「トンデモ歯科医だ」義歯のセラミックも虫歯の数も嘘だった!? 怒りの提訴に司法判断は (三)

September 08 [Fri], 2017, 16:14
訴訟に先立ち、黒岩さんは裁判所に証拠保全の申し立てを行い、認められた。しかし検証の期日に、A医師は「黒岩さんのカルテは倉庫に保管してあり、ここにはない」として、カルテを出すことはなかった。

 だが、この説明も疑わしいものだった。市川さんの知る限り、A医師はカルテ用の倉庫など持っていないはずなのだ。

 そうこうするうち、A医師は26年春になって、「病気のため休診」という張り紙一つを掲げ、関東方面へ移転してしまった。

 昨年6月の1審大津地裁彦根支部判決は、黒岩さんの主張を全面的に認め、請求通り570万6千円の支払いをA医師に命じた。

 訴訟でA医師側は、黒岩さんに装着した義歯はオールセラミックだと改めて反論。黒岩さんの口腔(こうくう)内の状態に沿った治療をしたと主張していた。

 しかし判決は「義歯がオールセラミックだったと裏付ける証拠はない」と否定したうえ、黒岩さんに装着された義歯には金属が含まれていたと指摘。原価は1本あたり9600〜9800円だったと認定した。 ホワイトニング

 訴訟では結局、黒岩さんのカルテや口腔内を記録した画像などはA医師側からは一切提出されなかった。このため領収書の名目にもなっていた病理検査についても、行われた証拠がないと判断した。そしてA医師について「黒岩さんをだまし、材料代や治療費の名目などで金をだまし取ったと評価できる」と非難した。

裁判所「醜悪な行為」と指弾

 A医師側は控訴した。しかし、今年5月の2審大阪高裁判決も1審を支持、A医師の控訴を棄却した。

2審判決は黒岩さんの虫歯の本数について、A医師が言うような「24本もあったとは認めがたい」とし、「多くても4本以上は存在しなかった」と言及した。

 さらに「虫歯に義歯を装着する必要があったか明らかではない上、ハイブリッドの義歯装着は詐欺行為だ」と厳しく批判し、こう指弾した。 根管治療

 「社会の倫理・道徳に反する醜悪な行為だ」

 A医師の代理人は取材に対し「答えられない」とした。


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