山中の人は長命

September 04 [Sat], 2010, 18:17
山中で暮らしているひとは多く長命である。
古書にも「山気は寿多し」といい、また「寒気は寿」ともいう。山中は寒いので、身体の元気を閉じかためて内にたもって外部にもらさないから命が長い。
暖かな地方に住む人びとは、元気がも精力剤れて内に保存することが少ないので短命となる。
また山中のひとは、交際も少なく、静かで元気をたくわえ、万事につけて不自由であるから、ついつい欲も少なくなる。ことに魚類がほとんどないので魚肉にあきることはない。それゆえに山中に住むひとは長命なのである。
ところが、町の中ではそうはいかない。世間との交際も多く、多忙であるから気がへるのである。海辺のひとは魚肉を食べすぎるので、病気にかかりやすく短命のひとが多い。
町の中でも、海辺に住んでも、欲を少なくして肉食をほどほどにすれば、こうした害はないであろう。
ひとり家にいて静かに日を送り、古書を読み、古人の詩歌を吟じ、香をたき、古法帖(古い名人の筆跡をうつした折本)を見て楽しみ、山水を眺め、月花を賞し、草木を愛し、四季の変化を楽しみ、酒を少量たしなみ、庭の畑でとれた野菜を煮たりするのも、みな心を楽しませシアリス気を養うたすけになる。
貧賤のひとであってもこうした楽しみは、いつでもできることである。もしこの楽しみを知っていれば、富貴であってもこの楽しみを知らないひとよりは優っているといえるであろう。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:lvbaocpqt
読者になる
2010年09月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/lvbaocpqt/index1_0.rdf