ちょうど一年前、夜中に喉がちぎれるかと思うほど痛んだかと思ったら、翌朝ぱったり声が出なくなった。
身体は元気なのに声が出ないと、それは不自由で大変だった。電話はもちろん、普通の会話もままならない。
仕方なく、というよりむしろ藁にも縋る気持ちで耳鼻咽喉科へ行き、声が出なくなりましたと、まさに声にならない声で訴えると、鼻からカメラ入れられた。
カメラは別料金なのだけれど、どうにもアーンして喉の奥を見てもらうのが苦手なので、突っ込まれたのだ。
で、診断は逆流性食道炎による声帯の炎症。流行りの病気。
一週間ほど投薬と吸入を続けたら、ぼちぼち声も戻って、人魚姫の苦しみから解放されたのだが、一年後またしても同じ事が起こった。
喉が痛い。
声こそ出るが、ツバも飲み込めないほどパンパンに腫れている実感。お腹はすくけど食事は痛みを伴うので避けたい。しかしお腹はすく。
仕方ない。また耳鼻咽喉科へ行くしか解放される近道はない。声は出るけど何せたまらんぐらい痛い。
一年ぶりにまた鼻からカメラを入れられると、悲しくもないのに涙がボロボロこぼれた。溢れた。痛いからだ。
結果、今年は急性気管支炎。
説明もそこそこに会計をして、薬局へ。これでもかと処方されたクスリを眺め、これだけ飲んだらどれか効くやろ、と心の中で悪態をつく。合わせて7000円ほど。これで治らんかったら暴れる。
自棄になりかけながらも、言われた通りにクスリを飲む。食後、寝る前、朝晩の吸入に、一発ドカンと飲むマズいドライシロップ。
するとまあ、えらいもんで一晩で劇的に快方の兆し。まだ痛いけど、痛くない。どれが効いたかは分からんけど、7000円の効果はあったか!
と、喜ぶのも束の間、何せ強烈に眠たい。一日中、眠たい。
困ったなあ、疲れているのかなあと思いながら、改めてゆっくりクスリの説明書きを読むと、そのどれもこれも「眠気をもよおします」と。
ああ、これか。コンビニで眠気覚ましのリポDなど買いながら、不毛な現実にがっくりと肩を落とすのでありました。
健康第一。