響け!ユーフォニアム2 第九回 を語る
2016.12.01 [Thu] 22:37







一旦ロングで見せて徐々に久美子に寄る。
あすか先輩がいつからこの自体を予期していたのか、
というのに対する久美子のやるせなさですよね。
今回は久美子の後ろ姿や手を握るという動作、
窓越しのショットなどこの話数で度々見る絵っていうのがここで結構でてる。
久美子の中で湧き上がる感情っていうのが大事なのかなー、とか。



足を見せたりとかで反応を見せるっていうのは山田作品かつ最近の京アニの常套手段ですが、
1人だけうつむいているっていうのをある程度の引きの絵で見せるっていうのが新鮮だったな。
首から下の芝居を見せるっていうだけでなくて、1人だけうつむくという、
周囲の反応から1人浮いた状態で、あすかの問題というのが久美子の問題であることを強調してる感。



どうして久美子がそんな顔してるの?
このセリフの作る距離感が面白いかな、と。
久美子のあすかとのやり取りの回想が徐々に過去に遡っていってるのと、
そこから麗奈の視点で久美子を見るようなショットからこのセリフっていうのがいいなと。
悔しい、なぜかはわからない、という久美子の返答と合わせ印象的なシーンだったかな。
正直この話数はここまででお腹いっぱいになるくらいでした。
目線のようなPANの動きや回想からの戻ってくるカット割りが印象深くてもう凄いなと。
徐々に焦点が合ってくるっていうのは久美子が現在へと戻ってくるような効果ですが、
それが麗奈の視点になっていくような意味付けのカット割りになっていて、
麗奈から見るあすかの見づらさっていうのに繋がっていて、
この場での麗奈との距離感を作ってるのが面白いなぁと。
今回はオーバーラップやピン送りなどがキマっててまた凄い回がきたなという感が凄かったです。
劇場版艦これはその点が不満だったので余計に際立って見えてしまいました。
どうでもいい話でした。



度々出て来る赤信号。
久美子の住むマンションを見せるときは建物全体を見せる機会が多かったので、
信号とマンションという寄った絵でもわかるだろうというシリーズの絵を信じる形と、
6話の河浪回の韻踏み的な意味合いを感じるかなと。
最初はあすかがいないことでの久美子の戸惑いを含めた意味合いで信号、
帰ってきたところでピン送りでマンションへっていう流れがまた引っかかるかなと。
見せる背景の切り替えをこう大胆に見せるのかっていうのも合わせて新鮮だったな。

ここで姉がいなくなっているのも気になるところで。
姉のようにあすかもいなくなってしまうかもしれない。
CDを返してきた姉はどこにいったのか、どこにもいない。
久美子の中で姉とあすかがダブるような不安感をここではやっているのかなという感。



表情を見せない俯瞰。
ここの一連は久美子の視線以外表情を扱っていないので、
絵のインパクトと接写でなるべく他のキャラクターを見せないようにしているのかなという感。
他のみんなより、今は久美子に集中したいっていうところなんでしょうかね。
しかし石立さんも妙な俯瞰の使い方しますねえ。
楽譜の対比でもあるんでしょうけども。





小物類接写で見せたりとか。
電気のイメージからスピーカーへ。
練習のときに使ってるのかな。
この辺は各楽器の練習の何かなんだろうなと思うほかないけど、
こういう連想ゲームで引っ張る感じが面白いですね。
絵がかっこいいっていうのもありますし。



学内にある像を今までとは別の角度で。
ロングの絵からポン寄りで見せるっていうのは今回多いですよね。
他の視点から見せるっていうのも新鮮だったかな。
今回は練習風景の道具を含め、改めて見る/見せる絵っていうのがどれも新鮮でしたね。



あれ、そういえば冬服になってるじゃん、
っていう意味合いでの音楽室のシーンだったのかもしれない。
コメディ色のある夏紀とのやり取りが面白いですね。
香織先輩が浮かび上がってくるのも今作でやってるイメージ像を上手く使ってる感。



個人的にこの話数で一番気になるシーン。
ここで夏紀が久美子の方に体向けるところで手を握るような芝居を一瞬するけど、
向き合った瞬間にはもう手を開いてる。
冒頭の久美子が印象的というか、手を握ることで感情の流れ、
感情を表すことをアニメではよく演出でやっているけども、
ここではそれをやりそうでやらなかったが故の引っ掛かりがあるんですよね。
どうしてこのアングルで見せるのかって考えたときに、その辺を意識してしまうせいでしょうか。



虚構の絵。
高雄統子さんかと一瞬思ったり。
涼宮ハルヒの溜息 U を語る



この部にとって一番いいのは、あすか先輩が吹くことなんだから。
という夏紀を前にしてこの絵が出てくるのもなかなか。
京アニの会話のやり取りとして後頭部越しみたいなやり取りが結構あって。
だからその後頭部で見せるっていうのが逆に新鮮だったな、と。

今までの話から夏紀先輩は本心で言っていると思う部分があるのに、
どうして手の反応だとか虚構性を匂わす絵が出てくるのかな、
と不思議な部分があったんですが、
このシーンの一連って久美子がそういう風に思っているからなのかなと思える絵でもあり。

表情を見せない絵っていうのが夏紀の本心を掴みきれないこと、
相手に本番を譲るような精神に対する憤りであるようにも思えてもくるかな。



そういう風に久美子の様々な感情の渦を匂わす中で見せる夏紀の表情が真っ直ぐで響くなと。
ひびけ!ユーフォニアムというサブタイでメインタイトルを最終話ではなくここにもってくるかと、
本当に驚かされましたが、それは同じユーフォニアム奏者である夏紀の話としてもあったのかなと、
そんな風に思えるやり取りだったのかもなと。
しかし、こういう後頭部越しのやり取りってやっぱ多いですよね。



本心だよ、というところで久美子に戻ってくる。
カーテンを掴んだのは夏紀の中の悔しさを代行したかったのかもしれない。
夏紀のいう久美子らしさというのは音楽への向き合い方にあるのかもとか。
事情があるとは言え、出れるのに出ない、という形をあすか先輩も持っているので、
夏紀とあすかはそういう風な状態になってしまうことに憤る久美子に信頼を寄せているのかなとか。





こういう光での時間経過の演出は山村回でもやられてましたな。



電気を消す。
節電のショットと対にするような意図なのかな。
同じように電気のスイッチを見せて韻を踏むようなところが楽しいというか。
日常の一場面としても新鮮かなと。
シーンとしても切り替えの部分になるので今度は麗奈のシーンへ、
という意味でのスイッチだったのかもなとも思えたり。
ちゃんと教室出たら電気消すよ、節電だよっていう意味合いも含めて楽しいかな、と。



この一連の久美子を語る麗奈が妖美な感じでいいですね。
髪をなびかせて画面外へ出て、後ずさりしつつ見せる目、
久美子の真似をする麗奈の表情のすねた感じがいいなと。





ギュッと掴めて、その皮剥がしてやるって。
ここの縦PANも躍動感あっていいですね。
麗奈の久美子を落とすぞっていう気合の入ったような力強さと近さがあっていいなと。
1期5話の黄前さんらしいね、と言う表情や1期8話を思い出しちゃうかな。
改めて麗奈が見る久美子っていうのを描き出していてグッと来る感じ。



麗奈が写真を見つけるのはアニメオリジナルになるのかな。
滝先生を前にした麗奈の反応が可愛くてよかったですね。
手が触れてつま先を思わず上げちゃったりとか、
久美子が大丈夫かなという反応をするレベルなのが面白いというか。



2人で2つの吊革を見る。
2人が見る2つっていうものの違いも見て取れて面白かったかな。



虚像の中の分断。
2人で見上げているものの違いを意識させてくれる部分ですが、
ちょっと大げさな気もするような?誤読かな。





香織先輩登場。
やはり冬服の方が可愛くて好きですね。
あすかを呼び止める声もまた普段と違った感じで印象的。
ここでも分断的な絵が出てきますが、ここはそのままの意図なのかな。



ウインクも可愛らしい。







あすかの靴紐を結ぶ香織先輩という中でこういう絵が出てくるのも驚きで。
一体あすか先輩の中に何が渦巻いているのか、
これも久美子が見た中でのイメージの絵なのかとかいろいろ考えてしまいますね。
あすかがしきりに香織は可愛い、香織に誕生日にもらったなど、
香織先輩を意識させることを言うので一体そこに何があるのかと構えてしまいます。

カメラが回っていって囚われの絵っぽくなっていくのは、
まどマギ叛逆のマミさんのシーンを思い出すかな。今が一番いいという。
どうでもいい話でした。



広い屋敷であるっていうのを密着マルチで見せるのがやや新鮮な気がしたな。







接写やら俯瞰やら。
あすかの目線を切って狙いを呼び込んでる風に見せたりとか、
こういうレイアウトで見せるのかと思わされたり。
机での厳しめのレイアウトとか見ると石立回だなぁという風に見てしまいます。
フルメタルパニックTSRから涼宮ハルヒへ 〜京アニはエヴァを越えて〜  電源を入れてください〜都市ノォト〜
窓越しのショットとか意識しちゃうんですよね。



俯瞰での芝居。
妙に新鮮に映りますね。



こういうふすま越しのショットなんかも石立さんっぽいかな。
涼宮ハルヒの溜息 X(少し追記) を語る
なんというか今までの石立回で見られた絵をより精度をまして見せられてる感じがあって、
見てて心が踊りますね。
どれも絵がキマっててカッコいいですし、グッときますし。
監督作を除く演出回だと石立さんの新たな代表的な回と言っても差し支えないんじゃないかと思えるほど。
表情をあまり見せない声と動作の芝居が楽しいです。

これでアクションがあればなとも思いますが、
そういえば今回って楽器をあまり描いてないですね。
最後の演奏くらいでしょうか。
練習シーンを接写で乗り切ったのはユーフォニアム強調と楽器を描かない工夫でもあったのかな。
原画の面々も普段より少ないですし色々考えられるところも面白いですね。
それにしては気合入った回のように思える不思議。





冷蔵庫の中から室内を見せたりとか真俯瞰とか目を引くレイアウトが多いですね。
やり取りの中で後頭部越しのやり取りもまた出てきますけど、
それが表情を見せるちょっとした溜めを作るようになっていたり一つ一つの描写が新鮮なのがいいですね。
元父親発言で久美子が固まったりするギャグっぽいところも。
あすか先輩の冬服セーラーカラーのシワだとか、髪だとか、どれもが魅力的でGOODだなぁと。

母親を語るあすかに、嫌いなんですよねお母さんのこと、っていう辺りがいつもの久美子、なのかな。









回っていく。
あすかの告白から事実がねじれていく、受け取り方が変わってくるシーンの前ということで、
そのねじれをこの辺で見せているのかなという感。
フルメタTSR2話のヤマカン回で逆さになるショットとかあったけど、
あれとはまた別系統のニュアンスかな。



私、あすか先輩のユーフォが好きです!
久美子がここまではっきり相手にものを伝えるの、意外だったな。
姉とのイザコザがあったから、はっきりと伝えないといけないと思ったのかもしれない。
諦めて勉強に向かっていくあすかに自分の気持ちを伝えてるのはやっぱグッと来るところで。
原作だとスルーと流れるようなやり取りだったので、それを含めて意外だったかな、と。





目の中のハイライト回しってよく見ますけど、
光の加減で瞳の色が変わるっていうのがまた新鮮で。
ハイライト回しと合わせて印象的ですよね。
ユーフォを否定して欲しいっていう諦めさせて欲しいともいうべき言葉で、
久美子の反応を期待するように変化していくあすかが印象的ですね。
久美子のショットに切り替わったときにも光の変化をつけていて、
印象的な夕暮れ時のシーンになったんじゃないかなと思います。
この辺は演出さんのアイディアなのかな?
撮影で光の変化とかアドリブでやってそうな気もするので、
どうやって出てきたのかちょっと気になります。
今までにもあったのかな?







オーバーラップで久美子の笑顔から河へ。
そこからオーバーラップで風景を見せていくのが情緒的でグッとくるシーンでした。
なかなかこういうの見られないような気がして新鮮だったな。
夜に差し掛かる微妙な明るさが特別な時間を、演奏の煌めきを彩るようでまたグッときますね。











そして、次の曲が始まるのです。
OPと同じ場所なのかな。
以前ここ久美子と麗奈かなみたいなOP感想きましたけど久美子とあすかでしたね。
あすかの表情やユーフォニアムが響く風景が綺麗で非常に印象的でした。
1期8話を彷彿とさせられるところも、
久美子にとってあすかとの特別な時間を印象づけているようで好きですね。

子供の頃あすか先輩に届いていた手紙。
父への思いが今後どのように触れられていくのか楽しみです。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:石立太一
作画監督:高瀬亜貴子
楽器作監:橋博行


来週からは更新が不定期というか、
もしかしたら来年まで更新できないかもしれないのが個人的に残念。
ユーフォやってる時期は出張が重なる運命なのかと思いたくなるところ。
最後まで楽しんで見たいですし、感想も書きたいところです。

劇場版 艦これ を語る
2016.11.29 [Tue] 22:27

見てきました。
TVシリーズは8話の大和の回とかが印象的で、
あの辺の引用から話が膨らむのかなーとか思いましたが、
予想以上に踏み込んだ作品になっていてビックリしました。

以下ネタバレ感想。


まず冒頭で吹雪が沈んで、あー吹雪轟沈しちゃうのかなーと思ったらそれはミスリードだったようで。
PVで使われていた深海棲艦側の視点が実は加賀さんのものだったとか、
吹雪が轟沈して敵側に回って睦月たちと戦うのかなと思っていただけにちょっと意表を突かれた感じ。
まあヲ級の視点に駆逐艦吹雪がなるか?とも思っていたので、
実は加賀さんは元深海棲艦というのはキャラ付けとしてもしっくり来るポイントだったのかもなと思えたり。
瑞鶴加賀の組み合わせも相変わらずでこの辺はTV版から変わらずかなと。

個人的にまずグッときたのが最初の三川艦隊の戦闘。
吹雪の次に出てくる艦娘が加古改二っていうのがまずビックリだし、
古鷹、衣笠、青葉、天龍ぞくぞくと艦娘がでてきて満を持して登場するのが鳥海という意外性。
PVでも出番が多かったですが、
まさに出だしの顔役として迫力のある艦隊戦を見せてくれてホントにビックリ。
今回は妖精が艤装を動かしているのを見せたり、艤装をナメで見せたりして、
玩具っぽくなってしまう艤装をそれっぽい描写で見せていてカッコよかったですね。
夜戦での照明弾、探照灯が活躍するのもカッコよく、
中破を演出するのにも一役買うなど夜戦装備の魅力の光る戦闘でした。
天龍が剣を構えていく姿には思わずニヤニヤしてしまいましたし。
この最初の戦闘だけでも劇場版で艦これをやる意義はあったかなと思えたシーンでした。

TV版で轟沈した如月の帰還から話が動いていきますが、
帰ってきた如月を待つところで鎖でつながれた艤装が置いてあるのを見て、
狙いすぎぃ!と思っちゃったかな。
艦隊これくしょん -艦これ- 1話 を語る
艤装と深海棲艦はグルなのでは?という疑問があったので、
深海棲艦であったかもしれない如月とその如月を待つ艤装たちっていうのは、
逃げ場の無さのようにも見えてくるようだな、と。

如月の帰還に合わせて謎の声が響き、吹雪がなぜかその声に答えているとか、
実は吹雪も深海棲艦だったのでは、疑問が出てくるのもまたビックリで。
あーそういう踏み込み方をしていくのかと流石に驚きましたね。
深海棲艦=艦娘は公然の秘密みたいなものだったので特に。
あーアッサリそこに入っていくのかと思わされました。

赤い海の広がりと周囲の生命の死滅、艤装が徐々に崩壊していくなど、
ゲームに出てくる赤い海は何なのか、っていうのを扱ってもいましたけど、
今回は見てて素直に血なのかなと思えたかな。
艤装の崩壊は鉄の崩壊、即ち鉄分の崩壊なので、
艦娘を艦娘足らしめている艤装の果てが赤い海という形なのかなと思えたり。
終盤の軍艦たちの崩壊を見てもそういうイメージはあったのかなーとか。
アイアンボトムサウンドが舞台なのも鉄底海峡という名前からかもなとも思えたり。

如月が徐々に深海棲艦に変化していくのは最初はやや違和感がありましたが
(てっきり深海棲艦を倒したから戻ってこれたと思っていたので)、
徐々に変わっていく己の姿に発狂していく姿は胸を打つ感じだったなと。
如月の表情は他の艦娘たちに比べ生っぽく、
影を多めに落としながらディテールを印象づけていたのでその悲惨な状況がダイレクトにくる感じで、
見ていてちょっと辛いところがありましたね。
角が生えてきたりとか、お前はどんな深海棲艦になるんだと思ったりも。
てっきりラストは如月とのバトルかと思いきや、それも違っていてこれまたビックリ。

終盤、謎の声の発生箇所に吹雪を送り込む作戦は色んな艦の混合チームで楽しかったですね。
みんな改二まで育っていてTVシリーズとはまた一味違った感じだったのが新鮮でした。
比叡が帰還やってるのとか、霧島比叡のやり取りとかあまりイメージしていないところをやってくれたり。
暁がいつも六駆でまとめられてるのをバラけさせてテンプレ的なやり取りを入れなかったり、
かと思えば夜戦忍者に夜戦夜戦連呼させてそこはそう行くんだと思わせて、
終盤ピンチのときにまた一味違った夜戦セリフがあったりとかなり練られた構成だったのが良かったですね。
お約束とその崩しがバランス良く面白かったです。

最後のピンチで助けに入るのが深海棲艦 如月だったのも驚きで。
髪の色違うし水無月登場かと思ったら如月でビックリ。
如月オルタか、とか反射で思ってしまったり。ゲームで実装するのかしら?
それはともかく如月の登場がまた印象的で。
実線の煙の輪郭や炎の壁が立ち上がるアニメ的な演出、
水上を駆ける姿を見てコレ完全にボトムズだぜって思ったら吉田徹さんもコンテを切られていたみたいで。
もしかしてこのシーン担当されていたのかなとやや気になる感じに。違うかもだけど。

吹雪の辿り着いたところにいた声の主は己だったっていうのもちょっと意外で。
海底に沈んだ肉体(鉄、つまりは血)の恨みが深海棲艦なのかと思わされた感じに。
精神は艦娘に、肉体は深海棲艦に、みたいな。
まあ善と悪ではないけど、そういう風に分裂してしまった吹雪の戦いになるわけですが、
その己を前にして己が希望になると吹雪はしましたが、その流れが掴めなかったかな。
深海棲艦になっても戻れるかもしれないという希望、
分裂した己に希望はあるのかなど。
崩壊していく過去に海に沈んだ軍艦たちのセリフ?
が聴き取れなかったのでそこで集中力が切れたっていうのもあるけど。

如月が光になって消えていくのも結構思い切った描写かなと。
転生の見せ方としては監督繋がりでリリカルなのはA'sを思い出す感じかもなと。
深海に行くのではなく、一度消滅してまたやり直すという。
加賀さんや吹雪がどうやって深海棲艦から戻ってきたのかはわからないけど、
これはその一環になるのか如月だけが特別なのか、そこが気になったかな。

ただ如月の中にあった記憶には睦月の存在しか無いっぽく
(司令部に挨拶してたけど長門たちのことは覚えていたのか流れに乗っただけなのか)、
どれだけ2人とも仲いいんだとか、
その2人だけの世界の危うさに艦娘全体の運命を描いているのもやや気になるところで。
なぜ睦月と如月だけに絞ったのかと。
そこがTVの負の遺産の精算のためとしか思えないところがやや気に入らない感じかな。

帰ってきた吹雪が艤装を脱ぎ捨てていくのは海という場からの開放、なのかな。
深海棲艦と艦娘吹雪の艤装と、吹雪という駆逐艦の大本は2つに別れていたので、
その片割れである艦娘吹雪が艤装を脱ぎ捨てるっていうのは、
艤装の呪いからの開放も意味してるのかなと思えたり。
つまりは深海棲艦と艦娘の永遠の戦いからの開放、
それは陸に上がることっていうのをやられてる気がするんですよね。

この辺のイメージはストライクウィッチーズ2からの引用なのかなぁ。
戦いを捨てるという意味合いというか。
陸海空、ガルパン艦これストウィ、どれも海から陸へ、みたいな絵面が印象的ですが、
映画ガルパンのラストショットの情感は戦いを捨てるという意味合いはなくて、
ガルパンだけがなんか特別好戦的な気がしてくる不思議。

今作は劇場作品らしく冒頭から色々な艦娘が登場したのも嬉しかったですね。
あと終わらない戦いをどう終わらせるのか→誰も轟沈させない、
っていうのはブラウザ版艦これの根幹にあるものだったので、
それを描いてくれたのは本当に良かったと思います。

提督は最後まで戻ってきませんでしたねとか、
吹雪が元深海棲艦みたいになってるけどTV版でそんな匂わせあったっけとか、
色々気になるところもあり。
ぶっちゃけ2回め見に行って色々再度見てみないことにはまだよくわかってない感じかなと。
TV版よりはだいぶユーザーに寄った作品になった作品になっているのは間違い無いので、
そういう部分も楽しんでおきたいところです。

響け!ユーフォニアム2 第八回 を語る
2016.11.24 [Thu] 20:32





回想。
姉の演奏会に幼い久美子が行ってって導入でしたが、
最初は止め絵でBGMも鳴らしてたので、
今回は演奏も特に動かさずに久美子のその時のイメージで見せるのかな、
と思ったんですが、
指揮と姉のトロンボーンから一気に曲が始まって驚かされました。
久美子が受けたインパクトはこういうものっていうのと、
演奏自体を驚かせよう、カッコよく見せようっていうのがキマっていて凄く良かったなと。



現在。そして家族会議。
話を聞きつつもスマホをいじりながらでその場へは加わらずの久美子。
鎧塚先輩の音ゲーもそうですが割りとスマホのもつ特性を活かした10代の描写かなと思えたり。
トロンボーンも辞めたくなかった!で手が止まるとか。



今回って割りと本がよく出てくる印象があるかな。
久美子が幼いときに受け取った初心者向けのユーフォの本、
勉強を始めるにあたって姉が手にしていた教科書、
冒頭で久美子が持っていた絵本、そしてこのパンフレット。
教科書関係はこれから音楽を始める久美子と、
勉強を始める姉がある種の同一のラインにいることを意識させられるけど
(姉ちゃんはあまり勉強が得意じゃなかったのかな?)、
久美子の絵本とこのパンフレット類は何かなとちょっと引っかかる。
親を説得するための材料だけどもそれに至るほどの強度を持つものではない、
でも久美子が姉が本気だと思っていることを告げたところでまたパンフを映すと。
姉の説得とは全く繋がってこないものを同ポで見せる違和感かもしれない。
そこに何があるのか、なぜ美容師なのか、それは描かれないけども、そこにある。
どこか空虚だけどもそこには伝わってこない姉の美容師への思いがあるのかなと思えてきてしまう。
こういうふわふわした描写っていうのが今作では新鮮に感じたかな。



マンション出入り口。
今回はあらかじめ使う場所や物を描いて布石を打ち後半回収みたいなところがあって、
それが結構型にハマっていて安定感を感じさせてくれたなと。
普段とは違う日常感もあって新鮮ですね。



秀一とのやりとり。
秀一と2人きりで話すのって水場でのやり取りが多いように思えるかな。
1期で河での描写が多かったせいかもしれない。
水筒に水を入れる久美子と蛇口から水を飲む秀一との対比が男女感あってちょっと新鮮だったな。
男の子なんだよって描写に何処か安心させられるというか。
京アニの描く男子ってどこか女子っぽいところあるので。



あんまりしつこいと、その口縫っちゃうよ。
姉と同じような言葉。こういう韻踏みが印象的な回でしたね。
何度もあすかに辞めないですよね?と問う久美子の心情とは裏腹なセリフになるんでしょうが、
そこで家に招き入れるあすかはまた姉とはちょっと違った感じですね。







葵ちゃん再登場。
揉め事抱える人は愚かな人。
葵ちゃんは自分が愚かなように思えてるのか、
そう思われているんだろうと考えているのか。
それにそんなことないでしょ?と返す久美子。
今回はセリフで語るところも絵で語るところも明確な落とし所というか、
方向性を示していないように思えるかな。
それぞれの心の問題として描かれるのでその心情をどう読むかは明確にはしていない印象。
飛ぶ鳥は自由に見えて実は不自由みたいな例えなんですかね。
Aパート終了で三羽ともいなくなっているのも引っかかりポイントかな。
結局、人は見たいようにしか見ないし同じ場所にいることもないということなのか。
まあそれもまた自分が勝手に読んでるだけのどうでもいい話ですが。



部屋にいるんじゃない?
ここも結構引っかかるようなポイントですよね。
部屋に実際にいるのに気にかけてないような言い方をする母と。
こういう母だからああいう姉になった、みたいな読み方も出来そうなポイントだけども、
それははっきりとはわからない。
なぜ姉が勉強しだしたかが明確にわからないように。
これは原作からして広げられてない話だからかもしれないけど、
こういう話の広げ方をしているのが新鮮に感じられたかなと。
結局、久美子がどうするかに話が振られてる感じというか。



横になる。
ダッチアングルで久美子の意識が何か気がかりを残してるように描いてるのが目を引くなと。
ユーフォルビア越しにその奥のCDを見つめたりと、
久美子の意識への関心の向け方が良いかなと。
これ全部北之原さんのコンテなのかはちょっとわからないけど(監督や山田さんが見てるかもしれないし)、
1期で気にかけてたユーフォルビアのその奥にあるっていうのが、
久美子の奥のより深いところにあるものを見せてきているようで非常に新鮮に感じられたなと。



スマホ使い麗奈。
麗奈も暇な時はスマホをイジるのかと思わず思ってしまうけどそこに等身大のリアル感があるのかなと。
しかし何を見てたんだろう?LINEかな?



電気がついて明るくなって眩しい、みたいな反応してる久美子が新鮮。









これもまたあやふやなところですよね。
一見して聴き入ってる麗奈を見る久美子から聴き入ってる久美子を見る麗奈へ、
という感じに見えますが麗奈がどの段階で目を開けていたかわからないわけで。
もしかしたらどこかで目線があっていて、逆に久美子が目をつむったのかもしれない。
それは本人たちにしかわからない。
同じ曲を聴いて、聴き入ってる姿を見て、いいねって言える関係をどう見るのかというか。
そういうのがあるのが非常にグッと来るところかなぁ、と。



うるさい!
久美子マジでそれを言っちゃう?というところでもあったかな。
前回のあすか母の存在や行き場のない姉の心情の吐露を聞いて、
まだ姉を攻めるのかと、久美子もいつかのフルート先輩みたいに全然わかってない、
というのがポイントかもなと。
そして姉も妹の気持ちを全然わかってないっていうディスコミュニケーションっぷり。
わけわかんないよね。



冷えるよ。
この上着を久美子にかけてあげるのも丁寧だなと思えたし、
姉との関係を冷やさないようにっていう麗奈の思いもあるようなところでグッときたな。
麗奈とのやり取りは今回は非常に光っていた気がします。





今回の麗奈の描写、好きですね。
姉と鉢合わせにならないように入口横で待ちながら、
秀一の口から久美子の恐らくは知らない一面を聞く麗奈が。
幼馴染として久美子と過ごしてきた秀一が、
本人たち同士で解決できない問題に橋渡しをするっていうのでも結構グッときますが、
久美子の問題を解決できず(隠れちゃったし?)、姉に憧れて吹奏楽を始めたことを知ってしまう、
そんな麗奈の心情をより引き出すようにカメラが寄っているのが印象的だったなと。
表情が変わらないからこそ読んでしまう部分もあって。
麗奈も久美子と同じく背負ってしまうようなシーンでもあるように思えますが、
果たして麗奈は久美子の問題を背負えるのだろうか。
そういう問も浮かび上がってくるようなシーンかなとも思えたり。
まあそれはどうでもいい話かもですが。

あと逆に言うと秀一は姉の話をしたときに久美子のことを背負っていたわけですよね。
そこに痺れる感じかな、と。



ベンチで。
秀一とのやり取りがなんか懐かしくなってくる場所かなとも。
今回は水の描写が綺麗なのが良かったですね。
不可逆な時の流れを意識させられつつ情感のある綺麗なシーンだったかなと。



そして次の曲が始まるのです。
そういえば今回は今回のホルン隊みたいなのが無かったな。
秀一がだんだん目立ってきてくれて嬉しいので今後の活躍にも期待したいところです。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:北之原孝將
演出補佐:澤真平
作画監督:角田有希
楽器作監:橋博行

北之原回。
個人的には氷菓の演出回に匹敵するな回だったかなと。
氷菓 18話 を語る

響け!ユーフォニアム2 第七回 を語る
2016.11.17 [Thu] 22:53



母登場。
家庭の事情というか親の都合で部活やめさせられるのとか、
あすか自体の背景にそういった家庭の事情があることに驚かされます。
原作読んでるときも結構エグいところ突いてくるなと思いましたし、
母親役が渡辺久美子で絶対一筋縄ではいかないキャラだと思わされるのも強烈。

このあすかが受験の心配をされるがために部活をやめさせられるのって、
久美子自体への批判を描き出してるようで個人的に気になるんですよね。
1期12話やお姉ちゃん、葵ちゃんを思い出すと辞めていった人たちを寂しくは思っても、
楽器が好きならば、上手くなりたいならば、特別になるならば、吹き続ける、
そういう観点に立っていったのが久美子だったので、
そこに将来という拳をぶつけてくる存在、
そんな存在が出てくるほど重い将来というのを、久美子が認識していなかったので。
楽器が好きで、上手くて、部活の中心的人物で特別だった存在が、
将来のために、勉学のためにいなくなってしまうかもしれないという場面でただ立ち尽くすのみ。
心情の吐露としては描かれないですが、そこには久美子の想像していない深い断絶があった。
強弁な母親はそんな久美子のわかって無さにアプローチするための存在のように思えるんですよね。
自分の好きだという気持ちだけでは進めない。
1期12話で久美子が当てつけのようにユーフォを家で吹いたりしていましたが、
それがどれだけ相手を、姉をわかっていなかったかの証左でもあるように思えるので。
そういう久美子を断罪する意味合いとしても印象的なシーンかなと思えます。



目線を下に降ろすあすかが見上げた先の先生の頼もしさ。
母親よりあすかに向けられたような目線のあり方がまたグッと来る感じ。
お母さんによって書かれたものではないですか?
で、再び目線を下げるあすか。
こういう先生の言葉に顔を上げつつも、母親を責め立てるようなところで顔を下げてしまう。
そんな家族の距離感が印象的に見えるシーンかなと。









目線を下げるあすかが目立つので、
眼鏡を掛けなおして向き直った姿がまた特に印象的ですね。

母親の表情付けもそうですがやや濃い感じがどこか懐かしくも思える描写に思えてきます。
おじさん先生の顔が濃ゆいのも結構ツボだったり。
以前だったらもっとゴツキモな感じだったかもなみたいな。





進路で線路ってまた安直なとも思いつつこの辺の絵も引っかかる感じ。
線路の絵で踏切が上がっていくのがセルっぽかったりとか、
そういうのが結構目についたかな。



アホ毛をいじる。
アホ毛ってアニメ的な記号なのでそれをイジるってのがなんか不思議な感じがしたな。
1期1話のマジックやってた頃の先輩を思い出すような。
不可思議なものにも触れるマジックハンド的な感じで。
あとこの一連のシーンは緑輝のアホ毛が前景で入り込んでいて、
なんかまた懐かしい気もしたな。らきすた的な感じというか。
和み系というかあすかがもう部活に来ないかもしれない、
という繋がりからホッと一息なシーンなのでちょっとコメディ感高くしたかったのかな。
足を見せて教室に入るだとか夏紀の振り向きだとかその後の一連も目を引くショットが多かったですね。



バリサクでソロ。
原作でもやってますけどこういうシーンを入れることでだいぶ意味合いは補強されている感。



香織先輩の手招きからそこはかとなく感じる作画アニメ感。
なんだろうこの感覚。



目線外し。
宙に浮くじゃないけど、地に足がつかないような感じがまた気になるかなと。
職員室でのやり取りでもそうですが空間を大きく開けてあすかを見せるショットが気になるので、
そういう空間を気にしてしまう感じ。



上がって下がる。
こういう戸の凹凸ののところに乗って降りるだとかそれをやるのかと思わず思ってしまう。
戸を締めたところで窓に映り込む反対側の校舎や香織たち、
それに室内と情報量が多いのも目を引いたな。



やる気スイッチ入ってない皆様。
ファゴットいつもカッコよかったのでちょっと萎えてる感じが特に目を引いたな。
そういえば2人とも3年生だったのか、とか。



久々のなんですか、これ。
優子が手を上げるところを含め色々と踏襲されてる感あるかなと。
1期から成長してきた分、築き上げてきたものがある分それがまた響く格好だったかなと。



晴香部長登壇。
あすかが登って降りていたのに対して晴香は登ったまま。
そういう対比のある芝居だったのかなと渡り廊下でのやり取りを思い出して思うなど。







3年生たちのやり取りが個人的に結構グッと来るところで。
あすかや部長たちのことをずっと知ってるから口も出るし、信じてる。
そういうやり取りが出てくるのが良いなと。



今回のホルン隊。お約束な気がしたので。



ここでクラリネット嬢がうなづくのも良いですね。
ちゃんと3年生で繋がってるっていうのがまた深まる感じで。



えきびるコンサート。
そして再び梓登場。
マーチングでは全国へと喜ぶ姿が微笑ましいですね。
ちょっとギスギスしちゃうかなという予感さえ感じさせない気持ちよさがあって。

あとここで北宇治のTシャツ緑で統一してるのはちょっと凄いなと。
直前までの晴香と3年生達の姿を見た後に、
3年製の学年色と同じ色でっていうのがグッと来るというか。
部員全員気持ちはわかってるっていうのをこういう風に見せるかと驚かされます。





4人のやり取りや建物の構造を利用した見せ方が印象的だったな。
麗奈が久美子に反応してるのは窓から見えてたからだけど、
緑輝が久美子に気づいているのは何でかよくわからない感が面白いなと。
麗奈の表情を読んでいたのかここに来るのは久美子だと読んだからなのか、足音なのか。







胸を張っていいんです!
これを藤田春香演出回でやるのかと思わず思わされる。
響け!ユーフォニアム 11話 を語る
麗奈が葉月を認める、そんな姿を晴香や香織が微笑ましく見ている。
なんだか本当に遠いところにきたように思わされます。
2期1話から方向が示されてるので入りやすくもありますが。
1期8話の構造からここまでの道のりを考えると特別の意味合いは今はどこにあるのかとか、
そういうのを考えてしまいますね。
冒頭で久美子を断罪したかと思えば部長があすかを特別でないと、
あすかクラスの人物を切ってしまったので麗奈のいう特別は対比先を失って、
ちょっと宙ぶらりんな感じになっているので余計に。

今回は1期で悪しく輝いていた2人がやんわりと押し潰されている構造になっていて、
それを悪しく輝かせていた方がやっているっていうのが皮肉が効いているというかなんというか。
誰が演出のローテーション考えてるのかまた凄く気になってくる感じ。



清良女子。
立華のマーチングが無かったので清良もダメなんだろうなーと思ったらやっぱり無くてショック。
まあ立華は原作で展開してるし清良もどこかで見れたらいいなと思うことに。



この辺の丸い感じが可愛らしくて目を引いたな。



久美子たちが人を押しのけて前に来る。
この辺も地味ながら大変そうでまた目を引きますね。
ボカした画面の奥から焦点の合うところまで出てくるっていう描き方が新鮮で。
平面的な画面にキャラクターの動きによって奥行きの説得力を持たせていてグッと来る感じ。



あすかと部長のやり取りから曲がインサートされていくのが盛り上がりますしカッコいいですよね。
京都駅のオブジェもカッコいいので自然と盛り上がります。



いつもバスドラムやってる子が持ってるのアゴーゴーベルというらしい。
知らない楽器が世の中にはたくさんあるんだなと思わされる。
コンクールでは黒いリボンでしたが今回は普段の赤で。
軽快な曲と合わせて表情付けも可愛らしく導入から心をグッと掴まれます。



緑輝は前回から引き続き?ベース。
弦を使う楽器繋がりでベースってコンバス奏者ってそんな感じなのと困惑してしまう。
もし作品中で特別なキャラがいるとすれば、やはり残るは緑輝だよなとも思わされます。
響け!ユーフォニアム 13話(最終回) を語る



京都駅の中の描写も細やかで綺麗ですよね。
自分も昨年京都行ってきましたけど、京都駅がまた綺麗な建物でビックリしたので、
そういうのを思い出しちゃいます。



今回のホルンじゃないけど、
コンクールに出場しないメンバーが並んだ演奏っていうのがやはり非常に印象的でしたね。
前回もやってましたけど、
全員で部を支えているっていうのを演奏として形にしていてそれがやはり綺麗に見えるので。
普段の演奏からちょっと違ったアクションが入るのも見ていて楽しいです。
youtubeでも宝島を演奏している動画が何本もありますが、
やはりどれも楽しそうで曲の雰囲気をうまく作品に反映しているなと思わされます。



全員で。
3Dでやや違和感が残るカットになってしまったのが玉にキズな気もしますが、
全員が演奏する場面っていうのが今後の展開を考えるとあまり無いように思うので、
ここでそれをやる、やりたいっていうのは流れ的にもよくわかるなと。
宝島っていう曲はこういうのをやらせてしまうパワーのある曲でもあると思えるのも理由かな。



麗奈はハルヒ。
汗で髪が肌につくような描写っていうところで思い出しちゃうなと。
この辺は演出からの要求なのか作画からなのか気になる。
京都アニメーションの目指すフェティシズム:電源を入れてください〜都市ノォト〜



全員着席で1人着席しない。
こういう前景が消えて後景のキャラを見せるみたいなの藤田さん好きなのかな。







バリサクソロ。
部長の佇まいからフッと息を吹き込んでいく流れが魅力的で、
そこからの熱烈な演奏に心を打たれます。
部長がここまで吹くのかと久美子じゃなくとも驚かされますよね。
5話の三日月の舞が圧巻過ぎてもうあんな凄いのはこないだろうと思っていたらコレですよ。
晴香の演奏だけでも十分なのにそれまでの演奏も良くてまたこのバリサクが良くて、
でもその前も良くてとまた永遠とループして見てしまいます。







1人で見る梓。
梓のささやかな一言はいいんだけども他にも観客いっぱいいるのに、
なんで梓1人で見てるの?ここにはお客さん入らないの?とかいらぬツッコミをしてしまいたくなる。
いらないツッコミ大嫌いなんだけど、なんでなんだろう?

あとここの梓の一言って部長のこととは他に、
久美子を中心とした北宇治全体のことでもあるんだろうなと。
久美子の演奏を梓はまだ見たことが無いんだろうし。
1期5話でスタートした久美子を見守る立場として、
久美子が加わっている北宇治を見て、
そういう一言が出たっていうのがグッと来るところのはずなんだけど、という感。





今回はあすか問題がメインのあすか回と思いきや、
蓋を開けてみたら部長回っていうのが凄く面白かったな。
古き良き時代のアニメの後景を感じちゃうかなというか。
サブキャラがきちんと矢面に立って成長して良かったなという感じで終われるのが良いというか。
アイカツとかみたいに自分の個性を出して終わるような感じというか。
そういう気持ちよさのある回だったのが凄く良かったなと思います。
こういう回をまだまだたくさん見たいところです。



そして次の曲が始まるのです。
次はお姉ちゃん回になるのかな。
今回のあすか母を受けて久美子が姉にどう反応していくのか気になるところです。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:藤田春香
作画監督:岡村公平 西屋太志
楽器作監:橋博行

藤田回。藤田さんの回はもっと別の回、
久美子と麗奈のやり取りに趣きを置く回をやるのかなと思っていたので、
全く想像外の回を担当されているのに驚かされました。
今回は1期7話の葵の退部回や様々な回の因子が散りばめられた複雑な回だったので特に。
上手く回っていたかは別にして、やはり非常に印象的な回だったと思います。
やはり晴香回だから春香演出で、ということなんだろうか?

こういう回が出るとユーフォにはまだまだ終わってほしくないと思ってしまうな。
そろそろ折り返し地点ですが残りの話数も楽しんでみてきたいところです。

響け!ユーフォニアム2 第六回 を語る
2016.11.10 [Thu] 18:37



学園祭。
どういう演奏になるのかなと思ったけど緑輝がコンバスでなかったりとか、
普段とは違ってあすかが指揮やっていたり色々新鮮だったな。
補欠の子、葉月やフルート先輩が吹いてるのもそうですし、
吹奏楽部が学内で演奏を披露するっていうだけでも十分新鮮な絵面になりますね。

こうして私達が活動できているのも〜、
今後の展開を思うとあすかにそれ言わせるかみたいな気分になりますね。
まあ最近はずっとあすかにそれ言わせるかっていう気分なシーンが多い気がしますが。
あと、それでは最後の曲です、
っていうのはけいおん!的なセリフかもなと。
話的にも最終局面序曲というところなので余計に。



学園天国の演奏でテンション上がるのと、
青空の下で他の学校の生徒が歩いているいつもと違った風景が楽しいですね。
揺らめく花もきれいで印象的。



こういうデザインを見ると山田系という気がしてくるんだけど、どうなんだ。
メイド喫茶というよりはふしぎの国のアリスって感じがしてちょっと不思議な気分に。
摩訶不思議空間が文化祭という感じなんでしょうか。
ただのコスプレ喫茶なだけな気もしますが。



踊り場のシーンもそうですが、
コーチたちが影の中から出てくる/いるっていうのがやや気になる感じ。
光と闇の対比が強くてどう受け取ればいいのかなという気分も。







摩訶不思議空間。
今回は麗奈を気遣う久美子の表情を拾うのが良いですが、
そういう中で久美子の想像の中の麗奈が出てくるのが気になるところかな。
久美子の想像中では立ち位置を変えている麗奈、
っていうのは事実を知ったことで別の動き方をする別の麗奈の姿なのかな。
そうやって麗奈に入り込みながら麗奈の声で現実に戻ってくるのも面白いカット割だったかも。
その想像の先の危険性を、現実の危険を知らせる声で知らせているようでもあり。
まあよくある気もしますが、今までの空気とは違った感じが新鮮かなと。



京アニは学園祭とかで占いやるのに縁があるなと。
香織先輩が同じクラスだったらもっと盛り上がるところだったのにおしい。
ふてくされるあすかのアクションつなぎなど楽しいですね。



待っていた麗奈。
お化け屋敷の描写なども摩訶不思議空間っぽく。
塚本がようやく出番もらえてる感あるのでこのまま突き進んで欲しい。



信号でワン・ツー・スリーのカウントダウン的な。
青信号で晴れ、黄色で雨、赤で台風と時間経過と天候の危険度がリンクしていくのが面白いところ。



自室からリビングへ。
この3Dの使い方は1期12話的な浮遊感もあって目を引かれますね。
皆さん試行錯誤されてる気がするけど、結構外してる気がするというか、
シーンとしてキマってるかというとうーんみたいな気になってしまうな。
久美子が勉強しているところにぶつけてきているので、
その対比でも十分な気もしますが、その先のショッキングさを盛り上げたかったのかな。
ユーフォが好きで当てつけに吹いていた12話との繋がりを思い浮かべてしまう感じ。
しかし2期はホント12話を起点にしたような部分っていうのを意識してしまうな。
オリジナルの話でしたが、あの話なしのアニメユーフォは今では考えられないですね。

そういえば5話の冒頭のページをめくるような演出、
1期12話で久美子を切り捨てたシーンの前のトコでも使われてたんですね。
見せ方のアイディアにしてやられてしまいます。
悔しくて死にそう、が5話最後の涙に変わっているんだな、とか。





目や手のクロースアップで感情見せたりリズムを作るのが今回は特に目立つな、と。
冒頭のあすかからその辺は意識されてるのかなという感。
この辺の寝転ぶ久美子の行き場のない寂しげな感じがグッときますね。



台風の中。
荒れた天気の中を歩く久美子の中の辛さはこの台風異常っていうのが何とも。
どうでもいいけど電線が揺れていたっていうのをメモしておきたい。
久美子主観での処理など凝った画面がまた新鮮ですね。





花屋。
台風の中で安心できる場所として描かれるので見てるこっちも安心感あるなと。
室内の明るさや花の彩りが綺麗で先程までの重い空気を払拭してくれるのがいいですね。
花に囲まれる滝先生もきれいなのかおかしいのかなんなのか。







イタリアンホワイトに指輪にレトロな車に。
滝先生と2人というシチュエーションは1期12話を思い出しますね。
北宇治の顧問になった話とか思い返す感じ。
滝先生の秘密、望みを読んでしまうのは背負う役目を負った久美子だなという感。
車内で写真を後ろの座席に置いたりとか、
見られたくないものをそのような態度で隠すっていうのが新鮮だったかな。
ああこんな感じにやっちゃうよな、みたいな。
車内でスマホ使ってラジオ聴いたりしてたりとか車とかを含め、
先生の人となりを感じられる部分がまた良いかな、と。



夜が明けて朝方へ。
朝の光と共に信号機が黄色へ。
天候を信号機とかけた演出からさらに滝先生の夢の経過を見せているようですね。
苦しい日が明け、全国で金という青信号の途中までこれたという。
中盤の信号機から反転していく描写と思いきや、
普通は黄色から赤に変わることを思うと実に示唆に富んだ演出だなと思わされます。

うーん、しかしどうなるんだろう。
原作では滝先生の車に乗ってという流れはないですし、
奥さんの話を振られたら、実はあの花は、実は今日はと答えてくれたのに対し、
今回は割りと厚いバリヤが張られている感じだったので、
イタリアンホワイトを巡る一連がどのように回るのか気になります。
久美子にとっても大きな意味を持ってくる花なので特に。



あなたを思い続けます。
この花のエピソード好きなので楽しみだな。
ここも原作ではこういう流れではなく、あのヒマワリみたいな花、滝先生が買ってたなー、
ぐらいの話からの振りだったので、見ていて思わず息を呑んでしまうというか。





そして次の曲が始まるのです。
あすか先輩サイドの話は順当にいきそうな感じがしますが果たしてどうなるか。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:河浪栄作
作画監督:門脇未来
作画監督補佐:池田和美
楽器作監:高橋博行

河浪回。
今回は今後の布石を打つ繋ぎの回でしたが、
色々と原作からまた遠いところにきた感じだったので、
今後がグッと楽しみになる回だったかなと。
特にイタリアンホワイトを巡る話がどう久美子に返ってくるのか楽しみです。

響け!ユーフォニアム2 第五回 を語る
2016.11.03 [Thu] 19:55



関西大会前。
練習音が聞こえる校舎から音楽室へとこの作品王道の入りからお馴染みの練習風景へ。
そしてお馴染みのようにホルン隊を並べるのが最早お約束のように思えてくるなと。
コンクールでのホルンの見せ方が凄くカッコいいし力入ってるように感じられるので、
普段から存在感を他より出していく方向性なんでしょうか。



ページをめくるように映像が流れていくのも目を引きますが、
久美子への言葉を投げかけるところでは映像ではなく先生自身がページをめくるのも面白いですね。
その後に本番へ向けての練習という流れから、
関西大会での懸念として久美子の成長が先生にとっての最後のページ、
最後の課題になっていたという見せ方なのかな。
こういう久美子押しは主人公っぽくてまた良いですね。
久美子自身も上手くなりたいと叫んだことより、先生の言葉を頼りに進んできたことを思い返していて、
所謂負の感情ではなく、こうなりたいという望みに手を伸ばしたことを描かれているように思えて、
そういう前向きなところが個人的にグッときます。
涙ながらに走って叫んでいた久美子を知っているから、その美しさも捨てがたいですが、
そういう悔しさに溺れない姿勢っていうのがやはり健全に思えるので。
ただ同じ場面を見ていた秀一には、
久美子の悔しさに浸る背中を見た秀一にはあの一連で受け取ったものっていうのを描いてほしい気も。
それも三好さんにやってもらえたら嬉しいけど、まあどうなるやら。



三好さん割りと校舎全体を入れるショット結構使ってるような。
自分も過去の感想でもネタにしたのでちょっと引っかかる。

しかしサブタイトルできせきのハーモニーって大げさでは?
なんて最初思いましたが、1曲ほぼ丸々演奏シーンを描ききったのを踏まえると、
ある意味、奇跡のデキかもなとも。
奇跡は起きます!起こしてみせます!じゃないけども、
そういうスローガン的なサブタイトルだったりするのかな。
作画自体は使い回しのシーンもあるので今までの軌跡を追う意味での「きせき」だったのかもだけど。





パーカス勢。
なかなか練習風景で中心になることがないので新鮮なシーンでした。
コンクールだと映像の転換点やリズム要員でよく見るので、
日常シーンが充実してくれるのは嬉しいですね。
バスドラムの子のリボンがコンクールのときと違うっていうのもポイントかな。



セーラー的な意味で?とか。



吊革につかまってうなだれる的な。
こういう照れ隠し的な、視線を相手に向ける照れの溜めを作るの好きですね。
三好さんのこういう芝居は結構好き。
日常がやはり印象的だったかなぁ。
日常 20話 を語る



窓から見る風景。ここは3Dではなく。
全国凄いってとこ見せてよ!というセリフでこの描き方っていうのは色々考えてしまうな。
参考:https://twitter.com/nishionishio/status/793972070052827137



目線を合わせないやり取り。
葉月の照れのある言葉を受け取っての全国へ行くという久美子たち。
葉月の勇気で決意を新たにする2人がまた良いですね。
それぞれが目の前の葉月を言葉を受け取って答えるように、
でもお互いが向き合うような構図で、っていう互いの決意も見ている、
わかっているっていう見せ方がカッコいいですね。



冷静ではいられない。
響け!ユーフォニアム2 第一回 を語る
1話が久美子の冷静ではない姿というのに触れていた気がしたので、
飛行機雲の作る雰囲気にどこか似たようなものを探してしまうかな。





立華高校は銀でした。
1期最終回では悪目立ちしてしまった梓でしたが今回は即退場。
立華のような名門でも金ではないというコンクールの怖さが出た一連ですよね。
1期5話の距離感もそうですが、梓と久美子の距離感としては割りとシックリくる描写のされ方だったかな。
しかしここでまたホルン隊か、など。



私はここで負けたくない。
響け!ユーフォニアムっていうのがあすかにもかかる題だよなというのを改めて実感する。
というか最終的な物語で言えば、あすか寄りの話のように思えなくもない。
あすかが今後どのように描かれるのか、久美子がどう描かれるのか、楽しみですね。
硬直する部長や反応する各キャラなど示唆に富んだ一連だったなと。
そういえばここでもホルン隊反応してたな。どんだけ出番多いねん。



フルート隊。
フルート先輩の存在をどう思ってるのか何気に結構気になる。
3人でしゃがんで円組んでるのかわいい。
ツインテドリルの子、トロンボーンの子と若干キャラかぶりしてる気がする。



私も久美子のために吹こうかな。
砕けたやり取りがまた好きですね。
誰のために吹くのか?という前回の引きを若干引っ張る形で描くのも、
みぞれへの当て付け的な側面でありつつ、
麗奈なりの演奏直前の緊張を和らげるやり取りなのかななど。
まあ普通に仲良しのやり取りから、それに感化される流れですが、
そういう側面も含むのかな、と思えたり。



行きましょう!みんなで全国へ!
原作で中世古先輩がここで終わるかもしれない感ありありでおいおいと思いましたが、
ここで優子が先輩を引っ張る感じになってるのがグッときたな。
しかし指をさすポーズ三好さん実は好きだったりするんだろうか。
SAMURAIGIRL リアルバウトハイスクール 7話 を語る
響け!ユーフォニアム 12話 を語る
月に手を伸ばしてるのかな。
麗奈や久美子が一緒に手を伸ばしてるのを見ると、
やはりだいぶ方向転換されているように思える。
響け!ユーフォニアム 11話 を語る



本番。
滝先生の深呼吸が作る静寂と空気感がまた好きですね。
こういう緊張感の見せ方がやっぱ良いですね。





コンクールで他校の姿を見せるのも新鮮でしたね。
なんかどこかの美少女ゲームとかに出てきそうな面構えだと思えたりなど。
北宇治の夏服セーラーや立華の制服は明るくて目立つ色なので、
シックな色合いやまた別の服装なんかがまた新鮮に感じられて喧騒感を含め好みな感じ。



三日月の舞。
プロヴァンスの風がバッサリだったので、今回はバッサリ切られる方向なのかと思いきや、
1曲丸々演奏して本当にビックリと言うか、夢心地な気分でした。
劇場版で使われたシーンもさらに新作に変えられていたり、
むしろ今回追加したシーンのほうがずっと長いことを考えるとどれだけTVシリーズで手間を掛けるのかと、
本当に驚かされましたし、凄く嬉しいというかなんというか。
5話の段階でこれやるのかと後に何やるんだ、いや、ここまできたらもうどんなになってもいいとか、
色々なことを連想しながら繰り返し視聴して、結局ただただ演奏シーンに圧倒される感じに。

1期と同じ内容のカットでも譜面への寄せ書きなどで変化をつけてるのがまた面白いですね。
ホルンも1期で全国と書かれた譜面が印象的でしたが、
ここで1ヶ月の間の練習や合宿期間の写真が譜面にあることが描かれていて、
またホルンが1番最初に目立つ形に。どんだけホルン愛されてるんだよ!みたいな。
麗奈のトランペットの出だしで瞳の滝先生が消えたりとかして、
演奏に集中している感じ出したりとか滝先生の指揮がまた一段とかっこよかったりとか、
ただただとにかくよくここまでやってくれたと思うしかなかったです。



グロッケン。
あまりどれがどの音かわからないのでこうやって描写されると音が入ってきやすくていいですね。





音が盛り上がるところでインパクトのある絵が入るのも見ていて高揚感あります。
コンバスも非常に描写が難しいところですが弓毛へのハイライトの描写でディテールを見せたりなど、
細かな工夫の一つ一つがカッコよくてまた良いですね。
ティンパニーやシンバルのインパクトも見てて気持ち良いです。





トロンボーンが並ぶカットは1期から花型という感じでしたが、
度々挿入されるホルンの描写もまた目を引きますね。



祈り。
1期は葉月たちに演奏を持っていかれている気がしましたが、
今回は祈りという形で見届ける役回り。
舞台を見る隙間の光の筋がその祈りの過細さ、
細いがゆえの切実さを物語っているようで印象的でしたね。
芥川の蜘蛛の糸じゃないですが、
選ばれた者のみが次のステージに進めるというのをここでまた印象づけられている感が強いかなと。





瞳の中の宇宙。
1期OPからの引用、さらにはハルヒOPからの引用ですかね。
瞳の中の光、輝き。





全体の動きをスローで見せたり。
シンバルはやはりインパクトありますね。どのカットもカッコいい。
ティンパニーがスローだとやや不思議な感じ。
どういうシーンなのかなと思ったけど、やはり演奏への没入感なのかな。

響け!ユーフォニアム2 第一回 を語る
瞳の中の輝きじゃないけど、瞳に入る光という意味では1話のみぞれを思い出すようなと。
麗奈のソロで久美子が麗奈とのやり取りを回想するけど、
あの一連も麗奈の背景は輝いていたというのを見ると、
麗奈の持っていた輝きを久美子は北宇治の演奏の中に見ているのかもしれない。
またみぞれはそういった輝きを再び瞳に宿らせることを予感させての1話の描写だったのかもしれない。
瞳から外れた街の光は、音という光、
コンクールの演奏の中の光を瞳に入れないという描写だったのかな、とも。
ただ今回の久美子は麗奈のソロでトリップ状態から冷静な状態、
麗奈の愛の告白のような演奏で冷静な状態に戻ったのかもとも見えるので、
人それぞれの見方がある見せ方かなと思えたり。











麗奈のソロから情感の溢れる描写へ。
合宿期間中の写真などでそれぞれのパートの繋がりを描きながら、
その中でスポットライトを浴びるのは、という流れがまた印象的ですね。
みぞれと希美の関係を印象づけるオーボエのソロ。











そして転調。トランペットやフルート隊が構えの作る一瞬の緊張感、
ティンパニーの疾走する高揚感、シロフォンの音から一瞬のトロンボーンの力強さ、
そしてクラリネットの細かなディテールと目まぐるしく演奏が動いて一気に盛り上がりますね。





そして久美子の苦しんだフレーズ。
一瞬見せる滝先生や秀一がまた良いですね。
特にここまでが2期での主な新作パートになるので、
そこを久美子で締めるのがカッコいい。







カメラの回り込み、いくぞ全国の書き込みから劇場版パートへ飛び込んでいくのもドラマチック。



右側からの久美子。
ここでメインキャラが映されるパート、劇場版ではクラリネット隊の描写なのですが、
終盤のサビへの突入するパートとしてまたドラマチックな仕上がりでGOOD。
特に久美子が右側から描写されるっていうのはユーフォニアムパート、
あすか先輩とセットの描写ではなく、
メインキャラとして映されている、久美子だからこそ映されているという意味合いが強く、
また滴る汗と真剣な眼差しが胸を打つ描写で、その確かな存在感にグッときます。







シンバルから入って全員で演奏しているという感じの滝先生の背中越しの演奏がカッコいいですよね。
パーカッションが要所要所でリズムを作ってるのがホントに見てて楽しいしカッコいい。





個人的に劇場版パートで大好きなシーン。
同じフレーズの繰り返しですが、最初にホルンが吹き、
その演奏にトロンボーンが応えるようにまた吹いてるように見せてるのが凄く好きで。
ホルンとトロンボーンの配置は向かい合いというか左右に分かれてはいないので、
ここは意図的にホルンとトロンボーンが左右で分かれているような描写をしているわけで。
同じパートを吹きながら、ホルンの演奏に応えるトロンボーンみたいなカット割りになっていて、
そういう映像の作る音楽シーンとして非常にドラマチックになっていてGOOD。
フレーズもカッコいいですしね。
絵的にもまたかっこ良くて、ホルンのパートを見ると思わず涙ぐんでしまうくらい。



そんな演奏を称えるようにトランペットやサックスが続き、
フルートとパーカス、そしてオーボエでまた一気に攻めていくのがまた印象的で。
トランペットやサックスは同じ向きから横顔見せて、
フルートで一転させて雰囲気変えてるのも印象的。
というかフルートの人も普通に可愛くカッコいいので思わず目を引きますね。











最終パート。
1期、劇場版とはまた一味違った情感の演奏から突入して、
各キャラの表情が連続で挿入されるのがまた印象的。
ここがまたかっこ良くて繰り返し見てしまいますね。
祈る葉月の姿が特に胸を打つ感じ。
曲が終わってしまうという恐怖、
運命が裁定されてしまうという鐘の音への反応みたいだからでしょうかね。
これだけで葉月の存在感が跳ね上がってしまうのだから凄い。
演奏者より存在感がありますよね。
そんな中で曲に浸ってるフルート先輩は相変わらず空気読めてない感がすごい。





Cパート。
演奏終わったときにED入ったのでもうそんなに時間たったっけとか、
いやー素晴らしすぎたけどちょっと消化不良かと思ったので本当にホッとした。
1期と違ってきちんと読み上げられて喜びを分けてもらえたのが嬉しかったな。
久美子の表情付け、ちょっと西屋さん思い出すかな。





強豪校の反応。
明星工科の赤のカラーが印象的で思わず良かったねと思えてしまう。



全国大会出場決定!
で喜ぶ中ではパーカス勢が一番好き。
描写も多くてかっこよかったし、演奏中とは別な表情をしてくれるのがグッと来る。
自分の中でやりきった感っていうのがある喜び方かなぁとも思えたので。



久美子の喜びも一入という涙がまたいいですね。



コンクールはまだ嫌いですか?
たった今、好きになった。

そして次の曲が始ま...らない!?

脚本:花田十輝
絵コンテ:三好一郎 石原立也
演出:三好一郎
作画監督:明見裕子 角田有希
作画監督補佐:丸子達就
楽器作監:高橋博行

三好回。もう最終回でも別に驚かない5話でした。
引き方が1期もチューバくんでびっくりしましたが、
まさかお約束のフレーズを切ってしまうとは。
ただ全国まで行ったのでここで切ってもいいのかもしれないけど。どうなんだろう。

まあただただ感謝しかない回だったなと。
ここからは一気にあすか先輩の話に行くのかオリジナルを挟むのかわからないけど、
もう何をやってくれてもいいと思えるくらいの回だったので、
これから一体何を見せてくれるのか本当に楽しみです。

響け!ユーフォニアム2 第四回 を語る
2016.10.27 [Thu] 21:35



ホルン隊。
リアクション取らすにはまずホルンからなんだろうか。
とりあえず並べておこうみたいな印象を受ける。
OPでも謎ポーズしてるし?



ユーフォの穴には何がある?じゃないけど、
突飛な絵面にちょっと面食らいますよね。
音を出す場所っていうのを意識されているのかもしれないなーと思えたりなど。



動かないメトロノーム。
動かない時計、みぞれの止まった時間のメタファーですが、
ピアノの上にあるっぽいのが不吉感に拍車をかけているような。
ピアノって吹奏楽で使われないためか不穏な空気を作るものみたいになっている感。
何のためにいるのだろうか、という問いかけの一種かね、なんて。
今回は個々の音がどのように紡がれるのか、
という問いかけの形が点在していたのかなと思ったり。



凹む久美子。
窓枠に突っ伏すようなところに親近感湧くかなーみたいな。
倒れ込む机がないからそこに寄り掛かるしかないみたいな。
そういう凹み方が良いなと。



外で練習。
椅子と譜面台を持って移動っていう流れを印象的に見せていて目を引かれますね。
見慣れない芝居を真正面から描くところにカッコよさもあって思わずグッと来る感じ。
ぱっと切り替わるカット割りも動きの印象を強調しているので余計に。



フルート先輩はおっぱい担当なんだろうか。
久美子の練習風景がまた1期12話からの引用で三好回のインパクトを物語ってるよう。
アニメオリジナルだからこそっていうのもあるんでしょうかね。
フルート先輩の動きを追うように左右に回り込むようなPANなど、
ややトリッキーなところが目立ってくる部分もあってまた目を引かれます。



また穴。





向かう先輩と追う久美子。
左方向に円を描きながら向かっていく先輩を、
追う側の久美子は反対方向から大きく回り込んで向かっていくという円環状の繋ぎに躍動感があり、
ダッチアングルで不穏な空気感を煽っている感。
ブレるカメラから臨場感も出ていて良い感じもしますがもう少しキメる絵で見たかった気も。



今回は風景をシーンの合間にインサートしていましたが、
どういった背景で演奏しているのかというテーマに沿ったものだったのかなと思えたり。
絵面的にも学校から奥にまた街が広がっている風景とか見せ方がまた引っかかる感じ。



鎧塚みぞれがなぜ吹奏楽をやっているのか。
窓から何が見えているのか。
そういう謎を印象的に見せていた気がしたかな。
同時にその背景を描くことで鎧塚みぞれというキャラクターに寄った感じもしたかな。
廊下でのやり取りを真横からの舞台的な絵にしているので一際目立ちますね。
小川さんと言えば壁を突き破って動くカメラという印象でしたが、ここは武本さんに近いかも。



望遠の圧縮した絵が騒然となった廊下の感じ出ている感。





勇ましい優子先輩。
優子は色々な表情を見せてくれるキャラクターで好きですね。
それぞれの場面で優子に対する思い入れが画に出てきているようで。
恵まれたキャラクターだなぁと思います。



走り去るみぞれ。
走りに趣きを置いてるのも気になる感じだったかな。
上手くなりたいじゃないけど、何かに向き合う気持ちを作品上で描かれている感じがするので。
1期の麗奈とのやり取りや12話なんかは印象的でしたし。



ホースの透明感にしてやられるというか。



AIR 6話的な。
こういった人物視点動きの3Dってあまり好みじゃないんだけど、
やっぱ使いたくなるのかな。
狭いところに入り込むっていうのが小川回らしい場所の選択かなぁとか。
なんか人物も壁みたいに扱うことのある方だしなみたいな。
氷菓 19話 を語る



光が溢れ、背景を失う。
友の喪失が演奏にまで波及するという感じでしょうか。



アッチョンブリケ、ではなく。
今作では顔いじりがやたら多い印象を受けるんですがなぜなんでしょうね。



ゴールド金賞。
やめていった子に申し訳なかったっていうテーマはやや掘り下げ不足な気がしたな。
それぞれのキャラクターが抱える悩みはそういう観念的というか総体的なものではなくて、
もっと個々のパーソナリティに由来しているように描いているので、
ここでやめていった子ら、という言葉が出てきてもそれを受け取るのが難しい。
中学時代からのっていうのは優子が言うのはまだわかっても、
みぞれではそれに当てはまる人間は1人しかいないように思えない。
そういうキャラクター対キャラクターみたいなところをもっと取っ払ってもいい気もする。
コンクールとは、という問がその一端になるのかな。
それがどう描かれるか楽しみかな、みたいな。



白く飛んだ背景に再び音楽が宿る。





カメラの動きで言葉の勢いというか重みを伝えるのは新鮮だったかな。



そして新たな背景へ。
オッ…オレはッ!初めから何も動いていないッ!!じゃないけど、
3人のみぞれを巡るやり取りは結局フルート先輩1人に及ばず、
それぞれが別々の窓から外を見るように、
それぞれのみぞれへの心情を読ませるようだったな。
みんないい人たちなので、特にやめたことも告げずにフラフラしてたフルート先輩をいいヤツ、
みたいに言われるのもなんか違う気がするけど、それは描かれ方の問題かな。





今回の横顔、眼球の感じを出すリアル目なフォルムだったように思うんですが、
ここで夏紀が優子に顔を向けて目線を送るところで普段の眼力というか、
アニメ的な方向に戻ってくるのにどこか安心感があって印象的だったな。
誰かが言うかもしれない言葉を夏紀の言葉だと強調するような意味合いなのかな。
顔を向けて言うセリフじゃないけど、確かなことを伝えてる風なのがグッときますね。
遠くを見る夏紀っていう1期のイメージを踏襲しつつっていうところもポイントかな。
普段の姿勢ややり取りの中で見られる変化が新鮮で良いですよね。
こういう友情の描き方好きですね。
みぞれのフルート先輩への傾倒とは違って曖昧なことだけども、
っていう対比が良いというか。







優子の照れも好きですね。
みぞれの問題の本筋は実はこっちの繋がりを描くのにあったのかも、と思えるくらい。





全国、行こうね。
あすか先輩は捻くれてるのか何なのか。
それまでの普通のバストショットから高い位置のカメラアングルへ。
窓からの風景がまた印象的に見えるアングルなのが引っかかるかな。
今回で言えば、あすか先輩にある背景とは、みたいな問のあるショットだったのかな。





そして次の曲が始まるのです。
空を見せるのが2期のお約束かと思いきやフルートとオーボエに。
あすかの心情に触れるような紫の空からの変化はやや飛躍した印象を受けたかな。
ただ2人の関係を強調するように輝き変化する画面が綺麗で良かったな。
個人的に次のコンクールでの色々なやり取りがお気に入りなので、
どのような形になるのか今から楽しみです。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:小川太一
作画監督:植野千世子 丸木宣明
楽器作監:高橋博行

小川回。小川さんの回見たいとか思ってたら普通にきていた。
コンテ演出での久々の登板が嬉しいですね。
あともう1回はユーフォで見たいところです。

クビキリサイクル OVA 第1巻 を語る
2016.10.26 [Wed] 20:48

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
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脚本:木澤行人
絵コンテ・演出:八瀬祐樹
作画監督:鈴木博文 岩本里奈
作画監督協力:伊藤良明 高野晃久 清水恵子
原画:伊藤良明 武内宣之 橋本敬史 高野晃久 沼田誠也 田中宏紀 菊田幸一
  吉田隆彦 高橋裕一 清水恵子 鈴木勘太 石原満 水上ろんど 鳥山冬美
  安食圭 門上洋子 驚川三浜 宮井加奈 横屋健太 宮嶋仁志 秋葉徹 渥美智也
  宇良隆太 水谷正之 石川洋一 小阪倫洋 阿部望 大梶博之

  鈴木博文

二原以下略。

原作既読で自分も好きなシリーズなので気になって購入。
全シリーズ全巻OVAでもいけそうな価格帯という感。
とりあえず初っ端が成功してくれないと後のシリーズが見たい場合それが叶わないので、
無事続いてくれることを願っております。

まあ原作もよく読むの読まないとあって自分はクビキリサイクルはあまり読み返さない方なので、
新鮮な気持ちで見ることが出来ました。
それでも見る前に少し読み返してはいましたが絵にこれと言って具体的なイメージが無かったので、
こうなったかという感じで。
新房さんがブックレットに載ってるインタビューで2000年台の空気感、
実写向きかもしれないと言及されてるのが印象的。
洋館を舞台にした作品の空気感、ゴシック的なところが00年台前後の新房作品っぽく、
作品の空気感と新房さんのアニメのイメージが合致してこうなった、
というように読めるようで面白いなと。
okamaさんの名前が出てくるのもその年代っぽいかなとか。

鈴木博文さんが作監でメインで関わっていて音楽は梶浦由記でとかコゼットの肖像を思い出す部分も。
スタッフを見るにまどか☆マギカ作ろうとしてたらいつの間にかクビキリサイクル作ってた、
みたいな印象も受けるかな。

OVAの新房作品は正に新房作品という感じで、
コゼットの延長線上にある作品というのは強く感じるかな。
ダイニングでのやり取り見てると叛逆のほむらと杏子のやり取りを思い出すかな。
謎の巨大リングの作り出す謎の雰囲気が面白いというか。
場所を移動するごとにテロップが出るのを見てシンゴジラ流行ってるねぇなんて思ったり。
印象的な画は多く、3Dでのカメラワークで大きく動きながら色々見せていくのは冒険心あるなと思ったり。
3Dで組んだ絵が稚拙に感じられつつも驚きを用意してるからやってる、みたいな。

個人的に好きなのがOPですね。
まあメインスタッフが出ている映像をOPと読んでるだけとも思えますが。
チャプターもOPとなっていませんし、本編扱いなのかと思いますが、
本編とはまた違った空気感をまとった映像で面白いです。
特にBGMオンリーの構成、初っ端が花のイメージがまた強烈で印象に残ります。
ステンドグラスなど最近はあまり意識しない新房作品イメージや、
主人公とメイドの朝の行き違い、すれ違いを見せるだけというのもまた強烈。
またカメラの回り込みを多用してスピード感を作っていますが、
メイドにレースの枠がハメられると動きを止め、
それが外れるとまた動き出すという映像の静と動の極端さもこれもまた強烈。
そういう癖の強い映像が良い意味で本編から浮いていて面白いです。
EDは鈴木博文さん。
これはまどかからの流れなのかなという感じですかね。

本編的には哀川潤を前にした主人公のイメージに違和感を感じなかったので、
自分的にはオッケーという感じでしょうか。
原作好きですが思い入れはそこまでではないということかと思いつつ、
とりあえず次巻を楽しみに待ちたいところです。

響け!ユーフォニアム2 第三回 を語る
2016.10.20 [Thu] 21:14





人物ワイプ。
久美子の前を歩く人物はあすか先輩ではないけれど、
先輩の去っていく姿を追う久美子の視線と合わせて、
その目の前の人物は約束をした時のあすか先輩ではなかったか、
みたいな妙な繋がりを感じるカット割りで気になりますね。
今回は普段と一風変わった割り方が目立っていたように感じたかな。









今のところ、2人で吹いてください。
1期12話から続く話をここに持ってくるかーというか。
久美子の喜びの表情のアップや各キャラの祝福の表情から、
久美子の喜びを噛みしめるカットへ、
とここで流れが一旦切れるかと思いきやそのカットは麗奈の視点だったとなる驚き。
麗奈は単純に上達したという事実の祝福ではなく、
その上達したという喜ぶ姿を見ているところが面白いですね。
キャラクターを垣間見ているのは視聴者だけではないという意外性が強く、
また麗奈が何を見ているのかっていうのが明確でグッときますね。
久美子の後ろ姿を見ているのは恐らく秀一あたりになるんでしょうが、
1期12話で上手くなりたいと叫んだ久美子の背中を見る姿とも掛けたショットなのかもな、
とも思えたり。まあそれはどうでもいい話でしょうか。
響け!ユーフォニアム 12話 を語る



ロボットが吹いてるみたいなんだよ。
麗奈の視線の後に誰の視点でもない、
鎧塚みぞれが見ているはずがないショットを入れてくる冒険心というか。
オーボエという楽器の美しさを描きつつ、そのうつむいた時にしか見ることのない視点が、
その場での鎧塚みぞれの心情を描いているのかな、と。
機械でもいいという観点からオーボエの出す音色への言及でもあるのかな。
オーボエの音でしかないというか。
このシーンの一連は誰かの視点であろうとするショットが多い気がしたかな。





お風呂。
久美子が服脱ぐ辺りはちょっとFree思い出す感。
パロディ感あるかも、みたいな。
みんなに久美子の肉体美を見せよう!で見せ切らない。
そして麗奈は久美子視点でアッサリ行くと。
こういうタメの作り方は嫌いじゃないですね。



麗奈の表情が浮かんでくるのも1期12話思い出すかもな、とか。
割りと三好回を意識した感じだったのかもしれないなーと思ったり。
あすかが話しかけた辺りでPANしたりとか、
奔放な見せ方が新鮮でしたね。
心ここにあらずが一瞬にして引き戻されるというのが1ショット内にある楽しさですかね。
天井の光で時間経過を見せたりとか、今までそういう見せ方してたかな、
という新鮮さもあって楽しいかなと。





狭い。
割りと攻めてる感じがするかなぁ、と。
二年生は二段ベッドなのね。



ここの武本さんっぽい感。
さまざまな背景を背負った感じとかでよく使ってますよね。



ちょっと舞台的な。
引きのアングルで室内を見せることで互いの心理的な面を描きたかったのかなとか。
みぞれの狭さとフルート先輩の小奇麗な感じが印象に残りますね。
部屋を見せるっていう観点では久美子や1期の部長の部屋とか、
ああいったシーンとは違った奥行きを潰した感じが印象に残る感じかなぁとか。



捨てにいったら?花火。
滝先生へ聞きに行ったらと促すところでこのセリフはいいなと思えたな。
直前で花火を捨てに行ってる他生徒を見せているので、
上手いこと映像での語りと合致した感があるかなと。
この辺は池田さんの作監かなっていうのがより強く感じるシーンだったかも。





背景を背負う。
なんですか、これ?という滝先生の登場のインパクトも今や昔と笑う生徒、
先生に好意を向ける生徒、そんな中でまたひとつ重い真実を受け取る久美子。
先生をめぐるドラマは数あれど、その反応のどれもを知っているからこそ響くものがあるわけで。
そういう久美子の背負ってしまったものっていうのを描き出している風だったな、と。
あとここは久美子の演奏を見る麗奈の視点っていうのを反転して久美子が見る麗奈、
っていうのもあるのかなと思えたりも。

あと今回はPAN多いけど、1カットで多くの内容を見せるのに使っているという感じで、
以前コメンタリーか何かでやたらFIXやカット割りに拘るのやめてPANで見せて、
みたいなコメントが有ったように記憶してるんですが、それの反映なのかもしれないと思えたり。
それでもカット数多いように思えるけど。



ちょっと泣きそうだったよ。
アニメの泣きってちょっと大げさで、涙ぐむ、涙を浮かべるがやや大げさになりがちで、
コーチのように何かを思い出したときに涙が浮かぶっていう具合はリアリティあるように思えたな。
使い所が難しく今回もその浮かべた涙の行方をはぐらかしているけれど、
非常に新鮮なシーンに思えたな。





洗面台の前。
鏡が前にあることは描かれていますが、壁に映り込んでいるようにも見える、
ちょっとした騙し絵のようにも感じるカット。
虚構感のある絵面が滝先生の真実を隠蔽したことを意識させられるような感じなっているのかなとか。
絵面が強烈なだけに惹きつけられますね。



オバケ。





優子の表情付けなんかは入っていきやすい感じがするかな。
久美子に対していけ好かない後輩に会ったと不快そうにアゴで合図出したと思ったら、
ちょっと距離感のある表情で生の感情を引き出そうとしてみたり。
そういうコミュニケーションを取るときの、
言葉を投げかけるときの表情が受け取りやすく感じたかなというか。
付いてこいと指示をだすのは強気に、聞きづらいことは相手を見ずやや距離を置いて防御、
みたいなところがあるせいでしょうかね。









印象的な絵を見せようみたいな感。
優子が座ったその位置は今のコンクールで勝ち得た席、
今の北宇治の立ち位置そのものなのでしょうが、
次のショットでその左側の椅子は印象が薄くなり、また優子の左側の席は開いている。
今回はPANで左右を意識させる絵が何度か登場しましたが、
ここはカット割りで意識させられる左右という感じだったかな。
結果が良かったから納得している、というのは結果を出せなかった時の消失にほかならないわけで。
そうやって結果が出せなかった時というのを切り捨てていくのがコンクール、
っていうのを優子の左側の席から感じてくる絵だったかな、と。



手前にくるほど豪華になる。
如何にして手前の席に座るか、っていうのがそのまま順位の話になっている、
っていうのをこうやって描くのかっていうのが面白かったです。
綺羅びやかに描かれることで、その内側にある繊細さが描き出されているようで好きですね。
またここでPANして見せてるのも引っかかるところかな。
望遠の絵でボカして見せて儚い感じを作りつつPANで作り物感のある絵であるのが強調される感じで。



1期で手前に障害のある絵っていうのが優子関連で目立っていた気がしたけど、
ここ一連はそれを踏襲した演出だったのかもしれないと思えたかな。
久美子が優子から見たら右手奥にいるのも障害としての後輩という心理的な配置からかもな、みたいな。
響け!ユーフォニアム 10話 を語る
響け!ユーフォニアム 11話 を語る

優子が久美子たちの考え方、上手いほうが吹くべきっていうのを肯定的に捉えていて、
1期の久美子と麗奈の悪になろうという態度が結果的に受け入れられてきているのが興味深いところで。
個人的には久美子たちを悪者のままにしたくないからっていうのがあるのかなとも思いますが、
全国という舞台を目指すために必要なこととして位置づけられることで、
部員たちとの繋がりをより強くしているようにきちんと描いているので好印象という感じ。
個人的には1期の尖ったところが好きですけどね。



夜明け。
障子ににじむ朝の光が印象的でしたね。
眠れずに過ごした夜が明けていく感じが好きなので。
やはり朝が特別な時間のように思えるのが好みですね。





この辺も木々の描写が美しくて好きですね。
新鮮な気分で見られる朝がやはり魅力的に見えます。



階段を上がって。
個人的に階段を上がってくるカットと言えば氷菓 12話のアバンが好きで(小川演出回)。
あのシーンは月光で光る地面が非常に印象に残ってるんですが、
ここは朝の差し込む光が印象的なので個人的に氷菓と対になるカットかもなと思えたりなど。
氷菓 12話 を語る
今読み返したら特別言及して無くてアレ?と思うなど。









丘の上で吹くっていうのは1期の山村回の麗奈を思い出しますね。
響け!ユーフォニアム 3話 を語る
黄金に輝く舞台での演奏が非常に印象的です。
あすかの姿を回り込んで見せるのも背景の見せ方もあって異化作用もあり、
またこれまでと違った見せ方をさせていて、
よりあすかの内面へと踏み込む軌跡になるようなシーンになっていたかなと。
前回の引きがあすかのユーフォだったのがここに繋がってきていて、
その引き方に偽りがなく、正しくあすかの回だったように思わされるのも面白いところで。
ある意味、久美子の背負う最後の対象としての姿でもある分、力の入った画面だったのかなと思います。



そして次の曲が始まるのです。
黄金色から青空へ。
次回がまたどんな回になるのか期待させられます。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:山村卓也
作画監督:池田和美
楽器作監:高橋博行

山村回。
最近は劇場作品でも絵コンテ切ってたりと大活躍な方ですが、
またユーフォで色々やってくださってるなという感が。
あと最近は小川さんとかあまりローテで入られていないので、
小川さんのユーフォも見てみたいなと思えたり。
個人的に三好回でやるのかなと思っていたことがここで出たりしたので、
三好回は何をやるのかなとか色々な楽しみも生まれた回だったように思います。

響け!ユーフォニアム2 第二回 を語る
2016.10.13 [Thu] 19:50



冒頭の練習の音から音楽室へと向かっていく感じは作品らしい入り方で見やすく、
練習風景も見慣れたものですが、そういう中でつい久美子があすかを目で追ってしまう、
っていうところを見せてくるのがあすかの表情を含めなんか気にかかる感じ。
前回の話を受けてあすかを意識している風なのを、入れてくるところにどこか思うところがあるのかなとか。

その後にプールに行く話で麗奈の胸の話にトキメク久美子とかを見ると、
ますますあすかのカットが浮いてきますし。
日常の中でみるさり気ない視線の先の意味っていうのを考えちゃうかなと。





今回はカットをバンバン割っていくので忙しい雰囲気というかもうちょい絵をじっくりみたいな、
というのがあったので、気になったところが結構引っかかる話でもあったのかな、とか。
ここも胸元から顔見せるならPANでもいいのではみたいに思ったんですが、
胸を見せるのは久美子の視点よりやや高めの位置で、
表情を見せてるところは久美子視点なのかなという感じなので、
スケベカメラと久美子視点というショットがそれぞれあるからカット割ってるのかとか、
そういう意識をさせられるのもややモヤモヤする感じかな。
久美子の瞳に煌めきが宿る感じなんかは結構好きだけれども。



そういえば水着回か。
この辺はFree思い出す気が。



麗奈の水着、紐が体に密着せずに浮いて隙間が空いてるのを見せてるのとか、
なかなかの巨乳描写だなーと思わされたり。
前回の浴衣も青だったけど水着も青で、麗奈のイメージカラーになりつつあるのかなーとか。
優子の瞳の中にハートがあったり、作品のデザインの中に遊びを仕込んでいる感じで、
結構思い切った回という印象だったな。



あまり意識されないけどみんなよりやや背の高い久美子。
胸より身長で育ってる感出てる気が。
背の高さで何かを描こうという意図は感じられないけど、
時たま見られる引きのショットでこうやって意識させられると、
また違った感じでやり取りを見れるのかもしれないな、とか。





無邪気に遊ぶ子どもたちとそうでない者と。
2人の会話をBGMで見せていく中で子どもたちの声や水の音が混ざってくるの、
わかりやすく見せようとしてるのかなと思うんだけどやや遠回しすぎるような気がする。
水浴びをするときの水のように相手を気持ちよくさせたいという気持ちがあるけど、
それは要するにチームとしてまとまってるところに冷水をかけるようでもある、
という意味で水なのかなと思ったんだけど、どうなんだろうな。



木を背にした分断の絵。
結構インパクトの有る画ですよね。
木漏れ日の雰囲気と近い2人の中にある友人関係との派閥を意識させられる感じ。
夏紀がスマホずっといじってるけど音ゲーやってるんだろうか。



鎧塚先輩。
時が止まった中を見せるようなカメラワークが面白いですよね。
花びらの作る空間が綺麗で。
ちょっと消失の長門思い出すな。
個人的に消失の長門はポーズが一部不自然であまり好きじゃないけど、
ここはハマってる気がする。



ジュースの結露に見る涙。
フルート先輩、全然わかってねぇ、やべぇ、部活やめたときからまるで成長していない、
みたいな印象があってやっぱ苦手感があるんですが、
そういう中で胸元見せたりとか肉感的なエロスを混ぜ込んでくる辺り、
そっちで満足してほしいという意思表示なのかと思わされる。
武本さん完璧エロ担当みたいになってるけど、それでいいんだろか。



私が、という久美子でこの画。
そこまでのアップでの見せ方から引いた絵になるのはインパクトもあるし、
青空へ変わることで色合いが変わってかなり目を引きます。
ただそれだけの絵を用意する流れなのかな、という引掛もあって。
まあ久美子の申し出自体がやや空虚なものみたいなものなのかもしれないけど、
うーん、どうなんでしょ。
中二病でも恋がしたい! 10話 を語る
AIRなんかも空の描写は拘ってましたがこの辺はその延長線なんかなぁ。



合宿へ。
ここの部屋の中を見回す処理は氷菓の最終回の終盤を思い出すな。
あの回も武本コンテ石立演出だったのでちょっとなるほど感ありますね。
氷菓 22話(最終話) を語る
そういえば石立さんはけいおん!でも合宿回やってましたね。



ユーフォに映り込む久美子。
ローアングルのショットだったり印象的な画がまたポンポン出てきていて楽しいかな。
映り込みは前回も武本さんやってましたね。
響け!ユーフォニアム 7話 を語る



新しい先生。
足元で女性という見せ方をしてるのがちょっと洒落てるかも。
ここの部員たちを横切っていく感じは新鮮な気がしたかな。
過去はAIR 6話とか最近でも電車内とかで3D組んでPANやFOLLOWで見せる、
っていうのはやってましたけど、空間的な広がりと新しいキャラが場に入ってくる感じ、
っていうのが出ていていいかなーと。
あと足元からのショットってハードボイルドな感じがして好きというか。
まあそれはどうでもいい話ですが。



死んだ魚の目。
ざわつき活き活きとする部員たちとは対象的な姿に思わず笑ってしまいますね。



夏紀先輩とフルート先輩とあすか先輩。
夏紀の憧れから吹奏楽部へ。
そしてあすか先輩との出会いなど夏紀の今があるのは、
っていう思い入れを感じさせてくれる回想が印象的でした。

あとどうでもいいけど武本回でスリッパ履いてるのを見ると、
AIRの高橋さんのパート思い出しちゃいますね。





久美子と鎧塚みぞれ。
久美子の風呂上がりっぽい感じで髪をまとめてるのがグッときますね。
うなじがいいというか。
みぞれのTシャツのシワのつき方とか髪をまとめてるの新鮮な感じ。
しかし久美子イヤホンつけてるのに音漏れとかどんな音量で聴いてるんだろうというか、
どういう耳をしてるんだろうというか。

久美子があすか先輩の内面へと踏み込んでいく姿がまた印象的ね。
フルート先輩たちの気持ちではなくそちらに意識を向けるのか、と。
そういう意味で冒頭のあすかへの視線からつながってくる感じで合点が行く感じになってるよな、と。
みぞれの心情を描く装置として音ゲーやってるのも面白い点でしたね。



鎧塚先輩はどうしてやっているんですか?
それぞれのショットから断片は読み取れるしフルート先輩と色々あった、
というのはわかるけども根本的なところはまだ見せてはくれない感じ。
フルート先輩とみぞれを両方出して描写が隔たらないように気を使ってるは感じるかな。
だからこういう前に出た絵に呼応する絵っていうのが出てくるんだろうなと。



そういう中で久美子と麗奈の繋がりを描くのが作品のウリでありつつ、
みぞれたちの対比として存在している感じ。
だからまた今後も麗奈とのイチャイチャは続きそうな感が。

しかし2話にして2巻の半分まで話が進んでますが、
一気に完結までいっちゃう感じになっちゃうんですかね。
個人的に今作に関しては久美子×秀一なので、
その辺がどう描かれてるかが個人的には楽しみなところです。



そして次の曲が始まるのです。
あすかの本心っていう引きであすかのユーフォを映す辺りは3巻の内容意識してる感があるので、
どう踏み込んでいくのかというか。
思えばOPもあすか久美子ですしね。
2人の関係の描写的にも次回は結構楽しみです。

脚本:花田十輝
絵コンテ:武本康弘
演出:石立太一
作画監督:丸木宣明
作監補佐:高瀬亜貴子
楽器作監:高橋博行

武本回。
今回は作画の色気が凄く好みな回でした。



ED。
藤田春香さんの演出。
山田さんの影響を受けてるのかなーという衣装やお菓子の描写。



花びらが舞ってからユーフォが登場する辺りが綺麗で好きですね。



セーラースカーフが風に舞うのが印象的ですね。
一種の脱衣になるからか、裸足だからかエロスな感じと爽やかな雰囲気に飲まれる感じ。
今のところ山田尚子フォロワーという感がありますが、
今後の担当話数がどういったものになるのか楽しみです。
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