世界の誕生

January 31 [Sun], 2016, 21:51
今回は北欧神話の世界の成り立ちについて纏めたいと思います(自分用に整理したいという気持ちで書いているので、所々至らない所もあると思いますが…)。


北欧神話は、巨大な大木・世界樹に支えられた9つの世界で出来ていると言われています。古代北欧人において「9」は特別な数字だったそうで、よくこの数字が出てきます。


さて、この9つに数えられる世界とは……
これには様々な説がありますがこのように考えられています。


1.アース神族の住む国、アースガルズ
2.ヴァン神族の住む国、ヴァナヘイム
3.人間の住む国、ミズガルズ
4.巨人族の住む国、ヨーツンヘイム
5.白妖精の住む国、アールヴヘイム


ここまでは大体どこの文献も同じと思われます(※この件に関しては原典で細かく書かれていない為本当に様々な説、解釈があるので私個人の主観も多く含まれます)。


そして、上記の5つの世界の他には、下の5つの世界があります。


・黒妖精の住む国、スヴァルタールヴァヘイム(スヴァルトアールヴヘイム)
・小人(ドヴェルク)の住む国、ニダヴェリール
・死者の住む国、ヘルヘイム
・同じく死者の住む国、ニヴルヘイム
・炎の巨人の住む国、ムスペル(ムスペルヘイム)


…合計、10です!


……ここで、どの世界を9つに数えるか、説が分かれるんです。




・ヘルヘイムとニヴルヘイムは同じ死者の住む国で、地形的にもほぼ同じ場所にあるのでこの2つを同一視する説
・ムスペルを外の世界とし、それ以外を9つの世界とする説


また、『エッダ -古代北欧歌謡集-(谷口幸男 訳)』ではスヴァルタールヴァヘイムとニダヴェリール、ヘルヘイムとニヴルヘイムを同一視し、ムスペルの他に極北の世界を9つの内に数えています。


私はムスペル外の世界説を推しています。
ムスペルだけは、世界樹の支える世界から外れています。
また、他の世界、及び大地が作られるずっと以前から存在していたとされ、少し特殊な世界と言えます。




さて、次の記事では大地の成り立ち、世界の創造について纏めたいと思います。


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このブログでは主に
『北欧神話物語』(K・クロスリイ・ホランド 著、青土社、1993)
『エッダ -古代北欧歌謡集-』(谷口幸男 訳、新潮社、1973)


を参考文献としています。















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