探検隊,001

February 05 [Thu], 2009, 23:03
それはある日の事でした。


・ポケモン不思議のダンジョン -星の探検隊・

001/出会い


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轟音響く嵐の中で二つの声が混じり合う。

限界の喉から声を絞り出し
消え失せそうな姿を見失わないように…


…耐える…だ!もう…こし!

く、…この…まだと……



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本日晴天。夕方を迎えたトレジャータウンでは
オレンジの光に包まれていた。

そして、トレジャータウンにあるプクリンのギルドの前を、何回も回っている姿が一つ…

「…うーん…」

「…でも…行かなくちゃなぁ…」
「……よし!」

しばらくウジウジとした後ようやく決意を固め一歩一歩踏み込む。

…が

『ポケモン発見!ポケモン発見!』

「うひゃあああ!?な、なにっ…!!」
そのポケモン───イーブイはビックリして飛び退いた。
「は、はぁ…何だよ、いきなり…。」
乱れた呼吸を落ち着け、声の聞こえた穴へと文句を漏らせば、へたりと座り込んで肩にかけたポシェットから一つ石の様な物を取り出した。
「ハァ…。この化石を持ってれば大丈夫だと思ったのに…。」
そう言うと化石を暫し見た後にポシェットにもう一度しまい、とぼとぼと階段を降りた。

そしてその近くの陰に隠れていたポケモン、ズバットとドガースはニヤリと笑いを溢して、怪しげな会話を済ませればククッという笑い声を残しその場を去った。

否、イーブイを静かに追った。


====

此処は海岸。美しく光る海原、肌を通り行く潮風。

ギルドを出てきたイーブイはその夕方の海の風景を見て、目を輝かせた。

「わぁ…!」
海岸に住み着くクラブ達のはく泡には夕日の光を反射して、海原には沈みかかった夕日を映している。

「やっぱりいつ見ても綺麗だなぁ…今日も来てよかった。」

風景を眺めていれば、視界の端に影が一つ。
「…うん?何だろ…」
近付いてみれば、トレジャータウンではあまり見られない───いや寧ろ、
この世界ではあまりにも異質と言えよう姿のピカチュウ。
左目に黒い包帯を付けている。
そして銀色の身体がその異質さを更に引き立てた。

「わわっ!大丈夫!?」
慌てて駆け寄ればゆっくりと目を開き、深紅の瞳がイーブイを捉えた。

「……だ、れ」
力の無い声で、そう言った。



to be continued...
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