★★★「天地人」★<20回>秀吉の罠★★★ 

2009年05月18日(月) 14時43分
「天地人」<2 0回>
   秀吉の罠


いよいよ、秀吉(笹野高史)と、その家臣、
石田三成(小栗旬)が色濃く登場する!!


信長亡き後、秀吉は中国返しで明智光秀を討ち、大阪に
侵攻、大阪城を築き、関白太政大臣の座を、朝廷より受け、
「本能寺の変」から3年目にして、天下取りを目前にしていた。



ライバルであった柴田勝家を討ち、北陸越後を手中にしようと
富山城まで征服していた。
越後の上杉は手ごわいと思い、手中にする為には、和睦しか
ないと思い、上杉景勝に面会を求め、自ら石田三成を従えて、
春日山近くの、勝山城(落水城)に行った。

一方、その話には乗らない景勝だったが、黙秘を条件に、兼続
から悟されて、秀吉を迎える覚悟をした。

城に到着するや否や、迎える上杉の家臣達の名前を全て覚え
て、一人一人に声を掛け、ヨイショ?する事も忘れなかった秀吉
であった・・・

景勝と、秀吉、兼続、三成の4人で話し合いは開かれた。



「景勝殿は何が好きかのう・・・・?わしは女子が好きでのう・・・」
秀吉は切り出し、ご機嫌を伺った。

景勝は「・・・・・」無言でうるさそうな顔をする。



居たたまれなくなり、兼続が切り出す。
「おそれながら、我が殿は刀の手入れや、毘沙門堂に篭られ、
謙信公の御霊(みたま)と会話され、日々修行をされておりま
する・・・」

無言の景勝の、代りに対応する兼続を秀吉は、大層気に入っ
てしまう。

「景勝殿は忠義を尽くす、良き家来をお持ちじゃのう・・・」

余りに応えぬ景勝に・・・秀吉は困り果て・・・
「さて、景勝殿は怒っておられるのかのう・・・?」

一端、かわや(便所)に行くから、と外にでて三成と策を練り直す。
「あのしゃべらない不気味さは何じゃ、恐怖を感じるのう・・・?
よし、直接こちらの意向を伝えようぞ!」

景勝、兼続の元に戻り話を勧めた。
「景勝殿、わしが上方見物にお招きしたいが如何じゃ・・・?」

困り果てる景勝に代わって・・・兼続が・・・
「家中の者と計り、いずれ良き折りを見つけて・・・それより、
宴を設けていますのでそちらへ・・・」

それを受けて三成が「お待ちくだされ、景勝殿の返事を確約
してでないと、我が主は酒も安心して飲めませぬ」



秀吉は「お主等はわしの事を何か、誤解をしているのではな
いか・・・?わしは民の為、この乱世を一日も早く終わらせて、
平和な世の中を築きたいのじゃ。義を重んじる上杉なら、判る
であろう・・・?」

ここで景勝が初めて、重い口を開いた。
「上洛・・・つかまつる・・・」

「来てくれるか!!ありがたや〜!!」秀吉はことさら喜んだ。

後で兼続が景勝に「何故?お受けになったのですか・・・?」

景勝は応える・・・
「わしは秀吉の口車に乗ったのではない、3年前の事を思い
出していたのじゃ・・・光秀の謀反がもう少し遅れていたら、我
が越後は織田軍に滅ぼされていた・・・あれはまさしく、天の恵
み、そうまでして長らえたこの命・・・わしが意地を通す事で、
無理をしても良いのか・・・?もう少し、使いどころがあるのでは
ないか・・・?わしはそう思うたのじゃ・・・」



「殿・・・・・・・」兼続はしみじみと殿を見つめていた・・・

二人の絆はより一層強くなった瞬間だった・・・・
越後の為、民の為、二人は上洛を決めたのである。


その後、秀吉を迎えて宴が開かれ、秀吉は万々歳だった。


一方、三成と兼続は・・・

 

その昔、三成が兼続の命を助けた事を、忘れていた兼続に
「命の恩人を忘れるなんて・・・義も何も有ったもんじゃありませ
んなァ・・・貴殿は出しゃばり過ぎじゃ、それでは景勝殿の立場
がござるまい・・・何事も行き過ぎはアホに見られますぞ!」



嫌みをたっぷり聞かされた兼続は、打ちのめされ
た感覚を味わったのである・・・
P R
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  • ニックネーム:マジック中島
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