有象無象の有相な夢想。人生エンタテインメント。

2007年06月
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(満面のさわやか笑みで以て) (2005年11月15日)
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(満面のさわやか笑みで以て) (2005年11月14日)
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会議会議会議。。。 (2005年09月13日)
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会議会議会議。。。 (2005年09月13日)
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たとえばこんな (2005年08月15日)
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すごくご無沙汰 (2005年07月23日)
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すごくご無沙汰 (2005年07月22日)
約束の赤 / 2007年06月27日(水)


たしかにあの時、彼女そう言ったはずでした。
だから僕は 大きくうなずいたあと、
懸命にその事だけを覚えておこうとして、
あれからずっと ここに立っています。


僕の立っている場所から海が見えます。
ここは岸壁の端っこだから風が強くて、
目の中にときどき砂が入って痛みます。

僕がまばたきをするたびに、
遠くを渡るおおきな黒い鳥達が 海へばらばらと墜ちていきます。
僕が右手で目をこするたびに、
足下の岩場が 音を立てて少しずつ崩れていきます。

僕は約束を忘れませんでした。
彼女の唇があの時刻んだ そのかたちとことばを、
僕は今もはっきりと覚えています。
だから僕はここから動くこともできずに、
ただ彼女を待っているのです。


やがて世界に夕焼けがおとずれました。
僕が彼女と約束をした時間です。
足下から世界中が赤く染まって、
僕は少しだけ満足します。
思い出の彼女は僕になんども言い聞かせます。
だから僕は 約束を忘れることなんてできるはずもなくて、
やっぱりここでじっと彼女を待っているのです。

「朝までには戻るから、ちゃんとここに居てね」


朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。
朝までには。

 
   
Posted at 15:06 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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夜のこども / 2007年06月27日(水)

真昼を捨てた僕はずぶぬれたみなしごのように
穴のあいた靴をはいて夜の路地をかけ抜ける。



走れば黒、目を閉じて銀、吐く息が箒星になって、



いま、
遠い空で夜明けが死んだ。


 
   
Posted at 15:01 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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まほうつかいの弟子(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
シンディ=クワイアがその時僕に教えたのは
空の上で長靴を履く方法と
雲に潜る練習の仕方
僕は勿論シンディに言ったよ
『そんなの誰だって朝飯前さ』
ってね
そしたらシンディは笑いながらこう言ったよ
『さすがはあたしの一番弟子だ』
ってね

それからその後僕は
大慌てで靴下を半分履いたあと
食べかけのグロッグさえ放り出して
嫌がるほうきをひっぱたきながら
帰って行くシンディのちいさな後ろ姿を
息するのも忘れて追い掛けたのさ


だって分かっちゃったんだ
もう二度と
シンディに会えないんだって事をさ。
 
   
Posted at 12:55 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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降る雨(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
重力が等しく係っているから

どの雨も同じように冷たい

降る雨は等しく

誰の肩にも落ちる
 
   
Posted at 12:54 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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粉挽き小屋で(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
一日を終える少年
パンとスープに感謝して
藁をかぶって今日も眠る
明日も 明後日も 明々後日も
少年は終日粉を挽き
少ない銀貨を手に入れて
パンとスープに感謝する

贅沢を知らない少年
幸福を知っている少年
どうか
どうか あなたの見る夢が
心安らかな夢であるように
 
   
Posted at 12:46 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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東の都へ(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
行って参りました東の都へ
寺をまわって煎餅を買いました
杵屋の煎餅、旨いんですよ
ざらめのやつが いちばん好きで


ああ、そうそう
お守りを買ってきましたよ、あなたにね
はい、きれいでしょう
この朱が好きでねぇ
自分のもほら、お揃いなんで


え?
何しに行ったって?
いやだなあ そんなこと聞くんですか?
じゃあね、内緒に
あなたにだけ教えましょうから
誰にも言わないで下さいよ


実はね、わたし
ここへ帰るために行くんですよ
戻ってきて、居場所を確認するために
わたしは旅をするんです
ええ、好きなんですよ、そういうの


ああ、そういや
名物の安っぽいタペストリーも買ったんだっけ
ほら、要ります?
 
   
Posted at 12:40 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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紙飛行機とばそう(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
紙飛行機とばそう
小学校の頃
ただ 一生懸命に
窓からとばしたみたいにさ


きみは覚えているかな
良くとぶ折り方を教えてくれた時のこと
心から尊敬したさ
本当だよ?


また紙飛行機とばそうか
あの頃みたいに窓から
泣けそうな夕焼けが見えてた
あの空へとばそうか
 
   
Posted at 12:38 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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なしのつぶて(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
遠い話だ


気なしで投げた石が
運悪く広田に当たった
広田は石を拾って
川へ思いきり滑らせた
『水切りって得意だ』
広田は笑っていた


謝らせてくれよ
あの時の事を
何も言わないで許すなんて
お前はいつもそうだったけど


水切りをすると思い出す
お前の明るい声と
はにかんで笑った顔
お前は今もまだ14歳のままで
いつのまにか俺は
お前の倍も生きているのに



あの時、本当は痛かったんだろ?
 
   
Posted at 12:36 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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銃とパンと少年(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
銃とパンと少年


このうちから ひとつ
存在が罪であるものをあげて下さい
 
   
Posted at 12:35 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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レコード(再録分メモ書き / 2006年06月03日(土)
くるくるまわる
1本の溝のあいだ
細い針が ただ
いつもと同じように


私が辛いときや
あの人が哀しいときも
体をすり減らして
きれいな音楽を聞かせてくれる


誰かに勲章をあげるとするなら
私、あなたにあげたいわ
 
   
Posted at 12:34 / 詩歌短文とか / この記事のURL
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[HN:ジョウマエ]
  • 詩歌短文創作嗜好
  • ジンジャエール派
  • 紅茶もすごく好き
  • アンビエント傾向
  • V系もわりと好き
  • 特技はたまご立て
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