17歳。 [第1話] 

April 28 [Fri], 2006, 20:04
17歳。 [第1話]

 私のベストな歳は、17歳だって思ってる。 高校生で、なんか青春ってカンジがするから。 まだまだ、だけど。

 前野 沙緒(まえの さお)、中1の13歳。 南楓(みなみかえで)中学校に今年入学した。  ホントは隣の学校に入学するハズだったけど、沙緒自身が選んでこの学校に入学した。 
 沙緒には片想いをしている先輩がいた。現在南楓中の2年で、沙緒が入学したら3年になる。 一時期両想いになったが、自然消滅したみたいだった。 その先輩がいるから、沙緒はこの学校に来ることを選んだ。
 あきらめていないから―――。
 今日が、入学式だった。 代表で作文を読むわけでもないけれど、とてつもなく緊張していた。 沙緒は34人いる中で、番号は28番だった。 後ろのほうで、前の人の背が高いのもあって、前は全然見えなかった。
  《 「生徒会長代表の言葉」―― 》
 ハッ、と我に返った。 来賓とかの話が長くて、寝てしまっていた。
 壇上に生徒会長が上がる―――

 え?
 
 境 慶斗(さかい けいと)、沙緒の片想いだった人。

 両想いになった人。

 心臓が壊れそうなほどに脈打っていた。 嬉しさよりも、驚きのほうがあきらかに上だった。

 なぜ―――?!

【続く】
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