出産(その4) 

April 19 [Sat], 2008, 12:00
午後五時半。

緊張の糸はほぐれ、周囲に安堵の空気が流れる。
2〜3名の助産婦さんを残し
他の方は待機所に戻ったようだ。

切ったところを縫われている間
私の目は自然に赤子に。

「太郎」は10分程で泣きやみ、
保育器の中でうっすら片目を開けて
キョロキョロしている。

私はドロドロになった入院着を再度、着替えさせてもらい
記念撮影と称して、太郎と一緒に動画と写真を撮られてしまった。

・・・そういえば旦那様は?

もう時計は朝の六時を回っていた。
太郎が生まれて30分以上は経過している。
立会い出産を希望しなかったので、旦那様は外で待機なのだ。
産声は聞こえたのかなぁ。

テキパキとメモを取っている忙しそうな助産婦さんに
旦那にも赤ちゃんを見せてあげてください、と頼むと
じゃあ連れていきますね〜。と
タオルにくるまれて太郎は退室していった。
旦那様とご対面の後、そのまま新生児室に行くらしい。

私はリカバリー室という部屋に連れて行かれ、朝食。
出産直後、6時間は立ってはいけないらしい。
横になったまま食べられるものだけを食べた。

その後、旦那様や義両親、実母とご対面。
昼食後、立てるようになったので部屋まで移動。

離れている間も太郎の事が気になったが
新生児室で看護婦さんたちが見てくれているので
いつでも会いに行けばいい。

出産で体はドロドロに疲れているが
脳が興奮して眠れない。

「いのちを繋いだんだなぁ」

という感動と感謝の気持ちで、体中が満たされていた。
後にも先にも、こんな恍惚感は得られないと思う。
10時間に及ぶ出産で、脳内麻薬が出まくっていたのでしょうw
この日の感動を思い出す度、胸が打ち振るえます。


これからもっと大変な育児が待っているのですが、それはまた別の機会に。

この記事で「ぷれママ」は終了です。

読んで頂いてありがとうございました。

出産(その3) 

April 18 [Fri], 2008, 14:00
午前四時。

助産婦さんが体温を測ると38度。
いきみすぎて体温が異常に上昇したようだ。
慌てて点滴の準備を始めたが
その直前にいきんだ時、赤子の頭が見えたらしい。

「じゃあ分娩室に移動しましょう」

「キターーーーーーーーーーー(゜∀゜)」(心の声)

最後の体力をふりしぼって車椅子に移動。
ふらついたが、不思議と痛みは感じなかった。

『これで痛みから解放される』

ほんの数メートルの分娩室に移動し、
分娩台に乗せられる。
5〜6人の助産婦さんが慌しく動いている。
ピリピリと緊張感が走る。

あっという間に剃毛され、点滴を付けられる。
さりげなく会陰切開の説明もされたが
こちらはそれどころじゃない。

いきむと、骨盤から

ミシミシッ

っと骨のきしむ音がして、
陣痛とは別の激しい痛み!
足の間に赤子の頭が『ある』感覚!

「うぁぁぁぁぁああああああああああああああ」

とここでも絶叫。

絶叫している時に見えたのは
天井に備えつけられた二本の管。
「酸素」と「笑気」ガスの管。(使ってないが)
その文字だけがはっきりと目に焼きついている。


何度かいきんでいる間に汗と涙で体中ドロドロ。
握っている取っ手が汗ですべって気持ち悪い。

でもそんなこともどうでもいい。
あと少し、あと少しで終わる。
必死にいきむ。

「じゃあ先生を呼びますね。」

「まだ呼んでなかったんかいーーーーーーーーーーーッ」(心の声)

既に体力は限界。
多分、赤子も限界に近いはず。
早く出してあげなきゃ!

強く!強く!いきむ!

出ない!

まだか!

うぎゃー!

何度目かにいきんだ直後、
『バチン!』と音がして、会陰切開された。
えーーーー?!今このタイミングで切るの?!
と思ったのを覚えている。

次にいきんだ瞬間、

ズルンッ!

という感覚があって、

あっ、産まれた・・・

・・・産声は?

と思った瞬間、

「・・・げぼっ、ごぼっ、ほんぎゃー!」

と咳き込んだ後、弱弱しい泣き声が聞こえてきた。

あー。産まれたんだー。
無事だったー・・・良かった・・・。
痛みから解放され、体中の力が抜ける。
これぞ正に放心状態。

「ママさ〜ん、生まれましたよ〜、元気な男の子ですよ〜」

まだ羊水と血のついた、生まれたてフヤフヤの私の赤ちゃん。
この子がお腹の中に入ってたんだー。
この足で蹴ってたんだね。

頭の形が・・・・・
産道を通ってきたので、とんでもなく長細い・・・。


そうこうしている間に
お医者さんは私のお腹をグイグイッっと押し
胎盤と、血液を出せるだけ出した。
痛いというより気持ち悪かった。

「点滴全開。」

お医者さんはそう言うと、会陰を縫い始めた。

出産(その2) 

April 18 [Fri], 2008, 13:00
そのうち時間の感覚は薄れ
終わりのない、何度も何度も繰り返す痛みに
意識が朦朧としてくる。

ただ、NSTが正常であることを
かろうじて横目で確認しながら、
「赤子の心音が元気であること」
それだけが私の意識を繋いでいた。

旦那様はオロオロと
水を飲ませてくれたり
うちわで扇いでくれたり
言葉で励ましてくれたり
足をさすってくれたりしていた。

私が呼吸法を忘れると
「目をあけて、深呼吸して!」と一緒に深呼吸してくれた。
涙目になりつつ必死の思いで深呼吸しながら、
イカン、このままでは旦那様まで過呼吸になってしまう!
と思ったので(既に自分は過呼吸で手足が痺れているw)
陣痛室の外の休憩所で何度か休んでもらったりした。

あとから聞いたところによると、
休憩所にも私の「ヒィィィィ」とか
「うぁぁぁぁ」とかいう叫び声は響いていたようだ。
しかも叫んでいるのは私だけ。
恥ずかしい。

心のどこかで他の患者さんに申し訳ないとは思いながらも
痛みで声が出てしまう。抑えられない。
深呼吸も「ヒィ、ヒィ、ヒィ」と必死なので
深呼吸になっていない。でもできない。


午前零時。

交代の助産婦さんが来て
こまやかに世話を焼いて頂いた。
汗でドロドロになった入院着を着替えさせてくれたり
吸い口(水)に氷を入れてきてくれたり
会陰マッサージしてくれたり・・・

そのベテラン助産婦さんは
痛みでパニクっている私を決して叱らなかった。
励まして、受け流して、支えてくれた。

女性特有のやわらかく冷たい手で
腰と足をさすってくれた。
とても気持ち良かった。母のようだった。
今思い出しても涙が出てくる。


午前二時。

「子宮口は全開になってるけど、
 赤子が降りてきてないのよね」

助産婦さんのこの一言で
私は完璧にうちのめされた。

というのも、

子宮口全開(10cm)

分娩室へ移動

4〜5回いきむ

ご出産〜♪

と思い込んでいたため、
「これって何系の拷問?wwwwwww」(心の声)
とその時点で完璧に心が砕けてしまった。

体の状態は、陣痛が来ていない時でさえ
足を5ミリ動かしても痛い状態なので
動きたくても動けない。

別の助産婦さんが来て
「子宮口が全開なら、いきんでみて〜」
とアドバイスしていった。
ええ〜?!いきんでいいの??!

陣痛にあわせていきんでみる。
痛みがやってきたら、

深呼吸を2回して

吸ったところで息を止め

目を見開いて(重要)

固い便を出すように力を入れる

力を入れる時はなるべく長く、
声を出さないように。
これを2回繰り返す。

陣痛を「う〜」とか「あ〜」とか
言いながら我慢しているよりは、
いきんでいる方がやや楽だった。
ただし、ものすごく体力を使う。

陣痛の波が来るたびに
いきんで、いきんで、いきんで・・・
何十回いきんでも、赤子が降りて来ない・・・

もうNSTを見る余裕もなく
意識はほぼ飛んで
体力はどんどん削られていく。
陣痛と陣痛の間はうとうとしていたような気がする。

出産(その1) 

April 18 [Fri], 2008, 12:00
午後五時。

旦那様が帰って来て、出迎えようと立った時に
水っぽいオリモノが少し出てきたような感じ。

『ジョロッ』

「あれ??」

これが、全ての始まり。

トイレに行って確認。
無色透明。においもないようだ。
うーん。破水??

旦那様がお風呂に入っている間
ネットで「破水」を検索。
ひとくちに破水(羊水)といっても
生臭いにおいがしたり、
しなかったり、個人差があるようだ。

うーん。調べてもわからんwので
夕飯の支度でもしようと立ち上がると
また『ちょびっ』っともれたような感覚。

あー。こりゃダメだわ。

素人判断すると危険なので、
とりあえず病院へ電話。
状況をこまかく説明して
風呂上りの旦那様と共に車で病院へ。

車中でもチョロチョロと、事ある毎に漏れてくる羊水。
どうみても破水です、ありg(ry

うあー。まさか前期破水から始まるとはー。
この時お腹は、時々痛いかな〜?くらいで
陣痛の兆しはほとんどなし。

夕方で道が少し混んでいたが、ほどなく病院に到着。
当直医が内診。前期破水です、との診断。

陣痛促進剤使うのかなぁ。と思いきや
「とりあえず一晩は検査入院になります。」とのこと。
赤子は大丈夫ですか?と聞いてみたら
破水しても、すぐ全部の羊水がなくなるわけではないから大丈夫!
と看護婦さん。

んじゃま、とりあえず入院するっぺ。
ってことでいきなり浣腸。きゃーw

入院用の服に着替えて陣痛室へ。
薄暗い部屋に10ほどのベッドがあって
埋まっているのは2つか3つくらい。

時々話し声が聞こえるくらいで
誰も苦しんでいる様子はない。
うーん。みんな検査入院なのかな??

NSTという胎児の心音と陣痛の波を測定する機械を付けて
ベッドに横たわる。

とりあえず旦那様は今夜ここに泊まるかどうかを話し合ったり
両親に電話したり
パンを食べたり
(これは失敗だった。陣痛時に何度も吐き気に襲われた。)
いろいろしているうちに
陣痛らしきものが10分感覚で襲ってくる。

この時、午後七時。

最初は生理痛の4〜5倍の痛みだったのが
次第に、えも言われぬ痛さに。脂汗が出てくる。
陣痛の間隔なんて計っていられない。

呼吸法も何もかも忘れて
「痛い痛い」とハァハァ言いながら
ベッドの上でのたうちまわっていると
助産婦さんに怒られた。

「ママさ〜ん、そんな呼吸してたら赤ちゃんも苦しいわよ〜」

「お母さんになるんでしょ?しっかりしないと!」

「ほら、目を開けて、深呼吸して!」

(蚊の鳴くような声で)「…ハイ…」

(心の声)『無理無理無理無理無理ですごめんなさい帝王切開にして下さい』

この時、心の中では何度も何度も
『帝王切開』と『無痛分娩』の言葉を繰り返していた。
とにかく今のこの痛みがなくなれば
何でもいいと思った。

1時間経ち、2時間経ち、3時間が経った。
「まだ?まだなの?なんでなのー?!」(心の声)
まぁ多分、力みすぎなのが原因なんだろうけど
痛いのだから仕方がない。

お散歩 

April 17 [Thu], 2008, 12:00
12時から16時までお散歩。
ゆっくり歩いて近所のショッピングモールへ。
疲れて足が痛くなる。
帰りはバスを使う。

おしるし 

April 12 [Sat], 2008, 13:00
検診が終わった夜に
旦那様の実家で夕飯にお寿司を頂き
ルンルンでお家に帰って、
さぁお風呂はいろーか、と服を脱いだら・・・

ショーツに「おしるし」(出血)が!!!!!

キターーーーー!!!
と思ったのもつかの間、いや待てよ、と。
今日午前中に内診があったから
もしかしたらその出血なのかも??

でも時間が経ち過ぎているしなぁ。
うーん。と悩んでみたけど
多分これは「おしるし」に違いない!
と自分自身を納得させちゃいました。
何となくのカンで。

「おしるし」があると
大体2〜3日中に陣痛が来るらしい。
人によっては次の日になることも!

もうそれだけでテンションが上がってしまい、
陣痛が来たらできなくなる事をやっておこう!
と、捻挫の足を引きずりながら動きまわりました。

とりあえずお風呂に入って身奇麗にして、
入院の準備を確かめたり、退院時の服を用意したり
台所の片付けと、夜なのにお洗濯。

不規則で軽い痛みが続いているので
破水に注意しながら体を休める事にします。
あーでも興奮して眠れないよ〜。

混みすぎ! 

April 12 [Sat], 2008, 12:00
朝5時半に予約したにも関わらず
受付番号50番!!(((((゜д゜;)))))
というわけで定期健診に行って来ました。

8時前に受付したのに
呼ばれたのは11時前とかもうね。
余裕でビデオ室の「魔女の宅急便」を1ループ半。
どんだけ混んでるんだか・・・。

血圧・体重は大丈夫でしたが
初めて尿淡白が出てしまいました。
足の捻挫のせいなのか、連日の睡眠不足か。
でも特に注意もされず。

ここ2〜3日、胎動を感じにくかったのですが
心音も正常でかなり下に降りてきているとのこと。

そしてエコーを始めた途端にボコボコ動き出す胎児w
押されてびっくりしたのかな?
推定体重は3300gでした。うわぁ。でっかいよ〜。


写真は、左が足の裏で、右がグーにした手。

内診が相変わらず痛くて、
終わった後も4〜5時間苦しんでました。
子宮口は3センチ程開いているとのこと。
あとは陣痛を待つばかり!

足首捻挫 

April 10 [Thu], 2008, 12:00
お昼頃、雨が小降りになってきたので
買い物でも行こうかと外に出たのですが
階段の最後の段を踏み外して、あわや転倒寸前!!

いつもの癖で手すりを持っていたので
お腹は無事だったのですが、
思いっきり左足首を捻挫・・・
かなり痛くて、しばらくうずくまってました。

その場で散々迷った挙句、買い物を断念して家に戻り、
シップを張りました。痛くてまともに動けません。


いま、むくみで右手の指先が痺れていて
同じく左手首が痛んでいて
さらに左足首をやっちゃうなんて。
次にやるとしたら右足だな・・・。

ああああもう何やってんだか!
お腹が無事だったから良かったものの
自己嫌悪でうんざりしています。
しょぼーん。

ノンストレス 

April 07 [Mon], 2008, 12:00
38週に入りました。予定日まで@2週間。
本格的に赤子が降りて来たような気がします。
骨盤付近が「きつい」ような痛いような不思議な感覚。

先週まで激しかった胎動も、動きが小さくなっているような。
というか窮屈で仕方ない、といった感じにふんばってきます。
ふんばられると私も痛いけど、赤子も痛い?んだろうなぁ。
ごめんね〜、あと少しだからね〜!

臨月になると「胎動を感じにくい」らしいのですが
お腹の中でいっぱいいっぱいに詰まっているので
逆にちょっとの動きでも感じる事ができます。
赤子は寝ていても良く動くので、
「胎動がないなぁ」と不安になる時間が
以前より少ないです。


体重が増えてないのをいいことに
結構好き勝手に食べています・・・
本当は良くないんだけど。
我慢ができない。自制がきかない。


仕事を辞めて1週間。
最初は、社会から切り離される恐怖で
狂ったように内職を探していましたw

でもそれも落ち着いてきて
のんびり暇な時間を楽しめるようになりました。
家事をして、お昼寝をして、お散歩をして・・・
ストレスが全くないので、お腹が張る事もありません。
旦那様に感謝!

お散歩 

April 03 [Thu], 2008, 12:00
赤子に降りてきて貰うために
今日も今日とて・お散歩です。

わざと腹帯をはずして外出してみました。
そしたら、かなり重い!痛い!

多分、痛いのは子宮口。
赤子の頭が骨盤付近に固定されているのが
分かるような気さえします。(気がするだけw)

30分かけて近所のスーパーまでのろのろ歩き
なるべく重量が軽めの食材を選んで買って
また30分かけてのろのろ帰りました。

つ・らーいッ!

でも、お産を早めるには良い方法なので
車に気をつけながらお散歩は続けたいと思います。



(本音)
痛いよ〜、痛いよ〜!
前駆陣痛じゃなくて、本物の陣痛早く来てくれー!
P R
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