iTunes Music Storeにかける期待
July 29 [Fri], 2005, 23:47
いよいよiTunes Music Store(以下iTMS)が日本に上陸しそうです。iTunesで曲を買い、それをiPodで持ち出すというスタイルが完成します。iPodの普及に弾みがつくのも間違いありません。これは単に新しい流通経路が出てくるというだけではなく、音楽をコピーしたり、どこからかダウンロードしたりという怪しげな流通経路のもとを絶つことができます。iTMSで購入した音楽ファイルは他のMac/PCのiTunesでは再生できません。iPodにコピーして持ち出したりインターネットを通じて交換しても、他のMac/PCにコピーして利用することはできなくなります。音楽ファンは最新の音楽を手軽に安価に入手することができるようになります。音楽の制作者は楽曲の販売1曲ごとに確実に収入を得ることができます。まさにアップルならではの革命的流通形態といえます。
まさに理想的な新しい流通形態ですが、このすばらしいアイデアに水を差そうとしている魑魅魍魎がいます。それは、iPodをコピーツールと見なして課金ことを強く提唱する、自称「著作権者団体」です。
まず、iPodは音楽をコピーするツールだという認識が間違っています。音楽はPCから一方的にiPodに書き込まれ、常に上書きされます。万が一、iTMSで販売された楽曲データが取り出されても他のPC上では再生できません。おそらく、iPodへの課金を提唱している人たちは、iPodのことをよく知らないか、知っていても利権の確保のためにiPodの利点に目をつぶって強権を振りかざそうとしているのでしょう。iPodに課金できれば、これらの団体にとっては大きな収入となるからです。
しかし、このような課金制度はiTMSとiPodの成功の足を引っ張り、ひいては正常な流通を阻害します。すでに海外ではiTMSの成功によりP2Pファイル交換などが減少しているのですが、日本は先進国で唯一iTMSがないためにレンタルでのコピーやP2Pが未だにさかんです。iPodへの課金は、iTMSの成功に水を差し、作曲者や演奏者が正当な収入を得ることを阻害し、日本の音楽産業を圧殺しようとする企みに他なりません。かつてCCCDで音楽ファンから音楽の楽しみを取り上げ、音楽CD(実際にはCCCDは音楽CDではないが)の売り上げを大きく減らしてしまったことに対する反省を未だにしていないようです。
音楽を購入するときにきちんと正規のお金を支払っているにもかかわらず、iPodに入れて聞こうとするとさらに課金されるのは非常に筋の通らないことですが、一部の頭の固い人はちはそのことにはまったく無頓着なようです。しかも、これらの団体に巻き上げられたお金が音楽制作者に渡る可能性がどれほどであるかは疑問です。このような理不尽な中間搾取を阻止し、音楽制作者と音楽利用者がともに大きなメリットを享受することができるよう、iTunes Music Storeの成功を支援し、iPodへの不法な課金に反対しなくてはいけません。
アップルは8月4日に東京でスペシャルイベントを開きます。現在の予想では、そのときに日本版iTunes Music Storeのオープンが発表されるとされています。
これまでに日本版iTunes Music Storeのオープンは何度も予想され、空振りに終わってきました。しかし、iPodへの課金という理不尽なことが検討されており、今こそiTunes Music Storeを実現しなくてはいけません。
私たちにできる支援は、iTunes Music Storeで楽曲を購入し、iPodへの課金に反対の声を上げることです。
(追記)
iTunes Music Storeは8月4日に日本でもオープンしました。
→詳細記事
アップルは8月4日に東京でスペシャルイベントを開きます。現在の予想では、そのときに日本版iTunes Music Storeのオープンが発表されるとされています。
これまでに日本版iTunes Music Storeのオープンは何度も予想され、空振りに終わってきました。しかし、iPodへの課金という理不尽なことが検討されており、今こそiTunes Music Storeを実現しなくてはいけません。
私たちにできる支援は、iTunes Music Storeで楽曲を購入し、iPodへの課金に反対の声を上げることです。
(追記)
iTunes Music Storeは8月4日に日本でもオープンしました。
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