<方向> 

November 17 [Thu], 2005, 2:42
彼と話していた時にこんな事を言ってた。

「彼女が欲しいとは思わないけど、温かい気持ちで笑っていたいとは思う」

彼女いらない=付き合う気ない、ってことかなと思ってちょっとガッカリした。
でも後半の言葉はやっぱり誰かといたいって事なんだろう。
それが私に出来るなら、私達の望みは合致する。

絶対彼をもっともっと笑顔にしてみせる。
一緒にいたら温かくなれる二人になってみせる。
そんな風にちょっと闘志を燃やしてみた。

今は交差ばっかりしている思いも、突然の方向転換で平行になる事だってあるはず。
まだあきらめない。

<堕落> 

November 15 [Tue], 2005, 23:52
彼からメールが来た。
「今日仕事が終わったらご飯食べに行かない?」
待ちに待った彼からの誘い。即OKしてしまうあたし...。

車で彼を迎えに行く。
ドキドキしていた。冷静でいられるだろうか?
歪んでしまった関係にギクシャクしてしまうんじゃないだろうか?

車に乗り込んだ彼は笑顔で接してきてくれた。
話し方も、話の内容も、以前と変わらない。
変わったのは、頭の中にある一片の記憶。それだけ。

食事の間も、私達は今まで通りな感じで話して笑った。
彼はよく仕事の話をする。将来の夢の話をする。
あたしは彼の夢を知っているし、いつか遠くに行くかもしれないこともわかってる。
彼の話の中にその話題が出てくるのは当然のことなんだ。
だけど、その話を聞くと彼をものすごく遠くに感じる。
一緒にいられるのは今だけだと言われている気分になる。
私は着いて行けない世界に見える。

だけどいちいちそんな反応をしていたら、きっとあっさりウザがられるだけだと思い、あたしはとにかく笑っていた。
彼の前ではとにかく笑っていようと心に決めていた。
最高の笑顔を彼にだけ見せ続けたかった。
その笑顔を好きになってくれたら...、そんな願いを込めて。
たとえ離れても彼の心に笑顔を残せたら...そんな祈りを込めて。

食事を終え、彼が「どっか行く?」というのであたし達はドライブに行った。
綺麗な景色の見えるところに車を停めて降りた。
「寒い」とあたしが言うと彼は私の手を取って自分のポケットに入れてくれた。
嬉しかった。けど、これはあたしを好きでとった行動じゃない。
彼はそういう人。優しくて、温かくて。昔からそうだった。そういうところが好きだった。
誰にでもこんなことするわけではないだろうけど、あたしを友達として大切にしてくれているからしてくれたんだろう。友達として。

その後、疲れてゆっくりしたそうな彼を家に誘った。
少しでも長く一緒にいたかったから。
お茶とお菓子を買って、家でテレビを見た。
隣に彼がいるだけで安心した。時間が止まれば良いと思った。

<不安> 

November 12 [Sat], 2005, 22:25
初めて彼と一線を超えた日から一週間が経った。
あれから彼とは会っていない。
ほぼ毎日メールはくれる。1、2回程度。

一度だけ「会いたい」と言うメールを送った。
彼からの返信「嬉しいけど会ったらまた変な事しちゃうし。その後自己嫌悪に陥るんだよね。」
アレは変な事なんだね。しちゃいけない事を、あたし達はしちゃったんだね。
自己嫌悪って事は、後悔してるって事。
しなきゃよかったって事。

覚悟はしていたけど、ショックだった。
もう会ってもらえないのかな。
もう抱きしめてキスしてくれないのかな。
あの日だけの、過ち?

「そのうち食事でも行こう」っていう彼のメールの最後の言葉も、取り繕うための社交辞令にしか思えない。

<境界線> 

November 07 [Mon], 2005, 0:45
あの日の後、私はなんとなく確信していた。
次に会った時、私達は今まで通りじゃいられなくなる。

望んでいない訳ではなかった。でも怖かった。
その先は、どうなってしまうのか?

今までの彼の態度からは、私を彼女にしてくれるような要素は一つも感じない。
むしろ「それは絶対無い」と言い聞かせられているようだ。
キスをした後彼は何度も言った。「付き合ってないのにこんなことしたらだめだよね」
それはつまり「私達が付き合うということはない」という事?
じゃあ一体どうしたいんだろう。どうなりたいんだろう。

次に彼と会った日、まるでそうするのが当然のように、何の隔たりもなく、私達は境界線を越えた。

だけど、「付き合おう」とも「好きだ」とも言われなかったし言えなかった。
それどころか、「みんなには内緒」と。
私達の関係って一体何?...聞けなかった。
一言でも口にしたら、もう会えなくなってしまうような気がする。
かと言ってもう戻れない。

きっと面倒な事になるのを避けている。
だから何も言わないんだ。だから私を選んだんだ。
自己主張の出来ない、馬鹿でだめな女。
このままじゃいけない事はわかってる。
だけどもう、忘れられない。抜け出せない。


<本心> 

October 25 [Tue], 2005, 23:23
あれから暫く会ってない。
会いたい。
そんな日々が続いた。


仕事の帰り道、電話が鳴った。
彼からだった。
「友達と飲んでるから来ない?」
あたしはすぐに駆けつけた。

みんなでワイワイ盛り上がる。
そんな中、彼ばっかりが気になる。
やっぱり、好きなんだろうか??

彼を家まで送る事になった。
バカな話しをしながらの車中、突然彼が言った。
「彼女と別れたんだよね」

またあたしは複雑になる。
何にも言えない。
でも確実に「良かった」と思った。最低な女。

「ちょっと話しをしよう」と車を停めた。
沈黙したあと、彼はあたしを抱きしめた。
あたしはやっぱり最低女で、抵抗する事もなく、動かなかった。

「キスしてもいい?」と彼が言う。
あたしは黙って彼を見た。

そして彼とキスをした。

「これって誰でも良かったの?」って思わず聞いた。
「そんな事ない」って彼は言った。
「だったら何?」って聞きたかったけど、怖くて何も言えなかった。

再び走り出して彼の家に着いた。
車を降りる時、彼はまたあたしにキスした。

嬉しい、だけじゃ終わらないのはわかってた。
なんで?って何度も考えた。

あたしを好きなわけじゃないよね?
彼女と別れて寂しかったから?
たまたまあたしが隣にいたから?

暴走しそうな自分が怖い。
もう人を好きになって傷つくのは嫌だ。
大好きな人との想い出を、悲しい過去にする人生なんてもうまっぴらなんだから。

<意識> 

October 14 [Fri], 2005, 2:50
同窓会があった。そこには彼もいた。

いろんな話題が飛び交う中、彼が言った。
「彼女と別れるかも」

複雑な感情がこみ上げる。

みんなで飲んだ後、数人で二次会。
たくさん話して笑って、楽しく過ごした。
彼の笑顔ばっかり目に入った。

そこから酔った友人を歩いて送った。
ふざけてみんなで腕を組んだ。
あたしの隣は、彼。

友人達を近くの駅へ送った後、彼と二人きりになった。
あたしは歩いて帰れる距離だったので。
彼の家はずっと遠く。
もう終電なんてとっくにない。
彼は「泊めてくんない?」と言った。
さすがにそれは、と思ったけど、別に友達なんだし、だいたいそれ以外に方法がない。
「仕方ないなぁ」と、私は了解した。

「やったー!」と笑う彼。
またふざけてるのか、家までの道中手を繋いで歩いた。
最初は軽く繋いでるだけだったけど、途中思わず握り締めてしまったの、気付かれただろうか?

家に着いて話をしてるうちに、彼は夢の世界へ。
布団を敷いてあげて寝かせた。
あたしは自分のベッドからその寝顔を眺めていた。

朝、私が先に目覚めた。
彼はなかなか起きそうにない。
イタズラ心に火がつき、ふざけながら起こしてみた。
「おはよう」と可愛い声で言う彼。
そのままあたしは布団の横に座り込んで、話をした。

あたしが寒そうに身を縮めると、彼は「寒いの?」と。
彼はあたしを抱きしめてくれた。
ビックリするくらい温かかった。

もちろん、ふざけてるんだよね?
わかってる、昔からそうだったもの。

でも、あの瞬間はタイミングが悪すぎた。
散々愛しいと思った後で。


ヤバいよ、もう。

<誘い> 

October 03 [Mon], 2005, 1:40
あの再会から数日後。
突然電話が鳴った。
「家どこ?これから行くからご飯食べない?」
驚いたけど、ものすごく嬉しかった。

迎えに来てくれて、助手席に座る。
ドキドキした。

ほんの一時間くらいだったけど、あっと言う間だったけど。
でもものすごく温かい気持ちになった。
離れたくない、と思った。

「恋愛感情じゃない」と自分に言い聞かせた。

<再会> 

September 29 [Thu], 2005, 23:29
数年ぶりに彼に逢った。
もうずっと昔、好きだったあの人。
大好きだったのに、誰かのものになり、遠く離れ、想い出に変わっていた。
あたしも別の人を愛し、彼とはもう会う事はないだろうと思っていた。

それが、突然の再会。

地元に戻ってきた事は知っていた。
一度だけ、声を聞いた。

それから何週間も経った後で、
「会わない?」とメール。

食事をし、ドライブ。
お互いのここ数年をいろいろと話した。
楽しかった。
優しい声も、話し方も、何にも変わってなかった。
あの頃のまま...。

別に特別な感情が湧いたわけじゃない。
ただ居心地が良かった。
それだけ。

「寒いね」って言って、手を繋いで歩いた。
“友達”として。


好きになんてならない。
それは過去の事。
何より彼には彼女がいる。


好きになんてならない。

なっちゃいけない。
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