曇り恋 第2話 

September 05 [Mon], 2011, 21:22
私は、ふと我に返った。なぜ、昨日会ったばっかの人になんてついて来ちゃったんだろう・・・。出てくるのは、疑問ばかり。でも、ウリの背中は、私を和ませ、安心させてくれた。
いろいろ考えている間にウリは自転車を止めた。
「着いたよ。」
私は優しい声のする方へ向いて、
「何処に?」
と尋ねた。するとウリは何も言わず南を指差した。ウリの指の先にあったのは、海だった。私は思わず感動して、涙が頬を伝ってきた。いままで自分がつまらないことに悩んでいたことが、何もかも吹き飛んだ。
ウリは私の心の中に気づいて海に連れてきたのだろうか・・・。ただ何も考えていないのだろうか・・・。
どちらにしても、今の私にとってそんなことはどうでも良かった。


・・・どれくらい泣いただろうか。少なくとも1時間、いや、2時間?その長い間、ウリはただ黙って遠くを見つめていた。
泣きつかれた私は、やっと気持ちの整理がついたころに、聞いてみた。
「・・・ねぇ、どうしてあなたは私をここに連れてきたの?」
すると、ウリは急に真面目な顔になって、
「君が辛そうだったから。・・・それに・・・
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