水野君とつきあ

April 01 [Tue], 2014, 15:33
あ、 砲丸投げクラブの」
「いや、 無いから。 そのクラブ。
 陸上部でしょうに。 あっはっはっは、
 砲丸投げクラブって、 笑えるんですけど」
 笑ってる場合じゃない事に気付かなかった。
 けっこう長い間 気づかなかった。
 噂の当事者なんて、 そんなものだ。

 私が、 水野君ラブ ということになっていたらしい。
 びっくりだ。
 誤解が解けたのは、
 学年が上がって クラスが変わり、 接点が全くなくなってからだった。

「ねえ、 水野君とつきあってるんじゃないの?」
「誰が」
「やあだ、 納念さん。 あんただよ」
「うそ〜」
「好きなんじゃないの?」
 そりゃあ 嫌いじゃないさ。
 隣の席に居れば、 よく分よくかる。
 良いやつなんだ。

 休み時間には、 クラスメイトの男子とか、
 時には クラブの仲間がやって来て、 楽しそうにしていた。
 そんな時の話を 聞くともなく聞いていると、
 面倒見もよく、 後輩たちにも慕われているらしい。

 だけど、 違うんだなあ。
 ラブとかいわれても、 ピンとこない。
 なんて言ったらいいんだろう。
 見た目が 丸ごと砲丸投げっぽい。
 短距離走や 高跳びの選手には 絶対見えない。
 分かりやすく言えば、 縦も横も サイズがでかい。
 砲丸投げをバカにしているわけじゃないからね。
 うん、 すごいと思うよ。 県大会二位だしね。
 でもさあ、 ロマンチックな要素が どこにも見当たらないんだ。

geijlsngi15
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