ビタミンとは 

June 02 [Sat], 2007, 14:30
ビタミンとは

栄養素(正常な生命活動維持のために体内に取り入れる物質)には、糖質、タンパク質、脂質、無機質(ミネラル)およびビタミンがあります。
 
ヒトの体は細胞から成っていますが、その細胞は水、無機質以外はさまざまな有機化合物からできています。

食物として摂取された栄養素が消化により一旦分解された後、吸収され、細胞の中でそれぞれ特有の必要な化合物が合成されます。ところが、体の中で新たにつくることができない有機化合物で、しかも生命に必須の微量化合物があります。それがビタミンと呼ばれる化合物で、必ず摂取されなければなりません。

ビタミンは、「微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず自分でつくることができない化合物」と定義されています。一般に13種類の化合物がビタミンと呼ばれています。

ヒト以外の動物もおおむねビタミンを自分でつくることができません。しかし、植物、微生物はビタミンをつくる能力を持っていることが多く知られています。したがって、ビタミンは食物として摂取される以外に、腸内細菌によってつくられてその必要量の一部として供給されるビタミンもあります。それらのビタミンの欠乏症は比較的起こりにくくなります。

最近では、ビタミン様作用をしめす化合物および無機質などもビタミンに準じて考えられており、バイオファクターと呼ばれています。ホルモンも微量で作用する化合物ですが、体内でつくられます。

ビタミン(vitamin)という名前は、1912年にビタミンB1が発見された時に、生命(vital)に必要な、そして、窒素を含むアミン化合物(amine)という意味でつけられました。その後、いろいろなビタミンが発見されアミ ンではない化合物も少なくありませんので、ビタミンと呼ばれながら英語では vitamin と表します。

ビタミンには、水に溶ける水溶性ビタミンと水に溶けない脂溶性ビタミンとがあります。ビタミンB1, B2, B6, B12, 葉酸、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸などは水溶性でB群ビタミンと呼ばれます。ビタミンCも水溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンには、ビタミンA, D, E, Kがあります。これらのビタミンの名前は、発見された順番あるいは生理作用をあらわす意味でつけられています。

ビタミン欠乏症は少なくなってきましたが、最近アンバランスな食生活による潜在性欠乏症が大きな問題になっています。また、多くは遺伝的疾患としてのビタミン依存症も明らかになりつつあります。さらに、これまで知られていなかったビタミンの新しい機能も見つかってきています。

赤ちゃんを生むなら 葉酸 に注意を!! 

June 02 [Sat], 2007, 14:27
赤ちゃんを生むなら 葉酸 に注意を!!

神経管閉鎖障害(先天性疾患)児の増加を予防する為に 厚生省が警告

下半身まひなどにつながる二分脊椎や無脳症は、妊娠のごく初期に脳や神経になる管状の組織が正常に発達しないために起きる「神経管閉鎖障害/神経管欠損症(先天性疾患)」の一種です。原因のひとつとして、細胞分裂や成熟に不可欠なビタミン葉酸欠乏との関係が指摘されています。
 
4mg/dayの葉酸を投与することによって、神経管欠損症の72%は予防可能であるとの報告もみられます。米国、カナダ、英国などでは、妊娠可能な全女性に対して「妊娠の4週間前から妊娠12週まで、0.4mg/dayの葉酸を摂取すること」を勧告しています。
 
脊椎の一部が左右に分かれる二分脊椎の出生率は、日本では出生児1万人に対して3人程度と欧米に比べて1桁少ない。しかしながら、日本母性保護産婦人科医会の報告では、過去30年間で約3倍に増加していることが指摘されています。
 (注) 食事の欧米化が進み、若い女性達の間に緑葉野菜や豆類、畜肉魚介類の内臓などの
    
摂取量が減少している結果かも知れない。
そこで厚生省は、妊娠適齢期の女性すべてに対して、緑葉野菜や豆類など葉酸を多く含む食品を食べ、1日に0.4mgの葉酸を摂取するよう勧告することとしました。

葉酸とは (Folic acid/V.M/V.Bc)

◇1944年、ほうれん草から分離されたビタミン。水溶性ビタミンであるB群の一種。
 
◇分子構造:プテロイン酸(プテリジン+パラアミノ安息香酸)+グルタミン酸
 
◇生理作用:いわゆる葉酸酵素の補酵素・・・・THFAとしてC1化合物(HCOOH、HCHO、CH3OH)の転移
       
・ヘモグロビン(ポルフィリン環)の合成  ・核酸(プリン、ピリミジン)の合成
       
・ビタミン類(チロシン→ドーパ)の合成  ・コリンの合成、
      
 ・アミノ酸の代謝(メチオニン、チロシン、ヒスチジンなど)
 
◇所 要 量:0.2mg。→→妊娠前〜授乳時には+0.2mg/day    →→許容上限摂取量:1.0mg/day
 
◇欠 乏 症:悪性貧血(食事性巨大赤芽球性貧血 = 欧米人がかかりやすい貧血)、熱帯性スプルー、妊娠初期に欠乏すると二分脊椎や無脳症など神経管欠損症(先天性疾患)児を出産。
       ・慢性的なアルコール依存症に合併して起きやすい(40〜87%)。
 ◇食品など:緑葉野菜、肝臓、丸ごと食べる魚、豆類、海草、卵類などに比較的多く含まれる。
       0.1mg摂るには…からし菜(30g)、ほうれん草(50g)、ブロッコリー(50g)、あさつき(50g枝豆(30g)、めキャベツ(50g)、キャベツ(130g)、焼き海苔(10枚/5g)
        
肝臓中には…鶏肝臓(0.6mg/50g)、牛肝臓(0.5mg/50g)、豚肝臓(0.4mg/50g)鶏卵(0.02mg/50g)、イクラ(0.01mg/10g)、うに(0.04mg/10g)
    
※ 葉酸は水溶性の上、熱に弱いため、調理の際に50%近くが分解するか、ゆで汁に溶け出す!!
 ◇拮抗物質:コルヒチン(種なし西瓜やぶどうの作成)、抗けいれん剤(Phenytoin)、経口避妊薬(ピル)

骨粗鬆症Q&A食事(3) 

June 02 [Sat], 2007, 14:25
骨粗鬆症Q&A食事(3)

食事ではどんな注意をしたらよいのでしょう?

骨粗鬆症を予防するためにも、治していくためにも、カルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む食品をとることが大切です。
骨粗鬆症を含めた生活習慣病は、長年の食生活のかたよりが大きな原因となりますから、毎日の食事をバランスよくとることがすべての病気を予防する基本であることに変わりはありません。しかし栄養に注意している人でも、カルシウムの摂取だけがどうしても不足してしまうのが現状です。
厚生省の栄養調査によりますと、現在の日本人は、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン・ミネラルのすべての栄養素を十分とっていますが、唯一カルシウムだけは所要量に達していません。たんぱく質もビタミンCもとりすぎるくらいとっているのです。
そこで、いろいろな種類の食品をバランスよく、しっかり食べることを基本にして、そのうえでカルシウムの摂取を意識して行うことが望まれます。最低限、毎日の食卓にあと200ミリグラムのカルシウム、目安として牛乳1本分、豆腐なら半丁を加えてください。

どうしてカルシウムだけが不足するのですか?

カルシウムはどんな食品にもたっぷり含まれているわけではありません。また吸収率の悪い栄養素でもあります。心がけてカルシウムの多い食品を選ばないと知らず知らずのうちに不足してしまいます。
その上年をとると小食になるため、カルシウムをとる量も減り、腸でのカルシウムの吸収も悪くなってきますので、若いときよりいっそう食事への配慮が必要となります。
もっとも最近の調査によりますと、若い人よりも50代、60代の人のほうがカルシウムをきちんととっています。骨粗鬆症についての知識を持っている方が増えてきたためでしょう。若い人は、学校給食がある間はよいのですが、高校生、大学生となってお弁当や外食になったとたんにカルシウムが不足し始めます。全年代をとおして、20歳前後のカルシウム摂取量が最も少ないため、骨粗鬆症予備軍が大量に発生しています。
このほかカルシウムが不足する原因には、日本の水は軟水でカルシウムの含有率が低いため、植物のカルシウム分も硬水のヨーロッパなどに比べて少ないこと、伝統的な和食には乳製品が少ないことなどがあげられます。

ダイエットをしたい。でも骨が心配です。

ダイエットをして栄養不足になると、骨の健康のためにどうしても必要なカルシウムも少なくなります。そしておなかがすいたのを我慢しているのでストレスがたまり、尿の中にカルシウムがどんどん出てしまい、骨量が減っていきます。
若い女性でもあまりに厳しいダイエットをすると、女性ホルモンが減って生理が止まることがあります。すると骨を守る女性ホルモンの働きが失われるために、中年の女性にみられるような骨量の減少がおこります。「あなたの骨は60歳代の人と同じです」といわれて、びっくりするのです。
ダイエットは、本来医学的にみて肥満の強い人とか、糖尿病などがあってどうしても食事制限しなければならない人以外は、むやみにしないほうがよいのです。

スナック菓子が好きなのですが骨に影響ありますか?

スナック菓子には多量のリンが含まれています。リンはあまり多すぎると,カルシウムを便の中に出してしまいます。また,お菓子に含まれる砂糖などは,適量であればカルシウムの吸収を助けてくれますが,やはり食べ過ぎるとカルシウムを尿の中に出してしまいます。スナック菓子を食べる場合は,カルシウムを補給するために,牛乳を一緒に飲むなどの工夫をすると良いでしょう。
なお,お菓子を食べ過ぎて,食事からカルシウムが補給できなくなる方がもっと問題なので,食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。

カルシウムを添加したお菓子には効果があるのでしょうか?

おやつ感覚で食べられるカルシウム入りのお菓子には砂糖や脂肪が含まれていますが,カルシウムの吸収の妨げにはなりません。ただ,糖分や脂肪をとりすぎると尿の中にカルシウムが出てしまいますので,食べる量はほどほどに。なお,何を買うか迷ったら,ビタミンDなど,カルシウムの吸収を助ける栄養素が含まれているかどうかチェックしてみましょう。

骨粗鬆症Q&A食事(2) 

June 02 [Sat], 2007, 14:22
骨粗鬆症Q&A食事(2)

テレビ番組でカルシウムのとりすぎは良くないと言っていま したが本当なのでしょうか

どのような栄養分でも無限にとってよいものではありません。その点カルシウムも例外ではなく、とりすぎがないという訳ではありません。 しかしながら問題は、私どもの普通の食事でカルシウムはどの位とれているか、どの位が健康に良いか、どの位までは安全で、どの位から上は気をつけなければならないかということです。

まず第一に申し上げたいのは、日本人は世界で最もカルシウムのとり方が少なく、カルシウムについては、ほとんど飢餓の状態にあるということです。他の栄養分、ことに脂肪や糖質、蛋白などについてはとりすぎが多いとされ、肥満や糖尿病・動脈硬化などが増えているのはご存知の通りですが、カルシウムは全く逆で、とり方が世界の他の国々に比べてはるかに少なく、このためにいろいろな生活習慣病が増えているのです。

カルシウムのとり方の目安に必要量・所要量・安全な上限量の3種類があります。必要量は最低ぎりぎりの量で、これだけはとらないと体の中からカルシウムがどんどん失われていくという量です。この量は人によって違うので、体の大きな人も小さい人も、男も女も含めて基準的な必要量、この位は健康のために是非とって欲しいという量を所要量として厚生労働省で定めており、必要量に少しゆとりを持たせて成人は1日600mgとしました。欧米や、その他の世界のほとんどの国では800mgで、日本は世界で最低です。その理由は、過去数十年にわたって続けている国民栄養調査で、今まで一度も600mgを超えたことがなく、日本食はカルシウムが少ないことが知られており、600mgを当面の目標として定めることが現在の所、実際的だからです。しかしこれは決して600mgで満足して良いということではありません。

カルシウムのとり方が少なくても、血液の中のカルシウムは必ず一定に保たなければなりません。もしも血液中のカルシウムが下がると心臓の動きが悪くなり、脳のはたらきにも支障がでて、生命の危険が起こります。このためにカルシウムのとり方が少なくて血液のカルシウムが少しでも下がりかけると、副甲状腺ホルモンの分泌が増えて骨からカルシウムを取り出し、血液中のカルシウムを元に戻します。このようにして私どもは何とか生きているのですが,骨のカルシウムはだんだん減って骨粗鬆症になります。骨粗鬆症は人間がかかる病気の中で最も多く、日本では1千万人以上がその危険にさらされています。他人事ではありません。骨粗鬆症を予防し治療するためには、少なくとも1日1000〜1500mg、つまり成人の栄養所要量の2倍以上が必要であることが、世界の専門家の一致した意見です。

このことを念頭において、厚生労働省は安全な上限量として1日2500mgを定めました。一口に2500mgと言いますが、これは大変な量です。所要量の4倍以上です。牛乳だけでとると2リットル以上、毎日とるのはとても無理な量です。別の言い方をすると、安全な上限量は青天井で、とれるだけとっても良いということです。 1日1500mgはもちろん安全ですし、年をとって腸からの吸収が減ればもっととっても大丈夫です。いつも骨からカ ルシウムを引き出していると、副甲状腺ホルモンの値が年をとるとともに上がってきますが、1日2500mgのカルシ ウムをとると若い人と同じ水準まで下がります。カルシウムを充分にとることは若さを保つ秘訣です。

カルシウムが足りないと骨粗鬆症の他に高血圧・動脈硬化・糖尿病・アルツハイマー病・変形関節症など色々な生活習慣病にもかかりやすくなります。これは副甲状腺ホルモンが骨からカルシウムを引き出して、血管・脳・軟骨や細胞の中など、普通はカルシウムが余りない所に押し込んでしまう為です。カルシウムを充分にとればこれらの病気もふせげます。 カルシウムのとりすぎをおそれず、1日2500mgの枠の中で、できるだけ沢山カルシウムをとって健康になり、骨粗鬆症をはじめ色々な生活習慣病を予防しましょう。

骨粗鬆症Q&A食事(1) 

June 02 [Sat], 2007, 14:15
骨粗鬆症Q&A食事(1)

カルシウムのとりすぎによる害はないのですか?

まずありません。もともと日本人のカルシウム摂取量はアメリカ人の3分の1にしかならないので、とりすぎによる心配は必要ないほどです。
カルシウムは多くとれば骨に蓄えられて骨を強くするだけです。そのうえ腸のほうもじゅうぶんに用心しています。カルシウムのとり方が足りないと、腸は効率よく無駄なくカルシウムを吸収しようとします。もし少し余分だと思ったら吸収の能率を落とします。
厚生省では、カルシウム摂取量の上限値を2500ミリグラムにきめています。牛乳2.5リットル分です。これはカルシウムを制限するためのものではなく、これだけとっても安全という意味に解釈すべきでしょう。
カルシウム剤を服用していて、もし便秘ぎみになったらそのときは服用量を減らします。
 
タバコや酒は骨に影響がありますか?

たばこは胃腸の働きを抑え、食欲をなくし、カルシウムの吸収を妨げます。女性では骨から血液中へのカルシウムの流出を防ぐ女性ホルモンの分泌を妨げます。そのため喫煙の習慣のある女性は、骨粗鬆症になりやすい危険因子を一つ持っていることになります。
お酒はカルシウムの吸収の面からは特に影響はありません。食前酒などで食欲が増して栄養を十分にとることができれば、かえってカルシウムをたくさん取り込むことができます。
しかし、お酒には利尿作用があるため、いったん吸収されて体内に入ったカルシウムが、必要な分まで排泄されてしまうこともあります。
そこで、お酒はつい飲みすぎてしまうことを考えると、たばことお酒は骨粗鬆症になる危険因子の一つということができます。

胃弱で牛乳も苦手です。どうしたらよいのでしょうか?

確かに牛乳はカルシウム補給の代表的な食品です。でも、牛乳が飲めなくても心配することはありません。
まず、ヨーグルトやチーズ、アイスクリームなどの牛乳以外の乳製品を試してみることです。
それも無理でしたら、小魚や海草、豆腐や納豆、緑黄野菜などのカルシウムをたくさん含む食品をじゅうぶんとるように心がけます。
これらの食品をまんべんなくとることは、骨粗鬆症をはじめとして高血圧や高脂血症などの生活習慣病の予防にもなります。まさに「災い転じて福となす」を地でいくことになります。

小食なのでカルシウムを十分にとれません。

食べる量を急に増やすことはできませんので、いつもの食事の中にできるだけカルシウムを取り入れる工夫をしましょう。
一番便利な食品はスキムミルクです。スキムミルクは大さじ二杯で牛乳1本に相当する220ミリグラムのカルシウムを含んでおり、効率のよい食品です。シチューやカレー、卵焼きなどの隠し味として利用しましょう。
小魚やさくらえび、ごま、のりをすって自家製のふりかけを作るのもよいでしょう。
また、カルシウムは飲みものからも補給できます。牛乳のほかドリンクヨーグルト、ミルクココア、乳酸菌飲料などがあります。
食事だけではどうしてもカルシウムが不足してしまうという人は、カルシウム剤を利用するとよいでしょう。