サモナーと新技

June 05 [Mon], 2017, 19:30



『...なるほど。ペットというのは奥が深い』


私は今ペットについて勉強している最中。サモナーになるかどうかは分からないが、パーティを組んだ時に少しでも仲間の事を理解していればサポートしやすい。特にサモナーは新設されたばかりのクラスでもあったので、知らない事ばかりだった。


『あ、あのぉ...』

『ん?何だ、どうかしたか』

『わ、私よりピエトロさんに聞いた方が...あの方のほうが詳しく教えてくれるかと』

『彼は愛を語るのは得意だが、こういう事については不得手な様でな。まず話が長い』

『うぅ...一刀両断されてます、ピエトロさん......』


そんな私に教授してくれているのは、オラクル所属時からサモナーとして活動しているハナ。最初こそ怖がられ話す事も間も無い状態だったが、私の気持ちが伝わったのか少しの時間だがこうして話してくれるようになった。


『それじゃ...今日は、もういいですか?』

『あぁ、時間を設けてもらい感謝する』

『い、いえ...こんな私のお話でお役に立てるか、分かりませんけど.....』

『あぁ、そういえば君に聞きたい事があるのだが...』

『なんですか...?』


私の声に彼女も子首を傾げる。ずっと思っていたサモナーに関しての疑問がやっと解けると思い、私は無意識のうちに瞳を輝かせていた。


『サモナーというのは"かたえびがため"というものを必ず受けると聞いたが、それはどんなものだ?』

『...え?え、えび...?』

『お兄ちゃんが言っていてな。寝技らしく、ピエトロも受けた事があると言っていたのでそれを戦闘でも使えないかと考えていたのだ。是非伝授を願いたい』

『そ、それは多分ピエトロさん限定にあの方がしていただけで.....』

『なに?彼限定ということは、とても難しくレアな技なのだな。もしかして、他にも技があるのか?』


それは聞いた事が無かった。他にも何かあるものなのかと私の好奇心は上がっていく一方だったが、彼女はどこか焦っている様子に見えた。その時の私は全く目に入っていなかったが。


『そ、そうではなくて...えと、片エビ固めというの、私にはちょっと.....』

『なら、他に受けた技でも構わない。とても美味しそうで強そうな技だからな...じゅるり。よし、エビだろうがカニだろうがなんだって受けて立つぞ』

『だ、だから...うぅぅ.....誰か助けてぇ!』



P R
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