川田のあいりん

April 20 [Wed], 2016, 9:28
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントが安定しなかったり脱落したりする場合もあります。もちろん腕のいい歯科医が埋入してもそういったことは起こりえますが、その確率の差は言うまでもありません。万一に備えて保証の有無やその内容は手術に入る前にしっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。保険がきかなくて費用が高くても、治療期間が長期間にわたっても、外科手術を行う必要があっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を外見上は補ってはくれますが、インプラントは歯の本来の機能を取り戻すことができます。
インプラントにすることで、また美味しい食事を摂ることができるようになります。味だけではなく、噛んでいるという実感や熱さや冷たさまでしっかりと感じることができます。固いものも普通に噛むことができるので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、激安価格に釣られてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外に手術費用等を追加で請求される場合や、低品質な商品である場合もあります。インプラントを選ぶポイントは、何をおいてもきちんと任せられる歯科医かどうかを気にすることです。
インプラントの埋入は1本からできますが、たいていの場合複数本の手術となる場合がほとんどです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大部分の歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。元来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、オールオンフォーでは4本ですべての歯を支えます。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科クリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長い治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当たり前のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長引く理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。骨造成が必要であった場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが際立つことも事実です。どちらにも言えることは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、見た目だけだと失っている歯はないように見えます。ですがそれはあくまでも見せかけだけで、自分の歯と同じように噛めるかと言えば、実はそうではありません。第一印象だけを気にするのか、それとも歯の機能自体を気にするのかは判断が難しいところでもあります。
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