皆さんがカメラで写真を撮る時は どこにカメラを構えますか??
「んなもん 顔の前に決まってんじゃん!!」
って答えが返ってきそうですね??(笑)
確かに ファインダーを覗きながら撮影するためには、
顔の前にカメラを構えるのが常識中の常識。
じゃぁ もし私が写真を撮るとしたら??
「えっ?? 目が見えなくて写真が撮れるの??」
「見えないんだから 写真なんか撮ったって 意味ないじゃん!!」
まあまあ。落ち着いて(笑)。
まず 最初の質問の答えですが、
ただ単にシャッターを押すだけであれば 赤ちゃんにだって出来ます。
次の質問。
これは難しいですねぇ…。
人によって考え方は様々だからです。
因みに私は中途失明者。
つまり 見える世界を知っています。
なので おおよそのイメージは掴めます。
音のする方角 声の聞こえる方向にカメラを向けてパシャリとやれば、
運が良ければ撮れるでしょう。
じゃぁ 先天盲だったら??
私の理療科時代の担任の先生の趣味の一つが写真撮影でした。
理療科とは 按摩・マッサージ・鍼灸などを教わる教育課程のことです。
当時 まだ僅かに 目が見えた私は、
先生のお撮りになった写真を見て、
とても全盲の方が撮った写真だとは思えませんでした。
構図もピントモバッチリだったからです。
また こんな例もありました。
中3の修学旅行で、生徒同士の記念撮影の際、
誰が撮るかでもめました。
そこへ一人の全盲の男子が
「よーし。俺が撮ってやる。
お前らそこに並べ!!」
と言うのです。
戸惑いながらも彼の5mほど前に一列に整列すると、
「声を出してくれ!」
と言うので 私たちは口々に
「こっち。こっち。」
と声をかけました。
すると彼は やおらカメラをお腹の前に構えたのです。
「おめぇ、なんちゅうところにカメラ構えてんだよー!!」
一人の悪童が突っ込みを入れると、
「あぁ、俺はこれでいいんだよ。」
「あっ!」
意味を理解した彼は 二の句が継げず 口あんぐり。
そこをパシャリ!!
彼の間抜け面は フィルムの中に永久に刻まれる羽目となったのです。
十数年後 今度は私が父のデジカメを胸の前に構えていました。
満開の八重桜の下に両親に立ってもらい、
声を頼りに パシャリ!!
帰ってから父が私の撮った写真をパソコンで見てみると、
残念ながら 両親は写真の端っこの方に窮屈そうに映っていたそうです。
まだまだ修行が足りないなぁ…(-_-;)
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