24時間戦いたいんだ 

November 19 [Thu], 2009, 23:02

怒涛のごとく時が流れる。
あっというまに月末作業の時期。
外は凍えるようだし、クリスマスソングだし、一気に師走気分。

渋谷では、クライアントからの急な依頼に振りまわされ通常の3倍疲れた。
おなかいたいのに。明日の朝原稿〆切なのに。

今夜は徹夜しかない。
帰宅途中にコーヒーと鎮痛剤と栄養ドリンクを購い、銀魂を見ながらメールチェックしていると、どうやら小林真央は海老蔵と結婚するらしい。
展開が速い。
彼女も27歳(卒業年は1年後輩)ということでもうなんとも妥当だし、要領のいいことだと感心するが、フリーになって苦戦中の同い年の姉をおもうと複雑である。
お姉さんの、アイドル・アナでいつのまにか30になっちゃって、できるところも見せたいのにうまくいかない心境を勝手に想像して共感していたので、けっこう他人事ではない。

50歳からみたら小娘でも、30歳は若くない。
職歴3年以上だったら確実に中堅だろう、特に女子の場合は。
かといってがむしゃらに仕事をしていたら肌は衰えるはクマはできるはデートできないはイライラするはで、もしもいい仕事が残せなかったら、こんなにボロボロになってわたしはなにをしたいんだろう――と思わないでもない。

でもそれでも書きたいことがあって、作りたい本があるなら、それをしない人生になんの意味があるのだろう。

忙しくなればなるほど、やりたい仕事が増えていく。
それを実現するためにも、仕事の場で「オネエチャンが来た」と思われないような落ちつきと、思慮深さがほしいと思う。
若づくりした結果、老けて見える30歳より、老けづくりをして若く見られる30歳のほうがいい。
姑息だけれど、そういう意味でも真央は聡いんじゃないか。
そういうの、きらいじゃない。





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クライバーの腕 

November 18 [Wed], 2009, 23:38


ようやく雨が上がり、晴れ間。
風は冷たいが気分がいい。
ベートーヴェンを聴きながら、道玄坂を上がる。



オフィスのPCを起動すると、昨日取材させていただいた飯森範親さんからのメール。
こちらも送ろうとは思っていたが、先を越されてなんだか申し訳ない。
と同時に、一スタッフであるわたしにまでほんとうに礼状をくださるのだ、と感動する。
あたりまえなのにできないこと。
礼状は大切。

さて、飯森さんにはピアニスト松本あすかさんとの対談という形で目が啓かれるようなお話をたくさん伺ったのだが、それは原稿でご紹介するとしよう。
思い出したのは、玉木宏の腕がカルロス・クライバーみたいに長くてきれい、というエピソード。
“千秋真一の振り付け”を担当されていたのである。
のだめといえばベト7であり、ベト7といえばクライバー。

玉木宏の映画版「のだめカンタービレ」は、前編が12月19日、後編が来年4月に公開。
ウィーンのムジークフェラインで千秋真一がベト7を振った、日本人では小澤征爾に次いで2人目だ(…)、というのでニュースにまでなった。
まあなんか、絵になるかいいか、と思っている。
わたしは玉木宏の顎のラインと不機嫌そうな口がすき。

クライバーに似ているというなら、腕もすき。





http://www.nodame-movie.jp/index.html

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オタクはなにをする人ぞ 

November 17 [Tue], 2009, 23:42

のだめ(映画)関連本のための取材日。

朝一で担当編集者O氏と落ちあい、打ち合わせの後、雑談まじりに「このアニメがすごい!」(宝島社刊)のだめ特集号の話をする。

「のだめっていうか、ノイタミナ好きなんですよ」
「あはは、買ったんですか」
「はい、わたしオタクなんですよー、ガンダム乙女ゲーBLなんでもこいです」
「あはは、実はアレうちで作ってまして…」

アレ?

「この取材のあとも、アニソンの取材でアニプレックスさんなんですよね」

アレ、これって・・・

「高野さんがオタクだって知ってればなあ、あはは」

・・・わたしだって知っていればですよ!知っていれば!
あまりの動揺にカプチーノをこぼし、さらにパニックになる。

「ちなみにミラクルトレインって言うんですけど知ってますか?」
「・・・すいません」
「ふふふ、まだまだ甘いな」
「す、すいまっせん!!!」
「いえいえ、冗談ですよ、あはは」

あれかな、とは思ったのだ。
駅の擬人化。
国の擬人化でヒットしたヘタリアみたいのの、駅版(書いててへんな気分)。
おそるおそるお訊きしたら正解。
知ってたのに、とくやしいヲタ心。
こういうところ、オタクはジャンルを問わないようだ。
打てば響く、どころか、ミラトレって略し方まで完璧ですよみたいな。

杉田さんも出てるし、今週から、見る!(←くやしい)





http://www.miracle-train.tv/index.html

プレイバック 

November 15 [Sun], 2009, 9:27


10月分まで。
けっこう覚えているものですね。





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趣味はカメラ 

November 14 [Sat], 2009, 23:41




入稿→校正→ゲラ待ち中。

一息つきつつ。
日曜日はオトクラに捧げる覚悟ですでに戦闘体勢である。
ところでわたしはいつも、更新の前にアクセス解析やコメント承認* やを一連の儀式として行うのだが、今回ひさびさにガツンとくる検索ワードに対面した。
おもわずカメラに収める(上)。

孤独、だったんだね・・・

クラヲタの孤独を描いた覚えはないのだが、そこが検索のおもしろいところ。
なにしろわたしの人生のテーマ(=萌え)は「孤独と連帯」の関係性だからね。そりゃなんやかんやでヒットするよね。
クラシックあんまり関係ないけど。
「クラヲタ 孤独」は「クラシック 恋人に捧ぐ」につづいて殿堂入りけてーい。
おめでとうございます。



携帯のアルバムを眺めながら、こういう仕様もない、写真とは呼べない写真をよくぞ撮りためてきたものだ、と感嘆してしまった。
普通はツーショットとかヘン顔とか、ネイルとかマカロンとかコンビニスイーツとかイルミネーションとか、あとは空ね、空の写真とかを女子ならば撮るべきである。
ところがわたしのアルバムときたら、こんなかんじ。




大手メーカーの真面目な辞令なのに石田彰の声が聞こたらしい。



ディズニーシーでヴェネツィア気分なのにトイレが気になったらしい。



赤提灯のオネエチャンがしれっと書いていった「鮭おむすび」らしい。




なんかね、こんなんがすきなの。
なんかね、発想がみうらじゅんというか・・・ち、小さい世界。
写真を並べてみると、自分がなにに反応するのかまるわかりで、かなり恥ずかしい。

本音をいうとわたしは、写真を撮る女、というのに偏見がある。
「趣味はカメラ」という女が「趣味は読書」の女と同じくらい胡散臭いと思っている。
アーティスト気取りですかコノヤロー的な、あれだけはなりたくないと、なんとなく、ほんとうになんとなく思ってきたのだ。
・・・実は恥ずかしいだけなのかもしれなかった。



携帯のカメラがあたりまえになって自分もあたりまえに写真を撮るようになって、思うのは、「うまくとれるといい=この瞬間をそのまま残したい」であって、手段が違っても、動機は日記となんら変わらないことがわかる。
小さい世界がすきな人間は、レンズ越しにも小さい世界を切り取ろうとする。
文体にこだわる人間は、被写体にもこだわる。
逆もまたしかり、それだけだ。

わたしはだから、まともなカメラもないし技術もないし、素人くさいスナップをあげるくらいなら映画や絵画を借用したほうがいい。いやいっそ、文章を読んでもらいたいのだから画像はいらないんじゃないか、いややっぱいるんじゃないか。
そういう迷いのなかでオトクラを作ってきた。
けれどもし技術が上がったら?
そう考えると、「趣味はカメラ」の誘惑に抗えない。

たとえば誰かとカフェで語り合って、ふと外を眺めたときのオレンジ色の光に包まれた光景。
音楽の余韻に浸りながら、渋谷の雑踏のなかを浮遊するように早足で歩く感覚。

日記を書くことの副作用なのかもしれない。
この文章ととともに残したいのはあの場面だった、という後悔が増えてゆく。
でもだってまさにその瞬間にカメラを取り出すなんて不粋だ、という理性(見栄?)もある。

世の中の「趣味はカメラ」はどうしているのだろう。
どうやったらスマートに撮影ができるのだろう。
だれかわたしに教えてください。




.

まだだ、まだ終わらんよ! 

November 12 [Thu], 2009, 23:04

パスカル・アドルフ・ジャン・ダニヤン・ブーヴェレ
《オルフェウスの歎き》 1876年




原稿が終わらない。
やるべきことが終わらない。
ぐるぐるまわりつづける思索も、終わることがない。



いや思索は終わらなくていいんだけど2週間て。
2週間更新できずです。
ご無沙汰しております。

言い訳→10月の終わりに風邪をひいて寝込み、かわりにと7連勤したらぶり返し、グダグダのままなんとか月末の経理作業を終えたところ。
そう、ゆっくりと、着実に、終わったものはあるんだよ。
勇気を出せわたし。

でも日記は大変なことになってきました。
前回記事の前にも「空白の一週間」があるので、+2週間でほぼひと月。
ここまでためこんだら書けないからね日記。そんなん日記じゃないからね。リアルに小学生の夏休みですかまったく・・・実際よくやってたけど。



夏休みとおんなじくらい、このひと月には書きたいことがありすぎて、とてもじゃないけれどすべてをなかったことにはできません。
日記にはならないけれど、メモを見つつ回想しつつ書起してみたいとおもっていますので、気長におつきあいいただけたら幸いです。
先々についても同様。
忙しいことはありがたいこと。
そのなかで心を亡くさずに生きてゆくためにも、またこうして、みなさんとこの場所でお会いすることができれば。

勇気がわいてくる。
オトクラは終わらない。
俺たちの戦いはまだまだこれからだ!!





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わたしのすきな道 

October 29 [Thu], 2009, 23:42

今週は銀座通い週間。

昨夜も王子ホールで波多野睦美×高橋悠治の「ゆめのよる」。
私の大好きなひとたちのためにTもかけつけてくれたが、昨日からマスク女なのでなんだか申し訳なかった。
たまに会うときくらい、きれいな女でいたいのに。

ともあれ音楽は至福。
波多野さんの《歌曲の変容シリーズ》ももう5年目である。感無量。
波多野さんが言っていたように、年を重ねられただろうか。
またじっくり語ってみたい。
実はオトクラ(旧まいろぐ)の記念すべき第一回は波多野さんのインタビュー裏話で、このときの写真もTが撮影してくれた。
ブログには自分撮りをのせてけ(業界に若い女はめずらしいから)、と指示してくれたのもT。
それがいま、いろいろなことにつながっている。
ここでこっそり言っておく。
感謝してます。



さて、Tは取材の前乗りもあっての帰京だったので、朝食後は仕事モード。
メトロの入り口で別れ、銀座の街を歩く。
モントレから、中央通りを新橋側に進む数ブロックは、私の好きなものが凝縮したような空間だ。
手前に伊東屋、ティファニーがあって、向いにはカルティエとシャネル、シャネルの先に教文館と山野楽器、和光の時計台。
松屋、三越、その奥にスターバックスがあって、王子ホール。
もうすぐクリスマスの飾り付けが始まる。



http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2009/20091028.htm

南ちゃんフォーエバー 

October 28 [Wed], 2009, 18:06

涙が出るほど忙しい。
そんな時に限って調子は悪くなるのである。
朝からマスク(ピンク)をつけて無駄な抵抗をしながら経理作業。

昼過ぎ、Kさんからショートケーキを頂く。
正確にはバーチャ(27)のバースデー祝いおすそわけ。
秘密裏にホールケーキが準備されいて、突然、ロウソクつきで登場した。
「お誕生日おめでとーう」
「イエー」
「パチパチパチ」


なんだコレ、ラ、ラヴい。


三十路前後の男たちが集まってサプライズパーティーですよ。これがラヴくなくてなんですか。なにをラヴれっていうんですか。
この日は不在だった社長自らが、社員の誕生日にはプレゼントを忘れないひとなのだそう。
若くて人望あるリーダーがいて、リーダーを慕う熱い男たちがいて。
コレだから好きなのだ、この職場。
ジャンプのまわし読みできるし。
ガンダムネタ通じるし。
世代はいっしょだが、女はほぼひとりなので、気分は男子部マネージャー。

・・・アレ、でも南ちゃんてなんか新体操やってたよね。
実はあんまりよく知らないのだった、タッチ。
ジャンプ派なんで。




.

永遠の間ずっと 

October 27 [Tue], 2009, 23:59


永遠に
美は神の素晴らしい姿を明らかにする
美よ
永遠に
神がその顔に鏡を当て、神は自分の美に見とれる
永遠に
バクリ:《3つのラブ・ソング》op.96



なんという快晴。
ゆうべの嵐がうそのよう。

嵐のなか、編集Hの家に避難させてもらい、ホットワインを頂いた。
そのまま製作中の本のこと、ルネのこと、大森佑子さんのこと、転じてわれわれの文化クロニクルと出版=文化がどうなってしまうのかについて話す。
もちろん答えなどない。

徹夜ハイの頭で、いつもと違う通勤路を歩く。

耳をすます、ということについて考えつづけている。
ゆうべのヘンデルのアリア、ハイドンのソナタを聴いたときの震えるような「美」に対する、畏敬。
玉川上水の緑。光と、水の音。

なぜクラシックを聴くのか、という問いにルネは、耳をすますことを知るいちばんの経験だから、と答えた。
なぜクラシックを聴くのか。
クラシックの音を止めてしばらく考える。



昼前、Hさんと、王子ホールのSさんに礼状。昼過ぎ、ふたりから返信。
Sさんは歌姫をして「プティボンねえさん」と呼んでいる。
舞台裏のてんやわんやが伝わってくる。納得。

Tからも返信。
古楽時代からのわたしのプティボン熱を知っているので、行くべきだ、とは言わないが、行った、というと喜んでくれる。
とてもひねくれた言い方だけれど。

パトリシア・プティボン、すばらしい演奏家。
ルックスも奇抜な演出もフランス人らしくてかわいくて大好きだが、それにとらわれず、どうかみんなに彼女の音楽が伝わるといい。
伝わると信じたい。

音楽の力。美の力。





http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2009/20091026.htm

雨ニモ負ケズ 

October 26 [Mon], 2009, 18:10

月曜日。大雨。ジャンプを買いにいく。



なんかすみませんジャンプのことしか書いていないようですがたまたま月曜日が休みだからジャンプのタイミングでまとめ書きをはじめるだけでジャンプしかないわけではないです。
でもまあ、今週も朝から銀魂で爆笑して妹に白い目で見られたことは事実です。
(だってクリステルだったんだもの、結野アナの名前!)

というわけで、わたしとジャンプといろいろあった一週間はのちほど。
きのうはマルタン。
今夜はプティボン。





♪♪ たくさんのアクセスと激励に感謝いたします。♪♪
P R
プロフィール
名前:高野麻衣(たかの まい)
誕生日:9月15日
血液型:B型
音楽ライター/編集者。
上智大学文学部史学科卒。
LFJクラシック・ソムリエ&公式レポート名誉隊員。



クラシックは、女の子が好きなものでできている。

マリー・アントワネットのように軽やかに優雅に、音楽や映画や書物を語ろう!
“美しきクラヲタ”革命!!



【INFORMATION】
NEW!!
『クラシック・スナイパー5』(青弓社)
連載「乙女ライターMのひみつ日記」第5回 乙女 VS 教養主義
11月1日書店発売予定

『クラシック最新情報 Vol.12』
(ぴあ)
ルネ・マルタン連載
「music♪recipe」第7回


『宝塚イズム5』(青弓社)
「武器をとれ、乙女しょくん!――『ベルサイユのばら』がキライな理由」

『エスクァイア』2008年5月号
カルチャー余談
小田島久恵×高野麻衣
「乙女性とバロック音楽との関係について」

■茂木健一郎 著 『すべては音楽から生まれる 脳とシューベルト』(PHP研究所)
ルネ・マルタンとの対談を収録。



※コメント、TBは承認制です。
反映に時間がかかることもございますので、ご了承ください。



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