出会い 

2006年04月06日(木) 14時26分
 その日は平日でたまたま次の日休みが一緒だったエリに「久々にクラブでも行こうよ。」と誘われて渋谷へ。いつも地元周辺で遊んでいるからクラブなんて久しぶり。
そんなわけで二人とも気合の入った服とメイク。人ゴミが苦手なのもあってなかなか行かないけど、普段着れないような露出の高い派手な服を唯一着れるトコだからそれは快感だったりする。まぁエリは普段から露出高いけどね。
 平日の夜0:00。渋谷はいつも活気のある眠らない街なのかと思ってたから人が全然いないことに感心してしまう。とりあえず居酒屋に入った。エリはいつもどうり生。私はカシスオレンジ。
運ばれたきた生を「ぷはぁぁ!!」とおいしそうに飲むエリがうらやましい。学生の時は飲めたのに、今はカクテルしか飲めない。しかもカシスオレンジのみ。色々なお酒を混ぜてしまうとすぐに酔っ払ってしまう。酔っ払って気持ち良くなるならいいけど私の場合はすぐに頭が痛くなる。そして眠くなって、気持ち悪くなる。もうこうなることはわかっているから無茶な飲み方はしないんだ。
「平日ってこんなに人いないんだねぇ。これじゃクラブ行っても全然人いなそうだね。」
「えー。じゃあ出会いもないかなぁ。新しい男がほしーい!!」
 良樹と付き合ってもう3年。大好きだし一緒にいて安心できるけど、なんかもの足りない。ドキドキしたりとか、お互いの事を探り合うようなそんな緊張感が欲しい。そんな気持ちだから、海やスノボに行っては男の子と出会って恋愛ゴッコを楽しんでた。でも結局は良樹が一番なんだ。良樹がいるからそういう事を楽しめるというか・・簡単な言い方をすれば良樹は本命で他の男は遊び。
「もし何か出会いがあったら、いつもどおりよろしくねっ。」
「彼氏いないって??いつごろからいない事にしとく??」
と残っていた生を飲み干してからエリは言った。
「んーと。3ヶ月位でおねがいしまーす。」
肩までの赤茶色の髪をクルクル指で絡めて少し甘えて答えた。
「ホント女って怖いよねー。」
二人で軽く目配せをして笑うとエリは伝票を持って立ち上がった。
「行きますかぁ!!」

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