2巻(01) 

2006年03月05日(日) 18時54分


ねぇ ナナ

あたし達の出会いを覚えてる?

あたしは運命とか

かなり信じちゃうタチだから

これはやっぱり運命だと思う

笑ってもいいよ

2巻(02) 

2006年03月04日(土) 19時02分
外はいつの間にか吹雪きで

電車は走ったり止まったり

結局東京まで5時間もかかってしまったけど

あたしは少しも退屈しなかった

だけど あたしは自分のことばっかりしゃべって

ナナの話は少しも聞いてあげられなかったね

もっともナナのことだから

聞いてもはぐらかしていたとは思うけど

2巻(03) 

2006年03月03日(金) 19時06分
ねぇ ナナ

あの川べりで肩を並べて

水面を彩る光を見たよね

あの頃 口ずさんだメロディーを

もう一度 聴かせてよ

2巻(04) 

2006年02月28日(火) 19時09分


その時 何故か

あたしは少し 泣きそうになったんだ

それがどうしてかは 上手く言えないけど

差し出されたナナの手は

意外なほど 温かくて

胸まで熱くなったんだよ

2巻(05) 

2006年02月27日(月) 20時07分




だけど ナナと暮らし始める事に

不思議と不安はなかったんだよ

それがどうしてかは

やっぱり上手く言えないけど

2巻(06) 

2006年02月26日(日) 20時11分
ヴィヴィアン

ピストルズ

セブンスター

ミルクを入れたコーヒーと

イチゴの乗ったケーキ

そして蓮(レン)の花

ナナの好きな物はずっと変わらなくて

移り気なあたしには それが

とても かっこいい事のように思えたんだ

2巻(07) 

2006年02月25日(土) 22時11分
ねぇ ナナ

ナナは気ままな ノラ猫みたいで

誇り高く 自由だけど

癒えない傷を負ってたよね

能天気なあたしは

それさえ かっこいい事のように思ってた

                        それが どれ程の痛みなのかも知らずに

2巻(08) 

2006年02月24日(金) 22時13分
食卓がステージに

携帯がマイクに

三日月がスポットライトになる

あんな魔法が使えるのは

この世にナナしかいない

あたしは今でも そう信じてる

3巻(09) 

2006年02月23日(木) 18時58分




少しも大人になんかなれないのに

もう甘えてばかりは いられない現実の中で

ナナは とびきり甘い夢を見せてくれた

とても幸福な初恋みたいだったよ

3巻(10) 

2006年02月22日(水) 19時08分

ねぇ ナナ

ナナは今でも自分の故郷が

どこにもないと思ってる?

あの窓辺の食卓も椅子も

あの頃のまま

あの場所にあるよ
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