初形に至る過程 

March 24 [Fri], 2017, 0:24

「指将棋の局面」も「次の一手」も、その局面の直前の指し手が示される。
指された手に対して、その応手を最初に考える事が普通の場合は、「次の一手」でも問題に至った手順は示す必要があるのだろう。

「詰将棋」と「必至問題」等では、局面の前の指し手が示されない。
問題として必要ない判断だろうし、慣習になっているからでもある。
その為に、指将棋の差し始め図から合法的に(王手なしの協力詰の手順で)辿りつけない局面または部分局面が存在する。

これも幾たびか指摘されるが、慣例的に認められて来たので、規約を定めて変更する事は現実には出来ない(過去の作図を詰将棋から外すならば可能だ)。

合法的に辿りつけない局面は、殆どが双玉問題だがそもそも双玉は規約は存在しない。
単玉でもありそうだが未確認だ(配置していない詰方の玉の置き場所がない場合や、玉方の持駒がない場合でどうだろうか)。

指将棋で合法手が無い時は負けか引き分けかは不明だが、それを詰将棋や何かの問題に使用する考えは幾たびか見た事がある。
この問題の作図は、合法的に辿りつけない局面が認められている詰将棋の場合は、もしもその問題が規約を含めて作れたとしても、既に合法的を離れた慣習であれば問題自体が矛盾があるので混乱が増えるだろう。


第731番続小駒の舞




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2017/02/28 の作意(スクロール)

1一桂成・同玉・1二歩・2一玉・2二歩・1二玉・2三と・1一玉・2一歩成・同玉・3一歩成・1一玉・2二と・同玉・3二角成・1二玉・1三歩・同玉・1四と・1二玉・2一馬 まで21手詰


馬角・竜飛・飛香 

March 18 [Sat], 2017, 0:43
詰パラ誌2017/03若島作(1)の結果発表を見て、巨椋作「馬角」を「竜飛」で行う構想と解説された。
これは解説を読むまでは繋がらなかった。




解説で巨椋作「馬角」を見て、繋がったのが詰棋めいとH11/07結果発表の中編8の谷口作19手だ。
これも解説に巨椋作「馬角」が登場するが、聞かないとなかなか繋がらない。




若島作と谷口作はどちらも、「飛香」で作られていて玉方が後の香を使うように受ける構想で、玉方の好手となっている。
「後の弱い駒を使う」ための直接の狙いと手順構成が異なるので、「飛香」が同じでもそれだけでは繋がらない、解説で巨椋作「馬角」が双方に登場して始めて繋がる。

「竜飛」と「飛香」との配置を比較すると、前者は重い配置になりそうで「飛香」が使いたくなりそうだ。

でも「後の弱い駒を使う」「飛香」の別の手順はあるかどうか、それとも「竜飛」型は、作る狙い目かも知れない。


第730番続小駒の舞




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2017/02/22 の作意(スクロール)

2四銀打・同歩・2五桂・同歩・1四歩・2二玉・2三銀・同玉・1三金 まで9手詰


棋王戦第3局の終盤戦 

March 12 [Sun], 2017, 0:48
詰将棋問題は、「詰みがあると判っているから詰められる」のは解図力が弱い私レベルでは常識だ。
指将棋は「詰ます」のでなくて「勝つ」のが目的だから、詰将棋中毒者には難解だ。

ネット中継時代では解説に影響されるが、詰将棋中毒者には難しい。

過日の棋王戦第3局の終盤は詰むかどうかの局面が登場した。
解説で「詰みあり」とされると、流石に考えてしまった。
終盤の先手・7四桂の所で7一馬で「詰みあり」との解説で考え込んだ。



かなりの時間考えて、本当に「詰みあり」と辿りついた。
途中には、「必死」で勝ちとか「自玉が詰まず勝ち」かと疑うがこれは違った。

7一馬・同金・7二金・同金・7一銀で(あ)9三玉は8五桂・8四玉・7五銀・同玉・7六歩・6五玉・6六金・7四玉・7五金・6三玉・6四金・同玉・4四飛成で詰み。
(い)7一同玉は6二金で、(う)同金は8二金・同玉・6二竜・7二金・7一銀・9三玉・8五桂・8四玉・6四竜で詰み。
(う)8二玉は、7二金・9三玉・8二銀・8四玉・7六桂・7四玉・7三金・同桂・同銀成・同玉・6五桂で詰み。

9三玉から8四玉の逃げに3通りの詰め方をするので、かなり読まされた。
短編詰将棋の様な切れる手順でないので、山勘が利かないのだ。



第729番続不成の舞





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2017/02/16 の作意(スクロール)


2一金・1三玉・2四金・同銀・2三金・同玉・3二飛成・同玉・3一角成・2三玉・2二馬 まで11手詰


詰将棋作図の実働期間 

March 06 [Mon], 2017, 0:32

「詰パラ」2017年3月号で柴田昭彦氏・服部彰夫氏の盤寿が報じられる。
同時に「実働期間65年」も報じられる。

2つに相関はあるが、狙って達成出来ない事だ。
それに、ひっそり達成の方が多いかもしれない。

詰将棋作図の実働は曖昧だが、アマの世界では自称で良いだろう。
作図休眠期間や未発表期間は、前後があれば除外でもよいだろう。

自称ならば、雑誌発表引退後も作っておれば「実働」だろうと勝手に定義する。

その次に、初入選以前の作図期間も勝手に追加する・・・?。(強引)

そうすると、私は昨年で「実働50年」だと自称する事になる。
誰も迷惑で無いが特に意味もない、でも半世紀なのだ。



728番と歩の舞





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2017/02/10 の作意(スクロール)


1二銀・同歩・1一金・3一玉・4三桂・同歩・2三桂・同歩・2一金・同玉・2二金 まで11手詰


姉妹局 

February 28 [Tue], 2017, 0:46

3月最初は本館の定期更新予定です。


「姉妹局」と呼ばれる作品組がある。
「兄弟局」とはあまり使われない。

おなじ意味なのか、似て違う物か「ツイン」も登場している。
大道棋の問題群も含めて、単独作のみならず複数作品で追加意味をもたすものは複数にある。

それらも条件あるいは、条件作に含める事も出来ると思う。

テーマを条件と見るか構想と見るかその他かはそれぞれだし、単独の作品だけでなく複数作での条件もありうると思う。

懸賞出題としての適正はどうかとは別問題だが「条件」としては、成立すると思う。
作図動機は異なっても、結果の作品をその様に見る事はありだ。

「姉妹局」と大道棋は、見た目が似ていて同じ手順が成立するかに見えるのが似ていて、それが異なる手順になるのが醍醐味だ。

配置が似ているが、中心の駒配置が異なるものは流石に同じ手順でないので意味は異なる、ただし作図的な興味と条件にはなると思える。


第727番21手詰




作意は、 2017/03/24 へ(スクロール)
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2017/02/04 の作意(スクロール)


3五角・2四桂・同角・1二玉・1三角成・同玉・2五桂・1二玉・2四桂・同香・1三桂成・同玉・2三と寄 まで13手詰

詰め上がり変化同手数 

February 22 [Wed], 2017, 0:40
詰め上がりの収束3手の変化同手数は許容が、一般的な判断となっている。

収束3手の別詰自体を長編等で許容する事もあるし、一般的な変化同手数は傷扱いが多い。
収束3手の変化同手数の許容とは、傷扱いもしない事だ。

それが「詰め上がり条件」の場合は、別に議論になる。

「詰め上がり条件」が収束3手の変化同手数で変わる場合だ。

例えば「あぶり出し曲詰」で字や模様にならない逃げ方があるのは、マイナス意見も多いと思う。

もう1つの煙詰でも、収束3手の変化同手数で煙らない場合も有る。
こちらは歴史的に長く許容されて来た、ただし昔から否定的な人はいる。

私はそもそも逆算経験が薄いので、「詰め上がり条件」も正算作図なので、収束3手の変化同手数や類似の乱れは非常に多いし作図方法を変えないと避けにくいと思っている。

それ故に無責任のようだが、逆算で作図する人が収束3手の変化同手数の図から逆算を始めているかに見える作品は、理解は難しい。


第726番続小駒の舞



作意は、 2017/03/18 へ(スクロール)

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2017/01/29 の作意(スクロール)


3二銀引不成・1二玉・2三銀成(非限定)・同玉・4一角不成・3二桂合・同角不成・1二玉・2四桂・同香・1三歩・2二玉・2一角成・同玉・3二歩成 まで15手詰

詰め上がり必要駒 

February 16 [Thu], 2017, 0:30

「詰め上がり条件」とは、普通は局面全体を指しての条件だ。

飾り駒は初形同様に好まれないが、手順中のどこかで必要な駒や配置は、「詰め上がり」時に必要かどうかとは無関係に扱う。
これは通常の詰将棋と同じだ。

ただし、「詰め上がり条件」では「詰め上がり」局面で判断して必要な駒を対象にする事も可能だ。
代表は「煙詰」で「最少駒数の詰め上がり」には類似のニュアンスが有った。
そこに「駒種別煙詰」の考えが追加されて、その条件での「最少駒数」の考えが生まれた。
その条件としては合理的だが、「最少駒数の詰め上がり」では無いので、「駒種別煙詰」での必要な「最少駒数」は、異なる条件だ。

「条件作」は「詰める」事とは異質な面が強いが、区別する事を混同するといつか混乱する。


第725番11手詰



作意は、 2017/03/12 へ(スクロール)

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2017/01/23 の作意(スクロール)


2五香・同桂・1五桂・1二玉・2四桂・1三玉・1四歩・同玉・2五と・1三玉・1二桂成・同玉・1三歩・同玉・1四歩・1二玉・2四桂・1一玉・2三桂不成・同歩・1二桂成・同玉・1三歩成・1一玉・2二と まで25手詰


詰め上がり条件を探す 

February 10 [Fri], 2017, 0:34

「駒の舞」シリーズは「条件作」シリーズだが、10集の「風花の舞」で分類した様に「詰め上がり条件」は最初の10集では取りあげていない。

あえて言えば、「玉座の舞」が「不動玉」の「全格配置」だから「詰め上がり全格配置」でもある。

その後の「続駒の舞」では、「単騎の舞」が詰め上がりが攻め方1枚の条件だ。

作図方法から「詰め上がり条件」は苦手なだけで、興味がない訳でない。

ただし、「あぶり出し曲詰」と「煙詰」以外で、100局とはゆかなくとも多数作りたくなる、又は作れる条件が思いつきにくい。
少なくとも2桁数は作りたいが、その条件が思いつかない。

初形と異なり、詰め上がりは暗算で解くと見逃すのではないかと思うのだ。
それを越える印象が必要となると、それは難しい。


第724番と歩の舞




作意は、 2017/03/06 へ(スクロール)
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2017/01/17 の作意(スクロール)


4三桂・2一玉・2二歩・同玉・3三桂成・2一玉・3一桂成・同玉・2三桂・2一玉・1一桂成・同玉・1三香・2一玉・1二香成・同玉・2三馬・2一玉・2二馬 まで19手詰


不詰を見逃した時 

February 04 [Sat], 2017, 0:34

2017年2月の本館の定期更新を行った。
久し振りの5手詰追加だ、画像リンクを作る。
前月までのミスを見つけると修正するが、チェック漏れは、かなり多い。


「詰パラ」2月号が届き「酒井桂史『e玉篇』」が最終回だ。
不完全が多いと言うよりも、完全作がかろうじて存在する程度だ。

まるで、自作の作図中のごとくに複雑に不完全手順が存在する。
大体の手順を追い終わり、「柿木将棋」に解かせて、不詰を見つけられると流石に落ち込む。
自作に「柿木将棋」が不詰を見つけた時の気分だ。

今は、「柿木将棋」が別詰を見つける事には慣れたが、不詰は慣れない。
不詰は、人間の検討でも見つけられると信じているのだが、「それは甘い」と言われていると感じるのだ。



第723番13手詰




作意は、 2017/02/28 へ(スクロール)

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2017/01/11 の作意(スクロール)


1三歩・同玉・1四馬行・1二玉・1三歩・2一玉・3一馬寄・1一玉・1二歩成・同玉・1三馬行・1一玉・2三桂・同飛不成・2二馬引・同飛・2三桂・同飛・1二歩・2一玉・3一桂成 まで21手詰

未だに12月号を解く 

January 29 [Sun], 2017, 0:23
詰将棋解答者には1月という解答目標があると思うが、気まぐれに解く者には2ヶ月位が目安だ。

数が多い「短編コンクール」は根気良く解くと時間があれば解ける気がするので、通常は2ヶ月目の1月になっても解いている。
一度解いた答えを忘れるのだが・・・・。

2016年12月号は、若島作の同人入り作を追っているので余計に時間がかかる。
玉方の応手が難しい作品は作意に入っているのかが悩ましい。

加えて、連載中の「酒井桂史『e玉篇』」を並べているのでこれだけでもいくらでも時間を消費する、この様な連載は少ないので大歓迎だ。



第722番続不成の舞




作意は、 2017/02/22 へ(スクロール)
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2017/01/05 の作意(スクロール)


5手詰−51
2四銀・同玉・1三馬・同玉・2三金 まで5手詰

5手詰−52
2二飛・3三玉・4三と・同玉・4二飛成 まで5手詰


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