リズと青い鳥 を語る
2018.04.21 [Sat] 09:33

見てきました。
響け!ユーフォニアム原作で京アニで山田尚子監督でと、
普段と同じスタッフなのにどこか毛色の違った作品という雰囲気で、
どういうものを見れるか楽しみな一作でした。
以下ネタバレ感想。


冒頭、リズと青い鳥のシーン。
木々に囲まれた湖、空の描写が窮屈で、
今作は狭い範囲の話なんだというのを初っ端で見せられた気がしたな。
リズの青い鳥を形容する言葉が舞台的という感じで、
リアル感というよりは虚構性を強調されているような雰囲気で、
創作、物語から何かを受け入れることを肯定するような雰囲気でもあったかな。

最初、みぞれの登校シーン。
最後に2人が別の場所へ歩みだすこと、そして終盤の下校シーンと合わせたシーンでしたね。
希美が登校してくるのをずっと待っているみぞれの見せ方が印象的でした。
瞳のアップなどクロースアップの多様や山田監督らしい足のアップ、
PANでみぞれの振り向きから目線の先を強調するなど、
静かなシーンを印象的に見せてくださっていたな、と。
ちょっとシチュエーションは違いますがユーフォニアム1期1話を思い出しますね。

体育座りが今作だと頻発しますが、
いつもみたいに座る動作をするときにスカートを抑えるとか、
京アニの十八番芝居は封印されていて、
スカートの長さの協調と、このくらいスカート丈があれば見えないよ、
みたいな、膝を抱える女子のパンツをいちいち気にしなくていい仕様になっていて、
キャラクターのセンチメンタルな心情に入っていきやすかったかな。

芝居、作画は京アニが初めてこれは劇場版作品なのです、
ということを突きつけてくるような感じがしたな。
スカート抑えの芝居について上げましたけど、
TV版のキャラデザではこれは見せられないだろうな、
という芝居、ポーズが凄く多い。
これをやりたいがためのか、ともう納得させられるというか。
もうどこが良いというか、この仕草が!とかこのポーズ!とか、
いちいち感嘆してしまう感じというか。
新鮮なとこ多くてどこが新鮮だったのか忘れてしまう感じ。
今の京アニの画面にちょっと退屈さを覚えている方にぜひ見ていただきたいですね。
これをヴァイオレットと並行して作っていたっていうのもなかなか驚かされます。

希美とみぞれの登校シーンですが、
2人の歩み、君のほうが足早に歩いているのに対し、
みぞれはゆっくり歩いているのにFOLLOWで見せている。
みぞれが遅れて希美に走って追いつく、みたいなのがない。
最初は2人を一緒に画面に入れるための嘘なのかなと思ってたんですが、
物語的に言えばみぞれの歩く速度に希美が追いついていない、
希美がみぞれのブレーキみたいになっているという話なので、
ここは互いの歩き方でそれを見せられていたのかなという気がしたかな。

先に歩いていた希美が音楽室の扉を開けるところではみぞれがカギを開けている。
途中まで希美がカギを持っていたのでは、と思っていたし、
でも原作的に考えると音楽室をあけるのはみぞれだよな、
みたいにいろいろ考えちゃうシーンだったな。
ここでどちらがカギを持っていて、
どういうやり取りがあってみぞれが音楽室を開けたのか、
というのは作品を通して語られるミッシングリンクみたいに今思えば感じられる。

最初はほとんどセリフがなく、みぞれと希美しかいないので、
タイトルが出て、お馴染みのキャラが出てきてちょっとホッとさせられる場面も。
我らが黄前久美子きた!みたいな。まあセリフ一言二言しか無いっぽいですが。


リズと青い鳥の曲についてのあれこれや、
後輩たちとのやり取りなど、みぞれの行動を追っていくのが楽しい作品でした。
後輩からも慕われてる感じが新鮮だったなと。
ただ、TV版2期を終えた後だと、コンクールなんて来なければいい、
みたいに言うみぞれにちょっと傷つけられた気がしたな。
これは久美子視点で作品を見すぎているからかもしれない。
久美子の絡みがあまりないのがこの作品に対する不満の1つなので。
まあそれはどうでもいい話ですが。

今回も青春ものにありがちな進路志望調査から話が動いて行って、
あー、やっぱ進路からは抜け出せないのかーみたいなのはちょっと思った。
桑島法子の先生役が希美に対して孤独になったみぞれに接触するの、
中の人的ネタを遠回しにやっているのだろうか、みたいな。

音大を進められるみぞれに、自分も音大に行こうかなという希美、
じゃあ自分もというみぞれと、相変わらずなやり取りに見える中に、
希美側の視点を混ぜてくるところで話が動き出す感じに。

その直後のシーンでみぞれがピアノを弾いているシーンになって、
また不穏な空気になるようなところで鍵盤が出てきている、
と個人的にTVシリーズから気にしてたところがまた出てきて驚いた。
今考えれば中学帰宅部だったみぞれですが、
昔からピアノなど音楽に触れる機会があったことを伺わせる、
音楽的な才能を強調するシーンになっていたのかなと。
希美は恐らくフルートしかできないんだろう、みたいなね。

才能に負ける、と言えば1期でトランペットソロ対決になったときに、
久美子とあすかがやり取りしていた部屋?で、
希美と夏紀と優子でみぞれについて触れてるあたりは、
意図的に気にさせるように場所を決めていたのかな。

オーボエ&フルートペアに対して、後輩のユーフォ&トランペット、
久美子麗奈ペアが自分のパートでもないのに2人でそのパートをやっちゃうの、
先輩たちに対してなかなか挑戦的な感じで、
隙あらば自分たちがソロを成り代わってやるぐらいの雰囲気を感じて、
1期のスピリット無くなってないなとそこが個人的に凄く嬉しかった。
みぞれのオーボエを気にかけてくれたのも麗奈だったし。
和やかな雰囲気でしたが、TV1期を彷彿とさせられる。
その精神はやっぱ山田さんが持っていてくれたのかな。
色々拡大して含みを持って受け取ってしまいそうになりますが、
とりあえず個人的にはグッとくるなと。
流石我らが久美子、セリフなくても存在感あるぜ、みたいな。

みぞれがリードを作ってるあたりなんかは赤い糸の描写かな。
プールとか祭とか、色々イベントはあるんですが学校内だけでほぼ完結されているので、
だからこそ冒頭の登校シーンや下校シーンが光る感じだったかな。
そういえば登校シーンで階段を使った上下のやり取りを見ると、
やっぱ『けいおん!』の監督だった人だなぁと思わされる。

楽器の光の反射で遊んだり、教室でクシャクシャになっておかれたファイルだったり、
無邪気さや日常の中の風景を掬い取るのもけいおんを彷彿とさせられるな、と。

通し練習での最後の第三楽章の演奏がやはり印象的で。
昨年まではいなかったハープが加わっているのはそれまでの描写で分かりますが、
ここの演奏シーンにもかかってくるのだなとか、
みぞれの演奏に圧倒されてしまう希美だとか、
2人の立ち位置がはっきりしてしまうのを含め、印象的だなと。
TUでカメラが音楽室を突き抜けていくのも、
狭い範囲でスケール感はあまりないですが、飛び立つイメージとしてはいいかなと。
非常に静かな、感情の機微を描いた作品だったので、
大きな盛り上がりを期待しているとまた違った印象かもしれません。

BGMもみぞれたちの寄り添う感じで冒頭から印象的だったな。
希美の足音も気にする、
そんな僅かな音を見逃さないとするみぞれを見た後に聞く希美の歩くシーンとか、
みぞれが取りこぼさないないようにしている音、
っていうのをこちらも気にしてしまう感じ。
またそれが作品を取りこぼさないようにする自分のように思われたかな。
これはどうでもいい話。

影の作り方や映り込み、冒頭の長い登校シーンと合わせてハルヒを消失を思い出すとか、
同ポの使い方とか、みぞれと後輩ちゃんの話とか、それぞれのキャラの話とか撮影処理とか、
ほか色々あった気がしますがとりあえずこんな感じで。

山田監督作というだけでなく、
京アニ作品としても非常に新鮮な作品だったのが個人的にGOODでしたね。
なんかもうすでにだいぶ忘れてしまったので、また何度か見に行きたいです。

アニメ雑記 2018/4/13 を語る
2018.04.13 [Fri] 22:07

●ダーリン・イン・ザ・フランキス 13話



母親代わり。
ゼロツーに絵本を持ってきた影って結局何者だったんでしょうね。
ここまで観念的な存在は今作だとあまり見かけない気がして気になった。
ナデシコみたいな映像オチという雰囲気でもなかったですし。



シーツ畳み。
ここのテキパキとした芝居も目を引きますが、
最後に折るところでアゴでシーツを押さえるような感じになっていて気になったな。
手前の枠で見えませんがもしかしたら口でくわえているかも?
みたいな予感もあって、
衛生的できっちりしてそうな大人たちの芝居の中では、
ちょっと人間味がある感じがしてちょっと気になったかな。
ここは演出か作画かどなたからのアイディアか気になる。





境界を越える。
ここの一連で鏡を見せているのが気になるかな。
前回ゼロツーが鏡に向かって激昂してるのを見ているので特に。

別に血の色だけではなく肌の色、頭に生えた角など、
男の子と違うところはいくつもあったはずなんですが、
ゼロツーは血の色で人との違いを実感しているんですよね。
巨竜の血しか知らなかった、という線からの理解とか、
自分の血以外知らなかった、とか色々解釈できますが、
自分自身を見たことは無いのだろうか、と思ってしまう。
自分の姿が人と違うからこそ、現在のゼロツーはそれが許せないんでしょうし。

ガラス越しに相手は見るけれども、己を見ることは無い。
己のことを知った、人と違うことを知ったっていうのは、
自分自身の弱みをよく知っているわけで、
過去の相手しか見ていない、現在の自分しか見ていない、
ということの対比としてのガラスと鏡なのかなと思えたり。
そういえば5話でも鏡は使われてましたね。
どうでもいいですが、
5話の最後のPANアップってけいおん1期2期の最後のPAN意識なんですかね。

しかし木の下でとか木の上でとか、
雪の中とかなんかkanon思い出すな。

最初の女がゼロツーであった、というのもまた気になる感じで。
ナオミがいなくなったことが、回想で子供たちがいなくなることと同じ、
と言われてしまってる気がしてやや残念だった。



絵本とかまたやめて欲しいという気も。
魔女はパパたちのことなんでしょうが、
社会を構築する人々を魔女として描くのは新鮮に感じられたな。
人の落ち先の魔、悪意の総体というのを少女に背負わす形で魔女とか、
そういう存在としての側面が強かった印象があるので、
男性側呼称のパパたちを、その総体を魔女として扱うのは新鮮かなと。
まああの博士に背負わす感じで終わるかもしれませんが、
成り行きを見守りたいですね。
悪意を影と、影に載った文章で表現されてるのも悪意の形として新鮮なのと、
どこに文章を載せるのかには明確に意図があることに触れられてる気がしたな。

また高雄さんが色々背負ってる気がしてそこがやや気にかかるかな。
ここからどう転がっていくのか、一気に先を見るのが楽しみになってくる話数でした。

アニメ雑記 2018/4/12 を語る
2018.04.12 [Thu] 19:45

●ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語- ED



ED。
昼と夜の境界とかこういうのはデフォルメされたものが使われるイメージだったので、
リアルな感じだったのがやや意外だった。
可愛いフォルムの作品だし1話も作画も頑張っていたけど、どうだろう。
今期はまた一斉にJC作品が始まったので不安。
EDで敵側キャラのEDっていうとウィッチクラフトワークスとか思い出しますね。


●HUGっと!プリキュア OP



星の動きが大きい星を中心にして反時計回り。
北極星を中心とした星の動きはこの通りなので、
教育的にも正しい感じがして好印象だった。

深夜アニメでこういうのをやる場合は大抵時計回りですし。
やっぱり意図として時計回りで時間の流れを肯定するのに使ってるイメージなんですかね。

WHITE ALBUMの2期のOPなんかは逆にそれが違和感になっていて、
本編で言及されませんが、とあるキャラクターが北極星の位置を、
北斗七星かカシオペア座から手を伸ばして探るような芝居があって、
そんな他のアニメでは絶対見れないような芝居をやらせるアニメのOPが、
果たしてそんな安直なことをするだろうか、
という思いがあるのをふと思い出したのでメモ。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 13話 を語る
2018.04.08 [Sun] 10:07



エメラルドをキャッチしたヴァイオレット。
確かなものを握る機械の手っていうのも印象的でしたが、
顔を上げたときに、
それまでは他の髪と重なって見づらかったほつれ毛が強調されるような感じが目を引いたかな。

破壊される右腕、取り戻したエメラルド。
以前のヴァイオレットは両腕も少佐も失いましたが、
今回は少佐は左目とヴァイオレットを残したように、
大佐の護衛、不殺遂行、残す左腕、取り戻すエメラルド(少佐)と、
少佐が残したものをヴァイオレットが同じように残してる感じで気になったかな。



客車の緊急ブレーキを使う辺りの付けPANがアクションの見せ方としては目を引いたかな。
派手なアクションではないですが、カメラワークで印象付けようという感じで。



爆弾撤去キック。
ここも足のアップで滞空してる時の足をカメラワークでランダム的に捉えて、
浮遊感とキックの力強さを印象付けてる感じが目を引きますね。
橋に手で捕まるところも含めてアップで印象付けることで、
アクションに切羽詰まった感じが出ているかな、と。



義手で爆弾取っちゃうヴァイオレット。
どこぞの草薙素子を思い出しますね。
最終的に左腕を失うことにより、
両腕が無くなるところを含めてパロディかなと思うほど。

結局両腕を失うのは准将の自殺を防げなかった責みたいなものもあるのかな。
後に手紙を書いているときも左手は使っていないようでしたし。
この辺はやや気になる感じ。

また両腕を失っても守るべきものを守れた、
という少佐の時とは違うことを描いている風でもあったかな。

以前境界の彼方の展示を見たときに、
監督による横顔の修正が数多く展示されていたので、
今回もかなり手を入れてるのかな。





夜明けや新しい義手が綺麗だったな。
両親から息子宛の手紙というのをヴァイオレットが理解してるというのは、
かつて郵便社では妙な手紙を書いていた時との対比なのかな。
いつもの正装っぽいかんじではなく、
以前の衣装で仕事をしているところからもそういうのが伺える感じ。
あと右腕だけで書いているのは、
初めてタイプライターを使った時にカトレアに咎められたような、
相手をビックリさせるようなタイピングを極力控えるという意図もあるのかな、とか。
相手をあまり驚かせないため、みたいな。



こういうのを見ると石立さんっぽいかなとか思う。





過去と今と。
少佐はヴァイオレットに心があると説いたんですね。
ランプの灯りがそのヴァイオレットのか細い心の光を代弁してるようでもあり。
ここを受けてシリーズを見返すとまた印象が変わるカットなんかがありそうですね。





ヴァイオレットと大佐の手。
少佐かもしれない、と駆け出すヴァイオレット。
物となってしまった手で傷ついた木の肌触りを確認するような手と、
拳で触って肌触りを、手で確認していない大佐。
2人の少佐への今の気持ちの対比なのかもしれませんね。



母。
最初白髪化したギルベルトかとも思ってしまった。
大佐のヴァイオレットです、と紹介する声がこれまでにないくらい優しくてビックリする。



一緒です。美しいです。
エメラルドが改めてギルベルトの代わりみたいな感じに。



だって今も、愛してるんだもの。
亡くなってしまってもまだ愛している。
ヴァイオレットが少佐の死を知った先では亡くなる方の手紙を書いてきていましたが、
亡くなったとしてもまだ思いは残り続けている、
だから気に病まないで、と語る母の言葉は染みる感じだった。
ヴァイオレット自身が多くの死の前に直面してきたからこそ、という印象かなと。



大佐の表情でもですが、
力んだところで影が深くなる描写なんかは細かな描写だなと。
目を細めるとか、感情を意図するパーツの芝居はよくありますが、
それに付随する肉の描写を印象的に描いているのに目を引いたかな、と。



スカートに張り付く足のシルエットがエロい感じで、
そういうのも含め印象的な感じだったなと。
その身は自由である、という意味での身体の描写なんですかね。
ほかアニメだと裸を出すような意図というか。





窓を越えるカメラ。
浮遊感のある描写が目を引きますね。
雪の風景も綺麗で印象的。
雪がヴァイオレットとしては不吉なものでもあるので、
いくつもの死の先にあるものとしての描写、
それを生っぽく描くカメラワークだったのかもな、とか。



航空祭。
社長の手紙が未来の子供宛っていう。
前回の描写でヴァイオレットが戻ってくることを意図してるのかと思いきや、
未来の子供のことも思っていた、という描写だったということで。
ヴァイオレットの思いについてもそうですが、
こういう風に見え方が変わっていくことが心を知ること、
ということなんだろうという風に受け取れたかな。
ヴァイオレットの体験だけではなく、一般的な心のありようを含め。



ヴァイオレットが上向くところで髪が印象的に描かれるのがやはり印象的。
画面奥で髪がひるがえるような描写はあまり見かけない感じだなと。



少佐が遠い場所に行ったことを手紙を書くことを通して知る。
あいしてる、を少しはわかるというヴァイオレットの描写が身に沁みますね。
今までもあいしてる、をもうとっくに理解しているという風でしたが、
最後に持ってきたのも納得かな、と。





タイムラプスとそれとは逆にスローで落ちる炎を宿した水滴。
星の巡り、陽の巡りの速さを描きつつ、
花に落ちるその水はゆっくりと、そして今落ちた、
という描き方がグッとくるなと。

花と水っていうのは5話辺りの描写を彷彿とさせられる。
ヴァイオレットがあの夜に抱いていた、少佐を見ていた感情は何だったのか。
それをヴァイオレット自身が理解したようで、
それを印象付けるためのタイムラプスだったのかなと思えたり。



ヴァイオレット・エヴァーガーデンです。
最後に誰かの代筆に赴くヴァイオレットですが、
傘の描写や入り口での描写が7話的な感じだったので、
またあの人かなと知っている人のような描写をしているのが印象的でしたがはてさて。

個人的に見ていてやはり9話がピークで、
その後は長いエピローグという印象がしたかな。
ヴァイオレットと戦争は切っても切り離せないものなので、
そこに直面した際にヴァイオレットはどのような行動をするのか、
というので兵士に戻るような選択をしたのがやや不満かも。
戦争の回避を行ったことで結果的にヴァイオレットは自動手記人形に戻れましたが、
果たして再び戦争になった時にどう動くのか。
その一面がちょっと気になる感じ。
まあ戦争を回避した=戦争にヴァイオレットは行かない、という描き方なんでしょうが。
自由となったヴァイオレットがどう行動するか。
それはまた自由ということ、なんですかね。

脚本:吉田玲子
絵コンテ:石立太一
演出:石立太一 藤田春香
作画監督:角田有希 丸子達就 門脇未来 丸木宣明
小物設定:高橋博行 太田稔

石立回。
最後は監督の締めということで。
楽しませていただきました。

まだ4話から5話の間の話とか(何気に一番重要な話では?)とか、
新作もあるようなので、そちらも楽しみです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 12話 を語る
2018.04.03 [Tue] 21:37



和平と戦争と。
今回はヴァイオレットの手紙というのがあまり関わらずやや毛色の違う話でしたね。

ディスタリーにインテンスにetc、
この世界の地図や地名が結構出てきますが、
文字が読めないのと音や風景での説明がわかりづらく、
ヴァイオレットとカトレアたちが同じところに移動しようとしていることや、
敵軍の准将とヴァイオレットが意味深にインテンスの名を発することなど、
そういう話の繋ぎに気づくのが難しい感じがしたなと。
敵の回想でインテンスで燃える旗を引用したりとか色々してるみたいですが、
前回の収容所からの脱出兵云々とか、
話が繋がってるようなんだけどその首謀者との因縁はその地名と戦争の繋がりだけで、
ヴァイオレットととの直接的な因縁、
例えば少佐の死に関わったものだとかそういう相手ですらなく、
敵軍の将であったというだけで、シリーズを通して戦争との因縁に触れてきているにしては、
話を興味を向けるのを難しく感じる話数だったかな。



ヴァイオレットはどの時点で前話の場所に降りて、再出発したんだろう。
その辺の時系列やずっと飛行機飛んでるの?燃料大丈夫なの?とか、
そもそもそんな遠くまで付き合っていいのかなこのパイロットとか、
空の旅がどのようなものか触れられないのがやや不満。





インテンスで燃える旗の回想と暖炉と准将。
炎、やけどという点でヴァイオレットの罪、戦争の罪を彷彿とさせられますが、
未だにその渦中にいる存在という描き方なんですかね。



タイムラプス。
今回はややCGっぽさが増した感。
水の雰囲気のせいですかね。



大鉄橋。
橋っていうのが繋がりを意味する絵としても戦いにしても重要なものなので、
力入った絵という風に見えたかな。やっぱ橋って大事よね。
鉄道で繋がれることから和平の話へ、
そして手紙を届けることへと語るシーンも印象的で、
手紙を書くだけでなく届けることっていうのも重要なポイントですかね。
今までは王女の手紙以外は大体ヴァイオレットが直接届けていたり、
届ける相手のことを事前に知っている状況だったりして、
手紙を届けることにどんな意義があるのかを配達業務で描いたりしていたので、
より手紙を届けやすくなることの意義をヴァイオレットが受け取っているのが印象的かな。







外を走るヴァイオレットからカトレアの足元へ、
そして走った方向とは逆位置のヴァイオレットと繋がるシーン。
コンテが複数人なのでこの辺が分かれ目だったのかなとか云々。
カトレアのオフセリフでカトレア側という情報はあるにはありますが、
直前に左に向かっていたのはヴァイオレットだったので、
こちらで画面の流れから意図を予測しながら見ているとやや違和感を持つシーンだったかな。

個人的にヴァイオレットが会社の仕事を任務と言っているのがやや気になったかな。
まだ兵士時代の癖が抜けないのか、大佐の前だからそう言っているのか。
業務ではいけないのかな、とか。
そういう兵士であったころを彷彿とさせられるからこそ、
大佐もヴァイオレットを相変わらずのモノとして捉えるわけで、
ちょっと気になったな。



少佐のエメラルド。
ヴァイオレット自身が大佐に命令を、と口走ってしまうのも危うく。
既に軍人ではないのだから、というので大佐もヴァイオレットを外してるし、
カトレアたちだって関係ないヴァイオレットを遠ざけようとしてる。
しかし誰も死なせたくないヴァイオレットは戦いに身を投じるために命令を貰おうとする。
既にその身は自由なはずなのに、
っていうのが今回の齟齬のポイントなのかな。
手紙を書き続けたヴァイオレットの至った極地が再び戦場に立ち、
また相手をも生かすことであった、と。





大佐のオフセリフから同じ結論に至っているヴァイオレットへ。
こういうオフセリフの使い方、地図の見せ方も今回のポイントですかね。
ヴァイオレットの兵士としての思考を描いているのが今回の見どころでもあるのかな。
ただ言われた通り戦うだけの存在ではなく、きちんと思考しているという。
異常があったときに咄嗟に部屋の電気を消したりとか。



もう誰も殺したくありません。
このカット、やや目を引く処理かなぁ、と。

戦う瞬間にキラリとハイライトが回るのがやや引っかかる。
それはどういう反応なんだろうな的な。
やはり生きろ、なんですかね。



最後になるかもしれない瞬間に見るエメラルド。
そこには何の動きもなくそこにあるだけ。
少佐の瞳へとオーバーラップで見せて、
それが残された左目であることをここまで強く意識させる絵は初めてだったかな。



大佐に助けられる。
不殺なんぞできる力量ではないこと、
弟の死をヴァイオレットのせいだという見立てから、
大佐のヴァイオレットの怒りの本質を見せられているようでもあったかな。
敵からも味方からも恨まれている、
というヴァイオレットの火傷の具合、
そして不殺という覚悟と、
少佐からの命令は生きろだった、という引っ掛かりポイントも含めて気になる感じ。
少佐の命令に従っているという風なのが、
ヴァイオレット自身への呪いのように不殺を抱いてるような印象がするなと。
大佐が不殺を咎めることと、ヴァイオレットの生きろという命令を受けたことの返しは、
イコールとは言い難いところですし。

ヴァイオレットがエメラレルドを失くしたことで、
再び少佐の死に触れられてるのもポイントで。
エメラレルドを失くしたことで、
大事なものを守れていないことを大佐が咎めている風でもあるような、と。
准将に捕られたエメラレルド、どうなったんでしょうね。


脚本:鈴木貴昭
絵コンテ:河浪栄作 山村卓也 藤田春香
演出:澤真平 山村卓也
作画監督:植野千世子 池田和美 門脇未来 池田晶子 丸木宣明

鈴木脚本で世界観をえがく感じ、
っていうのは前回の登板回に引き続きという感じがしますが、
演出陣作画陣を見ると映画もあってスケジュール的に佳境という感じだったんですかね。
次を見るのが楽しみなような怖いような。
最後まで楽しんで見たいところです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 11話 を語る
2018.03.25 [Sun] 06:55



声のする方へ。
前景の置きそこへ意識を向ける見せ方としては新鮮に見えたかな。
今作ではあまりこういう見せ方はあまりなかったので特に。
極度に大きく描かれる照明から画面の不安定さを印象付けられる。





今回は迂闊な場面っていうのが多くてそれが気になった。
ヴァイオレットに戦場で待つ客の話を聞かれたり、
戦場で恋人の写真を眺める男だったり、
行ったはいいけど寒冷地でヴァイオレットの準備が足りてなかったり。
それぞれがどこか足りない面が出ていて、
それが不幸を呼び込んでいるような。

ヴァイオレットが話を立ち聞きするところの構図から既に不安定だったので、
そういう部分を意識させるのにやっているのかなという感。
戦場と手紙というヴァイオレットにとって切っても切れない縁、
戦場でいつ敵に撃たれるかもしれない、
両手をふさいでしまいには手に持ったまま後ろに手を回す兵士、
戦場の兵士に思いを馳せてしまったのか、
6話ではコートを着ていたのに今回は何の準備もなしに向かうヴァイオレット。
ヴァイオレットがブローチを握るところもちょっと意味深に感じられる。



飛行郵便っていう。
如何にもパイロット風な感じだけど?
からの実はっていう。
今まで郵便社のマークなんかを見せてきていたので、
意外性のある感じだったなぁ、と。



主観と死。

そういえば建設中の鉄道の話が出てきますが、
8話でヴァイオレットが彷徨ってる場面で出たのがそれなんですかね。







兵士の見たヴァイオレット。
ヴァイオレットを空から舞い降りた救世主的な、天使的な、
見てる方としてはそういう風に見せたいのかなとか考えてしまうな。

個人的に気になったのは強調されるヴァイオレットの目。
ヴァイオレットの意思を印象付けるカットでもありますが、
兵士の主観と思しきカットからのシーンとしてみると、
なぜその瞳を見るのか、という風に思えてしまって。
ヴァイオレットにとってのエメラルド的なものを、
兵士はこの瞳に見たのかもしれないと思わされるなと。

今までの話でも見ていて度々感じましたが、
エメラルドが強調されるからこそ、
他の人の目をどのように感じているのか、そこに何を見ているか、
というのを思わず気にしてしまいます。
ここはそれが強く出たカットかなという風に感じたな、と。





死に際の手紙。
機械の手を綺麗だと伝えているのは初めてでしたね。
エアタイピングっていうのもヴァイオレットならではな書き方かも。
タイプライターを持って行ける場所ではないからこそという。

もしかしたら他にも手段があったのかもしれませんが、
ヴァイオレットの準備不足感というのがここにも出ているのかなと。
そもそも飛行機で行かないととか、
そこから始まってるのも準備不足な部分かもしれませんね。
考えてみたら、行き方を考えるシーンというのは今話が初めてでしたね。



逆位置。
横になっている兵士が死を覚悟してるからですかね。
逆さまで映すことで向かっている方向が違ってきていることを意識させられる。
度々死を扱ってきた作品ですが、
その死のどれとも違う形として扱っているような印象を受けるかな。



ヴァイオレットを見る兵士、かと思いきや既に目が見えていない。
手紙を書いているのか不安になっていますが、
ヴァイオレットの義手を動かす音が聞こえないからでしょうかね。
また兵士がヴァイオレットの瞳を意識していたことを念頭に置いてみると、
それが見えない構図っていうのがやや不安感を煽られている感じがするかな。

しかし両親への手紙では死を覚悟し、
恋人への手紙では生への思いを綴っているのが印象的ですね。
ヴァイオレットが思わず手を止めてしまうのも頷ける。



機械の手で手を握る。
献身的な一面や客に付き従うというのは、
ちょっと6話で揶揄されていた面を意識しちゃいますが、
目前の死を意識したら、
そんな揶揄を見ている側が意識するのもなんか違うか。



消された音、あいしてる。
このシーンでは逆さまの構図から脱却しているので、
彼が生きていることを強調するような感じがしたかな。
あいを口にすることで、彼は元の心へと戻ってきた感じというか。
ヴァイオレット自身の体験から、
死に際のあいしているを強く意識してしまうのかなという感。
兵士と少佐の姿がややダブる。





あいしてるを発した口と閉ざされた口。
それにヴァイオレットの口。
口と口のキスはできなかったことも意識しさせられますね。





タイムラプス。
今回は2カットにわけて見せるのが印象的でしたね。
日の出と共に墓を作り、
その墓が日の下で不変のもののように見せられるのが印象的かなと。
普段は星の動きや雲の動き、光の変化を空で意識させられますが、
影だけの日時計的な見せ方、大地を印象付ける感じがそうさせるのかな。



山から出る煙?で凄い久々に京アニのエフェクト見たぜという気分に。
狼煙で居場所を教えてたんですね。
考えてみたらヴァイオレットがどう帰るかっていう問題がありましたね。



目を背け、目元を揺らすヴァイオレットが印象的。
なぜ涙をこらえるのか、と。

遺族、恋人が感謝を伝えたことでヴァイオレットの心中が吐露される。
ちょっといい家族すぎやしないかとも思ったけど、
ヴァイオレットの中にある罪の意識に触れるには、癒すには、
こういうアプローチが必要だったのかな。



このような空の下にヴァイオレットを置くのは少佐の死を知った時以来かな。
ヴァイオレット自身が少佐の死という体験をしてきているので、
兵士として助けることができなかったことを謝罪している風なのが気になるなと。
自動人形ではなく、兵士としての心情を喚起させられてるのが不安というか。



もう、誰も死なせたくない。
それは自動人形の仕事ではない、というか。
人の死を前にして助けられなかった後悔や残されたものへの申し訳なさとか、
色々ある中で音にならないセリフでこう出てくるのが不安だな、と。

脚本:浦畑達彦
絵コンテ・演出:北之原孝將
作画監督:明見裕子 池田晶子 丸子達就

北之原回。
こういう死を扱うような冷めた話は北之原回だよなぁという感。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 10話 を語る
2018.03.15 [Thu] 05:01



時間経過と1人遊びの跡。
落ち葉で遊ぶっていうのが秋という季節と、
命の短さを見出されるようで気になったかな。







お辞儀。
今回はお嬢さんの芝居が充実していてグッときましたね。
1カット内で色々な動き、表情を見せてくれて、
その子供らしさを十分に見せてくれる内容で素晴らしかった。
そういう中でヴァイオレットの大人としての、
というか大きな人形としての立ち振る舞いも目立っていたなと。
2カットで描かれるお辞儀なんかはお嬢さんのお辞儀と対比的。

風景を見つめるヴァイオレットというのを見ると、
いつものヴァイオレットがきているような安心感があるかな。
7話的な客観的に見るヴァイオレットというのもあって、
その類似性から安堵する面っていうのもあるかもしれない。



親子のやり取り。
病気の母に一緒にいたいと騒ぐ子供。
ありきたりな構図ですが、端で映るヴァイオレットを改めて見ると、
もうこの頃から我慢してたのかなと2回見ると思ってしまいますね。
画面の、シーンの主役がヴァイオレットではないからこそ。
途中の仕事の話をしてるカットなんかはこのカットの想定線からすれば逆位置で、
そういう区切りとして入れている風。
そのまま行ってもいい気がしますが、
文法的な意味合いを大事にしたいところなんですかね。





やや引いたショットでのやり取りからのアップ。
お客様は嫌いで表情に光が当たるのもいいですね。
アンの素直な心を照らしていて。
欲というのを暗いものと扱わない価値観にグッとくる感じ。
子供が母と過ごす時間を奪われることを不満に思うことに、
一体どんな罪があるのか、あるわけがない。
そう語ってくれてるのに安心させられる。

今回の話も絶対泣いちゃう話なのでまた苦手な感じですが、
川澄綾子への好感度と諸星すみれの好演、
それに画面の充実度で納得させられた感じがしますが、
一番は死というものへの触れ方だったのかなと思います。







そうね、お話しするとか何かして遊ぶとか。
からの返しが非常にヴァイオレットっぽく、
また何で今そんな返し方をするんだろうとやや不思議に思える面もある。
確かに人形めいているけど、
これまでの物語からここでこの返しはまるで以前のヴァイオレットみたいだな、と。
これはいつの話だろうか、傘を持っていたから少なくともあの話の後だから、
ということは少佐の死を知った後なのは明白だしなぁ、
とヴァイオレットの進退にやや疑問を持ってしまうやり取りでもあったかな。
元々人形みたいだから、
感情を隠そうとするその振る舞いはより人形っぽく映る、
というのは逆説めいていて、こういう描き方もあるのかと新鮮だったな。

特にこのシーンのヴァイオレットはオフセリフから返していて、
アンの反応を描く充実度とヴァイオレットへの違和感を1カット内に収めていて、
充実した内容の1カットというのをより意識させられる感じ。
しかしなぜ一挙手一投足が魅力的だからこそ、
画面外のものをより意識してしまう感じかな。



色々合点がいったアン。
ここもヴァイオレットとのやり取りに戸惑っていたアンから、
ヴァイオレットの理解したを理解したアンという感じで、
想定線を越えて感情の変化を印象付けてる。
揺れるソファーからアンのわかった嬉しさ、
PANで理解したヴァイオレットにより関わろうとする前向きさなど、
アンの元気な部分を色々な揺らしで印象付けてる感。
FIXの画面が続いていたのと、
1カット内での多様なアクションの楽しさと合わせて元気になれるカットでした。

またここの一連のシーンは基本的にヴァイオレットの表情を画面から外しているので、
アンが画面の主役になっており、
ヴァイオレットの人形じみた反応をアンが受け取り、
ヴァイオレットがより人形じみてるように見ている側は感じちゃうシーンだったかな。





窓越しの母とヴァイオレット。
どんな人に手紙を書いているのか、
ヴァイオレットの仕事ぶりはどうなのだろうか。
アンの視点を通じて描かれるそれに興味を引かれますね。
あの手この手でサンルームに行こうとする姿がまた微笑ましい。
また饒舌なアンと、母の手紙への意気込みの不透明さ、
そしてその逆転がEDを盛り上げているので、
そういうシーンへと繋ぐシーンでしたね。



立派な戦死を遂げられたの。
鏡に映る虚構のヴァイオレット。
虚構に映るヴァイオレットの反応は、本来出てはならない反応が、
思わず出てしまうという位置づけなんですかね。
少佐の死と重ねるだけなら別に、とも思いますが、
火傷がうずいた、とも取れるところが今作の見どころという感じ。
明かりをバックにしているのも示唆的。
どこの国の話か明快でないのはこのせいなんですかね。





遊び足りないさを人形で見せる。
ヴァイオレットと遊びたい、というのをこう表現されると、
人形のように人を扱う負の面というのを読んでしまうんですが、
アンが自動人形をそのまま人形だと勘違いしていて、
その人形の表情に見惚れてと人形に対する気持ちを描いていてと、
ヴァイオレットを描くシーンとしてもグッとくる感じだったかな。
勘違いしてるアンに対する優しい返事のヴァイオレットが印象的ですね。



ヴァイオレットにかまうアン。
フライパンを持ち出してのなぞなぞとか、
なんかそのちょっと飛んだ感じが中の人の作品を連想させられる感じ。



タイムラプス。
日が暮れて夜になりまた朝が来る。
今までが昼から夜へ、夜から夜へなど短いスパンで見せていたので、
やや長めの時間経過が気になったかな。
最後の秋が終わり冬になり、春が来るという変化と掛けているのかな。



アンの元から去るヴァイオレット。
アンの願いはわかっていても、ヴァイオレットはそれを叶えることができない。
アンがヴァイオレットに近づいたけど、
ヴァイオレットは離れてしまうというのを同ポジで強調されてる感。



母の病気とそれが治らないことを知っていること、
それをぶつけるのがアンの気持ちが出ているように思えたけども、
母を傷つけたことに涙する姿により陽がかかっていてグッとくる感。

このシーンはCMで使われたワンシーンを物語に落としてる感じがして、
原点的な意味合いも感じられるシーンだったな。



別れと目線。
これまでのヴァイオレットってアンを見つめる表情のアップをアン越しに入れていなくて、
アンとヴァイオレットの意識の違いや、
ヴァイオレットの表情を意図的に隠す感じでしたが、
役目を終えたところでようやくアンと人として通じ合うという感じでしたね。





母のターン。
本編でずっと目立っていたアンですが、
ここにきて母がアンの名を呼ぶシーンが続くのが切ないですね。
冬から春への変化が美しく、
そんな中で親子でいる姿もまた春の陽だまりを思わせられる。
その明るさの中での別れというのが切ないというか。
ここまで持ったならまだと思ったところで、というのもあったかな。



7話的な。
遠くを見る、空を見る、というのは繰り返し作品内で描かれてきましたが、
これほど明るく明快な描写も珍しく。
人生における一度きりの出会いと、
それとは違う、一生を共に生きる存在を見る視点というのを意識させられる感。
アンに手紙が届くその時は晴れやかに。

饒舌だったアンから一転、母の手紙の朗読が続くので、
母からアンへという思いの反転が印象的。



アンの今後を案じるヴァイオレットの姿に打たれますね。
アンのこれからを描いた後だからこそ、
ヴァイオレットの書いた手紙にかけがえのない価値を見出されるわけで、
サブタイトルのセリフが絵空事に映らないように見せていたかな、と。
サブタイトルに愛が入っているのもポイントなんですかね。

またそのセリフが聞けないのは、価値を保留するような一面もあるのかな。
一緒にいる時間を削ったことに対する嫌悪感が無いとも言い切れない部分があるので。
そういう意味では判断をゆだねられている気もするかな。

脚本;吉田玲子
絵コンテ・演出:小川太一
作画監督:丸木宣明

小川さんの演出回としてまたビビッとくる回でしたね。
本も演出作画も、音もどれもが魅力的な回だったな、と。
ヴァイオレットが誰かのために泣けるというのが一番グッとくる感じで。

残り話数は少ないですが、
今後もCMで使われたカットの話がくるんですかね。
その辺含め、最後まで楽しみです。

ちなみに今週から出張なので更新は最悪4月、
早ければ来週から再開という感じです。

Fate/EXTRA Last Encore 7話 を語る
2018.03.14 [Wed] 18:35



ベールのかかる聖杯戦争の行方。
前話で白い布が強調されていましたが、
ありすの纏うそれがコミュニケーションを取ることできない、
一種の壁の役割を果たしてるのを改めて強調されてる感じ。



位相の違い。
ランプの点灯だったりと配置変えの雰囲気作りが気になるシーン。
ゴーストとしての存在を強調されていますが、
今までは他のウィザードたちにも見えていたんですかね。





リソースが足りない。
自分の存在を保つために周囲のものを取り込む、
そして自らの姿も失っていくのはなかなか痛々しい感じ。
俺の左手がー的な中二病的な美が入る余地もなく、
ただ残酷な世界を描いているのが気になるかな。

今作においての各階層は地獄のイメージなんですかね。
際限もなく続く戦い、停滞、ループ。
地獄とは何かを考えたときに、それがしっくりくるというか。
まあラスボスがわかっているからこその印象ですが。

あと作品外の情報を入れるなら、
この凜がFGOで言えばエレシュキガルの依り代と言えるので、
結果的に冥界的な位置づけになっている感もあるかな。
ゴースト好き公言しちゃってるし?
まあどうでもいい話。



自分の存在を保つために他のマスターも食い尽くす。
消えたくない一心で世界はより残酷に。
白い薔薇が血で赤に。
赤というのがとことん血のイメージを背負ってるのが気になりますね。
まあ無いと思いますが、
作品が進むと間違いなく嫁王と赤王的な関係にも血が絡むのだろうなと思える感じ。



滑るように進みながら振り返る凜。
上下の動きを消して歩く動作を消すことで違和感を作ってる。
振り向きの動きを枚数で強調して、情報量で見せられてる感じ。
大嘘な芝居ですが凛の嘘を大いに盛り上げているので、
噓も方便だよな、とこういう絵作りを見ているとつくづく思う。

デッドフェイスは再起動とか、
死のあり方の定義をしているところなんかは、
主人公の境遇に迫る場面でもあるので、
そういう面でも気になる展開でしたね。







残酷なお話も、最初のページに戻れば怖くない。
今回は主人公とありすのブックマーク、
自分にとって2人の出会いがどのようなものだったのか、
それが何をもたらしていたのかを再度アクセスする話で、
正に最初のページに戻る的な話だったのが印象的ですね。



凛の崩壊。
第1階層でも津波で死に掛けていて、
ここでは明確に死んでいたので、
凜が謎の転生を繰り返しているのが気になるところ。
凛のデッドフェイス的な能力なんですかね。







ありすは既に死んでいて、尼里さんがナーサリーライムで、
と色々混乱させられるシーン。
ゴーストになる前のありす、
現実のありすの遺体を見せつけてる所もちょっとショッキング。
ありすの手を取るナーサリーっていうのがEDの絵を思い出す感じで意識させられる。
子供の夢は読み進めると残酷という感。

ナーサリーは尼里さんに化けているだけなんでしょうが、
なぜその姿を選んだのかがちょっと気になる感。
そして本物の尼里さんは?
ありすにやられてしまったのかどうか。
オリジナルキャラなんでこんな簡単に消えるとは思えませんがはてさて。



紅茶にクリームを。そしてクッキーを。
ここでは赤に白を混ぜるという今までとは逆転した描写でハッとさせられる感じ。
この世界における希望とは、そんなイメージなのかもしれない、
また赤と白が交じり合う混沌にあるのかもしれないと、
色々と推察させられるシーンだったかな。

しかし既にラスボスマスターのトワイスの名前が出てきて、
なんかもう色々と隠さなくなってきていて色々混乱しますね。

回想での主人公の令呪のある手も形も違うなど、
違う存在だと位置づけられていますが、
主人公がここにきたのは実際には何回目なんだろうかとか。

凜が魔法少女の別作品的なところをやっていたりとか、
ゲイボルグって本編じゃ当たらないけどスピンオフだと活躍するなとか、
色々思ってしまう場面でもあったかな。
PANアップで建屋の頂部、
そして化け物へと繋がるテンポなんかは見やすかったかも。





絵本がナーサリーの一部で、
その中の栞は生前ありすが持っていたもの、だったのかな。
かつてありすに語った願いをまた口にすること、また出会えたこと。
栞に預けていたようにここでリンクするのがグッときますね。
ED曲の歌詞に合わせてのやり取りにもなっていて、
今回のマスターとサーヴァントの関係性はEDのイラストではなく、
本編で描かれたんだなという感じ。
なし崩しにEDに入る作品も結構ありますが、
こう狙って入る感じが新鮮に映るかな。



怖かったイヌカレー空間も最後は微笑ましく。
この辺までまどマギ踏襲という感じだったのかな。

第3階層の話のコンテは佐伯さんだったので、
魔法少女違いの話だなぁという感じですが、
深淵に近い話、再会の話としてはそうだったのかもしれないという感。
次階層ではどなたがコンテを担当されるのか、楽しみです。

アニメ雑記 2018/3/11 を語る
2018.03.11 [Sun] 21:58

●宇宙よりも遠い場所 OPとか



逆位置から回転。
出だしのインパクトとして印象的ですが、
特に目を引くのが表情。
南極へと誘うことに妙に強気な面を見せるのが、
これからどこへ連れていかれるのかと構えてしまう。









4人がそれぞれ主役になるカット。
徐々にカメラが近づいているように思えるのがちょっと不思議。
結月が4人のPANの中から1人表情を変えるの、
関係性の中で主役になるという感じで、気になる感じ。
3人の魅力と、結月の存在で完成する関係性を強調されてる感。

OPはPV的な面があるので、
撮影者がいる感じっていうのが大事なのかな。

OPでは主人公の友人のメガネの子が出てこないですし、
またその他サブキャラにもあまりカメラが振られず、
あくまで南極で過ごす4人から目を離さないのが魅力的ですね。



観測機器の紹介で、
ベルトで機器が固定されているのを見ると不思議な感じがするかな。
動く可能性があるならハーモニーよりセルのがいいのでは、
みたいに感じられてしまう感があるような、と。
ただディテールを強調するなら、みたいな面もあるし、
動く可能性があるものなんて画面に溢れてるし、
ここを取り上げるのもどうかなと思ったけど、
固定がされているもの、という点でちょっと気になったという感じ。


●恋は雨上がりのように 8話



構図の大胆さにも目を引かれますが、
入射光などあきらの心情に沿うような画面効果が、
ここでは逆にあきらの表情隠すガジェットになっている。
浮かれた心がその逆を導くという画が印象的。
TUで迫っていく絵からTBでっていうのもわかりやすい効果かな、と。



今作でよくみられるハーモニーっぽい処理。
ハーモニー入れる作品って最近ではあまり見られないので、
見ていて新鮮ですね。



店長から行ったのにあきらの傘が店長の傘へ。
気持ちの方向性とその結果、みたいな感じなのか、
気持ち的にはこういう感じ、というイメージなのか。
単に傘が倒れることで想起されるイメージ優先で、
誰のものかはあまり意図してないのか。



青い光から一転。
店長のモノローグが続きますが、
気持ち的にはあきらなのかな、みたいな画面なのかな。
あきらに射した入射光が、ここで2人を照らすイメージ、
結果的に良い方向へと転んだイメージなのかなとか。
あきらの傘が倒れるのを含めてそういう風に思えたかな。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 9話 を語る
2018.03.09 [Fri] 22:51



前話から引き続き。
ヴァイオレットの顔の傷、
ここだと傷口の上部が凹凸しているように見えるけど、
他のカットだと普通に切れた感じの絵になっていて、
誰かしらの傷の解釈が入ったカットとして目を引いたかな。
その前の腕を撃たれたところのアップもそれっぽいし、
アイがわからないシーンのカットもややそれっぽい。
綺麗な表情を見せたいのと生々しさのどちらを優先するのか、
みたいなせめぎ合いの果てに残ってるような印象がしたかなぁ、と。
回想シーンとして先行したカットがあったので、
そことの整合性も加味してとか、色々なやり取りがあったのかな、
と思わせられる部分だったかな、とか。

しかし口で少佐を引きずるようにするアップの絵を改めて見て、
横顔からの出血が力んだことで徐々に酷くなっている絵とか、
そういうところを拾ってるのもなかなか細かいなと思えたり。



アイとは。
今までの少佐のとのやり取り中で突然夜空が出てくる。
ヴァイオレットが風景に見惚れると明確にわかるのは4話からでしたが、
その風景を見る情景に、愛を見つけたのではないか、
と予感させられるような印象がしたかな。
夜空を見るヴァイオレットというのはこの回想の中のヴァイオレットとは遠い存在なので、
その遠さを含めて星空に託しているのかなと思えたかな。
前回を思い返すと少佐の死を受け入れられないという、
ヴァイオレットが見ることができない風景、知覚できない、したくない風景、
という風にも思えたかな、とか。



雨に濡れる。
服が濡れる表現として新鮮な印象がしますね。
絵面としてもあまり見かけないので凄くインパクトがある。
自分は1人だ、と主張するような草や、
雨に濡れることで中佐との悲しみの共有を印象付けたりと、
中佐との関係というか会社との関係も、
そう安いものじゃなくなっているように思えるのが印象的ですね。
ただ悲しみを共有できない相手として車内の同僚、
っていうのもなかなかの配置だな、と。



外を見るか己を見るか。



封鎖された道。
カメラを意識させる雨粒や光が客観的な意味合いを作っていて、
感情的なシーンから浮いた世界情勢の話っていうのを印象付けられるかなと。
ヴァイオレットが泣き叫んでもそれでも世界は知らぬ顔で回ってる。
また運命が巡るような予感もある感じですよね。



果たして車外にいた少女は本当にいたのか。
鏡を見るように、直前の話を聞いて、
いつかの自分をそこに見出したのではないか。
軍人を見ることでかつての自分の立ち位置を見る、
これから戦争がまた始まるかもしれないという予感が、
戦場に立つ少女に思いを馳せるようで、
今のヴァイオレットというのを印象付けられる気がしたかな。



今回はやたらカトレアさんの足を見せてるカットが多い気がしたな。
終盤のヴァイオレットの歩みを意識させるのに、
足見せてたのかなと思ったり(4話でも足重要だったし?)したけど、
だんだんただの趣味なのではと思えなくもない気がしてきた。



蘇るヴァイオレットとの思い出から、外を飛ぶ鳥へ。
終盤でも青空の下を飛ぶ鳥が強調されますが、
内側にいるキャラクターたち、
居場所を意識するあまり、気持ちが内向きにあまりに、
外の風景を意識できないような印象がしたかな。
ヴァイオレットに必要な光に対するタメっていうのを意識させられる。
ではその光の下にあるものは、無数の鳥とは。
そんなことを考えさせられるワンショットだったかな、と。





夢。
あからさまに夢とわかるけども、
ここの違和感は少佐の死を嘆くことではなく、
ヴァイオレット自身の罪を少佐に導いて欲しいという願いが反映されているような部分で。
少佐の死に対する嘆きより、
今をどう生きるかにヴァイオレットが悩んでいることを意識させられる。




イヌとヴァイオレット。
イヌを粗末に扱えないのは、
少佐のイヌであった自分を、少佐を否定できないからなんですかね。





八つ当たりと自殺未遂。
向かい合っているはずのイヌのぬいぐるみと、
ヴァイオレットを重ねるようにカットを繋いでるのが違和感でもあり。
ただのイヌのようであった過去、
少佐のいう通りに生きてきた憤り、罪、自決の決断からの、
死ぬことができない自分への嘆き。
イヌという己を、ぬいぐるみの瞳は理解することはない。
過去の自分は今の自分を理解しない。
そんな歪みをもつぬいぐるみのカットが不気味で、
そういえば1話でもヴァイオレットは人形に例えられていたよなとか、
ヴァイオレットの持つ人形じみた不気味さをまた想起させられる感じ。
その不気味さをヴァイオレット自身が知った、だからこそ今が苦しい。
そんなシーンだったのかな。



タイムラプス?
星の動きが目に見える。





手紙とは。
夜の配達をする姿は1話を思い出しますね。
手紙を待つ人たちがいる。
そのことに気づくヴァイオレットというのがポイントかなと。
配達員のおじさんが何を心配して何を届けたいのか、
それをヴァイオレットが理解しているだろうところというか。



ヴァイオレットへの手紙と虚構の自分。
炎はその身を焼くだけのものではないという灯としてのロウソクを含め印象的。
自分が想像していなかった立ち位置、
居場所を意識させられての虚構の己、なのかな。

今作において裏腹、虚構とは、
というのが無知のヴァイオレットを通して描かれていますが、
では死とは、死んでしまった後の存在は虚構となってしまうのか。
今現実に目に見えるもの意外は無なのか。
少佐の残した死という形、存在しない形と、
ヴァイオレットの歩みを踏まえると、そんなことを考えてしまうかな。
まあどうでもいい話。



青空の下。
今までが夜だったり室内だったりのシーンが多く、
明るい画面のシーンというのをあまり意識できなかったので、
こうした風景が非常に明るく映るかな。
タイプライターを打つヴァイオレットの手に安堵させられる的な面の補強的な意味も。



一流の証。
ヴァイオレットがエメラルドではなくこちらに手を伸ばすところに、
ヴァイオレットができること、してきたことが集約されているようで、
それがヴァイオレットの光になっているというのがグッときますね。



夜の風景とは違う、明るく青い空。
アイを探していたころとは違った風景が、
ヴァイオレットの心情の変化を意識させてくれてGOOD。



花としてのヴァイオレット。
願いとは虚構でしかない。
でもヴァイオレットはその虚構に意味を見出す。

今作はメタファーを肯定しているところが気になるというか、
なぜメタファーが必要なのかを解いてる感じが新鮮に感じられるかな。



旅をするリオン。
ヴァイオレットが唯一見つけられなかったお客でしたが、
そのリオンを最後に持ってくるところが気になったかな。
たった一度の出会い、二度と会えない二人、
という言わば少佐と同じような立場のリオンの存在が、
ヴァイオレットの存在を肯定してくれるのにグッとくるというか。
そんな二度と会えない相手に思いを巡らせた星空がまた印象的で。
星空を見つめることで想起させらる愛、
というのを意識させられるというか。



そんな愛を受け取ったとも取れる、開封された手紙。
消えない星空のように、手紙を書いたこともまた残り続ける。
ヴァイオレットが築いたものを肯定して終わるラストが綺麗でしたね。

しかしここでタイトル回収とは。
ユーフォも途中でタイトル回収してましたが、
今作はここから何を見せてくれるんでしょうか。
ここまで丁寧に話を、絵を積み重ねてきたのが一旦ゴールを迎えたわけですが、
これからのヴァイオレットがどういう歩みを見せるのか、楽しみですね。

脚本:吉田玲子
絵コンテ・演出:武本康弘
作画監督:丸子達就 岡村公平

武本回。
石立さんが監督の作品では武本さんが要の回を担当されている印象。
氷菓で最終回が武本石立ペアだったのを思い出すかな。
フルメタの監督だった武本さんが兵士だった少女の回をやる、
っていうのもちょっと意識してしまう感じ。
フルメタの再放送、色々な意味でドンピシャのタイミングですね。
P R

Just Because! 第1巻<初回限定版> [Blu-ray]Just Because! 第1巻<初回限定版> [Blu-ray]
劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- [Blu-ray]劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- [Blu-ray]

(06年/7/31設置)

 twitter
http://twitter.com/Pole_Star
関連品

アイドルマスターシンデレラガールズ 9  (完全生産限定版) [Blu-ray]アイドルマスターシンデレラガールズ 9 (完全生産限定版) [Blu-ray]
心が叫びたがってるんだ。(完全生産限定版) [Blu-ray]
心が叫びたがってるんだ。(完全生産限定版) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】映画「たまこラブストーリー」 (Amazonギフト券付き) [Blu-ray]【Amazon.co.jp限定】映画「たまこラブストーリー」 (Amazonギフト券付き) [Blu-ray] 映画けいおん!  (Blu-ray 初回限定版)映画けいおん! (Blu-ray 初回限定版)
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(通常版) [Blu-ray]劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(通常版) [Blu-ray]

【Amazon.co.jp限定】 ガールズ&パンツァー 劇場版 (特装限定版) (戦車トークCD付) [Blu-ray]【Amazon.co.jp限定】 ガールズ&パンツァー 劇場版 (特装限定版) (戦車トークCD付) [Blu-ray]

最新コメント
月別アーカイブ