頃のように一緒の時間を過ごすことはない。

住んでいる場所も離れているし、なかなか会う事もなく、お互いに作品展の案内を出し合って行けるときは行く、というくらい。

それでも、それぞれに表現や道のりは違っても、こうして少しでも交わっていけることが、とても嬉しく、励みにもなる。


今回の作品は、福島に住み、震災・原発事故の体験の真っただ中に生きるあつみ先輩の思いが表現されたものだと感じる。

福島の人たちや、大地の痛みを受け止め生まれたのであろう作品。


お近くの方、ぜひ足を運んでみてください。


番匠あつみ 作品展 -水{WATER}-
2015年6月27日(土)〜7月5日(日)
10:00〜17:00
喜多方市 ギャラリー隠れ里











 
   
Posted at 23:41/ この記事のURL
コメント(0)
無事終了!&箱根美術館巡り / 2015年06月02日(火)
福島市・珈琲楓舎での特別企画 斎藤真実 絵画展〜再会〜が無事終了しました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
そして、この企画を急遽実現してくださった、風花画廊・後藤五木さん、珈琲楓舎店主・齋藤哲也さんに、感謝!です。


今回、1日限定ですが、会場にいることができました。
たくさんの皆様に、「再会」することができ、嬉しい滞在でした。
期間限定スペシャルブレンドの珈琲「再会」も美味でした。

今年からいろんな所で個展などを予定しています。

ぜひ、今後ともお付き合いください!


さて、先日の晴天の土曜日に、久しぶりに箱根の美術館に行ってきました。
ずっと行こうと思っていたのに、なかなか忙しく、近いのに足が遠のいていたのです。

1か所目は、元箱根の箱根・芦ノ湖 成川美術館

ここは、現代日本画を中心に展示していますが、なんといっても、芦ノ湖と富士山の絶景が人気。
他ではちょっと見られない、素晴らしい風景です。これぞ箱根!!
この日も、最高の眺めでした。ほんと、うっとり…。
ちなみに、某テレビ局・N〇Kのお天気カメラも設置されているようです。

さて、風景だけではなく作品について。
今は平山郁夫さんの本画や素描の展示がされているのですが、いつも平山さんの素描はステキです。
大好きです。(本画も好きですが)
線の描き方、彩色の仕方。
長い時間描き続けてきた人の、熟練した手の動きと深い感性とが感じられます。

それから、久住三郎さんの絶筆に近い作品とされている「燃ゆ」。
これも素晴らしかった!会場に入った途端、もうそれしか目と心に入ってこず、思わず何度も戻っては見つめてしまった。

「これぞ、THE箱根!」の風景とともに、お勧めの美術館です。



その後、仙石原のポーラ美術館へ。
ここは、その立地が既に素晴らしく、いつもいつも清々しい気分でエントランスへと歩いていけます。
現在開催中の「セザンヌ」を鑑賞。

個人的には、サント・ヴィクトワール山を描いた作品をもっと観たかったな〜って思いましたが、見応えのある展覧会ではありました。

戸外の明るさを知り、同時代の画家たちと文字通り切磋琢磨しながら、平面での新しい表現を模索していたセザンヌの「歴史」がよくわかります。
没頭し、どうにかして自然の姿を、物の形を写し取ろうとする感じが、伝わってきました。
月並みな感想ですが。

箱根には、まず、美術館そのものが魅力的な場所が多く、訪れる楽しみが何倍もある気がします。


またそのうち、いくつか周ってみようっと。


今日の写真: ポーラ美術館






 
   
Posted at 23:28/ この記事のURL
コメント(0)
大きな樹の話 / 2015年05月26日(火)
開催中の珈琲楓舎特別企画 斎藤真実 絵画展〜再会〜にお越しいただいた皆様、23日に会場でお会いすることができた皆様、ありがとうございました。

6月1日まで、引き続き開催となります。ぜひ宜しくお願いいたします!


さて、わずか1日の会場滞在でしたが、本当にいろんな方と再会できました。
嬉しい限りです。
そしてそして、初めての出会いもありました。

それは、楓舎からそう遠くない場所にひっそりと立つ、大きな大きな桂の樹との出会いでした。
お客様の足が落ち着いた日没近く、急遽その桂の樹の元へと連れて行っていただくことに!!

車に乗せていただくこと10分足らず。着きました。

もう既に夕闇に包まれつつあるその場所に、大きな大きな立派な樹が1本、静かに立っていました。
日本中のいろんな巨樹を見てきたけれど、桂の巨樹は初めて。
桂の樹というのを、ちゃんと意識して見たのも、初めて。

どうやら少なくとも樹齢1000年は経っているであろうという、その樹。

しばし、その樹を眺め、そして、その樹が1000年もの長い間見てきたのであろう風景を、一緒に眺めてみました。
ここに、じっと動かず、長い長い時間を過ごしてきたんだな〜、と。

こんな風に、長い長い時間をひと所で過ごしてきたのだろう大きな樹と向き合う時、いつも思います。
この樹が見てきた長い歴史の風景を、少しでいいから見せてもらえたら、って。

ゴツゴツとしたその表皮に、朽ちている枝や幹に、大きく張った逞しい根や枝に、落としてきた葉の降り積もった足元の大地に、歴史は刻まれているんだろうけれど、私の想像力では及ばない、長く深い歴史の風景を、少しでも見せてもらえたらって、思ってしまうのです。



そんな事を思いながらふとその樹を振り返ると、樹の左肩ごしに、少し靄のかかった月が見えました。
三日月よりも少し太ったくらいの月が、ぼんやりと。

ああ、もうあんまり邪魔しちゃいけないな、と、その場を後にしました。

「また来ます」と、再会の意思を伝えて。


ちなみに、あまりにも大きすぎて、写真を撮る気が湧かず、自分の中に刻みました。
再会を、楽しみに。



今日の写真:「写る」


















 
   
Posted at 21:40/ この記事のURL
コメント(0)
  | 前へ  
 
Powered by yaplog!