1982年1月28日頃 

2010年12月07日(火) 20時06分



お向かいに、まゆみちゃんっていうお姉ちゃんが住んでました。
中学2年生の女の子。
いつも優しくて、私と一緒によく遊んでくれた。
雷がたくさん鳴って、すごく怖くてこたつの中にかくれてた時も、
「大丈夫やでー!!」
って励ましてくれたし、おままごとも一緒にしてくれたし、
歌が大好きだった私が、お父さんのマイクを持って歌っていると、
上手やねってほめてくれたし、手拍子もしてくれたし。

私のことを、妹みたいにかわいがってくれたまゆみちゃんが風邪をひいた。
熱が高くて、それでも学校のスキー合宿に行きたくて、無理をしてバスにのって出かけていった。

次の日、私のおばあちゃんが泣いていた。
その日の夜には、黒い服を着た人たちがたくさんお向かいの家にやってきた。

私は次の日、なぜか真っ白の服を着てまゆみちゃんのおうちに行った。
なぜかわからないけど、みんな黒い服を着てるから、私は白い服がいいって
泣いてごねたらしい。
今思えば、非常識やしまゆみちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

まゆみちゃんは布団で寝ていた。
顔に白い布をかぶせられていた。
そーっと布をはがすと、日焼けした黒い肌のまゆみちゃんの顔だった。
お母さんは泣いていた。

まゆみちゃんのお母さんも泣いていた。
声を上げて泣いていた。

まゆみちゃんは、熱があるのに無理してスキーに行って、風邪の菌が脳に行って死んでしまったんです。
もう、私がかみなりを怖がっても励ましてくれるまゆみちゃんはいない。
歌う私に「アイドルみたいやね」って言ってくれるまゆみちゃんはいない。

でも、当時何が起こったのかわからない私は、泣きもせずただひたすら
まゆみちゃんの顔を見ていた。
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:妹子
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:1985年10月26日
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 現住所:大阪府
  • アイコン画像 職業:専門職
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幼少期におけるエピソードや、その時感じたことを綴った絵日記でございます。
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