ひとくちレビュー

October 13 [Tue], 2009, 23:46
前回の続きです。

■SUGARLAND『LIVE ON THE INSIDE』
ライヴCD+DVDというパッケージが1位になるのは初めてでは?通常のヒット・アルバムにおまけDVDが付くことはよくありますが、こちらはむしろおまけがCDという感じ。DVDがライヴほぼフルセットなのに対し、CDでは各公演でのサプライズ・カバーを中心に選曲。PEARL JAM, R.E.M., B-52'sの90sから、BeyonceやKINGS OF LEONといった最新ヒット曲まで歌いこなす、というかサービスするJennifer Nettlesの魅力に尽きるといったところか。

■Paulina Rubio『GRAN CITY POP』

02年に英語アルバムを出したものの中途半端なセールスに終わって以来、スペイン語でのリリースに専念しているメキシコのお色気シンガー。今回はジャケ写のようにダンス色薄めなコンテンポラリーなポップ路線。これが英語だったら有難味があるかと言われれば答えに詰まりますが、どんな作風でも勢いがあるというのはちょっと凄い。

■Shakira『SHE WOLF』
こちらは英語盤も順調に3作目。結局前作はあとから追加された「Hips Don't Lie」頼みだったことから今回の作風は予想ついたのですが、特に特徴のないポップ・サウンド。80sとかエレポとか言われてるけどそれほどでもないし、というかヴォーカルとサウンドの相性が悪くてお互いの持ち味消しているような。

■Maria Rita『PERFIL』
昨年、素晴らしい来日公演を実現させてくれたMPBクイーンのベスト盤。新曲は入ってませんがこうやって一通り聴くと前作『SAMBA MEU』がむしろ特異的な作風なんですね。しかしamazonでも公式サイトでもレーベル(ブラジルの)でも記載がないけど、本当にオフィシャルリリースなの?

■Barbra Streisand『LOVE IS THE ANSWER』
アルバムチャートではPARAMORE, Mariah Careyとの3世代同居住宅的な首位争いを制し、これで60sから5ディケイド連続でNo.1アルバムを獲得(4ディケイド連続も彼女だけ)。Diana Krallをプロデューサーに迎えた、ちょっと落ち着いたトーンのヴォーカルが良い感じ。往年のハイトーンは期待しないこと、というか今はこの芸風で良いのでは。

ひとくちレビュー

October 05 [Mon], 2009, 23:53
社会的には10月からが下半期という感じですが、すでに1年の3/4が経ってるんですね。

■FLORENCE AND THE MACHINE『LUNGS』
まだまだ出てくるBBCご推薦の女性シンガー、そろそろ打ち止めか。とはいってもこれまでのSSW風、ダンス路線とは異なりバンド編成でかなりロック指向。浮遊感がありながら芯の通ったヴォーカルやファンタジック(ちょっとゴス)な歌詞はMIRANDA SEX GARDENやKate Bushの『HOUNDS OF LOVE』あたりに通じるものが。来日決まりましたがどういうライヴするんだろう。

■Jay-Z『THE BLUEPRINT 3』
基本的に引退撤回後、つまり前作『KINGDOM COME』以降の彼は以前とは別人と思った方がいいわけで、BPシリーズを謳ってはいるものの今回もエンターテインメント路線全開の娯楽作。「D.O.A.」「Run This Town」「Empire State Of Mind」と立て続きに披露されると理屈抜きに楽しめます。もはや何が起きても驚かない...と言いたいところですが、ラストの「Young Forever」が大好きなALPHAVILLE「Forever Young」丸ごと使いだったのはさすがにびっくり。

■Mariah Carey『MEMOIRS OF AN INPERFECT ANGEL』

The DreamとTricky Stewart制作...の割には楽曲がワンパターンだしヴォーカルもウィスパリングヴォイス主体で面白みに欠ける、産業バラード第3弾となるFOREIGNERのカバーが一番マトモに聴こえるくらいですがそんなことはどうでも良い。ジャケ写でまず圧倒されますが、過去のアルバム(1stと『BUTTERFLY』)を再現した内ジャケも今何故といった感じで謎だし、何よりELLEマガジンとコラボしたファッション誌仕立てのブックレットは一見の価値あり。パッケージとしては今年一番の怪作でしょう。

■PEARL JAM『BACKSPACER』
Jからは1枚のみのリリースで終わり、今度はUNIVERSALに移籍。前作のシンプルなロックンロール路線を更に進めた感じで36分で終了の潔さ。USでは店頭ではターゲット(スーパーマーケット)限定販売ながら『NO CODE』以来のUSチャート1位と完全に勢いを取り戻した感があります。楽曲の充実さもなかなかです。しかしターゲットはPJやPrince、ウォルマートはEAGLESやカントリー勢が独占販売となってますが、両者そんなに客層違うのでしょうか(日本ではターゲットの方がリベラルな知的階級向けと受け止められていますが、それは単なる店舗数の違いでは)?

■MONSTERS OF FOLK『MONSTERS OF FOLK』
今年のトレンドのひとつにスーパー・グループがありますね。USインディ好きにとってはDEAD WEATHERS以上に期待されていたのがMY MORNING JACKETとBRIGHT EYESが合体した?MOF。シンプルなアコースティク・サウンド主体で、もっとサイケや実験色が強いと思っていたけどちょっと肩すかしか。もうちょっと聴き込まないと何とも言えませんが、本体MMJのレベルには達してないか。まあスーパー・グループって大体そんなものだし。

その他、ALICE IN CHAINS, PARAMORE, THREE DAYS GRACEなども聴きましたが、あまりにも前作と代わり映えしないので省略。というかAICが変わらないって...。

SUMMER SONIC 2009.8.8 Pt.2

August 12 [Wed], 2009, 23:31
毎年この時期になると検索結果からアクセスが急上昇するのですが、LINKIN PARKもB'zもスルーしてるので承知置きくださいね。というわけで後半はこのバンドから。

■CSS
ブラジルはサンパウロ出身の6人組(ほぼ)ガール・バンド。1stアルバムリリース後にメンバーが続々と入れ替わったり2ndアルバム『DONKEY』の出来が個人的にいまいちだったりと、今回はあまり気乗りしないで観に行ったのですが、良い意味で期待を裏切る結果に。

ヴォーカルのLovefoxxは相変わらずキャットスーツに身を包んで登場。しかも全身ラメ。さらにフリルのようなものを振り乱して踊るものだから、途中から銀色のタコが暴れてるようにしか見えなかった。今回は小道具も多彩で、ビーチボールに浮き輪、イルカやヘビの風船などを振り回す。途中MCに「オニギリタベスギタ」「オーットットット」など意味不明な日本語も混ざる。

まあこれだけだと単なる色物だけど、さすがに歌も演奏もしっかりしてるし、CDではいまいち迫力不足だったヴォーカルもパワー全開。こうして聴くと『DONKEY』の楽曲はよく出来てるなあ。あとはここ一発のヒットがないとUSでの成功はまだまだ遠いか(今回ようやくアルバムが200位内に入った程度)。

-Set List-
1. Rat Is Dead (Rage)
2. Off The Hook
3. Left Behind
4. Give Up
5. Music Is My Hot Hot Sex
6. Alcohl
7. Jager Yoga
8. Meeting Paris Hilton
9. Let Make Love And Listen To Death From Above
10. Beautiful Song
11. Jamaikan Flag
12. Move
13. Air Painter
14. Alala

予想より早く終わったためにメッセの反対側に急遽移動。目当てはもちろんMOUNTAIN STAGEのヘッドライナーです。

■THE SPECIALS
UKパンク期の最重要バンドのひとつTHE SPECIALS。今回まさかのTerry Hall込みでの再結成が実現。Jerry DammersがいないとFUN BOY THREEじゃないかというツッコミはなし。MOUNTAINはメッセ最大のキャパ(他の倍くらい)だけあって、さすがにスペースには余裕あり。客層は意外と幅広いか。バンド自体の活動は短かったけど、若い人は90sのスカコアとかTHE LIBERTIENSあたりから知った人も多いのかな。


ステージは10分ほど遅れて(こんなの遅れたうちに入らないけど)スタート。初めて生で見るTerryはちょっと体の幅が大きくなっていたけど、当時のイメージを残したカッコ良さ。加えてNevilleの煽りがまた凄く、ステージを縦横無尽に駆け巡る。70年代後半のリユニオンとして、ここまで若々しさを感じさせるバンドはないんじゃないか。演奏もシャープで会場かなり盛り上がっていました。

演奏したのはほとんどが1stから。次々と名曲が飛び出すのは良いとして「Ghost Town」で終わったのはなんか変な感じだったけど、大阪ではこの後「Enjoy Yourself」やったみたいです。

-Set List-
1. The Dog
2. Dawning Of A New Era
3. Too Much Too Young
4. It's Up To You
5. Gangstar
6. Rat Race
7. Hey Little Rich Girl
8. Monkey Man
9. Blank Expression
10. Too Hot
11. Doesn't Make It Allright
12. Concrete Jungle
13. Friday Night Saturday Morning
14. Stereotype
15. Man At C&A
16. A Message To You Rudy
17. Do Nothing
18. Little Bitch
19. Nite Club
20. You're Wondering Now
21. Ghost Town

その後再度SONICまで戻るも、KLAXONSはすでに終了。休憩コーナーでは即席ヨガ教室をやっていて、そこで体をリラックスさせたらもはやLady Gagaを観る気力もなくそのまま帰りました。

久々(といっても2年ぶり)参加した夏フェスですが、個人的にはテンポがつかめないまま終わってしまった感があります。まあCSSとTHE SPECIALSが観れれば十分だったかな。

SUMMER SONIC 2009.8.8 Pt.1

August 10 [Mon], 2009, 0:03
2年振りのサマソニです。今年は10周年だとかで3日開催ですが行ったのは土曜日だけ。B'zの出演で早々に売り切れた日です。そのためか駐車場も例年になく混んでる気が(単に出遅れただけかも)。リストバンド交換は意外とスムーズだったものの、メッセの中はやっぱり混んでる。昔はインドアってガラガラの印象があったけど、時代は変わるものですね。まずはSONIC STAGEでこのアクトから。

■LITTLE BOOTS
かつてDEAD DISCOというインディ・バンドを組んでいたVictoria嬢ことLITTLE BOOTS。ロックからアイドルへの転身ってあんまりないけど(逆は結構ある)、EVE'S PLUM→VITAMIN C以来か?ただ、出直しデビューがBBCなどで大きく取り上げられていましたが、今となっては後続のLA ROUXやFLORENCE AND THE MACHINEらに追い抜かれている感があります。


しかし彼女の売りは何といってもそのルックスの可愛らしさでしょう。ジャケ写よりもPVよりもTippeeさんのレポートよりも、もちろんこの写真よりも実物はずっと可愛い。そして飛び跳ねたりくるくる回ったりする姿はほとんどアイドル。もちろんテノリオンも登場していましたが、楽器を弾くのは一瞬だけでほとんど歌って踊っての40分。アルバムのハイライト「Remedy」はステージでもクライマックス。観客も歌っての盛り上がりとなりました。早くも単独決まりましたが、間近で見てみたい人は是非足を運ぶように。しかしこれならアーティスト・イメージなんて拘らずに最初からアイドルとして売り出した方が良かったのでは?

-Set List-
1. Earthquake
2. New in Town
3. Meddle
4. Click
5. Mathmatics
6. Symmetry
7. Remedy
8. Stuck On Repeat

この日はSONIC STAGEから動かない予定だったけど、次に出てきたAA=とかいう日本のバンドがやかましくて隣のDANCE STAGEに移動。

■BIRDY NAM NAM
フランスのトップDJ4人によるユニット。基本的にはテクノの流れなんだけど、ところどころHip Hop色を出してるとこが今風か。しかしメンバー全員相当の腕前のようで、流れというか緩急つけながらノらせるのがうまい。10年以上前はこういう音楽聴いてたけど、久々聴くと結構ハマります。

今年はメッセ内に人工芝を敷いた休憩所ができていて、空き時間はそこで休むことに。モニターはマリンの様子を流しているようで、ちょうどHOOBASTANKが演奏中。「The Reason」のイントロで寝てた人が反応したのが面白かった。ヒット曲の力って偉大だ。続いてはSONICに戻ってこのユニットを。

■THE TING TINGS
昨年UKチャートを荒し回り、今年に入ってようやくUSでも人気が出てきた男女2人組。個人的にはどこが良いのかわかんない人たちですが、とりあえずライヴ見れば何かわかるだろと思い足を運びました。

結果としては...やっぱりわかんなかった。シングル3曲とそれ以外の落差がありすぎ。シングル曲にしたってそこそこキャッチーだけどそれほどインパクトがあるわけでもないし。ただ、USで売れ始めただけあってかなりライヴ慣れしてるようで、ギターを弾きながらドラムを叩いたりなど演奏や盛り上げ方はなかなか上手。でも、このままではフェス要員として終わってしまうのでは?

なんか煮え切らないまま再び休憩所へ。今度はB'zが演奏中。2年前と違って今年はちゃんとしたセットのようで、観客も超満員(2年前はガラガラでした)。しばらく見てたけど知らない曲ばかりでした。で、またまたSONICに戻ることに。

とりあえず、今日はここまで。

HOOBASTANK『THE GREATEST HITS - DON'T TOUCH MY MOUSTACHE』

August 04 [Tue], 2009, 23:31

■Profile
LAのロック・バンド。INCUBUSとの交流など人脈的には90sへヴィ・ロックの潮流になるが、よりシンプルなサウンドとわかりやすいメロディは80sロックに近い。ポップ・チャートでの大ヒットはベタなバラードだけというのも80s的。ヴォーカルが日系ということもあって日本でも人気が高く、09年に日本独自にベスト盤『THE GREATEST HITS - DON'T TOUCH MY MOUSTACHE』がリリースされた。ファン選曲とバンド選曲の2種類のパッケージが存在する。

■Track Selection★★★★★
評価はバンド選曲(1枚もの)で。メジャーデビュー後のアルバムからシングル曲中心に収録。

■Hit Occupation Ratio★★★★
TOP40ヒットは1曲だけですが、ロック・チャートでのヒットはもちろん、シングルすべてを収録しているので漏れはありません。

■Rare Track★★★★☆
「The Letter」はVanessa Amorosiをゲストに迎えた豪州盤に収録のヴァージョン。ファン選曲(2枚組)では土屋アンナに差し替えられてます。

■Total Balance★★★★★
あくまで評価はバンド選曲(1枚もの)で。

■Another Choice
どうしてもDVDが欲しいという人以外はともかく、一般的にはバンド選曲の1枚ものをお勧めします。

* * *

今年リリースのベスト盤は一通りフォローできたので、このコーナーはしばらくお休み。週末は1日(土曜)だけサマソニ参加です。

ひとくちレビュー

July 28 [Tue], 2009, 23:44
下半期第一弾はどれも外れなし。いつもこうだと良いのですが。
■WILCO『(THE ALBUM)』
初期の実験的作風から一転しアコースティック色を強めた前作からまたも方向転換。厚みのあるサウンドにポップ色を強めた、個人的には過去最高の大傑作。「You An I」でのLesslie "1,2,3,4 "Feistとのデュエットも素敵ですが、シングル「You Never Know」のキャッチーさはGeorge Harrisonが生き返ったようなインパクトです。

■DAVE MATTHEWS BAND『BIG WHISKEY & THE GROOGRUX KING』
サックス・プレイヤーLeroi Mooreの急死で活動自体危ぶまれましたが、蓋を開ければこれまた大傑作。15年前の『CRUSH』に通じるジャズやファンク色全開のぶっとびチューンのオンパレード。イヤな予感がしたプロデューサーRob Cavallo(GREEN DAY, MY CHEMICAL ROMANCE)の登用も吉。やっぱ上手なバンドとだと仕事も張り合いがあるのでしょうか。

■Rob Thomas『CRADLESONGS』
前作は意図的にかアイドル・ポップ調の作風でしたが今回は一転してシンプルなサウンドに。その分くどいくらいなキャッチーさは影を潜めていますが、逆に繰り返しに耐える質は今回の方が上。あとはMatt Serleticの大げさなプロダクションを改善できれば。

■Regina Spektor『FAR』
続々と出てくる不思議ちゃん系女性SSW。ワールワイド2作目でUSチャート3位と大健闘のモスクワ出身の女の子。初期JewelやAimee Mannをもっとポップにしたような感じ&シアトリカルな曲調ではKate Bushの影響も感じます。一部Jeff Lynnがプロデュース。

■LA ROUX『LA ROUX』
LITTLE BOOTSの対抗馬的に取り上げられているUKのダンス・ユニット。無理して絞り出してるような声は好き嫌い分かれるでしょうが、クラブ・ミュージックらしさや強烈な個性という点ではLBやTHE TING TINGSよりアピール度高し。

BLUR『MIDLIFE - A BEGINNER'S GUIDE TO BLUR』

July 26 [Sun], 2009, 22:06

■Profile
ロンドンのロック・バンド。デビュー当初はマッドチェスター系のダンス・ロックに近かったが、その後THE BEATLES - THE KINKS - XTCなどに通じたひねたメロディーと批評的な歌詞を売りにしてブリット・ポップ現象の牽引役となる。こぎれいなルックス、演奏力はいまいちだがそれを補うアイディアの豊富さなど、汗臭くない文系的なスタンスで日本でも人気が高い。ここ数年メンバーの離脱やソロプロジェクトで活動休止状態だったが、08年にオリジナル・メンバーでの活動再開を表明、それに合わせて09年に2枚組のベスト盤『MIDLIFE - A BEGINNER'S GUIDE TO BLUR』がリリースされた。ベスト盤は00年の『THE BEST OF BLUR』以来。

■Track Selection★★★☆☆
メンバー自身の選曲。一番売れていない名盤2nd『MODERN LIFE IS RUBBISH』からのピックアップが多いのはさすがですが、ちょっと肩入れしすぎでは。あと、2枚組の割には曲数少ないのでは。

■Hit Occupation Ratio★★☆☆☆
ヒット曲=重要曲とは限らないのは確かですが、よりによって「There's No Other Way」(#8/'91)、「Country House」(#1/'95)を外す感覚が理解できません。他にも「To The End」(#16/'94)、「End Of The Century」(#19/'94)、「Music Is My Rader」(#10/'00)、「Crazy Beat」(#18/'03)なども未収録。なお「Crazy...」以外は『THE BEST OF』に収録。

■Rare Track★★★★☆
シングルのみリリース(日本盤『MODERN...』にボートラで収録)の「Popscene」(#32/'92)の収録が最大かつ唯一のトピックス。『THE BEST OF』には未収録なのでリマスター音源では初となります。他、「For Tomorrow」はVisit to Primrose Hill extendedという、2枚あったシングルのうちロング・ヴァージョンの方を収録。

■Total Balance★★★☆☆
今考えるとこれらが重要曲という判断なのでしょうが、過去をごまかしてはいけません。

■Another Choice
『THE BEST OF』は『MODERN...』の頃の曲がほとんど無視されているのですが、ヒット曲集という意味ではこちらの方がお勧め。両方買っても半分くらいしか曲のダブりはないのでそれも手かも。

SURVIVOR『EYE OF THE TIGER - BEST OF SURVIVOR』

July 26 [Sun], 2009, 10:11

■Profile
元THE IDES OF MARCHのJim Petrickが率いるシカゴのロック・バンド。映画「ロッキー」シリーズの主題歌が相次いでヒットしたためバンドのキャラクターがわかりにくいが、徹底的な楽曲指向は産業ロックのひとつの到達点ともいえる。ベスト盤は04年に初リマスターとなる『ULTIMATE SURVIVOR』が登場。09年には日本独自にオリジナル・アルバムがリマスターされたのと同時に新たなベスト盤『BEST OF』がリリースされた。ちなみに現在のヴォーカリストはDave BicklerでもJimi Jamisonでもなく、元GRAND PRIX〜MSGのRobin McAuley。

■Track Selection★★★★★
「Eye Of The Tiger」で始まり「The Search Is Over」で終わる曲順がいかにも日本人的で暑苦しいですが、一応ツボは抑えています。

■Hit Occupation Ratio★★★★★
US40ヒットは完全収録。これまでのベスト盤で無視されがちだった「The Moment Of Truth」(#63/'84)の収録が嬉しい。

■Rare Tracks☆☆☆☆☆
特になし。

■Total Balance★★★★☆
別に悪くはないですが、アルバムカバーやライナーなどもう一工夫欲しかったような。

■Another Choice
日本独自の09年リマスターはそれほど劇的な効果なし。「The Moment Of Truth」にこだわらなければ(どうせ『VITAL SIGNS』を買うのなら)、『ULTIMATE SURVIVOR』の方をお勧めします。ライナーもコアメンバーのインタビューが載ってて充実してるし。

George Harrison『LET IT ROLL SONGS OF GEORGE HARRISON』

July 21 [Tue], 2009, 7:12

■Profile
THE BEATLESのイケメン&リード・ギター担当の「ダーク・ホース」。バンド解散後ソロ活動に転じ、他のメンバーに先駆けて大きな成功を得る。大規模なチャリティ・イベント(バングラディシュ・コンサート)やインドのミュージシャン(Lavi Shankar)との交流、有名ミュージシャン同士のユニット活動(THE TRAVELLING WILBURYS)など、その後の音楽業界では当たり前となる活動を先駆けて行ってきた。ベスト盤はEMIから7年に『THE BEST OF GEORGE HARRISON』が、WARNERから89年に『DARK HORSE YEARS 1976-1989』が、09年に全キャリアを総括する『LET IT ROLL』がリリースされた。

■Track Selection★★☆☆☆
レーベルを跨いだOlivia Harrison選曲ということですが、下記のようにソロでのヒット曲は抜けてるのが多く、バングラディシュ・コンサートでのBEATLESナンバーで水増ししてたりして内容的にはイマイチ。

■Hit Occupation Ratio★★☆☆☆
US-40ヒットでは
「Bangla-Dish」(#23/'71)*
「Dark Horse」(#15/'74)*
「Ding Dong:Ding Dong」(#36/'75)
「You」(#20/'75)*
「This Song」(#25/'76)
「Crackerbox Palace」(#19/'77)△
が未収録。*は『THE BEST OF』に、△は『DARK HORSE YEARS』に収録。逆に『LET IT ROLL』のみ収録の40ヒットはありません。

■Rare Tracks★★★☆☆
「ポーキーズ最後の反撃!」サントラから「I Don't Want To Do It」収録。『リーサル・ウェポン2』の「Cheer Down」は『DARK HORSE YEARS』にも収録されてました 。

■Total Balance★★☆☆☆
アートワークやライナーなどそそるものがありますが、肝心の選曲がこれでは何とも...。

■Another Choice
とはいえ過去のベスト盤も音質は悪いし選曲も物足りないし。もうちょっと何とかならないものでしょうか。今となってはリリース時に散々の評判だった『THE BEST OF』(A面全部THE BEATLESナンバー)がマトモに思えます(「Bangla-Dish」のシングル・ヴァージョンはここでしか聴けません)。

Don Henley『THE VERY BEST OF DON HENLEY』

July 18 [Sat], 2009, 22:58

梅雨明け、海の日、夏休み...The Boys Of Summer!

■Profile
THE EAGLESのドラマー/ヴォーカリスト。「Hotel California」に代表されるようにバンドに批評性を持ち込み、単なるスタジアム・バンドと一線を画した存在に持ち上げたのは彼の功績。82年にソロデビューし、これまで4枚しかアルバムをリリースしていないが他のメンバー達とは別格の成功/評価を収めている。ベスト盤は95年の『ACTUAL MILES』が初出、09年には『THE VERY BEST OF DON HENLEY』がリリースされた。

■Track Selection★★★★☆
売れなかった1stからは1曲だけですが、4枚のアルバムからほぼ順番に収録。

■Hit Occupation Ratio★★★★★
US-40ヒットは全曲収録。1st収録の「Johny Can't Read」(#42/'82)、「I Can't Stand Still」(#48/'83)は今回も見送り。Stevie Nicksとの「Leather And Lace」(#6/'81)、Patty Smythとの「Sometimes Love Just Ain't Enough」(#2/'92)も未収録。まあ相方のベストに入ってますが。

■Rare Tracks★★★☆☆
サントラ等に提供した「Love Rules」「Who Owns This Place?」「Sit Down, You're Rockin' The Boat」「Through Your Hands」はアルバム未収録曲。一方『ACTUAL MILES』に新曲として収録された「The Garden Of Allah」「You Don't Know Me At All」は落とされました。

■Total Balance★★★★☆
上記のようにもうちょっと付加価値があればと思うのですが、無難なパッケージでしょう。DVDもありますが、ちょっと高いかな。

■Another Choice
選曲的には『ACTUAL MILES』と変わりませんが、リマスタリングされていることもあり今買うんだったらこっちでしょう。ちなみに「The Boys Of Summer」はもちろん、夏休みを楽しむ子供達の歌ではありません。
P R
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