アニメ雑記 2017/4/13を語る
2017.04.13 [Thu] 21:10

●冴えない彼女の育てかた♭



0話。
1期に引き続き合宿回的な。
まさかフジテレビ見せられるとは思わなかったのでちょっと驚かされました。
レインボーブリッジ見て、ねむり姫かなとか思っちゃったりとか。
ノイタミナっていう枠を内側に内包した作品だというのをこうやって触れるかとも。



途中で挿入されるイメージ画はやっぱシャフト引用という形なんですかね。
エロい虚構の絵を度々入れてくるのがアクセントになっていて、
切り替わる画面が見ていて楽しいですね。
美少女の魅力を余すことなく見せきるという意味で良い手法なのかも。





英梨々さんの牙。
歯と肌がくっついてるようなこういったデフォルメってどこ発祥なんでしょうね。
八重歯で可愛げを出すようなのって昔からよくあるように思えますがそれも合わせて。
英梨々は怒っているときと照れてるときなど歯でだいぶ印象が違ってくるのが面白いですね。







霞ヶ丘詩羽先輩。
一番アニメっぽい手法を使われる人という印象が。
1期でもそうですが虚構の絵の挿入や表情のデフォルメ、
逆立つ髪など畳み掛けるようにぶち込んできていて見ていて楽しいなと。



大きく縦PANで見せる橋と自由の女神の迫力が凄くて、
インパクトの強いショットでしたね。
大きく描かれた物体の存在感が2人の存在感を後押ししているようで非常に印象的。



最後に輝くメインヒロイン加藤。
加藤の魅力を描きつくすぞっていうシチュエーションではないですが、
デートという言葉をチラつかせたりとか、2人でいる空間を当たり前に享受してくる空間を、
場所を含めて演出してる風でまたこの作品のメインヒロインらしさを見せる感じだったのかな。
強烈な個性ではなく、周囲の光によって浮かび上がるヒロイン像というか。
綺麗ですね。


●1話





石浜さんのOP。
高瀬さんのキャラクターというよりは演出の色気が強いOPで、
高瀬キャラを十分に味わいたいと思ってるとちょっと外された気がしたかな。
ノイタミナ的ではあるような気がするけれども。
石浜さん好きだけど別に今作で見たいわけじゃなかったというか。
作品では出てこないかもなっていう絵も印象的でグッとくるところもあるんですがね。









インサートされる1コマにキャラクターの髪を起点にした登場、
振り向きからの繋ぎなど前話とはまた趣が違ったぶち込み方だなぁと。
割りと実験的な作品ですよね。
詩羽先輩とやり取りしてる喫茶店でも1期から兼用のレイアウトもあったりして、
1期の話を意識させれる画面だったりしもしますし。
今回が主人公を通じたヒロイン同士の友情の話なので、
そういうところに色々担保して見せてるのかなという印象。



漫画のコマ的な表現は英梨々の内面に肉薄するような感じでしたが、
詩羽先輩が英梨々の絵に感動するっていうところでも使われていて、
英梨々の絵の世界に入り込む感じが良かったですね。
前期のクズの本懐が漫画のコマ割りを映像に落とし込もうとする作品を見たあとだと、
またちょっと意識的になる演出シーンでもあったかもな、と。

英梨々と詩羽の過去話しで前話に引き続き主人公の存在が一歩引かれていて、
主人公を通した先の繋がりを描いているのがある意味ではもどかしいですね。
女の子の放つ好き好きオーラを見に来てるのに感動させられてる的な。
クリエイター同士の繋がりの描き方としては前話に引き続きという形ですが、
2期は割りとこういう引き方になっていくんでしょうかね。
シリーズを追っていくのが楽しみです。

アニメ雑記 2017/4/9 を語る
2017.04.09 [Sun] 22:59

●Re:CREATORS 1話





現実の中に溢れるオタクコンテンツの広告の列挙から、
如何に身近にオタクコンテンツが溢れているかを指摘されるのが新鮮なのと、
果てはアニメのテロップなどを通して創作物と創造主の関係をカスらせたりと、
作品のもつパワーを最大限に引き出そうとする風景の連発にまず目を惹かれますよね。
そういう中で踏み切りのバーが下がるのをfollowで見せて、
世界が正しくもネジ曲がっていく異様な風景を、
駅のホームの人身事故?までの描写で人の死を意識させられる。
この風景の不穏さが日常にどういう風に繋がるのか、
ちょっと期待感が出てくる出だしだったかなと。

しかし仕上げが左側で動画が右ってあまり見ないテロップの形ですよね。
虚構性というのを意識した配置なんだろうか。



水しぶきのあたるカメラ。



虚構性の強いレイアウト。
戦ってる2人に全く認知されていない、距離も相当離れている、
しかし目の前にそれは存在するという主人公が虚構になってる感じが新鮮ですね。
まだ世界との交わりが不完全なのかもとか、この場の現象を読まさせられる感じ。



タブレットに映る映像。

カメラの存在を意識させることっていうのはそれをしている第三者を意識させられるけど、
この場合のカメラワークはアニメーターであり演出家であり監督なのですが、
原作別に存在しているらしい。
こういう場合、いわゆる神は誰になるのか気になるところですね。
やはりカメラワークより世界を作った原作者が神になるのかな?
しかしアニメ世界を設計してるのはアニメのスタッフかもしれないし。
八百万の神説が濃厚になるんでしょうか。

カメラを通して虚構性を意識させるっていうのはアニプレ作品ではバッカーノとか、
あとはちょっと違うけどカメラのイメージで虚構にアプローチしたオカルティック・ナインとか、
ちょっとした連続性を意識しちゃうかな。
ウユニ塩湖的なの監督ホント好きだよねーみたいな感じというか。
バッカーノとか を語る













奥行きを潰したような芝居や芝居かかった佇まい。
1ショットの中で手を使った芝居が多いキャラなのが目を引きますね。
無数の剣を飛ばしてるのも新鮮な感じ。
どこぞの英雄王かと思ったり思わなかったり。

アニプレ的にFate作品が今熱いし、
FGOでも創作物の中の英霊(幻影か?)がメインの話も出てきたので、
創作物のキャラが現代に出てきてビックリバトルみたいなのは戦略の一つなのかなぁ、
とそういう点も気になるところかな。



目が停止ボタンの形なんですね、とか?



男の子の方を見てるんですよという絵。
ということはやはりここで初めて認識したのかという理解。



逆から。投げやり的なニュアンスなんすかね。



主観で。
現実にやはりきていたのかという点を強調する内容だけど、
なんで眼鏡越しである必要ってあるんですかね。
同じアニプレ枠の冴えない彼女の育てかた1期でも同じことやっていたのでちょっと引っかかる。



窓使ったギミックみたいなのって監督好きなのかな。
アルドノア・ゼロの車とか印象的だったので連想しちゃいますね。
該当話数の感想書いた気がするけど、言及はしてなかった。





壮大な話をするにはミスマッチな感じもする。
敵の存在は小さく現実感の薄い話でもあるけど、
徐々にキャラクターへ寄っていって真に迫る感じであったかなと。







敵さんをはじめは上から目線のような尊大な芝居を腕の芝居などで表現してるけど、
カメラが寄っていく中で表情の芝居に切り替わるのが面白いですね。
最後のアップでは影を落としてアゴをひいた絵に。
言葉の鋭さを意識させられる記号がポンと出てくるケレン味がグッとくる感じ。
こういうのがキマるようなのがやっぱ好きですね。





壁抜きのPAN。
なんか京アニの中二病のカット思い出しちゃうかな。唐突なところを含め。
パロディ的な感じなんだろうか?まあ空想上のものが具現化するという点で似ているし?
まあどうでもいい話。





傷への言及。



車で回転部するものにツッコむとかちょっと劇場版ウテナを思い出す展開かなとか。
虚構の何者かに追われ逃げられない感じとか。
しかし敵さんここでも相変わらずな芝居でややワンパターンな気が。





傷への言及。
ごめんって言ったのは右手の傷は含まないという誘導っぽいのがやや気になる感じで。
こういうキャラクターの内面を深読みさせるような描写から、
どう転がしていくのか気になるかな。
しかし相手が左手を上げたらつい右手を上げたくなるような気もするので、
ここはつい主人公が左手をあげてしまっただけなミスリードな気もしなくはない。



再会。
窓ガラスが砕けてるのが連続性として面白いところでもあるけど、
世界が変わった描写としても意識してるところなのかな。

主人公の主観でメガネの描写があったけど、
この割れた窓はその主観のメガネのガラスが割れた、というメタファーなのかなとか。
現実にある異物から現実と地続きの存在として受け入れたと。

今後の話も面白いらしいので楽しんでみていきたいところです。

Fate/stay night(06年) OP1 を語る
2017.04.02 [Sun] 11:27

昨年の『プリズマ☆イリヤ ドライ』からFate熱が出てきて、
最近は『Fate/Grand Order』にドハマリし、10年後越しのFateブームが来た感じに。
元々06年のFateは好きで、OPや最終回を何回も見たり、
dアニメストアでも登録して最初に見返した作品であったりしましたが、
Fate熱に当てられて最近今作のBDBOXを買ってしまったりと、
何だかんだで自分の中で大きな存在の作品になりました。
今年はFate作品が多数アニメ化されるという話なので、
一度初期シリーズについて触れるのもいいかなと。
まあ単に繰り返し見過ぎるので記事を書くことでリピート視聴を断ち切りたいだけですが。
ちなみに原作はiOS版をプレイ中でようやく新OPが流れるところまで進みました。





というわけで前期OP。
前奏で光が集まってタイトルへ。
神秘性が求められる作品でさて神秘とは何か、
という事を考えたときに光が集まっていくっていう形を取るのが印象的というか。
今の時代、光を綺麗に見せようという意図の多い作品は非常に多いですが、
光が集まるっていう未知の現象の面白さを描いてくれる作品はそう多くないかなと。
このタイトル部分では光が集る神秘と、その神秘とは魔法陣に代表される魔術である、
というような意味合いが感じられるのが印象的で。

『このすば2』のゴッドレクイエムも力をチャージするという意味と、
神性を獲得するという二重の意味なのかなと思えたので、
光を集める現象っていうのは注視して見ていく必要があるのかなーとか。
最近だと『劇場版SAO』で敵がやられたときに一度収縮しますが、
あれはどういうものかなとか。

自分が意識し始めたのが『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』の変身シーンで、
今は光を如何に綺麗に見せるか躍起になってるのに、
輝くこととは真逆のことをさせているように見えるのが面白いと思ったんですよね。
光は光でひかってるので結局輝いていて綺麗だなと思うんですが、
ゆっくりと集まっていく光の帯が非常に珍しいものに見えるんですよね。
こういう映像作品ならではな光を見てみたいなと思います。
脱線しすぎましたね。
要は光の発散に力点を置いていて光の収縮というような奇天烈さはあまり見かけない気が、
という程度の話。









舞台的なレイアウトと赤と青の対比。
そして2人が見ているであろう月。

物語的に魔術師である凛が最初に出てくることで魔術という神秘を帯びた作品という強調、
っていうのが前提として描かれるポイントでしょうかね。
奥行きを廃した佇まいから素朴な感じが出いていて好きですね。
航空障害灯の赤いランプが凛の赤のイメージをより引き立てていているのと、
主人公である士郎との立ち位置の違いを見せているのも印象的ですね。

数多くの光がある中で天井の光を見る、
というのを士郎の静かな佇まいから見せることで、
月に対する神秘性を意識させられるようなところもグッと来るところでしょうか。





桜とアーチャー。
桜は直前まで月を意識させられていたので月光のような光を意識させられていたのと、
土蔵の中のわずかな光が音楽と合わせて神秘的な雰囲気をまとってるのが印象的ですね。
アーチャーは召喚されたときは夜であったはずなのに昼の光を浴びているように見える。







その他の人々。
曲に合わせるように見せてくるのが、
日常のささやか光という感じに意識させてくれるのがいいですね。
フェードアウトさせて見せることで曲の音の中にある光によって浮かんでくる像みたいな、
そんなか細い存在であることもポイントでしょうか。
そういった光の中にあることで日常の尊さに触れられてる感じでグッときますね。
慎二だけロウソクの光と背景夜なので怪しさを醸し出してるのもポイントかな。
音と合わせて作ったささやかな光というイメージをロウソクの怪しい光に転換して、
日常の中の暗部も出してる感じで。







サーヴァントたち。
サビをヒロインのためにとってあるのでバトルはその前に消化という感じでしょうか。
アーチャーVSランサーというのは最早Fateシリーズのお約束みたいな形になっていて、
OPで毎回見せられるせいか、
結果的にそういう宿命めいたところを突くのに一役買ってる印象が。
ここでもアーチャーとランサー、ランサーの目と服、
夜の中の凛と赤い光、そしてバーサーカーの赤目と、
青と赤が対比的に描かれてるようなイメージが気にかかってくるところですね。





サーヴァントたちをイメージしたカードを持つ言峰。
カードを放ることでサーヴァントたちを戦いの渦へと誘う役割、
監督者として戦いの命運を見る、正に賽を投げるようなイメージですかね。





直前の投げられたカードと歌詞に合わせて夜の世界に飛び込んでくるライダー。
くるっと空中で回転して髪を大げさに広げてみせることで、
大きく飛び込んでくるイメージを描いていて、
サビ直前の盛り上がりを絵的に印象づけてくれてますね。
カードが投げられたことでタロットじゃないですが、
逆位置になったので正位置に戻ろうとするライダー、
みたいな運命にもてあそばれるような解釈ができるのも面白いところでしょうか。







令呪。
Fateにおいて令呪はサーヴァントを使役するのに必要な刻印で、
本編的に言えばここは令呪を使って、
セイバーを強制的に呼ぶのに使うシーンのイメージってことになるんですが、
どう見ても左手の刻印を使って主人公の力を開放しちゃうぞ、
みたいなミスリードを誘うようなシーンになっているのが面白いですね。
本編見た後だと士郎の口の動きから「セイバー!」と叫んでいるのがわかるかと思います。

これは原作を知らない人に向けた士郎への期待感を煽るシーンという意味合いと、
本編の展開をOPに差し込むという王道的な部分、
そしてサビにセイバーが出てくるのはここで士郎が命令したからサビは全部セイバーになった、
みたいなそういった三重の意図があったのかなと思います。
また赤い空間に士郎が立つことで、
凛のように魔術側に立っているキャラクターだというのを強調する面があるのかな。
凛の赤い光はささやかなものなので、
この真っ赤な空間を士郎がやっているというミスリードは、
凛<士郎というミスリードをも誘う感じで三重と言わず、もの凄い誤解を生む産物になってる気が。
アーチャー関連はあまり意識はしてなさそう。





士郎の魔術師的な側面を描くことで現れる敵魔術師?たちの姿。
魔術師=マスターみたいなイメージがありますが、
サーヴァントであるキャスターを含んでいるのがややこしいところですね。
この中でメインで戦うマスターは慎二のみなので、
やはりライダー戦までを焦点にしたOPという感じがします。
またダッチアングルで見せることでそれまで普通に立たせて見せていたのとは違った構図が、
前後のシーンからいい意味で浮いていて差別された2カットになってるという感じが。



そして魔術師たちの中で異彩を放っているのが最後の切嗣の後ろ姿。
枯れ葉が舞っている情景から、既にいなくなった人、
遠くに行ってしまった人というイメージが強い。
本編から士郎が憧れている姿というのを知るとまたその後ろ姿に味がでますね。
こういった謎の人物だったり、
ときにはアイテムだったりを提示するのは正にOPのお約束という感じですが、
サビ直前の盛り上がりと合わせ、
一気に作品世界における手の届かない憧れにアプローチしてるのがグッときます。
散るしか無かった切嗣は一体何者だったのかという謎を含め、非常に印象に残るカットですね。
木々の中にいる切継はFate/ZEROを見た後だと何となくイメージできますが、
本編だとあまり無いイメージなので凛のカットのイメージ引用の去ってしまった人物という、
枯れ葉によってイメージを作る意図が強いシーンなのもポイントでしょうかね。





サビ入り。
そしてようやく出てくるヒロイン、セイバー。
目を開けることでそれまでのイメージを内側から見ていたような印象、
切継の後ろ姿を見ていたのは彼女なのかもしれないみたいな予感がありますが、
まあ単純に我らがヒロインのお出ましだっていう描き方なのかなと。
次の朝日を見る姿と微妙にカットが繋がってるように見えないのが玉にキズですね。







朝日を前に立つセイバー。
大好きなカットです。ここのセイバーのためにOP見てると言っても過言ではない。
唯一無二の絶対的なカット。
歌詞通り正に、この一瞬が全てでいいでしょう、といった感じ。

光とともにセイバーの輪郭から光る輪郭が消えていくのが印象的ですね。
夜明け直前の全体がぼうっと光る中で浮かび上がってくるキャラクターが、
太陽の光を一身に浴びていく。
OPの中は夜のイメージやささやかな光といった印象の光のイメージがありますが、
ここでは輝ける太陽という絶対の光の全てを捧げられているキャラクターであり、
またセイバーのために用意された冬木市とは違った情景が非常に印象的。
夜を開けさせる存在、昼と夜を繋ぐ存在、光を目指す存在と描かれ、
またOPの中で一番の長尺でアクションではなく、
その立ち姿のみで語るのがまた目を惹かれます。

自分のブログで朝の雰囲気や眼差しに触れる機会が度々ありますが、
そういうのを強く意識させれるのは、
この情景が強烈なイメージとして焼き付いているからかもしれないですね。
それぐらい印象的なカット。

持っている剣がエクスカリバーではなくカリバーンなのも気になるところで、
意味合いとしては騎士王としてブリテンを治めていた頃か、
または剣を抜いて間もない頃なのかと色々考えられますね。
カリバーンを持つセイバーというのは既に失われているに等しいので、
そういう意味でも新鮮なカットかもしれないですね。

カメラの動きとして奥の雲をfollowしてる風なのがちょっと気になるかな。
光と共に背景も変わっていくのも非常に印象的で綺麗ですよね。
明らかに他のカットと違った力の入れ方で、
セイバーがどれだけのものを背負ったキャラかというのを見せつけられる感じ。
さすがFateの顔役、稼ぎ頭といったところでしょうか。





セイバーと合わせて士郎の立ち姿。
この辺は歌詞と合わせてみてもちょっと読み解けない謎シーンですよね。
セイバーという存在を感知していない、何も知らない頃の士郎という感じなんでしょうか。





剣を構えて祈るように目をつぶる。
士郎は正義の味方になりたいが、具体的にどうもしていないが、
セイバーはブリテンの王として誓いをたてている、
そういう対比なのかもしれないですね。
ここ、鎧に光の反射で手が映り込んでるのをようやく気づきました。



目を開けて顔を上げたところで顔に光が指すの良いですね。
この辺の情景や構図は最終回でも引用されていて、
セイバーというキャラクターを描く際の意味付けとして大事にされている印象がします。

オープニングアニメーション(第1話〜第14話)
絵コンテ:武内崇
演出:山口祐司
作画監督:石原恵
原画:山元浩 和田高明 清水博明 吉岡毅 塩川貴史 臼田美夫
   星野真澄 石川洋一 田畑ひさゆき 中瀬潤
江森真理子 中嶋敦子 斉藤ひさし

原作者コンテ。
マジックナイトレイアースのOP3も原作者コンテでしたが、
騎士モノは原作者コンテになるジンクスでもあるんでしょうかね。
セイバーの存在が大事にされるOPなので、
これを残したかったのかもしれませんが。
このOPにどっぷり浸かって他作を見ると神秘さに欠けてるのが見ていて辛いところ。

オープニングテーマ(第1話〜第14話)
「disillusion」
作詞:芳賀敬太
作曲:Number201
編曲:川井憲次
歌:タイナカサチ

原作曲を編曲川井憲次、歌タイナカサチでリファインしてアニメ版OPとなりましたが、
今作以外ではほとんど使ってないっぽいのが気になるところですね。
最近の流行などに合わせてるのかわかりませんが、
自分のFateとの出会いが今作だったのでなんで原作曲あまり使わないのか気になる感。

DEEN版Fateは巷で話題になる通り川井憲次の楽曲とタイナカサチの曲が素晴らしく、
自分もサントラを含め未だに聴いてます。
やはりOPも作品の音楽を手がけられる方が関わってほしいのが自分の希望ですかね。
自分が好きな作品で該当する作品が多いですし、イメージの共有がしやすいので。
このOPも楽曲の素晴らしさで持っているところがありますしね。

OPに関してはこんなところでしょうか。
本編の話もしたい気もしますが一部の話数と最終回以外は特に語りたい衝動はないので、
また何かの機会にでも。
とりあえず原作をプレイして、自分もFate好きなんですよ―とちゃんと言いたいですね。


●どうでもいいはなし。

CLANNAD 8話(その2) を語る
2017.03.05 [Sun] 21:41

前記事:CLANNAD 8話 を語る
読み返すとあまり違和感を口にしようとしないという意識があったのかなと思える。
よく見たら自分ルール曲げているので当時はあまり強く意識はしていなかったのかもしれない。



ここの風子にイヤリングをあてがうところ、
ちょっと3Dみたいに浮いていて違和感あるなと当時思ってまして。
そんなときにコメンタリーで石立さんがここを語られてるのが個人的に凄い衝撃でした。

小さいけど作監の橋さんが色トレスなど細かく描いていたという前提があって、
仕上げさんそして撮影さんが処理してああなった、と語られていたのが印象的というか。
なんというか、
本当に一瞬のカットにそこまで拘るのかっていうのと、
それだけの方の仕事を違和感がどうこうとかで受け取っちゃってるのがなんか凄く嫌で。

そういう葛藤がある中で出てきた作品が『けいおん!』だったわけですよ。
楽器作監で橋さんの名前が出てるのを見ると、
きっと始まりはCLANNADのこういうさり気ないカットからきてるんだろうなとか、
そういう風に思えてならなくて。
そしてキャラクターの持つ楽器っていうのが凄く魅力的で(1期OPの冒頭とかホント大好き)、
橋さんの持つ魅力が正にダイレクトに伝わってくる形になっていたのが印象的で。
山田尚子さんが橋さんの絵が見れると喜んでるところなんか聞いてると、
よくぞやってくれたという気分にもなり。
自分がCLANNADで抱いた違和感が、
別の形で見せられて腑に落ちてくれたのが凄く嬉しかったんですね。
当時楽器作監で橋さんがいるっていうのを繰り返し言ってたのはそういう意味合いもあって。
ディテールに拘る方がそれがちゃんと伝わるポジションについたというのがやはりポイントでしょうか。

この記事書くまで忘れてましたが山田さんこの話数で演出助手やってたんで、
考えてみるとこの話数自体が起点というのも考えられるのかな。
そういう風に思わせてくれたところに救いがあったというか。
色々な意味で『けいおん!』はエポックな作品でした。

この話数のコメンタリーはその前にもトランプの七並べがちゃんとそうなるように描いたとかですね、
橋さんにまつわるエピソードが聞けるのも面白くて。
石立さんが結構語られてるのが印象的ですね。
Aパートのレイアウト見てるとこれもユーフォ9話に通ずる感じだなーと懐かしくもあり。

もうすぐ10年経つような話を今更しちゃいましたけど、
それだけ長い間心に残っていた衝撃だったということなんですよね。
憶測混じりのどうでもいい話かもですが、
ただ『けいおん!』は堀口さんだけなく橋さんのように楽器を描ける方がいてこそであり、
そのルーツの一つはここではなかったのか、ということは伝えておきたかったというか。
自分の中の引っかかりがどこかで何かになることもあると思うので、
そういうのは大切にして行きたいですね。

アニメ雑記 2017/2/20 を語る
2017.02.20 [Mon] 21:14

●劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

http://sao-movie.net/

最初にメインビジュアルを見たときはキャラクターを一新して、
完全に別のアプローチをするのかと勘違いしてしまっていた。
キャラクター紹介の絵もモノトーン基調で華やかな色合いを捨てており、
どういう狙いからかなーとなかなか掴みきれないところがある。
そういう謎めいた劇場版作品ということで非常に気になる一作でした。

キリトとアスナだけのビジュアルも映画を見ると的を絞っていたというのは理解できるけど、
アスナの存在の大きさ振り向きの躍動感など、
ただ立ち尽くすキリトと比較して非常に対照的で、
初見アスナをアスナだと認識できないほどのインパクトが有りました。
キリトと一心同体といった気質からは遠のいていて、この対比は何なのかと悩まされましたが、
作品を見ると今までの作品とそこまで大きな差を感じなかったので、
単にインパクト重視という格好だったんでしょうかね。
売り方が新鮮なアニメ映画なんだなという気がします。
以下ネタバレ感想。


AR空間がメインということで拡張現実となる空間、
都市なんかも近未来感のあるビジュアルが魅力的でまずそこに目を引かれますね。
ARのある魅力的な現実世界を描きつつ、
VRに拘るキリト、そしてあまり魅力的に描かれないVR世界と、
絵作り的にはVR下げなイメージが先行していてそれで良いのかなーと思わされたな。

ドローンを通してAR空間を作り出すみたいな感じで、
ドローンから空撮したような真俯瞰の絵が度々挿入されていて、
どこか90年代っぽさを感じてしまったかな。
鉄人兵団やOVAヤマモトヨーコのEDの見過ぎかも。
監視社会、ドローンの生み出す恐怖など後々の展開でキーになる視点かなと思いましたが、
特にそういうわけでもなく一体どういう意図を持った絵だったのか掴みきれないところでもあったかな。
そういう深読みを誘うところが狙いだったのかもしれませんが。
メインビジュアルもそういう部分がありましたしね。

序盤は女の子ばかりと一緒にいるキリトさんマジッパネェとか、
アスナ、リズ、シリカが仲良さそうのを改めて見ると新鮮だなとか、
やっぱヒロインはアスナだなアスナかわいいなとか普通に見ていて楽しかったですね。
特にシリカとアスナのやり取りやリズの視点のあり方など、
話を重ねてきたんだなっていう部分を垣間見れるところが嬉しかったですし。

しかし映画のビジュアルの豪華さを見ると、
やっぱTVシリーズのガジェットの描き方には監督も思うところがあったのかなと思えたり。
サンライズでやっていたアクセル・ワールドにもそういう点では追いついていませんでしたし、
キャラクターでやってきた部分が強かったので、
AR空間の描き方や現実の描き方はやはり並々ならぬところを感じてしまいますね。

途中でアインクラッドでの背景を差し込む辺りは色々と懐かしかったけど、
あれはどういう流れででてきたんだっけとか結構忘れてるのでちょっと気になる。
リズと見た暁の景色とかアインクラッドでの思い出の風景とか、
なぜそこがピックアップされていたのかなと気になる感じだったというか。

オーディナルスケールのイベント戦で街がダンジョンへと変わっていくの、
ペルソナ3の影時間感あるなとか、
それをバンクで繰り返し見せるのは繰り返す度にその迫り来る影を意識させるためなのかなとか、
色々と刺激的な感じで楽しいビジュアルだったかな。
敵の登場の仕方なんかも一貫していて、
そのビジュアルがどんどん増えていくところに迫りくる念を意識させられるかなと。
システムが念を帯びてくる感じがあったかも、みたいな。

今回新キャラでシャロン・アップルよろしくな電子アイドルが出てきますが、
禁書目録につづいてまたか感がちょっとあって電撃文庫は歌姫コンプレックスなのかと思えたり。
まあ本だと歌の魅力とか伝えづらいしなぁ。

AR戦闘は現実の肉体を使うのでVRでは無敵のキリトさんが全く活躍できず、
運動不足でしょなどとアスナに言われてるのを見ると手厳しく感じちゃいしますね。
キリトの活躍見に来たけどやっぱただゲーマー現実じゃ形無しだなと思えたり。
それでもSAO時代の敵だから対応できるとかアドバンテージある辺りズルい気もしますが。
ただアスナのために頑張るキリトはやはり魅力的で、
いきなりAR戦闘に馴染んでもまあキリトだからでなんとか見れる感じだったかな。

序盤はアスナを中心に話が進むのでアスナ可愛いかっこいいで見れるのが嬉しいですね。
TVシリーズだとどうしてもリズを中心に見てしまうのでアスナに集中できるのが良いというか。

アスナのSAO時代の記憶が奪われた辺りからゲームの異常性がクローズアップされますが、
記憶を無くしていく描写というか顔にモヤがかかる描写がFF8のEDを思い出す感じで、
ゲーム繋がり的な発想でもあったのだろうかとちょっと思えたり。

今回の新キャラのヒロインがキリトの前に度々姿を表しますが、
それも死んでしまった博士の娘という点でスターオーシャン2のラスボスを思い出したりとか。
最後は博士が錯乱して消去されて鬼強いラスボスが降臨するのかと戦々恐々としていたり。
まあそもそもモチーフにもしていないとおもいますが、
現実世界から仮想現実へというアプローチってそういえばスターオーシャンもそうだったよなと。
SAOとSOって略し方も似てるし?

流星雨を見に行くとかどこのシンフォギアだアニプレかとか、
そういう繋がりを意識しすぎた鑑賞だったかなーという感じだったのでその辺は反省したいところ。

指輪の演出は2期でもやっていたよなーとか。
2期は主にアスナ方面でしたがキリトがユイを静止させるところで指輪を見せるのは、
キリトに寄った感じがしてちょっと新鮮だったな。
日記を読んじゃう辺りはどうなのと思いつつ、日記だけはアナログなんだなとその辺も気になる。

事件の発端の一翼としてSAO事件の本が度々登場するので、
アナログ本が登場する意味なんかもちょっと意識的になるところですよね。
重版がかかったときにその一文が追加される意味は果たしてこの物語にとって、
どれだけ重要なものだったかを測りかねるところでもあるので特に。
そこは電子書籍じゃないんだ、という違和感もあり。
語られるキャラクターがいる一方で語られないキャラクターがいるという、
まあ常にどこかにある話ですが、それが新ヒロインの死に直結するものだったのかとか、
復讐心としてそこへの念は果たしてどこまであったのかとか。
物語の流れとしては、そういうキャラクターがいたことを元SAOプレイヤーが思い出した、
という形なんだと思いますが、凄惨さを語るような本に残ることが果たして良いことなのかとか、
色々とその是非を考えてしまうところでもあったかな。

終盤はARでゲームできる機器だけどVRもいけるよ!みたいな話になって、
正直それで良いのだろうかとわけわかんなくなっていたので、
この本関係もわけわからん産物の延長かと捉えてしまう。

また本編でのキャラ語りで気になるのは黒い剣士の二つ名で呼ばれるけど、
二刀流のキリトがあまりクローズアップされないところ。
キリト=二刀流のイメージがあまりに強いので、
メインビジュアル含め、二刀流の姿をあまり意識させないところなんかが結構気になる感じ。

自分的にはリズの剣を使っている時点で思うところが出てくるので、
リズとキリトの関係をより切り離す意味で二刀流は封印という形なのかと思いましたが、
終盤でSAOのときの姿に戻っていたので単に溜めを作っていただけっぽくも見える。

個人的に今作で一番嬉しかったのはやはりSAOのラスボスを描いてくれたところですね。
一体いつそれが見られるのだろうかと思っていたところでもあったので。
SAOのラスボスなのに最初は5人だけで挑んでいて、
その絶望感とキリトたちのSAOプレイヤーとしての力量が見られる高揚感と合わせて、
魅力的な展開でしたし見てて楽しかったですね。
今作で一番好きなシーンかもしれません。

その後にユイの助力で応援がワ〜と集まってくる辺りは、
一気に100層までくるってゲームとしてそれでいいのだろうとか、
そもそも物語的にARでの問題をVRで救うぞっていう流れの補強でしかなくて、
せっかくの燃えるシチュエーションを下らない政治に持って行かれた感があって残念だったな。
SAO時代の装備をユイが呼び出したりとかチートもいいところで、
盛り上がるけどそれでいいのか?と見てて思わずにはいられなかったな。
そんな簡単にパワーアップしちゃっていいの?みたいな。
確かにクリアするならその姿でないとと思うけども、ユイ万能すぎてうーんみたいな。
逆フィリアか、こっちがガブリエルか、キリトたちはARにとっての破壊紋章かとか、
いろいろ考えてしまったな。

全体的に設計は色々してみたけどそれが何か意味を成したかというと、
やや中途半端だったんだじゃないかなという気がしてくる。
アスナの髪型の変化とか女の子かわいい、ビジュアルがかっこいい、
色々な魅力を兼ね備えた作品で面白いんだけど、
どこか釈然としない部分を抱えているように思える。

冒頭12分が無料公開されていますが、
映画を見ていてよくできているなぁと感じたのがその冒頭部分だったので、
正直そこが普通に見れるとなると映画館でわざわざ見る意味を考えてしまいますね。
バトルもこの部分が特に魅力的でしたし。
ただ画面が小さいとそれだけで視聴意欲が削がれるし、
ラスボスとのバトルはやはり見返したいところでもあるので、
もう1回くらいは見に行きたところかな。

響け!ユーフォニアム2 最終回 を語る
2017.01.11 [Wed] 21:46



アバンから空見せるなという感が強かったな。
優子と夏紀のやり取りも楽しいですが、
同じ空でもそれぞれの見る空は違っているいうのがちょっと気になったかな。
PANアップからのPANダウンという見せ方だったので余計に。
校舎を意識させてるのは久美子のもやもやっていうのに触れる感じだったのかなとか。
いつもの場所で練習しつつもという場への意識もあるのでそこも気になるかな。



本編。頭から空と校舎を見せて今度は部内のもやもやを見せられている感じ。
先生方が音を聞いてる辺りなんかは空を見ているという見せ方でもあって、
その辺も意識しちゃうかな。
さっきまで見せていた空とはまた違った空の印象が目を引きますね。





なんか、ホントにこれで終わりでいいのかなーなんて。
最終回に久美子にこんなこと言わせるとは、みたいな。
ガチャポンしてるところの背景が夜なの、
季節の変化で日の入り時間が変わってるのをやっているのかと思うと芸が細かいように思える。
ちょっと麗奈が久美子を見上げるような構図や久美子の腕組だったり、
新鮮な絵が続く感じで印象的だったな。
久美子の中のもやもやは何なんだろうか、と互いを見る久美子と麗奈から横槍が入るの、
互いに答えが出せないところから新たな悩みのタネが舞い込んできた感あるかな、とか。
麗奈のいう特別とは何だったんだろう、というポイントでもあったのかもしれない。



橋での久美子と秀一。
これも1期12話を思い出すかな。
場所的にポイントとなるところとして何度も出てくるイメージ。





久美子視点と秀一視点と思いきや秀一からのショットはやや低め。
見上げるように秀一を見ると背後に星空があるとか、
そういう久美子に寄っているような見せ方が琴線に触れるというか。
足で見せるのも男の子と女の子の対比的なニュアンスもあっていいかな、と。





互いの位置を繰り返し見せるのは12話でもやっていたので、
2人を印象づけるためのカメラワークという感じ。
その中で配置がお互いやや右にズレていくけど、
秀一の配置が極端なのでちょっと意識してみちゃいますね。
このまま続けば久美子の領域に入りそう、久美子と一緒に並んで歩く絵になりそう、



というところで横槍が入る。うーむ。
これも答えを出さないポイントなのかな。
なんかどれも横槍を入れて流されてる感。
2人が並んだ絵を外からの視点で見せられるのは結果的にそういう絵っぽいけど、
やろうとしていた絵ではないみたいなかんじだったかなーというか。



シルエットの煙突なんか見るたびに反応してしまう感。主に1期2話,13話のせい。
今回はここからで久美子とあすかの関係で話が流ていくのでその2人という感じなのかな、とか。
まあただの憶測などうでもいい話。





久美子、あすかそれぞれのナメで見せてそれぞれの目線を意識させられる感じ。





そういう中で互いを見せる切り返し。
大きく空を見せる久美子とあすかの対比もありますが、
キャラクターを別々に見せることでちょっと前までにあった繋がりを無くして、
離れていくような印象を受けますね。
空をおおめに写して空間を開けることで空白を意識させる感じというか。



しかし葵ちゃん出てきたけどホントにおまけという感じだったな。
11話以降勉強仲間的な繋がりが見えたせいかそれを引っ張る形だったのかしら。
場所的にも久美子と縁のないこともないし?
久美子とのやり取り、聞こえてないのかな?という感じで聞き直すとか、
それやりたいがためだったのかなとか色々考えちゃいますね。



飛行機飛んでると石原回ですねーみたいにしか最近思えなくなってきている感。
葉が全て散った感じからすると冒頭からまた日をまたいだ感じなのかな。
姉とあすかをダブらせる久美子のふくあすかの曲があすかみたい、
っていうのも不思議な感じ。
別れしまう相手、別れた相手を思って吹く久美子が、
あすかの裏の顔を描き出している感じがして気になるかな。



アイキャッチ、顔を出してるあすかが既にユーフォを吹いている絵じゃないの気になる。





渡っていくイメージなのかな。
卒業を意識した絵という感じがグッときますね。
厚着している久美子との麗奈がまた光の加減を含め新鮮で、
また遠いところにきたんだなという時の流れを感じます。



Starting the project流すとは思わなかったので驚かされたな。
PVとはだいぶ違う世界にきた気がしますが、
3年生の演奏、それぞれが主役になる場面を拾っているのがかっこよくて心躍りますね。
最初の曲を持ってくる意味でも色々感慨深いです。
3年生と在校生を分けてみせる辺りも曲と合わせて印象的でした。













在校生で三日月の舞。
人員が減ったためかかショートバージョン。
ソロのところで麗奈と香織、みぞれと希美やっててここでもそれか、
いやいや色んなことがあったよな久美子とあすかはじゃあどうだろうと思ったら、
カメラからあすかが遠すぎて、なんかまたイマイチ納得いかない感が。
三日月の舞がソロでドラマを見せる曲になっているので、
なんでユーフォの音が届いた絵をもっと見せてくれないのー、
見るんじゃない感じるんだにも限度があるでしょーとか思ったり。
久美子の中にある寂しさを描く意味でも久美子視点的な意味合いなんだろうけど
(その前のソロ組よりキャラクター間に距離があるように見せてるっぽいけど)、うーん。

パーカスの先輩がいなくなったことで最後の入りが違うのが特に印象的で、
やはりパーカスは大事だったというのと、
5話の演出を引き継いでる面コンクールとの違いがより際立ってるように思えたな。
これを見越して学年設定やってるんだとしたら1期からネタを仕込んでいることになるので、
気付いてないだけで細かい仕掛けはいっぱいあるんだろうなと思わされる。



しかし部長の涙で全部許せるような気もしてくる。



卒業式。そして今回のホルン隊。
他のところが1カットだけとかキャラ喋ってなかったりしたけど、
ここは2カットで4人声付き。豪華だ。
しかしなぜ敬礼?葉月教だったのだろうか。
あと優子が香織の帯持ってるのが地味に泣けるポイントだった。



走る久美子。
この辺は1期12話というよりは1期4話,2期4話12話というイメージかな。
誰かを探すために走る感じというか。そう考えると1期12話はやっぱ特別かな。
この辺は走る女子っていうのが青春的な記号として扱わているという感。









分けて描くというか。
あすかと久美子を同一のフレームにあまり入れずに別れていく2人を描いてる感じでしたね。
俯瞰やロングの絵で見せて2人だけの空間を印象づけたり。
首切ってって見せて次に首だけでとかいやいや狙いすぎぃ、
だけど久美子の万感の思いを背負った表情という感じかと思うとうーむと思ったり。



恋の相談がマジだったところで一旦引きの絵でとか。
あらたまった感じがあってちょとした臨場感ありますね。



嫌われてるとわかってるというところで遠くを見るようなあすかの表情が印象的ですね。
ある種の達観と眼鏡を直してあらたまってるところとか。







だって大好きですから。
姉のように慕う久美子。
久美子の独白からのやり取りもまた印象的だったな
俯瞰からそれぞれの背景に寄っていく、
ポン寄りであすかの表情をより寄っていくのが久美子の言葉を受けての変化、
っていうのが印象的に見れたかなと。
同じようなアングルで寄っていくので雪のように場に言葉が積もっていく、
言葉によって画面が寄っていく感じっていうのが個人的にはグッと来たかな。
この辺はいつもの武本さんっぽい構図を、
石原さんの定点カメラ的なところから攻めてきている感じもしてその点からも新鮮かなと。
山田さんかもしれないけど、1話石原さんだったし?みたいな。





近くて遠いあすか。
新雪の上につく足跡が情緒的ですね。
久美子のあすかへの思いって11話で結構伝えていたような気がするので、
最後の一連は本当に苦手だったんだろうなという気がしてくる。
久美子が現れていなければノートを渡す機会も無かったはずで、
ある意味、久美子はあすかの後悔をも救っていたのかなという気がする。
父と同じように思っている相手に曲を渡している。
そういう相手をまた見つけて欲しいという意味合いを含めやはり印象的だったな。



響け!ユーフォニアム。
この作品は正しく久美子の、あすかの物語だったように思える。
最後まで楽しませていただきました。


脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:石原立也 山田尚子 河浪栄作
作画監督:西屋太志
楽器作監:橋博行

最後は3人演出っぽいけどどういう分担だったんだろう。
コンテはほとんど石原さんっぽい気がしたけど。うーん?

終わってみて思うのはやはり原作とは遠いところにきたなという気がするかな。
秀一のプレゼントも久美子が先生が奥さんに送ったものとか説明したり、
最後にあすかとのやり取りでもつけたりしていたので、あーそっちはなしかと結構がっくり来てしまう。
家族、部活、友達、恋人?と多様な人間関係で見せる久美子がやはり魅力的だったので、
その一角が崩れてしまったのがやはり原作既読者としては不満だったかな。
けいおんやたまこルートとして映画でやるルートもありえるけど、
この場でやってほしかった思いもあるので、そのルートにいったのなら無念というほかないというか。
そもそも続編やるかはわからないので、更に危機感を覚えるというか。
ハルヒのTVから映画までが4年、けいおん!がTVから映画まで3年と、
大学生、高校生の入学卒業にあってるので直撃世代向けにもう一本はありえそうともおもえるけども、
思えるだけなのでうーん。

個人的に全体を見て思うところはいっぱいあるけど各話で触れてたりもするしもういいかなと。
楽器をここまで描く作品ももう無いかもしれないと思うと、やはりその点は凄かったですね。
橋さん関連は思うところがあるんですがその話はまたいずれ。
とりあえず1期の番外編の感想書いてなかったので、
気が向いたらそのときにまた総括的なことが書ければと思いますが、うーん。
とりあえず、またあっと驚くような作品が出てくるのを期待してます。
CMになってるあの作品とかどうなるか楽しみです。
とりあえずメイドラゴン見る前に見れてない作品にも触れていきたいところです。

響け!ユーフォニアム2 第十二回 を語る
2017.01.10 [Tue] 22:31



再び回想。



1話の回想のときのような虚像の分断。
今までの流れを確かめるような軌跡を思い出すようなシーンが今回多かったな。



手前でお手玉投げてるやつ何の遊びだったっけ。
こういうのを黙って繰り返しやってるのクールすぎてビビる。
部屋割りは学年混合っぽいけど、電気消す子は一年生なので、
先輩いてもそういう言葉遣いなんだっていう距離感にもちょっと驚かされる感。
はーいとか返事する久美子を含め。





誕生日プレゼント。
1期8話の葉月のヘアピンを思い出すと、久美子にヘアピンをあげるか、
と妙な気持ちにもなるかな。
最終話まで見たけども個人的にはもう少し秀一と久美子によって欲しかったな。
正直1期であれだけ近づけさせてたのに2期は見守るような形になったのが不思議で。
やっぱ映画でやったりするのかなぁ。
個人的には何らかの形で続編やってくれないと納得いかないのでまだ続いてほしいですね。
特に後半はあすかの話を補強する形で黄前姉妹の話がついてきた感じだったので、
もっと久美子によって欲しいなと思います。



考えてみるとオルガン、ピアノって不吉な存在だったのかもなーとか。
1期でもそういう話しましたけど、麗奈がピアノやってるときに相手を傷つけてしまったりとか、
今回も結果を見たらうーんという形だったのでピアノが前に出てきたらやばい的な。
でもそうしたら1期で全国大会を目標に設定した事自体が不吉になるからそういうわけでもないのか。
いうなれば待ち受ける苦難の近くに鍵盤があるのかな、みたいな。
まあどうでもいい話ですが。



5話の葉月たちの祈りを思い出すけども今回は2本の隙間からの光。



秀一からのプレゼントであるけども花の意味を考えるとまた違ったモノのように思える。



Bパート。
黄昏れる麗奈の姿。
ここでもう既に演奏が終わってしまったことを予感させていて、
今回はないのかというちょっとした残念さ等を含め、
空虚な感じというか、もう終わってしまったことに対しての思いを馳せてしまうかな。
人物ワイプ的なカット繋ぎを見るに3話の山村回や前回の藤田回を意識してしまう感。
2期はどれくらい山田さんの手が入っていたのか気になる。



麗奈に酷いことを言う久美子。
悪い顔になってるのが思わず笑えてくる。
久美子の性格悪いところが笑いになるところを含め、
1期1話から違うところに来たんだなという感じがありますね。



銅賞。
6話とか見るにまさか本当に金を取らせつもりでは?
みたいなことをチラリと思ったりしたけどそんなことはなかったぜ。
微妙な顔で立ってる部員たち見るとなんか日常を思い出しちゃうな。
賞状へのTUを含め、ややギャッグっぽさのあるシーンだからでしょうか。
結局銅やないかーい!みたいな。
原作既読者なので結果はわかってるからいいけど、
全体的にちょっと茶化しすぎだったかもしれない。
滝先生の夢をかなえるって意気込んてたのは何処に消えちゃったの?とも思う。



麗奈、再び散る。
周囲が麗奈のことを不憫に思いながらの絵っていうのが新鮮だったな。
わだかまりのない繋がりっていうのをここでまた意識ちゃうかなと。
秘密を知ってしまうことでより打ち解ける感じというか。



ユーフォ褒められちゃった。
原作だと滝先生は凄いことですよーってもっと舞い上がってる感じでしたが、
お知り合いですか?みたいな返しをしているのを見てやや冷めてしまったな。
知り合いだから褒めたのかな、みたいな思索が先生の中であるのがなんか嫌だなと。
純粋にあすかの演奏をもっと褒めてあげてほしかった。
6話のときも思ったけどアニメの先生はちょっと色々と冷たすぎる気がするな。
ただそういう事情をわかった上で、
関係者だから褒められたのかなという疑いをかけられた上でなお喜ぶあすかを見ると、
そんなことはどうでもいいことなのかなと思えてくる。
個人的にこの辺はもうちょい尺を使って見せて欲しかったというかどこか食い足りなさがあったな。



走り出す久美子とそれを見守る秀一。
麗奈の物語、あすかの物語は久美子も知るところだったけど、
久美子の物語を知るものは秀一だけなので、
こうして久美子の走りを見送る姿はグッときたかな。
久美子の走りに合わせてか前を過ぎ去っていくようにやや回り込んで見せているのもGOOD。



1期12話の久美子の走る姿が目に焼き付いているので見ていて思い出すんですが、
ここはある種の再演になるんでしょうか。
橋の上を走る姿から、今度は橋の手前までっていう差異を含め色々意識してしまう感じ。
自らの物語に飛び込む姿っていうのが後悔のない姿なのかもな、と。
1期は周りに知られないごくごく個人的なものでしたが、
今回は周囲に久美子のことを意識させるという面を含め、
久美子を知ってもらう機会を設けたシーンという感じもするかな。
なんでいきなり飛び出したの?という言及から逃れられないだろうというのを含め。
麗奈にとっての先生の告白の代替みたいなものというか。
そう考えると、先生があすかと審査員の関係について思索を巡らすのも、
あすかの物語触れるという意味で、
周囲に己を知ってもらうという意味でやっていたのかもしれないなぁ、とも。
ただそれを足並みを揃えてやる必要あるのかなとも思えたり。うーん。

個人的に橋のある風景ってひとひらなんかを思い出すな
(BGMの曲名が「橋のある風景」だったり、そもそも原作に橋なんてなかったりする)。





お姉ちゃん、大好き!
1期はユーフォが好きだったことに気づき、今回は姉が好きだったことを告げる。
姉のことをわかっていなかった贖罪ではないけど、
相手に気持ちを伝えることでわだかまりのない形へ向かおうとする感じはグッとくるかな。



そして次の曲が始まるのです。
最後のコンクールなのに次の曲が始まるとは?みたいな。
未だわからない暗がりにいる久美子と歩いて行く道がわかっている姉。


脚本:花田十輝
絵コンテ:三好一郎 山田尚子
演出:三好一郎
作画監督:明見裕子 丸子達就
楽器作監:高橋博行

うーん、ユーフォの山田さんの名前が出る回ってそれって必要なことなのかな、
と思うことが多くて正直あまり作品にあっていなかったように思えてくる。
三好さんが1期12話から2期5話までを引っ張って締めてる感じだったので、
割りと三好さんの作品というイメージがあったりもして。
今回は山田三好回ということで一応ひとつの到達点にきた感じはするけど、
ちょっとうーん、と思ってしまったな。

響け!ユーフォニアム2 第十一回 を語る
2017.01.09 [Mon] 16:08



ちょっぴり大人になったのかも?
この久美子とあすかの目配せが前回の要点を引っ張ってきているようで気になるかな。
大人になったのか、子供になったのか。
ちょっとイタズラっぽいニュアンスが気になる感じというか。



コンバスのディテールを見せる。
こういうのがちょっと気になったかな。



いつかのみぞれのような練習風景。
1人での練習風景が誰かのための練習という意味合いもあって意識しちゃいますね。
三日月の舞はユーフォのソロがオーボエの後にあるので、
みぞれとダブらせることでソロへの意気込みを描いているのかな、とも。



いつかのペットボトルのやり取りを思い出しますね。
響け!ユーフォニアム 10話 を語る
ペットボルがあすかの語りのON/OFFになっていたけど、
今回は演奏のON/OFFみたいな感じになっているのか。
夏紀の練習風景を思い出すところでもあるかな。



星空からのPANダウン。
何かの柱の端っこ写り込んでる辺りはPANするよみたいな合図なのかもしれないけど、
コンバスのように長いものの上部を見せるみたいな意識がやや気になる感じ。
まあどうでもいい話かもだけど。



内フレームで妄想描くのどこか懐かしい気が。



麗奈とのやり取りを思い出しながらというところでこの絵。
2つの街灯が麗奈と久美子を意識させてるのかなとか、
1期の煙突みたいな感じかな。
ここ河に映り込む車のライトの反射が綺麗ですよね。
ユーフォは要所要所で河が描かれることが多いけど、
この辺はどういうイメージなんですかね。



姉の手紙から。
また誰もいないリビングを見るに前回のイメージなんでしょうかね。
ここ数話はイメージが連続してる部分が気になるところ。











大吉山でのやり取りは1期8話との対比がまた効いた感じに。
麗奈の叫びは1期3話など思い出すイメージが結構ありますね。
満天の星空にあまりなびかないスカートなど、
イメージが反転しているような部分が気になるかなと。
麗奈の特別は今は何処にあるのか。
そういう中で久美子が性格悪いことを告げてるの良いですね。
かつては麗奈が立っていた場所に並んでいるというのもポイントで。
喧嘩を通した先の繋がりの描き方としてはぬるい気もするけど、
でも実際の距離感ってこんな感じかもな、と思えたり。

また河のイメージが挟まれてるけど、誰にも届かない叫びって感じであり、
1期12話で上手くなりたい!と叫んだ久美子を思い出す場でもありという感じで、
色々なイメージに触れているような印象があるかな。
久美子は秀一が見たけど、麗奈は久美子が見る、みたいな。
1期4話では誰にも見られない、久美子も気づいていない孤独な叫びもあったよなとか、
色々なことを彷彿とさせられる感じ。
響け!ユーフォニアム 3話 を語る
響け!ユーフォニアム 8話 を語る
響け!ユーフォニアム 12話 を語る



麗奈の回想。
ピアノを弾いているときに友達といざこざが起こって、
っていうのは麗奈があまり周囲と関わろうとしない姿勢の1つみたいな感じなのかな。
回想シーンはBGMがピアノ伴奏の曲なのもあって凄く情緒的なシーンになっていたかな。



ピアノを弾いていた麗奈がなぜ吹奏楽?と思ったけど、
滝先生への憧れが吹奏楽へ向かわせたとも思える部分あるよなぁ、とか。
この辺は受け取り方の問題なのでどうでもいい話かも。



河でのやり取り。
麗奈もまた特別なやり取りを河で行っているというのが印象的ですね。
原作既読者として見ると滝先生から譜面を受け取っているというところで、
久美子とダブるところがあるかな。





1期8話で一部カット繋ぎ微妙だったけど、
こういう風に繋げるかと今回はちょっと目を引いたな。



渡り廊下。すなわち橋みたいなものか、など。
大吉山もそうだけど河も含め高所でのやり取りというか、
落ちずに見渡すイメージが大事なのかな、とか。



夕日から夜への変化はまた9話からの引用かな。
職員室でのやり取りを含め9話からのリフレインという部分なんでしょうかね。



写真立てはしまっておく。
なんというかこの構図が物悲しい感じで妙に目を引くかな。
麗奈の不調とは関係なくただ避けて置いてるだけというのは承知してるけど、
今は亡き妻のことを考えている場合じゃない、
でも隠してもその思いは出てきてしまう、
そんな風なことを描き出されているようで見てて辛いというか。
麗奈の視点っぽいのがまた切なさ炸裂みたいな。



こういうアクセントの付け方は9話引きずってるのかなとか邪推してしまう。



武本さんっぽい構図だけど背後への不安ではなく、
視線の先にそれがあるみたいな変化があるショットでいつもとはやや違ったニュアンスに。



麗奈の横がまた良いですね。
校舎の美術を含めこの辺は結構印象的だったかも。
麗奈の視線に合わせて久美子が視線を向けて、
麗奈に向き直るけど麗奈はまだ職員室に目を向けたままとか、
やや段取りめいたようなカット繋ぎがより読ませてくる感じで。



麗奈のことを気遣ってるのが香織先輩じゃなくて優子っていうのが目を引くかな。
元々いい人だったけど、香織じゃないんだよな、みたいな。
ここの優子の感じも結構好き。



今回のホルン隊。



麗奈と朝から。
久美子が自転車に乗ってるのが結構新鮮で。
麗奈が自転車通学してるのは以前やっていたのでその辺を思い出す感じ。
滝先生凄い人だから、みたいな。





お墓へ。
ここへ至る感じは朝という共通点もあって2期3話をチラッと思い出すかな。
響け!ユーフォニアム2 第三回 を語る
そういえば麗奈との視線のやり取りも3話辺りからやっていたんだよな、ことを思い出したり。

滝先生への思いを含めてのダムというイメージなのか、
滝のように出てくる水は滝先生のイメージなのかとかいろいろ考えてしまいますね





また河の上で。
麗奈の決意と河の流れに逆らうように吹かれるトランペットが印象的ですね。
流れに抗うというのが明確で。
朝日とともに変化していく光から、目指す場所っていうのを印象づけられもしますし。
髪への光の当て方がまた印象的だったな。
この前後は光の当て方で髪の色トレス線をいじっていたりしていて、
記号ではなくリアルな感じで反射を見せたいみたいな感じが伝わってきてグッときたな。



そして次の曲が始まるのです。
弾いていくカメラワークって麗奈のものみたいな印象があるな。
叫びもそうだし、1期ソロが決まったところ辺りもそうで。
大吉山では下方向へ引いていくけど今回は上方向へ。
麗奈らしさっていうのは1期3話で叫んだような形っていう意味合いもあるのかなと思えたり。

脚本:花田十輝
絵コンテ:藤田春香
演出:小川太一
作画監督:植野千世子
楽器作監:高橋博行

藤田さんコンテ小川演出。
今回は終盤ということで色んなイメージが錯綜していて気になるポイントが多かったかな。
植野さんの回の優子の感じ結構好きだなぁ。
やっぱ髪関係のところって植野さんも噛んでる感じなのかな。

さて残すところあと2話。
とりあえず今週中には感想書いときたいところ。

響け!ユーフォニアム2 第十回 を語る
2017.01.08 [Sun] 15:51



10話。
9話視聴からだいぶ間が空いたのでまあリハビリ半分に。
冒頭は9話の夏紀のシーンの再演のように思えたかな。
回想を含み、あすかのことを思う久美子の後ろ姿からの横顔なんかが特に。
電車に乗って電車の中でAパートを終えるけど、
回想を含め、久美子にとっての姉とあすかの対比でもあるのかな。
姉ちゃんはこうなった、ではあすかは?
久美子の思いを電車に乗せているような出だしなのでついそんなことを考えてしまうかな。
久美子にとっての姉とあすかの関係が明確に見える回だったので余計に。



葉月ちゃん。
指立てたりとか記号的だけどもそういうのを忘れない芝居が出てくる辺りちょっと反応してしまう。
もうちょい別な方向を模索してほしい気もするけど。
手前にものを置いてっていう構図も今回は度々気になる感じで、
直近の石立回をつい意識してしまう感じ。









料理というか鍋の対比。
かたや黒焦げかたや順調。
姉の失敗をそんな風に表現するかっていうのはやや過剰な気もしたし、
久美子がこのように明確に順調に進んでいるかというとどうなのか。
そういうことを考えてしまうかな。
傷だらけの鍋はこれからやり直す姉の人生、
ちょっとふきこぼれたけども順調に進んでいる久美子の鍋。



いなくなった姉。
姉がいなくなる前にリビングを見渡して両親との決別を意識していたように、
いなくなった姉を探す久美子の視点をダブらせているのが印象的ですね。
同じような視点で見せるからこそ、
姉の中の寂しさもわかってくるようで。
久美子が姉と対立していたことと、姉が両親と対立したことを追体験できる視点の1つでもあって、
その切なさにやられる感じがしたかな。



流れる景色と流れる思い出。
瞳に映るそれはまるで違う。





モブ姉妹可愛い。
久美子が姉との思い出を反芻して思いを馳せるのは、
やはり姉のことをわかってあげられていなかった後悔からでもあるのかな。
白く飛んだ背景の光が1期1話のラストを思い出すようでもあるかな。
久美子の中で良い思い出から、音楽を好きになったきっかけだったから、
そんな美しさを意識させながら、失ってしまったものに涙するという。

しかし久美子が果たして懇願すれば姉は勉強ではなく音楽をやっていたのか、
というのはわからない。
だからこそ余計にやるせないのかな、とも。



久美子も鏡とか持ち歩くのか、
しかし大きな壁掛けの鏡じゃなくコンパクト?と思ったけど、
鏡に目を近づけるより、コンパクトに近づけた方が楽だし絵になるかとか、
一気に女の子っぽさっていうのを感じてしまったな。





山村さんこういう大きくPANするのやるようになってきてるのかなとか。
前回はそうは思わなかったけど今回は壁抜き的な感じでちょっと小川さんっぽさを感じる。



しかも私は、希美の復帰に反対しちゃったしねー。
立場を表明しての否定。
打算的というか今までの流れを踏まえてくるあすかはやっぱ周囲をよく見てるという印象。



皆って誰?皆が本心を言っている保証はどこにあるの?
あすかの言葉は鋭くて久美子でなくてもそのその後の言葉に詰まっちゃうようで。



囚われの久美子。
この辺は1期12話からの引用かなという気がする。
何かをなそうと足掻く久美子はしかし相手の毒牙にかかる。



結局見守るだけだった。
ああエヴァっぽくなってきたーやめろエヴァやめろーってこの辺は思っちゃったな。
ただ久美子がみぞれの時に何も出来なかったのは事実で。
結局、成り行きで希美が手を差し伸べただけで。
久美子自身は何もなしていなかった。
そういうのを見抜いて打ち出してくる辺りあすか先輩はこのお話をよく読めているし、
文脈を読んでいるとも思える。







言い返す言葉を探す中で姉の言葉で火がつくっていうのがグッときますね。
光の当て方も変えて、久美子にとっての鍋を作ることを諦めないことを描くという形。
お話は吹奏楽部以外のところにも確かにある。
ユーフォは将来を見ないという印象があったけど、
自らの欲望を間違えないという形で未来を見る作品かなというのを意識しちゃうな。





先輩だってただの高校生なのに!
この一言でグラつかせるところが個人的にはグッとくるかな。
自分的にもう子供だとか大人だとかそういう切り口は飽き飽きしていて心底下らないと思うんだけど、
己がしていることがそういう強がりであるっていうのを突きつけるのが有効だというのが面白いというか。
なんというのかな、
あすかのような頭のいい人は自分の立ち位置や文脈を読んで立ち回ってみせるけども、
欲望を捨てなくてもいいということを伝えることで、
あすか自身がまだ高校生という立場であることを利用してもいいと肯定してるところがいいというか。
久美子が伝えたい事は違っているかもしれないけど、
高校生だから許されることだってある、高校生なんだからそれを使え。
そういう考え方があるように思わされるのが良いというか。
あすか自身が久美子の言葉に打たれてとかっていうのも美しいけども、
決定的な一撃は姉から受け取ったものだったように見えたので、
あすかがそれをどう受け止めるのか考えた時に、
そういう風に考えられるんじゃないかなとも思えるんですよね。



まあでも何より他人の言葉ではなく、久美子の気持ちを伝えているのがグッときますよね。
あすかに他人のことを論破されて、
最後に残った己自身をぶつけるっていうのはなし崩し的な気もするけど、
あすか自身もそれを待っていたかのような節もやり取りの中にあったので、
久美子がみぞれのときと違って最後まで踏み込んだという点でもグッと来るところだったかな。
原作でも久美子って何もしていない気がしていたのでこうやって描かれたのが個人的には嬉しかった。

今思うと9話の香織のシーンって香織が母親的な感じだったので、
久美子みたいに叱るのが父親的でそれで傾いたとも言えるのか?
それはまあどうでもいい話かもだけど。



嬉しさを噛みしめるあすか。
こういう姿が新鮮だったな。
足を震わすだとかそういうところを拾ってくるのが新鮮だったな。
久美子も意地悪なところをついてくるようでまた良いかなと。
これもまた一つの告白ですよね。愛の告白かはわからないけど。



個人的に物語があすかのような打算的なポイントを用意してる点がまた気になる。
久美子の言葉だけではなく、あすか自身の成績もあったから復帰できたというの、
あすかが盾にした保証を掲げてきているようで、言い訳を用意してきているようで、
久美子が結局何もしていないように遠回しに言われているようでもあるのが気になるというか。
あすかは実は順位を見て復帰するかどうかを決めてましたとかも言えちゃうわけで。
久美子の説得以外の納得材料を用意したんでしょうが正直裏目に出てくるところでもあるように思えてくる。
まあこの辺は受け取る側の裁量に任せるというところでもあるんでしょうが。
ただ綺麗ではないなと。



姉とのことを気にする秀一。
久美子の弱ってる部分を支える相手として触れられているので、
もう少し描写がほしい気がしますがうーむ。



あすか復帰に対しての夏紀の表情が良くてグッと来るな。
1期でコンクールメンバーから漏れたところからブレてないところに、
確かな信頼を寄せてしまいますね。
夏紀先輩ホントかっこいい。



そして次の曲が始まるのです。
楽器が並ぶっていうのは4話的な感じがするかな。
みぞれと希美に対して久美子とあすかという対比でもあるのか。
みぞれたちのときは行き違いが原因で特にこれといった成長や変化っていう要因はなかったけど、
今回は久美子自身が姉から受け取ったものを伝えてるところがやっぱ良かったかな。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:山村卓也
作画監督:池田和美
楽器作監:橋博行

山村回。
以前の山村さんの回と前回の石立回なんかをちょっと意識してしまう感じだったな。
前の山村回はあすかの音を聴いたところで幕引きだったけど、
その音からの物語をきちんと引っ張った形で良かったかなぁと。
次回作も楽しみですね。

アニメ雑記 2017/1/7 を語る
2017.01.07 [Sat] 01:36

●傷物語〈V冷血篇〉
明けましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願い致します。
というわけで新年一発目。
傷物語は1作目の公開が昨年の1月8日だったので1年で1作を描ききった形でしょうか。
1作目を見たのがかなり昔のように思えるので時間の流れた方とは不思議なものです。
というわけで以下ネタバレ感想。


今回はOPも無く唐突に本編が始まったので導入としては熱血篇に近い続きモノの感じ。
阿良々木と忍野のやり取りは今後の話の伏線っぽさマシマシですが、
雨というのが円状ではなく窓を伝う波として描かれていたのが少し気になったかな。

日本国旗や白い建物を背景に赤い傘を差す羽川、
体が戻ったと白い羽毛の上ではしゃぐキスショットなど、
白いものの上にある赤、イコール日本国旗というイメージの連続が続くのがやっぱ気になるところで。
キスショットがドレスを着て座っていると正しく赤い円になっていたり。
今までもそういうイメージはあったけど、今回は国旗の存在をより全面に出していて、
その存在感がより際立っている印象。

キスショットと笑い合う阿良々木のシーンは多くのスポットライトが続き、
ヘリのような空撮の音が包囲網を作るようになっており、2人の状態を監視しているような印象と、
その繋がりを印象づける意味合いがあって、建物そのものが国、
日本の中にある他国家としての日本、吸血鬼と人間の隔たりをより読ませられるシーンだったなと。
ベタですが、2人の間にものを配置しての分断の絵(しかしシンメトリーではない)を入れて、
その2人の繋がりが永久ではないことを描いてる点からもそうかな。

人喰いシーンの坊主はちょっと笑ってしまった。
骨と血のイメージもある意味日本国旗か?とか思ってしまう。
発狂する阿良々木が見る天井の十字架が、
最後は忍野メメの持つ正しくそのままの意味の十字架に繋がるイメージなのかな。
助けを求めた相手の羽川が天井からの光を浴びて希望の象徴となったり、
しかし2人を繋ぐ光は懐中電灯でキスショットのときのような派手さは無いよなとか、
そういう光の数や大小の作るイメージの変容が気になるところでもあったかな。
円、というのが今までに比べてグッと意味を増した記号になってきていると思える。
あと羽川が赤いゴム状のところを走って抜けていく辺りは化物語のOPの延長という感じでしたが、
そこまで頑なに白い床と赤い何かに拘るのはなぜだろうなとちょっと頭を捻らされる。

羽川のおっぱいシーンは普通に笑えて楽しかったです。
後半のバトルも結構笑えたので割と楽しい作品だったのですが、
周りで笑ってるのが自分だけだったので空気読めてなかったかなーとか。
そういえば学習塾跡(だっけ?)にキスショットが降りるとこの爆発は久々に友岡さんのエフェクト見たなって気がしたけど、どうなんだろう。

タイトルのバックで炎が出て日のイメージかなーと思ったら、
競技場での聖火のイメージで炎の変容も面白いなと思えたり。
競技場が円で阿良々木たちのバトルによって円ができたり、
国旗のイメージが国内での内戦を意識させられたり、
競技場の国旗がある側とない側をシンメトリーちっくに印象づけることで、
日のある国と夜の国という分断のイメージを作ったりと、
カットごとにある意味合いを拾っていくのが楽しかったかな。
登場人物が4人なので国旗は4つ、同じ世界にいながら4つの旗を持つ、
という意味合いを含め、それぞれ同じでもその旗が違う意味持つことに触れていて、
キャラクターたちの違いを同じもので描かれるのが新鮮な気がしたかな、とか。
忍野が提案した全員が不幸になることの意味合いも含め。
不幸は同じでも不幸の持つ意味はそれぞれ違う。

日の出をバックにした聖火を忍野の登場の合間で挟んだりして、
忍野がまるで希望の存在のように描かれながら、
阿良々木の罪をよりえぐる存在、十字架を背負わす役柄として描かれ、
アクセサリーとして十字架を持つ意味を印象づけられたのがまた気になるところかな。
吸血鬼は十字架に弱いっていうのを阿良々木を通してこのように触れるか、
っていう意味でも気になるというか。
あと最後に出てくる赤い椅子はそれぞれのキャラクターの立ち位置であり、
それぞれが持つ円の意味、縁の形、なのかなとか思えたり。

個人的に見ていて全体的にこれで終わらせる、
っていう意味合いから作られているような描かれ方をされている気がして、
それが何となく見ていて寂しい気がしたかな。
終わらせなければ意味ないと思う反面、形にしなくてもいいんじゃないかなと思えたというか。
まあ自分の勝手な感想ですが。

数年がかりの作品が無事完結を迎えたというのが何より良かったと思います。
また何年も待たされるよりはずっと良かったなと。
作品が作られて完結するということがどれだけ大事なことかというのを改めて感じたかな。
尾石さんの作品はまだまだ見たいので今後どのような作品を手がけるのか楽しみです。
P R

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