答え 

2006年11月05日(日) 19時14分
今回の決断が正しかったのか間違っていたのか
そんなことは誰にもわかりません。
熊ちゃんもそう話し合いました。
熊ちゃんにも大切な家族があり、(ご両親やおばあちゃま)
私にも大切な小さな息子がいる。
その大切な家族を守るために
自分たちが傷つくことを選んだ・・・・そういうことです。

最後の1日(6)〜永遠の別れ〜 

2006年11月05日(日) 19時13分
20時を過ぎたので、止まらない涙をなんとか収めて
新幹線のチケット売り場へ。
熊ちゃんも入場券を買ってホームまで来てくれるそうです。
そして、帰りの旅費を出してくれました。

本当は指定席にして、無理やりにでも帰らなければ
いつまでもお別れが言えない気がしていたのですが
観光シーズンで週末、あいにく自由席しかありませんでした。

ホームのベンチで熊ちゃんの顔を見たら
もうどうしてもいい子でなんていられなくて

いやだよ、こんなのいや

とうとうそう言ってしまいました。

あんな、俺もいろいろ考えたんや。
俺が家のもんに何を言っても、何ともならんかった。
それはまろんも、知ってるやろ?
そんなところに、まろんと子供がきてどうなる?
本当にしんどいのは子供やで?
もしまろんが子供を向こうに渡して1人で来てみ。
今度はその事をつつかれんねん。
どう頑張っても、受け入れてもらえへんねん。
方法はひとつ、俺が家を出るしかない。俺にはそれが・・・・出来ん。


最後の言葉を除いて、珍しく、熊ちゃんがてきぱきと語りました。
いつもは、言いたいことの半分も言えない気弱で優しいひとなのに。



なんてだらしない男なんだ!そう思う人もいらっしゃるでしょう。
ただの自己防衛とも取れると思います。
現に私も周りから「そんな男はダメだ!」「デンジャラスパーソンだ」
「早くやめなさい」と言われています。
子連れの女を背負っていくのが面倒になったとか。
前夫の子供を自分のことして受け入れるだけの覚悟が無いとか。
私も本当にいろいろ考えました。
でももう、これ以上のことを熊ちゃんに求めるのは無理だと思いました。
きっと無理やり、一緒になってもくじけてしまうのは時間の問題でしょう。
だからといって、熊ちゃんを責めることは出来ません。
責めても無意味に傷つけあうだけ。もう充分、苦しんだのです。

もう帰らなくてはいけない時間をとっくに過ぎていました。
これ以上遅くなることは出来ません。
ベンチを立ってホームに並びました。
私の使っている香水のミニボトルを、熊ちゃんに渡しました。
いいにおいだと言ってくれたから。
要らなければ、処分してくれていいと。

込み合ったホームで2人ともボロボロに泣きました。
男の人がこんなに泣くのも初めて見ました。
少しでも一緒に居たくて、
最後の最後に新幹線に乗り込み、ありがとう と言うと、
熊ちゃんは顔をぐちゃぐちゃにして泣きながらうなずきました。
心を引き裂くように、扉が閉まり、後はガラス越しに泣きながらうなずくだけ。
これが運命だったんだと、こうするより仕方なかったんだと
お互いがお互いを、自分が自分を納得させるように・・・・・・・・・。

そして、新幹線は動き出しました。
ほんの数秒で、熊ちゃんが見えなくなりました。
ありがとう、本当にありがとう。

最後の1日(5)〜クリスマスイルミネーション〜 

2006年11月05日(日) 18時13分
手をつないで駅まで行き地下鉄で大きな駅に移動。
そして駅前のクリスマスイルミネーションを見ました。
電飾で飾られた大きなツリーがとてもきれいで
そのまえが階段状になっていて、カップルがたくさん座っていました。
熊ちゃんと2人、そこに腰掛けて、ただただずっとくっついていました。

流れてくるクリスマスソングと少し寒い11月の風。
きらびやかな電飾。
もうクリスマスが来たような錯覚に陥ります。

やっぱりクリスマス、一緒に過ごしたかった。

そう思ってまた、泣いてしまいました。
すぐ近くのカフェでお茶をしました。
もうこの紅茶を飲み終わったら、帰らなくてはいけません。
ん〜ん、ただ帰るだけじゃない、
もう二度と、熊ちゃんには逢えないのです。
本当に本当に最後なのです。
どうして泣かないでいられるでしょう。

俺が弱いばっかりに、ほんまにごめん。
結局、俺は、好きな人一人守れない、最低の男や。

ん〜ん、もう逢わないって決めてそれを守ろうとしてるんだもん。
そう決められたって事は、熊ちゃんはまったく弱いってわけじゃないと思うよ。
こんなに未練たっぷりの私を振り切っていくんだもん。


熊ちゃん号泣です。

でもね、これから先、熊ちゃんがお嫁さんをもらって子供が産まれて
熊ちゃんが一家の主になるんだよ。
お嫁さんも子供も、熊ちゃんを頼りに生きていく。
何があっても、守ってあげなきゃいけない。
だから、今よりもう少しだけ、強くなれるといいね。
もし、お嫁さんをもらう前に、強くなれたら・・・私を迎えに来てね。


もう2人して泣きました。周りのお客さんなんて気にもせず。

最後の1日(4)〜キス〜 

2006年11月05日(日) 17時52分
熊ちゃんと2人、ソファーでテレビを見ました。
熊ちゃんがすごく近くに座ったのに驚きながら・・・。
で、プリンを食べて、いっぱいお話して、
前から約束していた、ブルーのアロマキャンドルをもらいました。
熊ちゃんはグリーンで、おそろいです。

それから

キスして、ぎゅ〜っと抱きしめてもらいました。
男としていろいろ葛藤している熊ちゃんは何となくかわいそうだったけれど
でも、今日で最後なら、万が一でも間違いがあってはいけないという
熊ちゃんの考えが素敵だと思ったし
口だけじゃなく、ちゃんとセーブできたから
あぁ、やっぱりこの人でよかったと思いました。

それからはず〜っと抱きしめてもらっていました。
熊ちゃんの腕の力に本当に最後なんだと確信して
あとはもう会話もなく・・・・ずっと泣いていました。
時間は刻々と過ぎていき、気付いたらもう、外が真っ暗。

そろそろここをでなくてはいけません。
展望タワーとクリスマスイルミネーションを見る約束だもんね。
帰り際にメイクを直して、2人で写真を撮りました。
熊ちゃんも私も、ちゃんと笑顔で撮れて
それを見てたらまた、気持ちがこみ上げてきて
時間ギリギリまで熊ちゃんに抱きしめてもらっていました。

最後の1日(3)〜初!お部屋訪問〜 

2006年11月05日(日) 17時12分
観光スポットを2箇所回ってから
熊ちゃんの自宅から徒歩3分の
雑誌なんかでもよく紹介されているお店でお昼を食べました。
そこで新しい熊ちゃんを発見しました。
メニューを見ながら悩む悩む。
私は一通り見たら、さっと決めてしまう方だから
なんだかおかしくってかわいくて、心行くまで悩んでもらいました。



おいしいランチの後は、いよいよ熊ちゃんちです。



いくら家族が留守だからといって
堂々と2人で歩いていっていいものか・・・
近所の人が、ご両親の耳に入れるかもしれない。
いまさらながら、来てはいけなかったと思いました。
熊ちゃんは何も言わないけれど
やっぱりそわそわしているのがわかるから

ねぇ、大丈夫?熊ちゃんが嫌だったらいいよ?

そう言ってみたけれど、大丈夫だという。
熊ちゃん特製手作りプリンを食べたいなんて私が言ったから
早起きして作っててくれたんだよね。

あそこ曲がったらもう俺んち。ちょっと待ってて。

そういいながら、曲がり角でご近所さんが井戸端してないか確かめたりして
何とか無事、おうちに到着しました。


築100年と聞いていたけれどそこまでの古さは感じさせないものの
やはり、想像通りの古くて素朴なおうちです。
おうちの中は、というと
家族が普通に通るであろう廊下に下着がぶらぶらと干してあったり
お父さんお手製の渡り廊下は、ぎしぎしと今にも壊れそうで
しかも、それ床材じゃないですよね?的なプラスチックの板のようなもの、
そうそう、プールの更衣室の床に引かれているような
あの、青いプラスチックのすのこ、そういう感じのもので作られていました。
通された客間は四畳半。これは前から聞いていたので驚きませんでしたが
その部屋の1/4くらいを積み上げられたお布団が占領していました。
先週、お姉ちゃんが泊まったまんまなのだそうです。
とにかく何もかもが衝撃的でした。


片付けてないで〜。ばれるし。


ほんと、熊ちゃんは裏表が無いというか、飾らないというか。
私なら、好きな人を連れてくるのに勇気が要る。
それとも熊ちゃんの中ではこれは普通のことなのでしょうか。

とりあえず、かなりくたびれたソファーに腰をかけてみました。

最後の1日(2)〜手をつなぐ〜 

2006年11月05日(日) 11時01分
今日からツリーが飾られてるらしいねん。帰りに見ていく?
うん^^

地下鉄の改札へと向かう途中、そんな話をしました。
クリスマスを一緒に迎えられないと泣いていた私への
小さな心遣いでしょうか・・・。

それにしても、右側から、激しく熊ちゃんの視線を感じます。

もぉ、見すぎだよぉ
なんでよ〜だってかわいいもん

そんなことを言うのは熊ちゃんだけだよ。
エスカレーターに乗った時だけ
ちょっとくっついてみたりする、まだぎこちない2人です。



地下鉄に乗って、大きな公園に行きました。
ゆっくりまったりのお散歩です。
体力の無い私に合わせて、休憩多め。
必ずベンチを手で掃ってくれる熊ちゃん。

熊ちゃんの手が汚れちゃうよ
俺の手はええねん。

なんていい人、なんて幸せな時間。
最後じゃなかったらいいのに・・・
そんな言葉を何度も飲み込みました。

帰り道、熊ちゃんが道を間違えて(笑)
すごく遠回りをしなくてはいけなくなりました。
大丈夫か?
そう声をかけてくれた熊ちゃんに
甘えたように両手を差し出すと
うれしそ〜な顔で手を引っ張ってくれました。
やっと、やっと手をつなぎました。

まろんの手、柔らかくてあったかいなぁ

それからず〜っと手をつないで歩きました。

最後の1日(1)〜朝を迎えて〜 

2006年11月05日(日) 10時38分
期待しては失望・・・そんなことを繰り返してきたせいか
逢うことを決めても、果たして順調に逢えるのか
その日になってみなければわからない状態でした。
残り少ない2人の時間を惜しむかのように
毎日日付が変わるまで、気持ちを伝え合い・・・・。

そしてやっとの思いで当日を迎えたのです。




眠れなかった私は、明け方うっかりウトウトしてしまい
最後のデートだというのに、ノーメイクで
メイク道具一式抱えて家を飛び出す・・・そんな始末です。

途中、熊ちゃんとメールを交わしながら・・・。

ドキドキしてきた。もう新幹線?
俺ももう少ししたら出かけなきゃ。
今、地下鉄の駅。
改札の前にいるよ。ドキドキがやばい。


連休で混みまくりの改札を抜けると
熊ちゃんが待っていてくれました。
いつもの笑顔なのだけれど、どこか寂しげで
そして、前に逢ったときよりも少しだけ小さく見えました。

2人の決断 

2006年11月05日(日) 10時26分
考えに考えた私たちは
やはり最後にもう一度、逢うことにしました。

2ヵ月半、顔合わせ2回。

数字にしてしまえば、短く儚い2人の関係だけれど
こんなことで片付けられないくらい
もっともっと深く、つながっていたはず。
だから、最後にもうひとつだけ2人で思い出を作ろうと。
もう二度と増えることは無いけれど
だからこそ、大切に大切に、最後の1日を過ごそうと。


そう、2人で決めました。

残酷 

2006年11月05日(日) 9時59分
突然のことに、ショックを隠しきれず声を出して泣きました。
ボイスチャットでつながっていましたが
私の泣き声と「どうしてよ」と熊ちゃんを責める声と
「ごめん」という熊ちゃんの小さな声だけが何時間も繰り返されました。

翌日、私は気持ち的に参ってしまい
仕事に行けませんでした。
ずっとカーテンを閉めたまま、泣いていました。
熊ちゃんから「おはよう」とメールが来ましたが
どうしても返信する気になれなくて。
昼過ぎ、また熊ちゃんからメールが来ました。

「今日、仕事行けたか?休んでる?」

どうしてこの人は、こんなにも私を読んでしまうんだろう。
「行けた」と嘘をつけば、熊ちゃんは安心するでしょう。
「休んだ」と言えば、心配をかけてしまう。
結局、そのメールも返せませんでした。
今思えば、本当のところは、
私が聞き分けのいい女を演じることで
熊ちゃんが楽になることが許せなかったのだと思います。



夕方、熊ちゃんから電話がありました。

もしもし
よかった、まろんが無事で。
今日休んだやろ?何してたん?
ほんまに死ぬとか、考えたらあかんで。


本当に、私がそうしてしまうのではないかと
それくらい、切羽詰っていると感じた熊ちゃんは
4日後に迫った再会の日のことを

まろんがしんどくないほうで・・・
逢いたくなければこなくていいし逢いたかったら来たらいい


そんな風に言いました。
その方がよほど、残酷なのじゃないかと思いつつ
どうしたらいいのか、私はどうしたいのか
しばらく考えさせてもらうことにしました。
そして、生存確認のためか、
毎晩、短時間でもいいから必ず chat に顔を出すように言われました。
私の身を案じてか、自らの保身の為か、
わかりようもないし、わかりたくも無いけれど
「スパッと」が「ジワジワ」に変わっただけで、
待っているのは「永遠の別れ」なのです。

今後いっさい 

2006年11月03日(金) 11時44分
大変言いにくいんだけど・・・・

ある日、chat にONするなり、熊ちゃんがこう言い出しました。
逢う日を5日後に控えているというのに・・・嫌な予感全開です。


なに?
ボイチャに切り替えていい?
いや・・・だって、逢えないとか言い出すでしょう?


うん、今後いっさい。






頭を何か大きなもので殴られたような衝撃が走りました。
心臓が勝手にバクバク鳴り始めます。
急いで熊ちゃんに電話をしました。


理由を聞いた私は、言葉を失いました。
無神論者の私では、考えられないようなことなのです。



前にも書きましたが、熊ちゃんの親戚に霊能者が居て
そう、おばあちゃまが診て貰ったその人ね、
その人のところに、最近なくなったおじいちゃまの霊がやってきて
熊ちゃんの人生と
「60年前に年上の女の人と心中した男性」の人生がリンクしていて
今すぐ、私との関係を絶たなければ
同じ人生を歩むことになる・・・そう訴えていったそうです。


仕事から帰ってその話を聞いた熊ちゃんは
私との関係をすべて絶つ事を決め
どうやってその事を私に説明したらいいものか
数時間、考え込んでいた様です。
いつもより2時間くらい遅くに、chat にやってきて
開口一番が、冒頭のあれです。

少し前に「友達の関係でしか居られない、それじゃ嫌か?」
そう聞かれてどんなに悲しかったか・・・
でもいつか、熊ちゃんの家族がわかってくれるだろうと、
熊ちゃんが強くなってくれるだろうと、
そんなわずかな期待にすがって何とかやってきたのに
そして、5日後の再会を、本当に楽しみにしていたのに・・・。


いっさいの関係を絶つ・・・・


それは、恋人はおろか、友達としての関係も含まれていて
毎晩の日課である、熊ちゃんとの chat も
昼間のほんの少しのメールも、ミクシィでの関係も、
すべてがなくなると言うことです。逢うなんてもってのほかです。


おじいちゃんにまで、心配をかけてる。
今日、おばあちゃんから、泣いてお願いされた。
まろんからしたら、ありえん話やろうけど
目に見えんもんやからこそ、今回はあかんねん。








ちょうどその日の昼間、
熊ちゃんと私は、仕事の合間をぬって
短いメールのやり取りをしていました。

新幹線を見ると逢いに行きたくなるよ
そんなことを思ってるまろんが愛しい
2006年11月
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