修正図・改作図の情報 

June 22 [Thu], 2017, 0:29

不完全作の多くは修正図が存在すると思われる。
個人的には修正不可能で放棄する事は少ない。

完全作の手直しは個人差があると思う。
私は個人的には少ない方だと思う。

詰将棋作品は、自動更新ではないので一つの作品が変更されたとしても、全てを知っている人は少ないか殆ど居ないだろう。
初出図以外が流通してしまうと、その履歴や初出が忘れられる事はありそうだ。
以前に煙詰第2号の黒川作が発表後の修正図だと知り驚いた事がある。

そもそも自分自身の作品を全て履歴を正確に憶えているとも思っていない。
逆にごく僅かだが、本人よりも第三者の方が憶えている事も経験している。
何かを調べて確認する事は滅多に行わないので、曖昧な記憶頼りになり、そこで記憶間違いも起きる。


第747番単騎の舞




本館:単騎の舞・32番の改良作です

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2017/05/26 の作意(スクロール)

4二角不成・2二玉・3一角不成・1二玉・1三歩・2一玉・2二角成・同玉・3一角成・3三玉・3四歩・4三玉・5三歩成 まで13手詰


「詰む手順が見えない」 

June 16 [Fri], 2017, 0:23

服部彰夫作品集「砂丘」第70番の解説に「詰みそうな手順が見えない難解さ」と書いた。
間違い易い手順はなく詰みそうな手順が見つけにくいが、辿りつくとそれは作意だとした。



玉方の守備が強力であり、そこを強い攻撃で崩す。
特に強い守備の2枚の馬を、1枚は遠ざけて1枚は竜と刺し違える。
最初の手順は、43歩・同馬・53と・同馬(あ)・31竜・同玉・22金と進む。
ここまで進むと風景が変わり詰みそうだ。

代表的な変化手順は、
(あ)同玉・64金・62玉・61金・同玉・31竜以下だ。
この変化は玉を外に逃がさない代表的な変化だが、手順自体は易しいので解説では書いていない。
玉が外に逃げられ無いことを確認してから、駒を剥がす力の変化を読む事になる。

玉を外に2枚竜の力で逃がさないのが狙いの作品とも言えるかもしれない。
それには多数の難解作の作例がある。


第746番続小駒の舞




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2017/05/23 の作意(スクロール)


4二竜・3二歩合・1三歩・2一玉・2二歩・同玉・1四桂・同金・3四桂・2一玉・3三桂不成・同歩・2二桂成 まで13手詰


詰将棋解答選手権実戦記 

June 10 [Sat], 2017, 0:31

「詰パラ6月号」に長谷川大地氏の「詰将棋解答選手権参加記」が載っている。

実際に問題を解く部分は「詰将棋解答選手権実戦記」だ。
ネットにも類似のものを見る事が出来るが、制限時間でトライした人のものは、時間無制限とは違うと感じる。

短く書いて有るが、解いて行く順序が判る内容が興味深い。

「ある程度の内容を読んでから次に進む。」
「これを繰り返して全体を見る、それから解く順序を決めてトライする。」
時間制限の時の手段だ、12月の50題の短編展では有効な筈だ。
実際は後の問題を残しがちで戦略の無さを何時も感じるのだ。

個々の問題でも、「作意を仮定して効率を上げている」様子が判る。
解図能力が高い人でも、「大模様の初形や無仕掛けや手が広いものは、解図を後にする」傾向も感じられる。
これは誰しも同じだと思う。


第745番9手詰





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2017/05/17 の作意(スクロール)


2三桂・同桂・1二歩・同金・同と・同玉・2一銀・同玉・1三桂・2二玉・1一銀・同玉・1二歩・2二玉(変化同手数)・1一銀・1三玉・2二銀打・1二玉・1三金 まで19手詰


最善手順・変化探し 

June 05 [Mon], 2017, 9:00

6月最初は本館の定期更新しました。


解答の詰め方は自由だが(余詰・別詰全て正解)、変化手順は自由にはなっていない。
いわゆる変化別詰問題だ、賛否は別にして現在の解答は変化別詰は間違いとなっている。
従って変化に関しては、詰め方自由では無く最善が求められる事になる。
最短手数や同手数駒余りを判断する必要がある。

この最善探しは作者も検討者も、読み間違いやすい。
のらりくらし逃げると2手長駒余りになるケースは見逃しやすい。
逆に同手数駒余りを2手長駒余りに間違う事もある。

服部彰夫作品集「砂丘」第69番の解説を書いたが、2手短い駒余らずの変化があるのを見逃して2手長駒余りと読み、間違って説明してしまっている。

複数の詰まし方がある変化の、1つの「2手短い駒余らずの変化」を見逃したのだった。


第744番と歩の舞





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2017/05/11 の作意(スクロール)


2二角・1二玉・2一角・同玉・3一角成・同玉・3二と まで7手詰


61飛型大道棋香歩問題 

May 29 [Mon], 2017, 0:26

大道棋香歩問題の発展例に「玉方が81地点に駒の利きが有る」がある。
例えば、54角だが、61飛もそのひとつだ。

初手63桂も72歩も83桂も、81や91に玉方の利きがあると基本手順では詰まなくなるか手順が変わる。

詰パラ5月号の大道棋教室2番は8筋の異型感以外は、大道棋らしい雰囲気が強い。
61飛と87角の睨みあいが思わせぶりだが、まとまりに驚いた。
シンプル配置の香歩問題もまだまだ、作図があるのかと思った。

結果発表の「角香問題」には全くついていけて居ないのだが・・。



第743番続不成の舞




作意は、 2017/06/22 へ(スクロール)
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2017/05/05 の作意(スクロール)


8一香成・同玉・8三香・同銀・2一竜・7二玉・6二香成・同玉・6三と・同玉・6一竜・6二香合・5四と・同玉・5二竜・5三香合・4五と・同玉・4三竜・4四香合・3六と・同玉・3四竜・3五香合・2七と・同玉・2五竜・1七玉・1八歩・同玉・1六竜 まで31手詰

難解作を解説する 

May 23 [Tue], 2017, 0:20

自作以外にも作品の解説を書いた事がある。

服部彰夫作「砂丘」100番の内では、20作を書いた。
その内容は「難解作を解説する」と言う考え方だ。

変化と紛れの丁寧な説明を行うと同時に、実際に解いていない人も含めてどこが何故難しいか、如何にその様に作られているのかを説明した積もりだ。
それを振り返って見る。

まづは、「砂丘」66番




32飛成・13玉・22龍・同玉・31角・同玉・43桂打・32玉・42金・同玉・64角・41玉・31角成・52玉・53と まで15手

この作品では有望な紛れ手順の存在を難解作の理由に上げている。
それは52飛と62歩を52龍に変えた作と比較する。




手筋の連続の7手詰だ。
手筋派・軽快派なら作意にしそうだ。
たぶん解図者も先に浮かぶ手順だと考える。
そこを外す所から、難しさが生まれると考えた内容を解説した。



第742番13手詰



作意は、 2017/06/16 へ(スクロール)

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2017/04/29 の作意(スクロール)


3三銀不成・1二玉・1三歩・同玉・2二銀不成・同玉・3二と・1二玉・1三歩・同玉・2四銀・1二玉・2二と・同玉・3三銀不成・1二玉・1三歩・同玉・3一馬・1二玉・2二馬 まで21手詰


解答選手権の問題を観る 

May 17 [Wed], 2017, 0:46

問題を「観る」であって「解く」でないのだ。
20手を越えると解くことが出来ないのは仕方が無いが、答えを見ても作意だけでは理解が困難なのが痛い。

つまり、紛れと変化に隠れたものはまだ見逃している。
たぶん好作ばかりで、鑑賞すると何か創作意欲が湧く筈なのだと思うにまだそこまで行っていない。

初形での見た目と実際に解こうとした時の難しさが違う。
それがレベルの高い解答者をも悩ませたのだと推察する。

特に8が、次に3と10が受けを含めて理解が難しい。
解けた中では6が印象的だ、「2枚の馬の配置」と「わざわざ開けてある14の地点」が目に残るのだ、構図の決定は難しいと思う。



第741番続小駒の舞




作意は、 2017/06/10 へ(スクロール)
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2017/04/23 の作意(スクロール)


3四桂・同歩・4四角・1二玉・1三歩・同玉・3一角成・2四玉・4二馬・1三玉・2四金・1二玉・2三金・同玉・3三角成・1二玉・1三歩・同玉・3一角成・1二玉・2二馬 まで21手詰

攻め方の、玉方応手打診 

May 11 [Thu], 2017, 0:31

玉方が打診合駒をする事は今では汎用手筋になっている、主流は打歩詰絡み問題だ。

手筋は、玉方があれば攻方も可能という対称性が多くは存在する。

打診では打歩詰絡みが判り易い。
特に下段の玉と成れる場所の守備駒が向き合い、間に打診駒を打ち、応手で成・不成を決めさせるのが判り易いイメージだ。

これが玉と飛だと間に打つ駒は香になり、打歩詰絡みでは単純な構図では出来ない。
玉と角で、間に角を打つ形は、打歩詰絡みで単純な構図が可能に見える。
作例として、詰棋めいと13号のOT松田作がある。



33銀・12玉・14香・13角合・同香・同玉・14歩・12玉・56角以下

図は不完全だが、それは角の強さと、守備角が成った時に入手して角2枚持つ形がまた強くて、それらが詰まない条件が作図を難しくするからだろう。

それを逃れる形は紛れとのバランスが悪くなりそうだ。
中段玉にするとか、
よい形を見つけることが出来るかどうかだろう。


第740番と歩の舞




作意は、 2017/06/04 へ(スクロール)
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2017/04/17 の作意(スクロール)


2一馬・同玉・5四角不成・3二歩合・同角不成・1二玉・2四桂・同香・1三歩・2二玉・2三歩・3一玉・4一歩成 まで13手詰

誤記 

May 05 [Fri], 2017, 0:28

「詰将棋解答選手権」の問題と解答と記事が、ネットと「詰パラ誌」に掲載されている。
解答を解いているが進まないのでそろそろギブアップ予定だ。

記事によると「誤記」が解答競争で順位の境目になったようだ。
暗算で解く時も作る時もあるが符号で扱う訳でなくて、動く盤を思い浮かべる。
そこでの誤記ミスは日常化しているが、それをメモする時や完成ノートに書くときにも誤記は多数起こしている。

パソコン検討を入れる様になると、二歩とか金を5枚使ったりのミスだけは流石に無くなった。
だが、一応チェックした図面をノートに転記するときのミスは、そこそこに発生させている。
「自作だから」か「自作でも」だからかは個人差があると思うが、たぶん多数迷惑を掛けて来た筈だが、自覚はたぶん少なめかと思う。
自作の余詰を見つけるのが難しい事と同様に、自分の誤記も見逃すのが人間なのだと思う、居直りではないのだが反省しても治った事がない。


第737番単騎の舞



作意は、 2017/05/29 へ(スクロール)

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2017/04/11 の作意(スクロール)


2一歩成(非限定)・同銀・同銀成・同玉・2二銀・1二玉・2四桂・同銀・2一銀不成・1一玉・1二歩・2一玉・2三香・1二玉・2二と まで15手詰


2歩でたたきの玉の横追い(続き) 

April 29 [Sat], 2017, 0:51

前回に『「詰将棋一番星」の「持駒:歩18枚」作に変化が難解で読み切れない作がある』と書いたが、棋力が弱い者には解けない問題自体は多数ある。
それでも「読み切れない」と言うのは、例えば「変化が読み易い筈の小駒図式」だとか、「感覚的には詰むのだが読み切れない」「作意の確定が出来ない」などが該当する。
手も足もでないのではなく、解けそうに見えるが解き切れない事だ。

『「詰将棋一番星」の「持駒:歩18枚」作の2歩でたたきの玉の横追い』では、信太作「雲出川」と大塚作がそれに当たる。

「雲出川」については以前に書いた事があるが「余詰作」と思う。
現在は大塚作に悩んでいる。



「2歩でたたきの玉の横追い」を発展させる1例で、発展作の可能性を考えるためにはこの作も理解していたいが、それが厄介で、「感覚的には詰むのだが読み切れない」の代表だ。

玉を左辺に追い83玉で75桂から94金打として、82玉・72歩成・同玉・73桂成・同玉・84金上と進むが、そこで72玉か64玉かの分岐が判らない。

配置からは64玉と上に逃げる形で、その時は詰方が歩を持っていると駄目で玉方は歩を使わせる様に逃げる事になる。(追記:攻方が歩を持っていてもいなくとも同じなので、玉方は使わせて逃げるのが最善になるという、意味です)

その形は典型的な「2歩でたたきの玉の横追い」でそれが作意と思いたい。

ただし72玉と下に逃げる形が厄介だ、「持歩が詰みに直ぐに繋がらない」し、「序盤に通った跡に戻るので、序盤の歩の叩きに逃げる手順が終盤の変化と繋がる」。

つまり「序盤の変化手順と終盤の変化手順が掛け算になり、多すぎて読み切れない」のだ。
その結果、作意手順の逃げ方も不明の状態で、終盤に確定局面が見つからないので逆算の検討も出来ない。


第737番続不成の舞





作意は、 2015/05/23 へ(スクロール)

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2017/04/05 の作意(スクロール)

5手詰−52
2三飛・同玉・1四角・同玉・2四金 まで5手詰

5手詰−53
3三飛・同金・1二金・同玉・2一飛成 まで5手詰


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