あやのが広沢

March 05 [Sat], 2016, 14:34
長く根気のいるインプラント治療。しかし、やっと治療期間が終わったといっても、その後のケアに手を抜いては意味がありません。インプラントの状態を生涯にわたって保てるかどうかは、患者さん自身のケアにかかっているのです。口腔内ケアの仕方を病院で教えてもらえる筈ですので、必ず守るようにしてください。日常的な努力を積み重ねることが大事なのです。さらに、インプラントにした部分には当然、自前の神経はないですので、口腔内の異常に自分で気付くことが難しくなります。治療後も定期的に歯科に通い、検診を受けるようにしてください。
徐々に市民権を得てきたインプラントですが、インプラントの処置後、以前と比べて息のニオイが気になるという話もままあるようです。義歯なのに本物の歯より臭うの?とお思いの方もいるでしょう。これには、歯茎の合間に詰まった食べカスが磨ききれずに残ってしまったり、天然の歯における歯周病と同様、インプラント周囲炎という炎症になっているケースもあり得るのです。そのようなケースでは、早期に診察してもらうことが大切です。
差し歯とインプラントはどう違うのでしょうか。読んで字の如く、歯の中に人工歯の土台を差し込むのが差し歯です。歯や歯根の一部が残っている場合に、その上に金属の土台を埋め込むものです。歯根を含めて歯が無くなってしまったところには、そもそも埋め込む先がないわけですから、使えないのです。それに対して、インプラントというのは、チタンでできた人工の歯根を顎の骨の中に埋め込んで、その上に義歯を装着して固定するというものです。原則として保険は使えないので費用はかかりますが、自前の歯がない場合でも顎の骨に問題さえなければ利用できるのがインプラントの利点です。
年々利用者が増えてきたインプラント。その施術とは、まずアゴの骨に手術用ドリルで穴を開け、そこに「インプラント体」と呼ばれる人工の歯根を埋め込んで、その上から人工歯を装着する施術です。旧来の入れ歯と比べた場合、自然に食べ物を噛むことができますし、見た目の美しさにも優れています。インプラントの施術には、歯科医師に加えて、義歯を作る歯科技工士の卓越した技術を置いて語れません。高価な資材や長い時間をかけた丁寧な施術ですが、保険はきかず自由診療なので、治療費は高額になっています。
人工歯根と上部構造(義歯)を繋ぐ金具をアバットメントと呼びます。インプラントは、全てが同じ構造ではなく、各パーツの構成により複数のタイプがあり、用途に合わせて使い分けられています。人工歯根とアバットメントが一体型で、一回法の施術に用いられるのを1ピースタイプといいます。それ以外に、これらが歯根部と支台部に分かれている2ピースタイプがあります。この2ピースタイプはさらに、人工歯根にアバットメントを接続する部位の形で、凸面(エクスターナル)タイプと、凹面(インターナル)タイプという二つの形式があり、インターナルの方がアバットメントの接続が容易なのでよく使われています。
歯科治療の新たな形として注目されているインプラント。その人工歯には、セラミックが用いられることが最も一般的だといえます。プラスチックの差し歯と比べると、硬くて劣化しにくい特長がありますが、見た目と機能に優れたセラミックの歯を形成できるかどうかは、専門スタッフである歯科技工士の技術に左右されます。人工歯の製作には、高い技術と美的センスを必要とする、高レベルな作業なのです。いわば一点一点がオーダーメイドですから、その分、インプラントの人工歯は、金歯や差し歯と比べても高額になるというわけです。
一度埋め込んだインプラントの使用可能年数は、ちゃんと使っていれば一生持つと言われるのですが、それは治療が完了した後のメインテナンスの頻度や質、担当歯科医の治療テクニックにも掛かっています。口内のセルフケアを怠れば、わずか数年で使い物にならなくなることもあるのです。加えて、歯槽膿漏などの病気を起こしてしまうと、インプラントの土台となっている骨にも悪影響が出るので、その分、人工歯の寿命にも影響が出ます。
新たな歯科治療の形として注目を集めているインプラント。ですが、便利な反面、他の治療法と同様、注意すべき点があります。最も重要な注意点は、インプラント治療は誰でも受けられるわけではないという事実です。糠喜びにならないためにも知っておきましょう。どういう方が治療を受けられないか簡単にご説明しますと、糖尿病や心臓病を抱えていて免疫力・抵抗力に難のある方や、インプラントを埋め込む顎の骨が既に減ったり無くなったりしている場合も、歯科医院でインプラント治療の適用は不可能と判断されてしまう場合があることに留意してください。
年々進化を続けるインプラントの技術。近頃では、医療スタッフもインプラントに慣れてきて、失敗は少なくなったようですが、とはいえ、残念ながらゼロにはなりません。酷い場合にはインプラントが固定されず抜けてしまったり、食べ物を噛む際に義歯がグラつくといった不具合が起こる可能性もあるのです。これは担当歯科医の技量の低さが要因となっています。技術が高く、インプラント手術に慣れている歯科医を選ぶことが大事だといえるでしょう。
利点も多いインプラントですが、治療を受ける際に多くの方が心配されるのが、術後の腫れではないでしょうか。それは、治療を行う歯科医の腕や、治療後の口内ケアの良しあしや、その時の体調にもよりますから、必ずこうだと言い切れるものではなく、結局は人それぞれで異なると言うしかありません。痛み止めの薬などを服用して、腫れたところを冷やせば治ることもありますが、数日にわたって痛みが続いているなどの場合は、放置せず、すぐに担当の歯科医に診せましょう。
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