CLANNAD 8話(その2) を語る
2017.03.05 [Sun] 21:41

前記事:CLANNAD 8話 を語る
読み返すとあまり違和感を口にしようとしないという意識があったのかなと思える。
よく見たら自分ルール曲げているので当時はあまり強く意識はしていなかったのかもしれない。



ここの風子にイヤリングをあてがうところ、
ちょっと3Dみたいに浮いていて違和感あるなと当時思ってまして。
そんなときにコメンタリーで石立さんがここを語られてるのが個人的に凄い衝撃でした。

小さいけど作監の橋さんが色トレスなど細かく描いていたという前提があって、
仕上げさんそして撮影さんが処理してああなった、と語られていたのが印象的というか。
なんというか、
本当に一瞬のカットにそこまで拘るのかっていうのと、
それだけの方の仕事を違和感がどうこうとかで受け取っちゃってるのがなんか凄く嫌で。

そういう葛藤がある中で出てきた作品が『けいおん!』だったわけですよ。
楽器作監で橋さんの名前が出てるのを見ると、
きっと始まりはCLANNADのこういうさり気ないカットからきてるんだろうなとか、
そういう風に思えてならなくて。
そしてキャラクターの持つ楽器っていうのが凄く魅力的で(1期OPの冒頭とかホント大好き)、
橋さんの持つ魅力が正にダイレクトに伝わってくる形になっていたのが印象的で。
山田尚子さんが橋さんの絵が見れると喜んでるところなんか聞いてると、
よくぞやってくれたという気分にもなり。
自分がCLANNADで抱いた違和感が、
別の形で見せられて腑に落ちてくれたのが凄く嬉しかったんですね。
当時楽器作監で橋さんがいるっていうのを繰り返し言ってたのはそういう意味合いもあって。
ディテールに拘る方がそれがちゃんと伝わるポジションについたというのがやはりポイントでしょうか。

この記事書くまで忘れてましたが山田さんこの話数で演出助手やってたんで、
考えてみるとこの話数自体が起点というのも考えられるのかな。
そういう風に思わせてくれたところに救いがあったというか。
色々な意味で『けいおん!』はエポックな作品でした。

この話数のコメンタリーはその前にもトランプの七並べがちゃんとそうなるように描いたとかですね、
橋さんにまつわるエピソードが聞けるのも面白くて。
石立さんが結構語られてるのが印象的ですね。
Aパートのレイアウト見てるとこれもユーフォ9話に通ずる感じだなーと懐かしくもあり。

もうすぐ10年経つような話を今更しちゃいましたけど、
それだけ長い間心に残っていた衝撃だったということなんですよね。
憶測混じりのどうでもいい話かもですが、
ただ『けいおん!』は堀口さんだけなく橋さんのように楽器を描ける方がいてこそであり、
そのルーツの一つはここではなかったのか、ということは伝えておきたかったというか。
自分の中の引っかかりがどこかで何かになることもあると思うので、
そういうのは大切にして行きたいですね。

アニメ雑記 2017/2/20 を語る
2017.02.20 [Mon] 21:14

●劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

http://sao-movie.net/

最初にメインビジュアルを見たときはキャラクターを一新して、
完全に別のアプローチをするのかと勘違いしてしまっていた。
キャラクター紹介の絵もモノトーン基調で華やかな色合いを捨てており、
どういう狙いからかなーとなかなか掴みきれないところがある。
そういう謎めいた劇場版作品ということで非常に気になる一作でした。

キリトとアスナだけのビジュアルも映画を見ると的を絞っていたというのは理解できるけど、
アスナの存在の大きさ振り向きの躍動感など、
ただ立ち尽くすキリトと比較して非常に対照的で、
初見アスナをアスナだと認識できないほどのインパクトが有りました。
キリトと一心同体といった気質からは遠のいていて、この対比は何なのかと悩まされましたが、
作品を見ると今までの作品とそこまで大きな差を感じなかったので、
単にインパクト重視という格好だったんでしょうかね。
売り方が新鮮なアニメ映画なんだなという気がします。
以下ネタバレ感想。


AR空間がメインということで拡張現実となる空間、
都市なんかも近未来感のあるビジュアルが魅力的でまずそこに目を引かれますね。
ARのある魅力的な現実世界を描きつつ、
VRに拘るキリト、そしてあまり魅力的に描かれないVR世界と、
絵作り的にはVR下げなイメージが先行していてそれで良いのかなーと思わされたな。

ドローンを通してAR空間を作り出すみたいな感じで、
ドローンから空撮したような真俯瞰の絵が度々挿入されていて、
どこか90年代っぽさを感じてしまったかな。
鉄人兵団やOVAヤマモトヨーコのEDの見過ぎかも。
監視社会、ドローンの生み出す恐怖など後々の展開でキーになる視点かなと思いましたが、
特にそういうわけでもなく一体どういう意図を持った絵だったのか掴みきれないところでもあったかな。
そういう深読みを誘うところが狙いだったのかもしれませんが。
メインビジュアルもそういう部分がありましたしね。

序盤は女の子ばかりと一緒にいるキリトさんマジッパネェとか、
アスナ、リズ、シリカが仲良さそうのを改めて見ると新鮮だなとか、
やっぱヒロインはアスナだなアスナかわいいなとか普通に見ていて楽しかったですね。
特にシリカとアスナのやり取りやリズの視点のあり方など、
話を重ねてきたんだなっていう部分を垣間見れるところが嬉しかったですし。

しかし映画のビジュアルの豪華さを見ると、
やっぱTVシリーズのガジェットの描き方には監督も思うところがあったのかなと思えたり。
サンライズでやっていたアクセル・ワールドにもそういう点では追いついていませんでしたし、
キャラクターでやってきた部分が強かったので、
AR空間の描き方や現実の描き方はやはり並々ならぬところを感じてしまいますね。

途中でアインクラッドでの背景を差し込む辺りは色々と懐かしかったけど、
あれはどういう流れででてきたんだっけとか結構忘れてるのでちょっと気になる。
リズと見た暁の景色とかアインクラッドでの思い出の風景とか、
なぜそこがピックアップされていたのかなと気になる感じだったというか。

オーディナルスケールのイベント戦で街がダンジョンへと変わっていくの、
ペルソナ3の影時間感あるなとか、
それをバンクで繰り返し見せるのは繰り返す度にその迫り来る影を意識させるためなのかなとか、
色々と刺激的な感じで楽しいビジュアルだったかな。
敵の登場の仕方なんかも一貫していて、
そのビジュアルがどんどん増えていくところに迫りくる念を意識させられるかなと。
システムが念を帯びてくる感じがあったかも、みたいな。

今回新キャラでシャロン・アップルよろしくな電子アイドルが出てきますが、
禁書目録につづいてまたか感がちょっとあって電撃文庫は歌姫コンプレックスなのかと思えたり。
まあ本だと歌の魅力とか伝えづらいしなぁ。

AR戦闘は現実の肉体を使うのでVRでは無敵のキリトさんが全く活躍できず、
運動不足でしょなどとアスナに言われてるのを見ると手厳しく感じちゃいしますね。
キリトの活躍見に来たけどやっぱただゲーマー現実じゃ形無しだなと思えたり。
それでもSAO時代の敵だから対応できるとかアドバンテージある辺りズルい気もしますが。
ただアスナのために頑張るキリトはやはり魅力的で、
いきなりAR戦闘に馴染んでもまあキリトだからでなんとか見れる感じだったかな。

序盤はアスナを中心に話が進むのでアスナ可愛いかっこいいで見れるのが嬉しいですね。
TVシリーズだとどうしてもリズを中心に見てしまうのでアスナに集中できるのが良いというか。

アスナのSAO時代の記憶が奪われた辺りからゲームの異常性がクローズアップされますが、
記憶を無くしていく描写というか顔にモヤがかかる描写がFF8のEDを思い出す感じで、
ゲーム繋がり的な発想でもあったのだろうかとちょっと思えたり。

今回の新キャラのヒロインがキリトの前に度々姿を表しますが、
それも死んでしまった博士の娘という点でスターオーシャン2のラスボスを思い出したりとか。
最後は博士が錯乱して消去されて鬼強いラスボスが降臨するのかと戦々恐々としていたり。
まあそもそもモチーフにもしていないとおもいますが、
現実世界から仮想現実へというアプローチってそういえばスターオーシャンもそうだったよなと。
SAOとSOって略し方も似てるし?

流星雨を見に行くとかどこのシンフォギアだアニプレかとか、
そういう繋がりを意識しすぎた鑑賞だったかなーという感じだったのでその辺は反省したいところ。

指輪の演出は2期でもやっていたよなーとか。
2期は主にアスナ方面でしたがキリトがユイを静止させるところで指輪を見せるのは、
キリトに寄った感じがしてちょっと新鮮だったな。
日記を読んじゃう辺りはどうなのと思いつつ、日記だけはアナログなんだなとその辺も気になる。

事件の発端の一翼としてSAO事件の本が度々登場するので、
アナログ本が登場する意味なんかもちょっと意識的になるところですよね。
重版がかかったときにその一文が追加される意味は果たしてこの物語にとって、
どれだけ重要なものだったかを測りかねるところでもあるので特に。
そこは電子書籍じゃないんだ、という違和感もあり。
語られるキャラクターがいる一方で語られないキャラクターがいるという、
まあ常にどこかにある話ですが、それが新ヒロインの死に直結するものだったのかとか、
復讐心としてそこへの念は果たしてどこまであったのかとか。
物語の流れとしては、そういうキャラクターがいたことを元SAOプレイヤーが思い出した、
という形なんだと思いますが、凄惨さを語るような本に残ることが果たして良いことなのかとか、
色々とその是非を考えてしまうところでもあったかな。

終盤はARでゲームできる機器だけどVRもいけるよ!みたいな話になって、
正直それで良いのだろうかとわけわかんなくなっていたので、
この本関係もわけわからん産物の延長かと捉えてしまう。

また本編でのキャラ語りで気になるのは黒い剣士の二つ名で呼ばれるけど、
二刀流のキリトがあまりクローズアップされないところ。
キリト=二刀流のイメージがあまりに強いので、
メインビジュアル含め、二刀流の姿をあまり意識させないところなんかが結構気になる感じ。

自分的にはリズの剣を使っている時点で思うところが出てくるので、
リズとキリトの関係をより切り離す意味で二刀流は封印という形なのかと思いましたが、
終盤でSAOのときの姿に戻っていたので単に溜めを作っていただけっぽくも見える。

個人的に今作で一番嬉しかったのはやはりSAOのラスボスを描いてくれたところですね。
一体いつそれが見られるのだろうかと思っていたところでもあったので。
SAOのラスボスなのに最初は5人だけで挑んでいて、
その絶望感とキリトたちのSAOプレイヤーとしての力量が見られる高揚感と合わせて、
魅力的な展開でしたし見てて楽しかったですね。
今作で一番好きなシーンかもしれません。

その後にユイの助力で応援がワ〜と集まってくる辺りは、
一気に100層までくるってゲームとしてそれでいいのだろうとか、
そもそも物語的にARでの問題をVRで救うぞっていう流れの補強でしかなくて、
せっかくの燃えるシチュエーションを下らない政治に持って行かれた感があって残念だったな。
SAO時代の装備をユイが呼び出したりとかチートもいいところで、
盛り上がるけどそれでいいのか?と見てて思わずにはいられなかったな。
そんな簡単にパワーアップしちゃっていいの?みたいな。
確かにクリアするならその姿でないとと思うけども、ユイ万能すぎてうーんみたいな。
逆フィリアか、こっちがガブリエルか、キリトたちはARにとっての破壊紋章かとか、
いろいろ考えてしまったな。

全体的に設計は色々してみたけどそれが何か意味を成したかというと、
やや中途半端だったんだじゃないかなという気がしてくる。
アスナの髪型の変化とか女の子かわいい、ビジュアルがかっこいい、
色々な魅力を兼ね備えた作品で面白いんだけど、
どこか釈然としない部分を抱えているように思える。

冒頭12分が無料公開されていますが、
映画を見ていてよくできているなぁと感じたのがその冒頭部分だったので、
正直そこが普通に見れるとなると映画館でわざわざ見る意味を考えてしまいますね。
バトルもこの部分が特に魅力的でしたし。
ただ画面が小さいとそれだけで視聴意欲が削がれるし、
ラスボスとのバトルはやはり見返したいところでもあるので、
もう1回くらいは見に行きたところかな。

響け!ユーフォニアム2 最終回 を語る
2017.01.11 [Wed] 21:46



アバンから空見せるなという感が強かったな。
優子と夏紀のやり取りも楽しいですが、
同じ空でもそれぞれの見る空は違っているいうのがちょっと気になったかな。
PANアップからのPANダウンという見せ方だったので余計に。
校舎を意識させてるのは久美子のもやもやっていうのに触れる感じだったのかなとか。
いつもの場所で練習しつつもという場への意識もあるのでそこも気になるかな。



本編。頭から空と校舎を見せて今度は部内のもやもやを見せられている感じ。
先生方が音を聞いてる辺りなんかは空を見ているという見せ方でもあって、
その辺も意識しちゃうかな。
さっきまで見せていた空とはまた違った空の印象が目を引きますね。





なんか、ホントにこれで終わりでいいのかなーなんて。
最終回に久美子にこんなこと言わせるとは、みたいな。
ガチャポンしてるところの背景が夜なの、
季節の変化で日の入り時間が変わってるのをやっているのかと思うと芸が細かいように思える。
ちょっと麗奈が久美子を見上げるような構図や久美子の腕組だったり、
新鮮な絵が続く感じで印象的だったな。
久美子の中のもやもやは何なんだろうか、と互いを見る久美子と麗奈から横槍が入るの、
互いに答えが出せないところから新たな悩みのタネが舞い込んできた感あるかな、とか。
麗奈のいう特別とは何だったんだろう、というポイントでもあったのかもしれない。



橋での久美子と秀一。
これも1期12話を思い出すかな。
場所的にポイントとなるところとして何度も出てくるイメージ。





久美子視点と秀一視点と思いきや秀一からのショットはやや低め。
見上げるように秀一を見ると背後に星空があるとか、
そういう久美子に寄っているような見せ方が琴線に触れるというか。
足で見せるのも男の子と女の子の対比的なニュアンスもあっていいかな、と。





互いの位置を繰り返し見せるのは12話でもやっていたので、
2人を印象づけるためのカメラワークという感じ。
その中で配置がお互いやや右にズレていくけど、
秀一の配置が極端なのでちょっと意識してみちゃいますね。
このまま続けば久美子の領域に入りそう、久美子と一緒に並んで歩く絵になりそう、



というところで横槍が入る。うーむ。
これも答えを出さないポイントなのかな。
なんかどれも横槍を入れて流されてる感。
2人が並んだ絵を外からの視点で見せられるのは結果的にそういう絵っぽいけど、
やろうとしていた絵ではないみたいなかんじだったかなーというか。



シルエットの煙突なんか見るたびに反応してしまう感。主に1期2話,13話のせい。
今回はここからで久美子とあすかの関係で話が流ていくのでその2人という感じなのかな、とか。
まあただの憶測などうでもいい話。





久美子、あすかそれぞれのナメで見せてそれぞれの目線を意識させられる感じ。





そういう中で互いを見せる切り返し。
大きく空を見せる久美子とあすかの対比もありますが、
キャラクターを別々に見せることでちょっと前までにあった繋がりを無くして、
離れていくような印象を受けますね。
空をおおめに写して空間を開けることで空白を意識させる感じというか。



しかし葵ちゃん出てきたけどホントにおまけという感じだったな。
11話以降勉強仲間的な繋がりが見えたせいかそれを引っ張る形だったのかしら。
場所的にも久美子と縁のないこともないし?
久美子とのやり取り、聞こえてないのかな?という感じで聞き直すとか、
それやりたいがためだったのかなとか色々考えちゃいますね。



飛行機飛んでると石原回ですねーみたいにしか最近思えなくなってきている感。
葉が全て散った感じからすると冒頭からまた日をまたいだ感じなのかな。
姉とあすかをダブらせる久美子のふくあすかの曲があすかみたい、
っていうのも不思議な感じ。
別れしまう相手、別れた相手を思って吹く久美子が、
あすかの裏の顔を描き出している感じがして気になるかな。



アイキャッチ、顔を出してるあすかが既にユーフォを吹いている絵じゃないの気になる。





渡っていくイメージなのかな。
卒業を意識した絵という感じがグッときますね。
厚着している久美子との麗奈がまた光の加減を含め新鮮で、
また遠いところにきたんだなという時の流れを感じます。



Starting the project流すとは思わなかったので驚かされたな。
PVとはだいぶ違う世界にきた気がしますが、
3年生の演奏、それぞれが主役になる場面を拾っているのがかっこよくて心躍りますね。
最初の曲を持ってくる意味でも色々感慨深いです。
3年生と在校生を分けてみせる辺りも曲と合わせて印象的でした。













在校生で三日月の舞。
人員が減ったためかかショートバージョン。
ソロのところで麗奈と香織、みぞれと希美やっててここでもそれか、
いやいや色んなことがあったよな久美子とあすかはじゃあどうだろうと思ったら、
カメラからあすかが遠すぎて、なんかまたイマイチ納得いかない感が。
三日月の舞がソロでドラマを見せる曲になっているので、
なんでユーフォの音が届いた絵をもっと見せてくれないのー、
見るんじゃない感じるんだにも限度があるでしょーとか思ったり。
久美子の中にある寂しさを描く意味でも久美子視点的な意味合いなんだろうけど
(その前のソロ組よりキャラクター間に距離があるように見せてるっぽいけど)、うーん。

パーカスの先輩がいなくなったことで最後の入りが違うのが特に印象的で、
やはりパーカスは大事だったというのと、
5話の演出を引き継いでる面コンクールとの違いがより際立ってるように思えたな。
これを見越して学年設定やってるんだとしたら1期からネタを仕込んでいることになるので、
気付いてないだけで細かい仕掛けはいっぱいあるんだろうなと思わされる。



しかし部長の涙で全部許せるような気もしてくる。



卒業式。そして今回のホルン隊。
他のところが1カットだけとかキャラ喋ってなかったりしたけど、
ここは2カットで4人声付き。豪華だ。
しかしなぜ敬礼?葉月教だったのだろうか。
あと優子が香織の帯持ってるのが地味に泣けるポイントだった。



走る久美子。
この辺は1期12話というよりは1期4話,2期4話12話というイメージかな。
誰かを探すために走る感じというか。そう考えると1期12話はやっぱ特別かな。
この辺は走る女子っていうのが青春的な記号として扱わているという感。









分けて描くというか。
あすかと久美子を同一のフレームにあまり入れずに別れていく2人を描いてる感じでしたね。
俯瞰やロングの絵で見せて2人だけの空間を印象づけたり。
首切ってって見せて次に首だけでとかいやいや狙いすぎぃ、
だけど久美子の万感の思いを背負った表情という感じかと思うとうーむと思ったり。



恋の相談がマジだったところで一旦引きの絵でとか。
あらたまった感じがあってちょとした臨場感ありますね。



嫌われてるとわかってるというところで遠くを見るようなあすかの表情が印象的ですね。
ある種の達観と眼鏡を直してあらたまってるところとか。







だって大好きですから。
姉のように慕う久美子。
久美子の独白からのやり取りもまた印象的だったな
俯瞰からそれぞれの背景に寄っていく、
ポン寄りであすかの表情をより寄っていくのが久美子の言葉を受けての変化、
っていうのが印象的に見れたかなと。
同じようなアングルで寄っていくので雪のように場に言葉が積もっていく、
言葉によって画面が寄っていく感じっていうのが個人的にはグッと来たかな。
この辺はいつもの武本さんっぽい構図を、
石原さんの定点カメラ的なところから攻めてきている感じもしてその点からも新鮮かなと。
山田さんかもしれないけど、1話石原さんだったし?みたいな。





近くて遠いあすか。
新雪の上につく足跡が情緒的ですね。
久美子のあすかへの思いって11話で結構伝えていたような気がするので、
最後の一連は本当に苦手だったんだろうなという気がしてくる。
久美子が現れていなければノートを渡す機会も無かったはずで、
ある意味、久美子はあすかの後悔をも救っていたのかなという気がする。
父と同じように思っている相手に曲を渡している。
そういう相手をまた見つけて欲しいという意味合いを含めやはり印象的だったな。



響け!ユーフォニアム。
この作品は正しく久美子の、あすかの物語だったように思える。
最後まで楽しませていただきました。


脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:石原立也 山田尚子 河浪栄作
作画監督:西屋太志
楽器作監:橋博行

最後は3人演出っぽいけどどういう分担だったんだろう。
コンテはほとんど石原さんっぽい気がしたけど。うーん?

終わってみて思うのはやはり原作とは遠いところにきたなという気がするかな。
秀一のプレゼントも久美子が先生が奥さんに送ったものとか説明したり、
最後にあすかとのやり取りでもつけたりしていたので、あーそっちはなしかと結構がっくり来てしまう。
家族、部活、友達、恋人?と多様な人間関係で見せる久美子がやはり魅力的だったので、
その一角が崩れてしまったのがやはり原作既読者としては不満だったかな。
けいおんやたまこルートとして映画でやるルートもありえるけど、
この場でやってほしかった思いもあるので、そのルートにいったのなら無念というほかないというか。
そもそも続編やるかはわからないので、更に危機感を覚えるというか。
ハルヒのTVから映画までが4年、けいおん!がTVから映画まで3年と、
大学生、高校生の入学卒業にあってるので直撃世代向けにもう一本はありえそうともおもえるけども、
思えるだけなのでうーん。

個人的に全体を見て思うところはいっぱいあるけど各話で触れてたりもするしもういいかなと。
楽器をここまで描く作品ももう無いかもしれないと思うと、やはりその点は凄かったですね。
橋さん関連は思うところがあるんですがその話はまたいずれ。
とりあえず1期の番外編の感想書いてなかったので、
気が向いたらそのときにまた総括的なことが書ければと思いますが、うーん。
とりあえず、またあっと驚くような作品が出てくるのを期待してます。
CMになってるあの作品とかどうなるか楽しみです。
とりあえずメイドラゴン見る前に見れてない作品にも触れていきたいところです。

響け!ユーフォニアム2 第十二回 を語る
2017.01.10 [Tue] 22:31



再び回想。



1話の回想のときのような虚像の分断。
今までの流れを確かめるような軌跡を思い出すようなシーンが今回多かったな。



手前でお手玉投げてるやつ何の遊びだったっけ。
こういうのを黙って繰り返しやってるのクールすぎてビビる。
部屋割りは学年混合っぽいけど、電気消す子は一年生なので、
先輩いてもそういう言葉遣いなんだっていう距離感にもちょっと驚かされる感。
はーいとか返事する久美子を含め。





誕生日プレゼント。
1期8話の葉月のヘアピンを思い出すと、久美子にヘアピンをあげるか、
と妙な気持ちにもなるかな。
最終話まで見たけども個人的にはもう少し秀一と久美子によって欲しかったな。
正直1期であれだけ近づけさせてたのに2期は見守るような形になったのが不思議で。
やっぱ映画でやったりするのかなぁ。
個人的には何らかの形で続編やってくれないと納得いかないのでまだ続いてほしいですね。
特に後半はあすかの話を補強する形で黄前姉妹の話がついてきた感じだったので、
もっと久美子によって欲しいなと思います。



考えてみるとオルガン、ピアノって不吉な存在だったのかもなーとか。
1期でもそういう話しましたけど、麗奈がピアノやってるときに相手を傷つけてしまったりとか、
今回も結果を見たらうーんという形だったのでピアノが前に出てきたらやばい的な。
でもそうしたら1期で全国大会を目標に設定した事自体が不吉になるからそういうわけでもないのか。
いうなれば待ち受ける苦難の近くに鍵盤があるのかな、みたいな。
まあどうでもいい話ですが。



5話の葉月たちの祈りを思い出すけども今回は2本の隙間からの光。



秀一からのプレゼントであるけども花の意味を考えるとまた違ったモノのように思える。



Bパート。
黄昏れる麗奈の姿。
ここでもう既に演奏が終わってしまったことを予感させていて、
今回はないのかというちょっとした残念さ等を含め、
空虚な感じというか、もう終わってしまったことに対しての思いを馳せてしまうかな。
人物ワイプ的なカット繋ぎを見るに3話の山村回や前回の藤田回を意識してしまう感。
2期はどれくらい山田さんの手が入っていたのか気になる。



麗奈に酷いことを言う久美子。
悪い顔になってるのが思わず笑えてくる。
久美子の性格悪いところが笑いになるところを含め、
1期1話から違うところに来たんだなという感じがありますね。



銅賞。
6話とか見るにまさか本当に金を取らせつもりでは?
みたいなことをチラリと思ったりしたけどそんなことはなかったぜ。
微妙な顔で立ってる部員たち見るとなんか日常を思い出しちゃうな。
賞状へのTUを含め、ややギャッグっぽさのあるシーンだからでしょうか。
結局銅やないかーい!みたいな。
原作既読者なので結果はわかってるからいいけど、
全体的にちょっと茶化しすぎだったかもしれない。
滝先生の夢をかなえるって意気込んてたのは何処に消えちゃったの?とも思う。



麗奈、再び散る。
周囲が麗奈のことを不憫に思いながらの絵っていうのが新鮮だったな。
わだかまりのない繋がりっていうのをここでまた意識ちゃうかなと。
秘密を知ってしまうことでより打ち解ける感じというか。



ユーフォ褒められちゃった。
原作だと滝先生は凄いことですよーってもっと舞い上がってる感じでしたが、
お知り合いですか?みたいな返しをしているのを見てやや冷めてしまったな。
知り合いだから褒めたのかな、みたいな思索が先生の中であるのがなんか嫌だなと。
純粋にあすかの演奏をもっと褒めてあげてほしかった。
6話のときも思ったけどアニメの先生はちょっと色々と冷たすぎる気がするな。
ただそういう事情をわかった上で、
関係者だから褒められたのかなという疑いをかけられた上でなお喜ぶあすかを見ると、
そんなことはどうでもいいことなのかなと思えてくる。
個人的にこの辺はもうちょい尺を使って見せて欲しかったというかどこか食い足りなさがあったな。



走り出す久美子とそれを見守る秀一。
麗奈の物語、あすかの物語は久美子も知るところだったけど、
久美子の物語を知るものは秀一だけなので、
こうして久美子の走りを見送る姿はグッときたかな。
久美子の走りに合わせてか前を過ぎ去っていくようにやや回り込んで見せているのもGOOD。



1期12話の久美子の走る姿が目に焼き付いているので見ていて思い出すんですが、
ここはある種の再演になるんでしょうか。
橋の上を走る姿から、今度は橋の手前までっていう差異を含め色々意識してしまう感じ。
自らの物語に飛び込む姿っていうのが後悔のない姿なのかもな、と。
1期は周りに知られないごくごく個人的なものでしたが、
今回は周囲に久美子のことを意識させるという面を含め、
久美子を知ってもらう機会を設けたシーンという感じもするかな。
なんでいきなり飛び出したの?という言及から逃れられないだろうというのを含め。
麗奈にとっての先生の告白の代替みたいなものというか。
そう考えると、先生があすかと審査員の関係について思索を巡らすのも、
あすかの物語触れるという意味で、
周囲に己を知ってもらうという意味でやっていたのかもしれないなぁ、とも。
ただそれを足並みを揃えてやる必要あるのかなとも思えたり。うーん。

個人的に橋のある風景ってひとひらなんかを思い出すな
(BGMの曲名が「橋のある風景」だったり、そもそも原作に橋なんてなかったりする)。





お姉ちゃん、大好き!
1期はユーフォが好きだったことに気づき、今回は姉が好きだったことを告げる。
姉のことをわかっていなかった贖罪ではないけど、
相手に気持ちを伝えることでわだかまりのない形へ向かおうとする感じはグッとくるかな。



そして次の曲が始まるのです。
最後のコンクールなのに次の曲が始まるとは?みたいな。
未だわからない暗がりにいる久美子と歩いて行く道がわかっている姉。


脚本:花田十輝
絵コンテ:三好一郎 山田尚子
演出:三好一郎
作画監督:明見裕子 丸子達就
楽器作監:高橋博行

うーん、ユーフォの山田さんの名前が出る回ってそれって必要なことなのかな、
と思うことが多くて正直あまり作品にあっていなかったように思えてくる。
三好さんが1期12話から2期5話までを引っ張って締めてる感じだったので、
割りと三好さんの作品というイメージがあったりもして。
今回は山田三好回ということで一応ひとつの到達点にきた感じはするけど、
ちょっとうーん、と思ってしまったな。

響け!ユーフォニアム2 第十一回 を語る
2017.01.09 [Mon] 16:08



ちょっぴり大人になったのかも?
この久美子とあすかの目配せが前回の要点を引っ張ってきているようで気になるかな。
大人になったのか、子供になったのか。
ちょっとイタズラっぽいニュアンスが気になる感じというか。



コンバスのディテールを見せる。
こういうのがちょっと気になったかな。



いつかのみぞれのような練習風景。
1人での練習風景が誰かのための練習という意味合いもあって意識しちゃいますね。
三日月の舞はユーフォのソロがオーボエの後にあるので、
みぞれとダブらせることでソロへの意気込みを描いているのかな、とも。



いつかのペットボトルのやり取りを思い出しますね。
響け!ユーフォニアム 10話 を語る
ペットボルがあすかの語りのON/OFFになっていたけど、
今回は演奏のON/OFFみたいな感じになっているのか。
夏紀の練習風景を思い出すところでもあるかな。



星空からのPANダウン。
何かの柱の端っこ写り込んでる辺りはPANするよみたいな合図なのかもしれないけど、
コンバスのように長いものの上部を見せるみたいな意識がやや気になる感じ。
まあどうでもいい話かもだけど。



内フレームで妄想描くのどこか懐かしい気が。



麗奈とのやり取りを思い出しながらというところでこの絵。
2つの街灯が麗奈と久美子を意識させてるのかなとか、
1期の煙突みたいな感じかな。
ここ河に映り込む車のライトの反射が綺麗ですよね。
ユーフォは要所要所で河が描かれることが多いけど、
この辺はどういうイメージなんですかね。



姉の手紙から。
また誰もいないリビングを見るに前回のイメージなんでしょうかね。
ここ数話はイメージが連続してる部分が気になるところ。











大吉山でのやり取りは1期8話との対比がまた効いた感じに。
麗奈の叫びは1期3話など思い出すイメージが結構ありますね。
満天の星空にあまりなびかないスカートなど、
イメージが反転しているような部分が気になるかなと。
麗奈の特別は今は何処にあるのか。
そういう中で久美子が性格悪いことを告げてるの良いですね。
かつては麗奈が立っていた場所に並んでいるというのもポイントで。
喧嘩を通した先の繋がりの描き方としてはぬるい気もするけど、
でも実際の距離感ってこんな感じかもな、と思えたり。

また河のイメージが挟まれてるけど、誰にも届かない叫びって感じであり、
1期12話で上手くなりたい!と叫んだ久美子を思い出す場でもありという感じで、
色々なイメージに触れているような印象があるかな。
久美子は秀一が見たけど、麗奈は久美子が見る、みたいな。
1期4話では誰にも見られない、久美子も気づいていない孤独な叫びもあったよなとか、
色々なことを彷彿とさせられる感じ。
響け!ユーフォニアム 3話 を語る
響け!ユーフォニアム 8話 を語る
響け!ユーフォニアム 12話 を語る



麗奈の回想。
ピアノを弾いているときに友達といざこざが起こって、
っていうのは麗奈があまり周囲と関わろうとしない姿勢の1つみたいな感じなのかな。
回想シーンはBGMがピアノ伴奏の曲なのもあって凄く情緒的なシーンになっていたかな。



ピアノを弾いていた麗奈がなぜ吹奏楽?と思ったけど、
滝先生への憧れが吹奏楽へ向かわせたとも思える部分あるよなぁ、とか。
この辺は受け取り方の問題なのでどうでもいい話かも。



河でのやり取り。
麗奈もまた特別なやり取りを河で行っているというのが印象的ですね。
原作既読者として見ると滝先生から譜面を受け取っているというところで、
久美子とダブるところがあるかな。





1期8話で一部カット繋ぎ微妙だったけど、
こういう風に繋げるかと今回はちょっと目を引いたな。



渡り廊下。すなわち橋みたいなものか、など。
大吉山もそうだけど河も含め高所でのやり取りというか、
落ちずに見渡すイメージが大事なのかな、とか。



夕日から夜への変化はまた9話からの引用かな。
職員室でのやり取りを含め9話からのリフレインという部分なんでしょうかね。



写真立てはしまっておく。
なんというかこの構図が物悲しい感じで妙に目を引くかな。
麗奈の不調とは関係なくただ避けて置いてるだけというのは承知してるけど、
今は亡き妻のことを考えている場合じゃない、
でも隠してもその思いは出てきてしまう、
そんな風なことを描き出されているようで見てて辛いというか。
麗奈の視点っぽいのがまた切なさ炸裂みたいな。



こういうアクセントの付け方は9話引きずってるのかなとか邪推してしまう。



武本さんっぽい構図だけど背後への不安ではなく、
視線の先にそれがあるみたいな変化があるショットでいつもとはやや違ったニュアンスに。



麗奈の横がまた良いですね。
校舎の美術を含めこの辺は結構印象的だったかも。
麗奈の視線に合わせて久美子が視線を向けて、
麗奈に向き直るけど麗奈はまだ職員室に目を向けたままとか、
やや段取りめいたようなカット繋ぎがより読ませてくる感じで。



麗奈のことを気遣ってるのが香織先輩じゃなくて優子っていうのが目を引くかな。
元々いい人だったけど、香織じゃないんだよな、みたいな。
ここの優子の感じも結構好き。



今回のホルン隊。



麗奈と朝から。
久美子が自転車に乗ってるのが結構新鮮で。
麗奈が自転車通学してるのは以前やっていたのでその辺を思い出す感じ。
滝先生凄い人だから、みたいな。





お墓へ。
ここへ至る感じは朝という共通点もあって2期3話をチラッと思い出すかな。
響け!ユーフォニアム2 第三回 を語る
そういえば麗奈との視線のやり取りも3話辺りからやっていたんだよな、ことを思い出したり。

滝先生への思いを含めてのダムというイメージなのか、
滝のように出てくる水は滝先生のイメージなのかとかいろいろ考えてしまいますね





また河の上で。
麗奈の決意と河の流れに逆らうように吹かれるトランペットが印象的ですね。
流れに抗うというのが明確で。
朝日とともに変化していく光から、目指す場所っていうのを印象づけられもしますし。
髪への光の当て方がまた印象的だったな。
この前後は光の当て方で髪の色トレス線をいじっていたりしていて、
記号ではなくリアルな感じで反射を見せたいみたいな感じが伝わってきてグッときたな。



そして次の曲が始まるのです。
弾いていくカメラワークって麗奈のものみたいな印象があるな。
叫びもそうだし、1期ソロが決まったところ辺りもそうで。
大吉山では下方向へ引いていくけど今回は上方向へ。
麗奈らしさっていうのは1期3話で叫んだような形っていう意味合いもあるのかなと思えたり。

脚本:花田十輝
絵コンテ:藤田春香
演出:小川太一
作画監督:植野千世子
楽器作監:高橋博行

藤田さんコンテ小川演出。
今回は終盤ということで色んなイメージが錯綜していて気になるポイントが多かったかな。
植野さんの回の優子の感じ結構好きだなぁ。
やっぱ髪関係のところって植野さんも噛んでる感じなのかな。

さて残すところあと2話。
とりあえず今週中には感想書いときたいところ。

響け!ユーフォニアム2 第十回 を語る
2017.01.08 [Sun] 15:51



10話。
9話視聴からだいぶ間が空いたのでまあリハビリ半分に。
冒頭は9話の夏紀のシーンの再演のように思えたかな。
回想を含み、あすかのことを思う久美子の後ろ姿からの横顔なんかが特に。
電車に乗って電車の中でAパートを終えるけど、
回想を含め、久美子にとっての姉とあすかの対比でもあるのかな。
姉ちゃんはこうなった、ではあすかは?
久美子の思いを電車に乗せているような出だしなのでついそんなことを考えてしまうかな。
久美子にとっての姉とあすかの関係が明確に見える回だったので余計に。



葉月ちゃん。
指立てたりとか記号的だけどもそういうのを忘れない芝居が出てくる辺りちょっと反応してしまう。
もうちょい別な方向を模索してほしい気もするけど。
手前にものを置いてっていう構図も今回は度々気になる感じで、
直近の石立回をつい意識してしまう感じ。









料理というか鍋の対比。
かたや黒焦げかたや順調。
姉の失敗をそんな風に表現するかっていうのはやや過剰な気もしたし、
久美子がこのように明確に順調に進んでいるかというとどうなのか。
そういうことを考えてしまうかな。
傷だらけの鍋はこれからやり直す姉の人生、
ちょっとふきこぼれたけども順調に進んでいる久美子の鍋。



いなくなった姉。
姉がいなくなる前にリビングを見渡して両親との決別を意識していたように、
いなくなった姉を探す久美子の視点をダブらせているのが印象的ですね。
同じような視点で見せるからこそ、
姉の中の寂しさもわかってくるようで。
久美子が姉と対立していたことと、姉が両親と対立したことを追体験できる視点の1つでもあって、
その切なさにやられる感じがしたかな。



流れる景色と流れる思い出。
瞳に映るそれはまるで違う。





モブ姉妹可愛い。
久美子が姉との思い出を反芻して思いを馳せるのは、
やはり姉のことをわかってあげられていなかった後悔からでもあるのかな。
白く飛んだ背景の光が1期1話のラストを思い出すようでもあるかな。
久美子の中で良い思い出から、音楽を好きになったきっかけだったから、
そんな美しさを意識させながら、失ってしまったものに涙するという。

しかし久美子が果たして懇願すれば姉は勉強ではなく音楽をやっていたのか、
というのはわからない。
だからこそ余計にやるせないのかな、とも。



久美子も鏡とか持ち歩くのか、
しかし大きな壁掛けの鏡じゃなくコンパクト?と思ったけど、
鏡に目を近づけるより、コンパクトに近づけた方が楽だし絵になるかとか、
一気に女の子っぽさっていうのを感じてしまったな。





山村さんこういう大きくPANするのやるようになってきてるのかなとか。
前回はそうは思わなかったけど今回は壁抜き的な感じでちょっと小川さんっぽさを感じる。



しかも私は、希美の復帰に反対しちゃったしねー。
立場を表明しての否定。
打算的というか今までの流れを踏まえてくるあすかはやっぱ周囲をよく見てるという印象。



皆って誰?皆が本心を言っている保証はどこにあるの?
あすかの言葉は鋭くて久美子でなくてもそのその後の言葉に詰まっちゃうようで。



囚われの久美子。
この辺は1期12話からの引用かなという気がする。
何かをなそうと足掻く久美子はしかし相手の毒牙にかかる。



結局見守るだけだった。
ああエヴァっぽくなってきたーやめろエヴァやめろーってこの辺は思っちゃったな。
ただ久美子がみぞれの時に何も出来なかったのは事実で。
結局、成り行きで希美が手を差し伸べただけで。
久美子自身は何もなしていなかった。
そういうのを見抜いて打ち出してくる辺りあすか先輩はこのお話をよく読めているし、
文脈を読んでいるとも思える。







言い返す言葉を探す中で姉の言葉で火がつくっていうのがグッときますね。
光の当て方も変えて、久美子にとっての鍋を作ることを諦めないことを描くという形。
お話は吹奏楽部以外のところにも確かにある。
ユーフォは将来を見ないという印象があったけど、
自らの欲望を間違えないという形で未来を見る作品かなというのを意識しちゃうな。





先輩だってただの高校生なのに!
この一言でグラつかせるところが個人的にはグッとくるかな。
自分的にもう子供だとか大人だとかそういう切り口は飽き飽きしていて心底下らないと思うんだけど、
己がしていることがそういう強がりであるっていうのを突きつけるのが有効だというのが面白いというか。
なんというのかな、
あすかのような頭のいい人は自分の立ち位置や文脈を読んで立ち回ってみせるけども、
欲望を捨てなくてもいいということを伝えることで、
あすか自身がまだ高校生という立場であることを利用してもいいと肯定してるところがいいというか。
久美子が伝えたい事は違っているかもしれないけど、
高校生だから許されることだってある、高校生なんだからそれを使え。
そういう考え方があるように思わされるのが良いというか。
あすか自身が久美子の言葉に打たれてとかっていうのも美しいけども、
決定的な一撃は姉から受け取ったものだったように見えたので、
あすかがそれをどう受け止めるのか考えた時に、
そういう風に考えられるんじゃないかなとも思えるんですよね。



まあでも何より他人の言葉ではなく、久美子の気持ちを伝えているのがグッときますよね。
あすかに他人のことを論破されて、
最後に残った己自身をぶつけるっていうのはなし崩し的な気もするけど、
あすか自身もそれを待っていたかのような節もやり取りの中にあったので、
久美子がみぞれのときと違って最後まで踏み込んだという点でもグッと来るところだったかな。
原作でも久美子って何もしていない気がしていたのでこうやって描かれたのが個人的には嬉しかった。

今思うと9話の香織のシーンって香織が母親的な感じだったので、
久美子みたいに叱るのが父親的でそれで傾いたとも言えるのか?
それはまあどうでもいい話かもだけど。



嬉しさを噛みしめるあすか。
こういう姿が新鮮だったな。
足を震わすだとかそういうところを拾ってくるのが新鮮だったな。
久美子も意地悪なところをついてくるようでまた良いかなと。
これもまた一つの告白ですよね。愛の告白かはわからないけど。



個人的に物語があすかのような打算的なポイントを用意してる点がまた気になる。
久美子の言葉だけではなく、あすか自身の成績もあったから復帰できたというの、
あすかが盾にした保証を掲げてきているようで、言い訳を用意してきているようで、
久美子が結局何もしていないように遠回しに言われているようでもあるのが気になるというか。
あすかは実は順位を見て復帰するかどうかを決めてましたとかも言えちゃうわけで。
久美子の説得以外の納得材料を用意したんでしょうが正直裏目に出てくるところでもあるように思えてくる。
まあこの辺は受け取る側の裁量に任せるというところでもあるんでしょうが。
ただ綺麗ではないなと。



姉とのことを気にする秀一。
久美子の弱ってる部分を支える相手として触れられているので、
もう少し描写がほしい気がしますがうーむ。



あすか復帰に対しての夏紀の表情が良くてグッと来るな。
1期でコンクールメンバーから漏れたところからブレてないところに、
確かな信頼を寄せてしまいますね。
夏紀先輩ホントかっこいい。



そして次の曲が始まるのです。
楽器が並ぶっていうのは4話的な感じがするかな。
みぞれと希美に対して久美子とあすかという対比でもあるのか。
みぞれたちのときは行き違いが原因で特にこれといった成長や変化っていう要因はなかったけど、
今回は久美子自身が姉から受け取ったものを伝えてるところがやっぱ良かったかな。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:山村卓也
作画監督:池田和美
楽器作監:橋博行

山村回。
以前の山村さんの回と前回の石立回なんかをちょっと意識してしまう感じだったな。
前の山村回はあすかの音を聴いたところで幕引きだったけど、
その音からの物語をきちんと引っ張った形で良かったかなぁと。
次回作も楽しみですね。

アニメ雑記 2017/1/7 を語る
2017.01.07 [Sat] 01:36

●傷物語〈V冷血篇〉
明けましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願い致します。
というわけで新年一発目。
傷物語は1作目の公開が昨年の1月8日だったので1年で1作を描ききった形でしょうか。
1作目を見たのがかなり昔のように思えるので時間の流れた方とは不思議なものです。
というわけで以下ネタバレ感想。


今回はOPも無く唐突に本編が始まったので導入としては熱血篇に近い続きモノの感じ。
阿良々木と忍野のやり取りは今後の話の伏線っぽさマシマシですが、
雨というのが円状ではなく窓を伝う波として描かれていたのが少し気になったかな。

日本国旗や白い建物を背景に赤い傘を差す羽川、
体が戻ったと白い羽毛の上ではしゃぐキスショットなど、
白いものの上にある赤、イコール日本国旗というイメージの連続が続くのがやっぱ気になるところで。
キスショットがドレスを着て座っていると正しく赤い円になっていたり。
今までもそういうイメージはあったけど、今回は国旗の存在をより全面に出していて、
その存在感がより際立っている印象。

キスショットと笑い合う阿良々木のシーンは多くのスポットライトが続き、
ヘリのような空撮の音が包囲網を作るようになっており、2人の状態を監視しているような印象と、
その繋がりを印象づける意味合いがあって、建物そのものが国、
日本の中にある他国家としての日本、吸血鬼と人間の隔たりをより読ませられるシーンだったなと。
ベタですが、2人の間にものを配置しての分断の絵(しかしシンメトリーではない)を入れて、
その2人の繋がりが永久ではないことを描いてる点からもそうかな。

人喰いシーンの坊主はちょっと笑ってしまった。
骨と血のイメージもある意味日本国旗か?とか思ってしまう。
発狂する阿良々木が見る天井の十字架が、
最後は忍野メメの持つ正しくそのままの意味の十字架に繋がるイメージなのかな。
助けを求めた相手の羽川が天井からの光を浴びて希望の象徴となったり、
しかし2人を繋ぐ光は懐中電灯でキスショットのときのような派手さは無いよなとか、
そういう光の数や大小の作るイメージの変容が気になるところでもあったかな。
円、というのが今までに比べてグッと意味を増した記号になってきていると思える。
あと羽川が赤いゴム状のところを走って抜けていく辺りは化物語のOPの延長という感じでしたが、
そこまで頑なに白い床と赤い何かに拘るのはなぜだろうなとちょっと頭を捻らされる。

羽川のおっぱいシーンは普通に笑えて楽しかったです。
後半のバトルも結構笑えたので割と楽しい作品だったのですが、
周りで笑ってるのが自分だけだったので空気読めてなかったかなーとか。
そういえば学習塾跡(だっけ?)にキスショットが降りるとこの爆発は久々に友岡さんのエフェクト見たなって気がしたけど、どうなんだろう。

タイトルのバックで炎が出て日のイメージかなーと思ったら、
競技場での聖火のイメージで炎の変容も面白いなと思えたり。
競技場が円で阿良々木たちのバトルによって円ができたり、
国旗のイメージが国内での内戦を意識させられたり、
競技場の国旗がある側とない側をシンメトリーちっくに印象づけることで、
日のある国と夜の国という分断のイメージを作ったりと、
カットごとにある意味合いを拾っていくのが楽しかったかな。
登場人物が4人なので国旗は4つ、同じ世界にいながら4つの旗を持つ、
という意味合いを含め、それぞれ同じでもその旗が違う意味持つことに触れていて、
キャラクターたちの違いを同じもので描かれるのが新鮮な気がしたかな、とか。
忍野が提案した全員が不幸になることの意味合いも含め。
不幸は同じでも不幸の持つ意味はそれぞれ違う。

日の出をバックにした聖火を忍野の登場の合間で挟んだりして、
忍野がまるで希望の存在のように描かれながら、
阿良々木の罪をよりえぐる存在、十字架を背負わす役柄として描かれ、
アクセサリーとして十字架を持つ意味を印象づけられたのがまた気になるところかな。
吸血鬼は十字架に弱いっていうのを阿良々木を通してこのように触れるか、
っていう意味でも気になるというか。
あと最後に出てくる赤い椅子はそれぞれのキャラクターの立ち位置であり、
それぞれが持つ円の意味、縁の形、なのかなとか思えたり。

個人的に見ていて全体的にこれで終わらせる、
っていう意味合いから作られているような描かれ方をされている気がして、
それが何となく見ていて寂しい気がしたかな。
終わらせなければ意味ないと思う反面、形にしなくてもいいんじゃないかなと思えたというか。
まあ自分の勝手な感想ですが。

数年がかりの作品が無事完結を迎えたというのが何より良かったと思います。
また何年も待たされるよりはずっと良かったなと。
作品が作られて完結するということがどれだけ大事なことかというのを改めて感じたかな。
尾石さんの作品はまだまだ見たいので今後どのような作品を手がけるのか楽しみです。

響け!ユーフォニアム2 第九回 を語る
2016.12.01 [Thu] 22:37







一旦ロングで見せて徐々に久美子に寄る。
あすか先輩がいつからこの自体を予期していたのか、
というのに対する久美子のやるせなさですよね。
今回は久美子の後ろ姿や手を握るという動作、
窓越しのショットなどこの話数で度々見る絵っていうのがここで結構でてる。
久美子の中で湧き上がる感情っていうのが大事なのかなー、とか。



足を見せたりとかで反応を見せるっていうのは山田作品かつ最近の京アニの常套手段ですが、
1人だけうつむいているっていうのをある程度の引きの絵で見せるっていうのが新鮮だったな。
首から下の芝居を見せるっていうだけでなくて、1人だけうつむくという、
周囲の反応から1人浮いた状態で、あすかの問題というのが久美子の問題であることを強調してる感。



どうして久美子がそんな顔してるの?
このセリフの作る距離感が面白いかな、と。
久美子のあすかとのやり取りの回想が徐々に過去に遡っていってるのと、
そこから麗奈の視点で久美子を見るようなショットからこのセリフっていうのがいいなと。
悔しい、なぜかはわからない、という久美子の返答と合わせ印象的なシーンだったかな。
正直この話数はここまででお腹いっぱいになるくらいでした。
目線のようなPANの動きや回想からの戻ってくるカット割りが印象深くてもう凄いなと。
徐々に焦点が合ってくるっていうのは久美子が現在へと戻ってくるような効果ですが、
それが麗奈の視点になっていくような意味付けのカット割りになっていて、
麗奈から見るあすかの見づらさっていうのに繋がっていて、
この場での麗奈との距離感を作ってるのが面白いなぁと。
今回はオーバーラップやピン送りなどがキマっててまた凄い回がきたなという感が凄かったです。
劇場版艦これはその点が不満だったので余計に際立って見えてしまいました。
どうでもいい話でした。



度々出て来る赤信号。
久美子の住むマンションを見せるときは建物全体を見せる機会が多かったので、
信号とマンションという寄った絵でもわかるだろうというシリーズの絵を信じる形と、
6話の河浪回の韻踏み的な意味合いを感じるかなと。
最初はあすかがいないことでの久美子の戸惑いを含めた意味合いで信号、
帰ってきたところでピン送りでマンションへっていう流れがまた引っかかるかなと。
見せる背景の切り替えをこう大胆に見せるのかっていうのも合わせて新鮮だったな。

ここで姉がいなくなっているのも気になるところで。
姉のようにあすかもいなくなってしまうかもしれない。
CDを返してきた姉はどこにいったのか、どこにもいない。
久美子の中で姉とあすかがダブるような不安感をここではやっているのかなという感。



表情を見せない俯瞰。
ここの一連は久美子の視線以外表情を扱っていないので、
絵のインパクトと接写でなるべく他のキャラクターを見せないようにしているのかなという感。
他のみんなより、今は久美子に集中したいっていうところなんでしょうかね。
しかし石立さんも妙な俯瞰の使い方しますねえ。
楽譜の対比でもあるんでしょうけども。





小物類接写で見せたりとか。
電気のイメージからスピーカーへ。
練習のときに使ってるのかな。
この辺は各楽器の練習の何かなんだろうなと思うほかないけど、
こういう連想ゲームで引っ張る感じが面白いですね。
絵がかっこいいっていうのもありますし。



学内にある像を今までとは別の角度で。
ロングの絵からポン寄りで見せるっていうのは今回多いですよね。
他の視点から見せるっていうのも新鮮だったかな。
今回は練習風景の道具を含め、改めて見る/見せる絵っていうのがどれも新鮮でしたね。



あれ、そういえば冬服になってるじゃん、
っていう意味合いでの音楽室のシーンだったのかもしれない。
コメディ色のある夏紀とのやり取りが面白いですね。
香織先輩が浮かび上がってくるのも今作でやってるイメージ像を上手く使ってる感。



個人的にこの話数で一番気になるシーン。
ここで夏紀が久美子の方に体向けるところで手を握るような芝居を一瞬するけど、
向き合った瞬間にはもう手を開いてる。
冒頭の久美子が印象的というか、手を握ることで感情の流れ、
感情を表すことをアニメではよく演出でやっているけども、
ここではそれをやりそうでやらなかったが故の引っ掛かりがあるんですよね。
どうしてこのアングルで見せるのかって考えたときに、その辺を意識してしまうせいでしょうか。



虚構の絵。
高雄統子さんかと一瞬思ったり。
涼宮ハルヒの溜息 U を語る



この部にとって一番いいのは、あすか先輩が吹くことなんだから。
という夏紀を前にしてこの絵が出てくるのもなかなか。
京アニの会話のやり取りとして後頭部越しみたいなやり取りが結構あって。
だからその後頭部で見せるっていうのが逆に新鮮だったな、と。

今までの話から夏紀先輩は本心で言っていると思う部分があるのに、
どうして手の反応だとか虚構性を匂わす絵が出てくるのかな、
と不思議な部分があったんですが、
このシーンの一連って久美子がそういう風に思っているからなのかなと思える絵でもあり。

表情を見せない絵っていうのが夏紀の本心を掴みきれないこと、
相手に本番を譲るような精神に対する憤りであるようにも思えてもくるかな。



そういう風に久美子の様々な感情の渦を匂わす中で見せる夏紀の表情が真っ直ぐで響くなと。
ひびけ!ユーフォニアムというサブタイでメインタイトルを最終話ではなくここにもってくるかと、
本当に驚かされましたが、それは同じユーフォニアム奏者である夏紀の話としてもあったのかなと、
そんな風に思えるやり取りだったのかもなと。
しかし、こういう後頭部越しのやり取りってやっぱ多いですよね。



本心だよ、というところで久美子に戻ってくる。
カーテンを掴んだのは夏紀の中の悔しさを代行したかったのかもしれない。
夏紀のいう久美子らしさというのは音楽への向き合い方にあるのかもとか。
事情があるとは言え、出れるのに出ない、という形をあすか先輩も持っているので、
夏紀とあすかはそういう風な状態になってしまうことに憤る久美子に信頼を寄せているのかなとか。





こういう光での時間経過の演出は山村回でもやられてましたな。



電気を消す。
節電のショットと対にするような意図なのかな。
同じように電気のスイッチを見せて韻を踏むようなところが楽しいというか。
日常の一場面としても新鮮かなと。
シーンとしても切り替えの部分になるので今度は麗奈のシーンへ、
という意味でのスイッチだったのかもなとも思えたり。
ちゃんと教室出たら電気消すよ、節電だよっていう意味合いも含めて楽しいかな、と。



この一連の久美子を語る麗奈が妖美な感じでいいですね。
髪をなびかせて画面外へ出て、後ずさりしつつ見せる目、
久美子の真似をする麗奈の表情のすねた感じがいいなと。





ギュッと掴めて、その皮剥がしてやるって。
ここの縦PANも躍動感あっていいですね。
麗奈の久美子を落とすぞっていう気合の入ったような力強さと近さがあっていいなと。
1期5話の黄前さんらしいね、と言う表情や1期8話を思い出しちゃうかな。
改めて麗奈が見る久美子っていうのを描き出していてグッと来る感じ。



麗奈が写真を見つけるのはアニメオリジナルになるのかな。
滝先生を前にした麗奈の反応が可愛くてよかったですね。
手が触れてつま先を思わず上げちゃったりとか、
久美子が大丈夫かなという反応をするレベルなのが面白いというか。



2人で2つの吊革を見る。
2人が見る2つっていうものの違いも見て取れて面白かったかな。



虚像の中の分断。
2人で見上げているものの違いを意識させてくれる部分ですが、
ちょっと大げさな気もするような?誤読かな。





香織先輩登場。
やはり冬服の方が可愛くて好きですね。
あすかを呼び止める声もまた普段と違った感じで印象的。
ここでも分断的な絵が出てきますが、ここはそのままの意図なのかな。



ウインクも可愛らしい。







あすかの靴紐を結ぶ香織先輩という中でこういう絵が出てくるのも驚きで。
一体あすか先輩の中に何が渦巻いているのか、
これも久美子が見た中でのイメージの絵なのかとかいろいろ考えてしまいますね。
あすかがしきりに香織は可愛い、香織に誕生日にもらったなど、
香織先輩を意識させることを言うので一体そこに何があるのかと構えてしまいます。

カメラが回っていって囚われの絵っぽくなっていくのは、
まどマギ叛逆のマミさんのシーンを思い出すかな。今が一番いいという。
どうでもいい話でした。



広い屋敷であるっていうのを密着マルチで見せるのがやや新鮮な気がしたな。







接写やら俯瞰やら。
あすかの目線を切って狙いを呼び込んでる風に見せたりとか、
こういうレイアウトで見せるのかと思わされたり。
机での厳しめのレイアウトとか見ると石立回だなぁという風に見てしまいます。
フルメタルパニックTSRから涼宮ハルヒへ 〜京アニはエヴァを越えて〜  電源を入れてください〜都市ノォト〜
窓越しのショットとか意識しちゃうんですよね。



俯瞰での芝居。
妙に新鮮に映りますね。



こういうふすま越しのショットなんかも石立さんっぽいかな。
涼宮ハルヒの溜息 X(少し追記) を語る
なんというか今までの石立回で見られた絵をより精度をまして見せられてる感じがあって、
見てて心が踊りますね。
どれも絵がキマっててカッコいいですし、グッときますし。
監督作を除く演出回だと石立さんの新たな代表的な回と言っても差し支えないんじゃないかと思えるほど。
表情をあまり見せない声と動作の芝居が楽しいです。

これでアクションがあればなとも思いますが、
そういえば今回って楽器をあまり描いてないですね。
最後の演奏くらいでしょうか。
練習シーンを接写で乗り切ったのはユーフォニアム強調と楽器を描かない工夫でもあったのかな。
原画の面々も普段より少ないですし色々考えられるところも面白いですね。
それにしては気合入った回のように思える不思議。





冷蔵庫の中から室内を見せたりとか真俯瞰とか目を引くレイアウトが多いですね。
やり取りの中で後頭部越しのやり取りもまた出てきますけど、
それが表情を見せるちょっとした溜めを作るようになっていたり一つ一つの描写が新鮮なのがいいですね。
元父親発言で久美子が固まったりするギャグっぽいところも。
あすか先輩の冬服セーラーカラーのシワだとか、髪だとか、どれもが魅力的でGOODだなぁと。

母親を語るあすかに、嫌いなんですよねお母さんのこと、っていう辺りがいつもの久美子、なのかな。









回っていく。
あすかの告白から事実がねじれていく、受け取り方が変わってくるシーンの前ということで、
そのねじれをこの辺で見せているのかなという感。
フルメタTSR2話のヤマカン回で逆さになるショットとかあったけど、
あれとはまた別系統のニュアンスかな。



私、あすか先輩のユーフォが好きです!
久美子がここまではっきり相手にものを伝えるの、意外だったな。
姉とのイザコザがあったから、はっきりと伝えないといけないと思ったのかもしれない。
諦めて勉強に向かっていくあすかに自分の気持ちを伝えてるのはやっぱグッと来るところで。
原作だとスルーと流れるようなやり取りだったので、それを含めて意外だったかな、と。





目の中のハイライト回しってよく見ますけど、
光の加減で瞳の色が変わるっていうのがまた新鮮で。
ハイライト回しと合わせて印象的ですよね。
ユーフォを否定して欲しいっていう諦めさせて欲しいともいうべき言葉で、
久美子の反応を期待するように変化していくあすかが印象的ですね。
久美子のショットに切り替わったときにも光の変化をつけていて、
印象的な夕暮れ時のシーンになったんじゃないかなと思います。
この辺は演出さんのアイディアなのかな?
撮影で光の変化とかアドリブでやってそうな気もするので、
どうやって出てきたのかちょっと気になります。
今までにもあったのかな?







オーバーラップで久美子の笑顔から河へ。
そこからオーバーラップで風景を見せていくのが情緒的でグッとくるシーンでした。
なかなかこういうの見られないような気がして新鮮だったな。
夜に差し掛かる微妙な明るさが特別な時間を、演奏の煌めきを彩るようでまたグッときますね。











そして、次の曲が始まるのです。
OPと同じ場所なのかな。
以前ここ久美子と麗奈かなみたいなOP感想きましたけど久美子とあすかでしたね。
あすかの表情やユーフォニアムが響く風景が綺麗で非常に印象的でした。
1期8話を彷彿とさせられるところも、
久美子にとってあすかとの特別な時間を印象づけているようで好きですね。

子供の頃あすか先輩に届いていた手紙。
父への思いが今後どのように触れられていくのか楽しみです。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:石立太一
作画監督:高瀬亜貴子
楽器作監:橋博行


来週からは更新が不定期というか、
もしかしたら来年まで更新できないかもしれないのが個人的に残念。
ユーフォやってる時期は出張が重なる運命なのかと思いたくなるところ。
最後まで楽しんで見たいですし、感想も書きたいところです。

劇場版 艦これ を語る
2016.11.29 [Tue] 22:27

見てきました。
TVシリーズは8話の大和の回とかが印象的で、
あの辺の引用から話が膨らむのかなーとか思いましたが、
予想以上に踏み込んだ作品になっていてビックリしました。

以下ネタバレ感想。


まず冒頭で吹雪が沈んで、あー吹雪轟沈しちゃうのかなーと思ったらそれはミスリードだったようで。
PVで使われていた深海棲艦側の視点が実は加賀さんのものだったとか、
吹雪が轟沈して敵側に回って睦月たちと戦うのかなと思っていただけにちょっと意表を突かれた感じ。
まあヲ級の視点に駆逐艦吹雪がなるか?とも思っていたので、
実は加賀さんは元深海棲艦というのはキャラ付けとしてもしっくり来るポイントだったのかもなと思えたり。
瑞鶴加賀の組み合わせも相変わらずでこの辺はTV版から変わらずかなと。

個人的にまずグッときたのが最初の三川艦隊の戦闘。
吹雪の次に出てくる艦娘が加古改二っていうのがまずビックリだし、
古鷹、衣笠、青葉、天龍ぞくぞくと艦娘がでてきて満を持して登場するのが鳥海という意外性。
PVでも出番が多かったですが、
まさに出だしの顔役として迫力のある艦隊戦を見せてくれてホントにビックリ。
今回は妖精が艤装を動かしているのを見せたり、艤装をナメで見せたりして、
玩具っぽくなってしまう艤装をそれっぽい描写で見せていてカッコよかったですね。
夜戦での照明弾、探照灯が活躍するのもカッコよく、
中破を演出するのにも一役買うなど夜戦装備の魅力の光る戦闘でした。
天龍が剣を構えていく姿には思わずニヤニヤしてしまいましたし。
この最初の戦闘だけでも劇場版で艦これをやる意義はあったかなと思えたシーンでした。

TV版で轟沈した如月の帰還から話が動いていきますが、
帰ってきた如月を待つところで鎖でつながれた艤装が置いてあるのを見て、
狙いすぎぃ!と思っちゃったかな。
艦隊これくしょん -艦これ- 1話 を語る
艤装と深海棲艦はグルなのでは?という疑問があったので、
深海棲艦であったかもしれない如月とその如月を待つ艤装たちっていうのは、
逃げ場の無さのようにも見えてくるようだな、と。

如月の帰還に合わせて謎の声が響き、吹雪がなぜかその声に答えているとか、
実は吹雪も深海棲艦だったのでは、疑問が出てくるのもまたビックリで。
あーそういう踏み込み方をしていくのかと流石に驚きましたね。
深海棲艦=艦娘は公然の秘密みたいなものだったので特に。
あーアッサリそこに入っていくのかと思わされました。

赤い海の広がりと周囲の生命の死滅、艤装が徐々に崩壊していくなど、
ゲームに出てくる赤い海は何なのか、っていうのを扱ってもいましたけど、
今回は見てて素直に血なのかなと思えたかな。
艤装の崩壊は鉄の崩壊、即ち鉄分の崩壊なので、
艦娘を艦娘足らしめている艤装の果てが赤い海という形なのかなと思えたり。
終盤の軍艦たちの崩壊を見てもそういうイメージはあったのかなーとか。
アイアンボトムサウンドが舞台なのも鉄底海峡という名前からかもなとも思えたり。

如月が徐々に深海棲艦に変化していくのは最初はやや違和感がありましたが
(てっきり深海棲艦を倒したから戻ってこれたと思っていたので)、
徐々に変わっていく己の姿に発狂していく姿は胸を打つ感じだったなと。
如月の表情は他の艦娘たちに比べ生っぽく、
影を多めに落としながらディテールを印象づけていたのでその悲惨な状況がダイレクトにくる感じで、
見ていてちょっと辛いところがありましたね。
角が生えてきたりとか、お前はどんな深海棲艦になるんだと思ったりも。
てっきりラストは如月とのバトルかと思いきや、それも違っていてこれまたビックリ。

終盤、謎の声の発生箇所に吹雪を送り込む作戦は色んな艦の混合チームで楽しかったですね。
みんな改二まで育っていてTVシリーズとはまた一味違った感じだったのが新鮮でした。
比叡が帰還やってるのとか、霧島比叡のやり取りとかあまりイメージしていないところをやってくれたり。
暁がいつも六駆でまとめられてるのをバラけさせてテンプレ的なやり取りを入れなかったり、
かと思えば夜戦忍者に夜戦夜戦連呼させてそこはそう行くんだと思わせて、
終盤ピンチのときにまた一味違った夜戦セリフがあったりとかなり練られた構成だったのが良かったですね。
お約束とその崩しがバランス良く面白かったです。

最後のピンチで助けに入るのが深海棲艦 如月だったのも驚きで。
髪の色違うし水無月登場かと思ったら如月でビックリ。
如月オルタか、とか反射で思ってしまったり。ゲームで実装するのかしら?
それはともかく如月の登場がまた印象的で。
実線の煙の輪郭や炎の壁が立ち上がるアニメ的な演出、
水上を駆ける姿を見てコレ完全にボトムズだぜって思ったら吉田徹さんもコンテを切られていたみたいで。
もしかしてこのシーン担当されていたのかなとやや気になる感じに。違うかもだけど。

吹雪の辿り着いたところにいた声の主は己だったっていうのもちょっと意外で。
海底に沈んだ肉体(鉄、つまりは血)の恨みが深海棲艦なのかと思わされた感じに。
精神は艦娘に、肉体は深海棲艦に、みたいな。
まあ善と悪ではないけど、そういう風に分裂してしまった吹雪の戦いになるわけですが、
その己を前にして己が希望になると吹雪はしましたが、その流れが掴めなかったかな。
深海棲艦になっても戻れるかもしれないという希望、
分裂した己に希望はあるのかなど。
崩壊していく過去に海に沈んだ軍艦たちのセリフ?
が聴き取れなかったのでそこで集中力が切れたっていうのもあるけど。

如月が光になって消えていくのも結構思い切った描写かなと。
転生の見せ方としては監督繋がりでリリカルなのはA'sを思い出す感じかもなと。
深海に行くのではなく、一度消滅してまたやり直すという。
加賀さんや吹雪がどうやって深海棲艦から戻ってきたのかはわからないけど、
これはその一環になるのか如月だけが特別なのか、そこが気になったかな。

ただ如月の中にあった記憶には睦月の存在しか無いっぽく
(司令部に挨拶してたけど長門たちのことは覚えていたのか流れに乗っただけなのか)、
どれだけ2人とも仲いいんだとか、
その2人だけの世界の危うさに艦娘全体の運命を描いているのもやや気になるところで。
なぜ睦月と如月だけに絞ったのかと。
そこがTVの負の遺産の精算のためとしか思えないところがやや気に入らない感じかな。

帰ってきた吹雪が艤装を脱ぎ捨てていくのは海という場からの開放、なのかな。
深海棲艦と艦娘吹雪の艤装と、吹雪という駆逐艦の大本は2つに別れていたので、
その片割れである艦娘吹雪が艤装を脱ぎ捨てるっていうのは、
艤装の呪いからの開放も意味してるのかなと思えたり。
つまりは深海棲艦と艦娘の永遠の戦いからの開放、
それは陸に上がることっていうのをやられてる気がするんですよね。

この辺のイメージはストライクウィッチーズ2からの引用なのかなぁ。
戦いを捨てるという意味合いというか。
陸海空、ガルパン艦これストウィ、どれも海から陸へ、みたいな絵面が印象的ですが、
映画ガルパンのラストショットの情感は戦いを捨てるという意味合いはなくて、
ガルパンだけがなんか特別好戦的な気がしてくる不思議。

今作は劇場作品らしく冒頭から色々な艦娘が登場したのも嬉しかったですね。
あと終わらない戦いをどう終わらせるのか→誰も轟沈させない、
っていうのはブラウザ版艦これの根幹にあるものだったので、
それを描いてくれたのは本当に良かったと思います。

提督は最後まで戻ってきませんでしたねとか、
吹雪が元深海棲艦みたいになってるけどTV版でそんな匂わせあったっけとか、
色々気になるところもあり。
ぶっちゃけ2回め見に行って色々再度見てみないことにはまだよくわかってない感じかなと。
TV版よりはだいぶユーザーに寄った作品になった作品になっているのは間違い無いので、
そういう部分も楽しんでおきたいところです。

響け!ユーフォニアム2 第八回 を語る
2016.11.24 [Thu] 20:32





回想。
姉の演奏会に幼い久美子が行ってって導入でしたが、
最初は止め絵でBGMも鳴らしてたので、
今回は演奏も特に動かさずに久美子のその時のイメージで見せるのかな、
と思ったんですが、
指揮と姉のトロンボーンから一気に曲が始まって驚かされました。
久美子が受けたインパクトはこういうものっていうのと、
演奏自体を驚かせよう、カッコよく見せようっていうのがキマっていて凄く良かったなと。



現在。そして家族会議。
話を聞きつつもスマホをいじりながらでその場へは加わらずの久美子。
鎧塚先輩の音ゲーもそうですが割りとスマホのもつ特性を活かした10代の描写かなと思えたり。
トロンボーンも辞めたくなかった!で手が止まるとか。



今回って割りと本がよく出てくる印象があるかな。
久美子が幼いときに受け取った初心者向けのユーフォの本、
勉強を始めるにあたって姉が手にしていた教科書、
冒頭で久美子が持っていた絵本、そしてこのパンフレット。
教科書関係はこれから音楽を始める久美子と、
勉強を始める姉がある種の同一のラインにいることを意識させられるけど
(姉ちゃんはあまり勉強が得意じゃなかったのかな?)、
久美子の絵本とこのパンフレット類は何かなとちょっと引っかかる。
親を説得するための材料だけどもそれに至るほどの強度を持つものではない、
でも久美子が姉が本気だと思っていることを告げたところでまたパンフを映すと。
姉の説得とは全く繋がってこないものを同ポで見せる違和感かもしれない。
そこに何があるのか、なぜ美容師なのか、それは描かれないけども、そこにある。
どこか空虚だけどもそこには伝わってこない姉の美容師への思いがあるのかなと思えてきてしまう。
こういうふわふわした描写っていうのが今作では新鮮に感じたかな。



マンション出入り口。
今回はあらかじめ使う場所や物を描いて布石を打ち後半回収みたいなところがあって、
それが結構型にハマっていて安定感を感じさせてくれたなと。
普段とは違う日常感もあって新鮮ですね。



秀一とのやりとり。
秀一と2人きりで話すのって水場でのやり取りが多いように思えるかな。
1期で河での描写が多かったせいかもしれない。
水筒に水を入れる久美子と蛇口から水を飲む秀一との対比が男女感あってちょっと新鮮だったな。
男の子なんだよって描写に何処か安心させられるというか。
京アニの描く男子ってどこか女子っぽいところあるので。



あんまりしつこいと、その口縫っちゃうよ。
姉と同じような言葉。こういう韻踏みが印象的な回でしたね。
何度もあすかに辞めないですよね?と問う久美子の心情とは裏腹なセリフになるんでしょうが、
そこで家に招き入れるあすかはまた姉とはちょっと違った感じですね。







葵ちゃん再登場。
揉め事抱える人は愚かな人。
葵ちゃんは自分が愚かなように思えてるのか、
そう思われているんだろうと考えているのか。
それにそんなことないでしょ?と返す久美子。
今回はセリフで語るところも絵で語るところも明確な落とし所というか、
方向性を示していないように思えるかな。
それぞれの心の問題として描かれるのでその心情をどう読むかは明確にはしていない印象。
飛ぶ鳥は自由に見えて実は不自由みたいな例えなんですかね。
Aパート終了で三羽ともいなくなっているのも引っかかりポイントかな。
結局、人は見たいようにしか見ないし同じ場所にいることもないということなのか。
まあそれもまた自分が勝手に読んでるだけのどうでもいい話ですが。



部屋にいるんじゃない?
ここも結構引っかかるようなポイントですよね。
部屋に実際にいるのに気にかけてないような言い方をする母と。
こういう母だからああいう姉になった、みたいな読み方も出来そうなポイントだけども、
それははっきりとはわからない。
なぜ姉が勉強しだしたかが明確にわからないように。
これは原作からして広げられてない話だからかもしれないけど、
こういう話の広げ方をしているのが新鮮に感じられたかなと。
結局、久美子がどうするかに話が振られてる感じというか。



横になる。
ダッチアングルで久美子の意識が何か気がかりを残してるように描いてるのが目を引くなと。
ユーフォルビア越しにその奥のCDを見つめたりと、
久美子の意識への関心の向け方が良いかなと。
これ全部北之原さんのコンテなのかはちょっとわからないけど(監督や山田さんが見てるかもしれないし)、
1期で気にかけてたユーフォルビアのその奥にあるっていうのが、
久美子の奥のより深いところにあるものを見せてきているようで非常に新鮮に感じられたなと。



スマホ使い麗奈。
麗奈も暇な時はスマホをイジるのかと思わず思ってしまうけどそこに等身大のリアル感があるのかなと。
しかし何を見てたんだろう?LINEかな?



電気がついて明るくなって眩しい、みたいな反応してる久美子が新鮮。









これもまたあやふやなところですよね。
一見して聴き入ってる麗奈を見る久美子から聴き入ってる久美子を見る麗奈へ、
という感じに見えますが麗奈がどの段階で目を開けていたかわからないわけで。
もしかしたらどこかで目線があっていて、逆に久美子が目をつむったのかもしれない。
それは本人たちにしかわからない。
同じ曲を聴いて、聴き入ってる姿を見て、いいねって言える関係をどう見るのかというか。
そういうのがあるのが非常にグッと来るところかなぁ、と。



うるさい!
久美子マジでそれを言っちゃう?というところでもあったかな。
前回のあすか母の存在や行き場のない姉の心情の吐露を聞いて、
まだ姉を攻めるのかと、久美子もいつかのフルート先輩みたいに全然わかってない、
というのがポイントかもなと。
そして姉も妹の気持ちを全然わかってないっていうディスコミュニケーションっぷり。
わけわかんないよね。



冷えるよ。
この上着を久美子にかけてあげるのも丁寧だなと思えたし、
姉との関係を冷やさないようにっていう麗奈の思いもあるようなところでグッときたな。
麗奈とのやり取りは今回は非常に光っていた気がします。





今回の麗奈の描写、好きですね。
姉と鉢合わせにならないように入口横で待ちながら、
秀一の口から久美子の恐らくは知らない一面を聞く麗奈が。
幼馴染として久美子と過ごしてきた秀一が、
本人たち同士で解決できない問題に橋渡しをするっていうのでも結構グッときますが、
久美子の問題を解決できず(隠れちゃったし?)、姉に憧れて吹奏楽を始めたことを知ってしまう、
そんな麗奈の心情をより引き出すようにカメラが寄っているのが印象的だったなと。
表情が変わらないからこそ読んでしまう部分もあって。
麗奈も久美子と同じく背負ってしまうようなシーンでもあるように思えますが、
果たして麗奈は久美子の問題を背負えるのだろうか。
そういう問も浮かび上がってくるようなシーンかなとも思えたり。
まあそれはどうでもいい話かもですが。

あと逆に言うと秀一は姉の話をしたときに久美子のことを背負っていたわけですよね。
そこに痺れる感じかな、と。



ベンチで。
秀一とのやり取りがなんか懐かしくなってくる場所かなとも。
今回は水の描写が綺麗なのが良かったですね。
不可逆な時の流れを意識させられつつ情感のある綺麗なシーンだったかなと。



そして次の曲が始まるのです。
そういえば今回は今回のホルン隊みたいなのが無かったな。
秀一がだんだん目立ってきてくれて嬉しいので今後の活躍にも期待したいところです。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:北之原孝將
演出補佐:澤真平
作画監督:角田有希
楽器作監:橋博行

北之原回。
個人的には氷菓の演出回に匹敵するな回だったかなと。
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