ハンティング・パーティ 試写会

April 28 [Mon], 2008, 2:05
ハンティング・パーティ 試写会
@九段会館
2008.4.13



(C) 2007 IM Filmproduktions GmbH All Rights Reserved

リチャード・ギアの映画は久しぶりだなぁと
思っていたけれど
2007年は3本の映画に主演していたみたい。
日本でも去年公開された『消えた天使』。
これから公開される2本。
『ハンティング・パーティ』
『アイム・ノット・ゼア』

スクリーンからご無沙汰しているのかと思えば
ちゃんと映画の仕事してました。
彼の話題といえば、少し前なら
インドで女優にキスをして
公然わいせつの容疑をかけられたニュースで
あちゃぁだったねぇ。。。お酒入ってたのかも。

かつてのプリティーウーマンで見せた紳士ぶりも
シャルウィダンスのシャイなビジネスマンぶりも
演技の中だけで、
実際はただのセクハラ、エロおやじかと思っていましたが
最近では中国政府のチベット弾圧への抗議集会に参加。。。
(活動はもっと前からしていたようで)
彼がチベット仏教徒であることを
今回初めて知りました。。。
というか彼自身にそんなに興味がなかったからですが。

ハリウッドの俳優さんって
俳優業で活躍する一方、
自分の信念を持ってボランティア活動や
政治活動を純粋に支援したり、
自ら行ったりしている人が
たくさんいるんだよねぇ。

彼もその中の1人のようです。

『ハリウッド・パーティ』は
興味ないって言いつつ、リチャード・ギアが
出演しているから観たいと思ったの。
恋愛映画とかではなく
ギアは報道ジャーナリスト役で
作品は社会派映画らしいってことで
興味を惹かれたんだ。

冒頭では、これがフィクションなんだろうかと
思えるくらいリアルな市街地での戦闘風景。
その真っ只中で取材をするジャーナリスト2人。
(最近観た作品で言うと
『ブラッド・ダイヤモンド』を思い出しちゃった。)

これは、かなり重たいテーマを扱っているようで
心して観なくてはいけないかと
身構えてしまった。。。

ところがところがです。

内戦中だけでなく内戦後も
決して平和を約束されたとは言えない現状に
もちろん深く考えさせられましたが
ストーリーの中には
風刺をきかせたシーンはもちろん
ジョークやユーモアで
観客が大笑いできるシーンがたくさんありました。

じつはコメディーなのぉ?ってくらい。
これはキャスティングと脚本の勝利でしょうか。

この地域が内戦の為、
多くの犠牲を余儀なくされた
全ての元凶である戦犯のフォックス。
懸賞金までかかっているフォックスとの
単独インタビューを取り付ける為、
あわよくば、その後に捕まえてやろうって
かなり無謀な計画を実行しようとするハント。


(C) 2007 IM Filmproduktions GmbH All Rights Reserved

かつては戦場ジャーナリスト、
花形レポーターとして
第一線で活躍していたサイモン・ハント(リチャード・ギア)、
その相棒だったカメラマンのダック(テレンス・ハワード)、
親のコネで入社したばかりの
新米テレビプロデューサーのベンジャミン(ジェシー・アイゼンバーグ)。

この3人のキャラが超個性的なのに
お互いをつぶしあってないの。
うまく調和してる。
物凄く小気味好かった。

緊迫した雰囲気の中で
3人がどうピンチを
乗り越えるのかが見物。

ハントにとって
フォックスを見つけだすことは
特ダネをものして
また表舞台に立って
世の中を見返してやりたいって気持ちと、
何より愛する女性を失ったことへの
『復讐』という気持ちが
大きくあったのかもしれない。

今でも続く悲劇の元凶を
この手で断つことが
ハントの目的だったのかも。

テレビの画面からでは
とうてい知りえない事実が
そこにはあった。

危険と常に隣り合わせだった
戦場での現場取材とは打って変わって
安全なテレビ局での仕事に
どっぷり漬かりきってるダックに
ハントの持ちかけた情報は
おいしいネタだった。

ダックにとって現状維持も不満ではなかったけれど
かつて輝いてた自分に戻れるチャンス。

男のロマンなのかなぁ。

仕事と恋人とは、天秤に量れないんだねぇ。
引き出しが別ってこと。

まだまだ駆け出しプロデューサーのベン。
苦労なんて全く経験なしって感じ、
おぼっちゃま気丸出し。
その上、超天然、相当いい味してるキャラ。
おかげで緊迫したシリアスな状況なのに
彼の行動やしゃべりで
かなり笑えるシーンがあった。

能天気、ある意味まだまだ怖いもの知らずのベンが
タイミングがよかったのか悪かったのか
おいしい匂いを嗅ぎつける。
ハントとダックの話に
自分も加えてもらうことに。。。
幸か不幸かねぇ。
これもやっぱり男のロマン、野心、野望なんだろうね。

真面目な話、、、
内戦の傷跡が街のあちらこちらに見て取れた。
(これは実際のサラエボの今なのか?
どこかに作ったセットなのか?
そんなのどうでもいい。
こういうことが戦争の傷跡で実際に
世界のどこかに、まだたくさん存在しているのは
確かなのだから。)

地雷が埋まったままになっているのは
何もイラク、カンボジア、アフガニスタン。。。
他国間の戦争があった地域だけでなく
サラエボしかり、内戦があった地域でも
とにかく戦争が過去にあった、
もしくは存続している国では
地雷の危険は0ではないってことだよね。

フォックスの単独取材を実現させ
さらに彼を生け捕りにする為に
彼の領域である地域へ
足を踏み入れていくハント一行。

なんかさぁ、出会う人出会う人が
みんな信用できない。

ハント達は100%よそ者。

警戒されるのは当たり前だし
フォックスには莫大な懸賞金がかかってる。

彼を支持・支援する人間だったら
よそ者は排除するのみ。

取材に訪れたジャーナリストだって
信用しろって方が
ムリな話なのかも。

どこもかしこもスパイだらけ。
いろんな筋からのね。

あぁ、信じがたい事実をつきつけられた時、
私だったら「もう、どうしようもない。。。ムリだよ。。。」って
あきらめてしまうかも。
だって、敵は目の前のフォックだけじゃなかったんだから。

『利権』とか『談合』とかなんかイヤな言葉が浮かんできたよ。

どこまで自分の信念を貫き通せるか、
目の前に立ちはだかる大きな権力に
立ち向かえるか。。。

「もう、だめだぁ」「ここまでかぁ」と
観客が思った瞬間、
ラストまでのクライマックスは爽快だった。

『目には目を、歯には歯を』
そうせざるを得なかったのは
仕方なかったことだよねぇ。

映画のオープニング、

この物語は「まさか」と思う部分が真実である

という一文に意表を突かれた。

本編ではその一文が頭から離れず、
「まさか」の連続に一体どこが真実なんだろう?と
大いに考えさせられた。

そしてエンドロールで更にびっくさせられた。
この人たち本物。。。実在の人物ってテロップに
「えぇ!」って感じ。

事実は小説より奇なり。。。なのです。
それが現実なのが、凄く怖いことだと思った。

そんな話に必ず絡んでくるアメリカって国は。。。なんなんだろう?

この映画、個人的にはすっごくお薦めです。
期待以上。
シリアスなだけではなく
ユーモアもあって
最後は風刺もきいていて
久々に、観てよかったぁと思えた作品。

5/10(土)よりシャンテ シネ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
公式HP
公式ブログ


ちょっと、おまけ

エンドロールに流れる
地元のおじいちゃんの
ギターの弾き語りの歌は
ジーンと来るよ。

リチャード・ギアやテレンス・ハワードを押しのけて
ダントツにジェシー・アイゼンバーグがよかった。
チュルチュルパーマの頭に
とぼけた演技。
本当にいい味出してた。

いい味出してたと言えばダイアン・クルーガー。
映画の登場シーンでは
彼女だとは全く気づかず
『ナショトレ』の時とのギャップに
後で知ってびっくり。
やっぱり女優さんて凄いわぁ。

そして、見どころと言えば
ギアのお尻が見られます。
もっと見せちゃってる映画もあるから
そうそう珍しくはないけど
最近、おじさん俳優、身体張って
みんな頑張ってるなぁと思います。

画像提供元:シネトレさん

実は、4/18『ハンティング・パーティ』試写会
(シネトレ公認ブロガー枠)に当選していましたが
その日は別の用事があり行けませんでした。
シネトレさん、すみません。
運よく13日の試写状と交換してもらえたので。。。

そんな折、映画の小説本まで
シネトレさんが送って下さり恐縮してます。
連日、忙しくて読書する暇がないのですが
必ず読ませていただきます。


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狙った獲物は《最上級》

アメリカを出し抜いたのは、
わずか3人のジャーナリストだった・・・









映画サイト「シネトレ」さんの公認ブロガー枠で、有楽町のよみうりホールにリチャード・ギア主演の『ハンティング・パーティ』の試写会に昨日行ってきました。
もっともっと、社会派ドラマ然としたシリアスなだけのドラマなのかなと思っていたら、シリアスさを感じさせる...
「ハンティング・パーティ」の試写会に行って来ました。
シネトレ公認ブロガーをさせて頂いているので、有り難い事に「王妃の紋章」に続いて御招待して頂きました。
更に、文庫本まで頂いて、どうもありがとうございました。
映画鑑賞後に読ませて頂きました。
この小...
アートの片隅で  May 09 [Fri], 2008, 17:21
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