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ウォッ酸でスマソ
目からビーム / 2017年01月23日(月)
 紙を切り抜いて遊ぼうと思ったんだが、どうにも細かい作業能力は落ちてきたようで、画用紙クラスのものを4×300ミリぐらいに切ろうとしても大層難儀する。
 そこで、前に3Dプリンタを物色していたときに見かけたレーザー加工機がどうなっているか調べてみた。
 3Dプリンタはreprapというオープンソースプロジェクトがあり、レーザー加工機も2Dの似たような代物なのでたぶん同じようなことになってるだろうと思っていた。

 中国はもはや人件費の安い国ではないと言われているが、この手のものを調達するにはやはり中国頼みにならざるを得ない。
以前は炭酸ガスレーザー機ばかりだったが、最近は手軽な半導体レーザー発振器が出ているので、大がかりなことをしないならそれで充分だろうと適当に捜してみる。
 CO2ものもかなり安くなっているが、日本へのシッピングにかかる費用がバカにならない。
 概して出力が40W程度のものがDIY向けCO2タイプの主流のようだ。
このぐらいあると3ミリ厚ぐらいのアクリル板がちょん切れるので、いろいろ悪戯できて面白いだろうが、なにぶん流石にこのクラスは一瞬ビームが当たっただけで火傷するレベルなので、ワークエリアが鉄の筐体になっていて安全スイッチで蓋が開くと止まるようになっている。
 当然、重さもあるということで梱包も厳重になり、木枠に入って送ってくる。
 運用面でも発振管の冷却に水が必要なのでバケツやポリタンクをそばに置いて使わなければならない。
 また、発振管の寿命があってだいたい1000〜1300時間と書かれている。
 使用頻度にもよるだろうが、おおむね1年弱ぐらいで発振管を交換しなければならない。
 という訳でCO2レーザーは敷居が少し高いのに比べ、半導体レーザーは特にはっきりした寿命はないし、保護メガネをかけるぐらいで済む。
 装置そのものもアルミのビーム材を組み合わせて作った枠に、ステップモーターとレーザーモジュールを取っつけるだけなので、梱包もキット状態のものを普通の段ボールに入れて送ってくる。
 そのかわり、出力は低めで0.5〜10Wがいいところだ。発振器も出力に比べ割高である。とはいっても、厚紙を切るには2Wもあれば充分だろう。

 そんなんで、あちこち見た結果5.5Wのものをポチってしまった。このぐらいの出力があると、たとえば3ミリ程度のベニヤやMDFをぶった切れる筈だ。
 と、スケベ心を出したのが今回の敗因である。
 半導体レーザーには出力制御の方法が2つあるようで、1つはアナログタイプ。これはそのまま印加する電圧で加減するもの。もう一つはデジタルでTTL変調という方式のもの、こっちはデジタル信号で加減する(んだと思う)。
 で3Wあたりを境に上がTTLタイプ、下がアナログタイプの傾向があるみたいだ。
 これははっきり決まっている訳ではないが、今売られているものをざっと見た感じである。
 で、デジタルのほうが制御はしやすい。アナログは基板上のポテンションメーター(ボリュームつまみ)を動かして決めるが、これは実際のところ米粒みたいなネジをマイクロドライバでひねるということになるので、はっきりいってそうそう簡単にいじれるものではないし、ポテンションメーター自体がその辺のボリュームつまみほど頑丈ではないので、毎回やっているとすぐに壊れてしまう。従って、1回決めたらその出力で使い続けることになるだろう。対してデジタルは入力信号端子の内容次第で切り替えられるので、運転中に随時加減といったことも出来る。その分ハード的には高級になるため、ドライバが必要になってくるし、価格も少し高めになる(ハード知識はあまりないので断定できないがアナログでもオンオフの時間的な制御である程度は可能だと思う)。
 今回ポチッたのはLaseraxeとかいうところの製品だ。製品といってもメーカーというより、その辺の電器屋がキットにそろえて売ってるといった感じで、ちゃんとしたパッケージがある訳ではない。だから安いというのもあるし、Reprapなんかも殆どはそんなものなのだったので、大した不安もなかった。
 5.5Wなので当然のようにTTL制御方式、構造はよその多くのマシンが2軸制御にX軸用モータ×1、Y軸用モーター×2の3モータにしているのをY軸で使うモータをシャフト延長したプーリを使うことで省略している。ステップモーターはドライバも含めると結構コストになるのでこれが1つないことで同等クラスのよそのマシンに比べて割安になる訳だ。こういう工夫は嫌いじゃない。Y軸制御に特別トルクが必要になる理由は見あたらないし、コントローラーボードも内製のようなので、「結構技術力はありそうだ」などと思い込んでしまった(実際他社よりはあるんだろう)。
 だがこのコントローラボードが曲者だった。動作しないとかそういうことではない。実はレーザーのTTLドライバは軸の動作とレーザーの照射を司る基盤とは別になっているのが一般的だ。だがここのは全てがワンボードにされている。これは普通はよいことなのだが、今回に関しては裏目だった。
 レーザー加工の当たり前の工程としては、表面を焼いて模様をつけるということと、材料を完全に焼き切ってしまうカッティングの2つになる。これをパソコンでやれるようにする訳だが、元のデザインやなんかはCADやペインティングツールでやることになる。
 加工機側はそうしたデータを受け取って、機械を制御する命令に変換し加工を行う。
 この加工機側のソフトについての認識が甘かった。Laseraxeのソフトは基本的に画像形式のデータしか扱えないものだった。
 通常マシンを制御する命令群はGRBLといわれるものなのだが、常識的に考えて特にカッティングをする場合、CADでDXFというベクトル形式のデータで保存しヘッドがその通りに移動する曲線にダイレクトに変換できる。
 ところが画像形式しか扱えないとなると、DXFは取り込めず、似たようなことをしたいなら、まず作図データを画像形式で保存し、それを変換することになる。すると画像はピクセルの集合になるので、いわゆるラスタイズされた状態になり、斜線や曲線は精度の低いジグザグ線になってしまう。これは非常に都合が悪い。
 しかもソフト自体がどうもまだ未完成のようで、中国語モードから変更できなかったり、レーザー出力調整はまだ出来なかったり、おかしなタイミングでレーザーが出たりとはっきり言ってまだジャンクだ。実はそれに気づいてもまだ余裕をかましていた。
 というのもReprapだったら、他のフリーソフトを探してぶち込めばいいだけだからだ。
 ところがぎっちょん、ハードのファームウェアが対応しない。Benboxという有名な制御ソフトがあって、こいつはDXFも扱える奴でフリーで手に入るのだが、ある程度一般的な基盤にしか対応していない。そう、ここのは独自デザインのボードなのだ。このため、マイコン部分にはどこもarduino nano 328Pってのが使われていて同じようなものなのに、それに乗っかっているファームウェアを下手に書き換えてしまうと、今のボードが使えなくなる。「とりあえずarduinoだけ予備を買って載せ替えてみっか…」と思って早計に2つほどアマゾンでポチッたが、後でよく考えると「TTLドライバの駆動とかもやってるんじゃ?」という疑問にぶち当たり、たぶん無駄な買い物をした。まあarduino nano2個じゃ1000円もしないけど、慌ててるとろくな判断をしない。
「とりあえず、今できることをやってみるか…」と、DXFをJPGで出してそれをジャンクソフトでGRBLにして厚紙を切ってみる。
 と、紙に火がついてしまった。オイルライターで全焼する動画が一瞬頭をよぎった。
 ヘッドの移動速度があまり高くない割に、レーザー出力が大きいため下敷きの紙を含めて温度が発火点になったらしい。下敷き紙の下にはアルミ板を敷いておいたので下が燃えることはなかったが、そこまで想定はしていなかったので少し慌てた。
 そもそもアルミパネルが発火前に放熱するだろうという目論見だったのだが、これも過剰出力が災いして穴がすぐに開くため、反射散乱するレーザーが結構強烈なのを嫌って下敷きを敷いたのもまずかった。それと、これもソフトの問題なのだが、先に触れたとおり一度ラスタイズされたデータのためヘッドの移動が遅く、同じ場所に長々と居座るために作業点の温度が急速に上がってるっぽい。本当は下敷きにアルミを使うのは反射危害上良くないらしいが、ヘアラインのステンレスパネルもあってそいつを使うと余計ピカピカして具合が悪い。さびたトタンのほうが良さそうだが平らなサビトタンなんてその辺にはそうそうない。
 消し止めるのに1分はかけなかったのでマシンにも影響はなかったが、いよいよ下手を掴んだ感に凹んでいる。
 まあ、画像を焼き付けることは出来るが、画用紙ぐらいだと最低レベルでも穴が開きそうなぐらい真っ黒になる。
 今日、泣きながら2.5Wのアナログ変調レーザーモジュールとBenboxが使えることをちゃんと謳っているコントロールシールドをポチりなおした。レーザーはシンガポールからだが、シールドは中国なので春節終わるまで発送されなそう(´・ω・`)
 
   
Posted at 16:11/ この記事のURL
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WHからなんか来た / 2017年01月06日(金)
A half million petitions. Over 40 million signatures. Hundreds of responses.

We the People has proved to be an innovative experiment in a new kind of civic engagement. It is a way for anybody, from anywhere, to send a message directly to the White House -- and, if their petition collects enough signatures, to receive a direct response.

Over the past five years, we've seen petitions on issues ranging from the refugee crisis to gun violence to worker's rights and more. We've watched as your petitions have led to profound engagement between citizens and senior White House staff and served as an outlet for citizens to discuss the issues that resonate most deeply with you.

They've also inspired real change:

In August of 2014, in response to a petition on the subject, President Obama signed a bill allowing consumers to use their mobile devices on the network of their choice.

A petition on puppy mills contributed to the passage of a new ruling to expand protections of animals under the Animal Welfare Act.

After you petitioned us to enact Leelah's Law, which proposed the banning of conversion therapy on minors, the Administration came out in full support of the ban.

See more of the Administration's most memorable petitions and responses here.

Simply put, your signatures helped make our government better. Each time a petition received 100,000 signatures, our team would get to work, collaborating with staff all across the executive branch of government to hunt down answers and draft responses. This wasn't always easy. Most of your petitions weren't to say “Congratulations!” The thorniest ones called on us to take a second look at policies and prompted discussions at the highest echelons of the executive branch. But every response was valuable because it helped to make our government more responsive to the people it serves.

These responses also helped us stay in touch. Often, following an initial response, our team would post ongoing updates on the issue petition signers had raised. We would also invite petition creators to in-person meetings or digital hangouts with Administration officials. Petitions enabled a two-way conversation -- and an opportunity for us to listen.

That's what We the People was meant to be: a way for citizens to have their voices heard and participate in the process of governing. This makes petitions one of the most powerful tools for ensuring that an Administration is not only open about the decisions it makes, but accountable as well.

We're proud of what We the People has become and the communities that you've built. And we're excited to see how they grow and develop. There are many exciting ways to build on this work -- whether it's citizens working with their state and local representatives to build similar tools or adapting other platforms to make government more responsive to you.

As always, thanks for making your voices heard.

-- The We the People Team

P.S. On Tuesday, January 10, President Obama will deliver his Farewell Address in Chicago. He'll talk about how citizens like you have changed the country for the better, and offer his thoughts on the work ahead. You can watch live at wh.gov/farewell.



 
   
Posted at 21:56/ この記事のURL
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羊たちのブーイング / 2016年09月19日(月)
アンチからすればwin10擁護派的なことを書いてるが問題がない訳ではない。
先日のアニバーサリーアップの累積問題パッチから気に入らない問題がある。
コンピュータのトラブルで一番厄介な部類は特定状況下でのみ起こるものだが、
その特定状況が複合要素の相関で発生するとなるとトラブルシュートは地獄になる。
システムが高度化すればするほどこの傾向は高くなる。

前置きはさておき今起こってるのはサウンドの問題。
しかも音が出ないとかそういうわかりやすい問題ではない。
使用してある程度の時間が経ってから、音質がくぐもったようなものになる。
ストリーミングで回線速度が落ちると発生する奴と少し似た感じ。
たぶんリソース使用に関する問題でオーバーフローなどの結果発生する情報欠落に似た現象なんだと想像するが、ソースはMP3やFLVで発生することが多い。
ある程度知ってる人ならデバイスドライバの問題を真っ先に疑うだろうが、問題は最初からではなく、再起動などで現象が消えてしてしまうこと。
利用者が多いであろうVIA HD audioのデバイスだが、デバイスドライバと近い関係にあるテストでは現象発生中でも再現しない。

ググってみると接続していないサウンドデバイスを有効にしていると出たり、あるいはドライバ固有のコントロール(VIA HD audioならVIA HD audio DECK)とOSのコントロール設定で例えばサンプリングレートや量子化設定の齟齬があると出るという記事がある。
残念ながらこれはMSコミュニティやヘルプからの情報ではない。
一応これがもっとも有力らしい解決策だが、解せないのはアップデートでおかしくなるということ。
これはドライバから受けたデータをOS側で更に何かしていることを示す。
そしておそらく、今回の問題はほぼこのOS側の処理で発生している。
トラブルシューティング中に1点気になることがあったのだが、win10のgroovを起動したところ、groovの改善メッセージとともに問題が一時的に消えるという場面があった。
ブラウザのフラッシュプレイヤーもwinamp5.6も動画再生アプリも全滅なのになぜ?ということだ。
こういうのがつまらなくて進歩のない囲い込みであるパターンはわりとあり得るので穿った見方もしたくなるというもの。

囲い込みと言えばFEPもそうだ。
永らくATOKを使用してきたが10からはデフォルトはIME以外使えないようにされている。
新環境でプログラムが動作できないというのではなく、ログオンしてから手動切り替えすれば正常動作するので、明らかに指定できなくしてるだけだ。
更にIMEの変換ストローク情報を収集しようと躍起だ。
IMEはMS以外のブラウザなどで変換しようとすると、文節認識できなかったり学習しなかったり、使いづらいことこの上ない。
アプリがOS非対応なのはアプリメーカーの責任と言えなくはない。しかし技術として何らかのアドバンテージの犠牲という側面が無い場合は反感以外のなにものも生まない。
ジャストシステムはそれこそPC98時代から自社のR&Dで変換体系を蓄積してきたのである。それを安易にユーザーから収集するために敢えてユーザーに不便を強いるというのは間違った発想だと思うがどうだろうか?
ATOKは2バイト系に特化しすぎて例えば海外ゲームのチャットなどで不具合を起こす問題があったりはする。それが元でMSに質問が投げかけられ、責任のない問題解決を迫られるようなこともあったかも知れない。
デバイスなんかじゃもっと多くの問題があっただろう。
でもそれがwindows普及の原点でもあると言え、それを見失うと道を誤る。
グーグルの社是が「悪であるな」から「善であれ」に変わった。まさにその通りで実際にグーグルがそうであるかは別として、ネット時代というのはそういう世の中だということを意識しないと悪意を隠し続けることは困難なのだ。
ライバル出現までは2階に上げて梯子を外す戦略も有効かもしれないが純粋な悪意でないとしても、他人に及ぼす影響の正負をよく勘案しないで起こすことは必ず良くない結果をもたらす。面倒なのもあってここには書かなかったが、PCデポの件やコロワイド傘下レインズの話など一昔前では考えにくい事態が起こる世の中だ。

 
   
Posted at 12:37/ この記事のURL
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windows10 アップグレードアシスタント 99 / 2016年07月28日(木)
前回と同じような話題だ。
たまたまニコ生で週アスがwin10アップの話をしていたので見てみた。
リアルタイム視聴者アンケートで「アップしているか」との問いに、「済み」と答えたのは5割程度。
26日の放送だったので残すところ3日しかないということは、おそらく上げていない人たちは見送る公算が高そうだ。
ちょっと驚きの数字で「もしかしてネタで回答してるやつが多いのか?」とまで思ったが、予想以上に「アップするな」という誘導工作が効いているのかもしれない。
コメントの中にも「オバマにPCを掌握される」「スパイソフトを入れる情弱」といったネガキャン工作員がかなりいた。
使いやすいかどうかは微妙というのは前回も言った通りなのだがメインストリームが切り替わるというのに見送るというのは自殺行為にしか見えない。
実際のところ、今すぐ7のSUPが止まるというわけではないので、確かに使い続けるという選択肢はありだろう。
ただし、それが許容できるユーザーというのはOSプレインストールマシンを店から買ってきて、それを使い切ったら次も同じようにプレインストールを買ってくるといった人だろう。
自作ユーザーが減っているということもあるから、そうしてみれば前述の回答割合は妥当なのだろうか…。
ただその場合、次に買えるのは否が応でも10マシンになるし、使用感云々は自分で選べているのではなくお仕着せ任せにしかできないだけである。
「スパイソフト」という表現はおそらくしつこいポップアップを何とかしようとして、テレメトリの情報にたどり着いたアマチュアではないかと思っているが、10にするといやでもこの機能は組み込まれているので、マイクロソフトにシステムに関する情報をゆだねることになる。
実はこの機能はパッチとしてすでに7にも組み込まれいていて、普通にセキュリティアップデートしていればこの機能を含むサービスが常駐する。
インストール時には7やたぶんXpでも送っていたような話なのだが、常時送られるのは気に入らないという連中がいる。ユーザーファイルを送るといったことではないし、それ以外にブラウザのプラグインやらアプリでもっとヤバイ系の情報を垂れ流している癖に(LINEとかでねw)そういうことを言ってるやつを見ると噴飯する。

で、本題はそこではないのだが、うちの7はプレインストールのもの以外はファミリーパッケージというのを使用していた。いわゆる家庭用MLPといったところで、パッケージ付属のシリアルキー1つで3つのライセンスを使用できるものだ。
windowsは3.1から使っていて(実はNECの1.25からなのだが、当時は使うというより実験に過ぎなかった)そこから営々とアップデートを繰り返してきた。
昔はネットなど普及していなかったのでオンライン認証というシステムはなく、95までは単にwin.comというカーネルファイルがあるかどうかを見てるだけ、しかもファイルサイズやサムも見てないのでダミーで0バイトのファイルを作ってインストーラをごまかし、安いアップデート版で新規インストールをかけるなんて手が通用していた。
その後マイクロソフトは不正ライセンスの排除のため、いろいろやるわけだがいたちごっこというやつで、不正をやるやつが消えるなんてことはなく、認証システムはどんどんカオス化していくことになる。
騒がれてるテレメトリもそのための手段の一つなのだろう。

ほとんど自作機でやってきたこともあり、我が家のマシンは「何台あります」といえるほどはっきりした形でないものがある。特にマザーボードにメモリとCPUだけのものは掌握できないぐらいになっている。そんな中で今回のアップグレードはマシン1台として認証を取らないとダメな形式なので、ライセンス数とマシン数の帳尻を合わせておかないと、乗り遅れになる。くだんの生放送中にそれに思い至り、ファミリーパッケージのライセンスが1つ宙に浮いていることに気づいた。が、問題はマシンの実物がない。もう一つは7にアップするための前のライセンスがなんとなく変なことになっている。7の前はXpのアップライセンスが2つとvista proのアップライセンスが1つ。
その前は98のアップライセンスなのだがもはや媒体もどこへ行ったか分からない。
一応使用するライセンスはちゃんと正規の手続きで購入しているはずなのだが、1次的に不正ライセンスを増殖したことがないかといわれると「あるかもね」と答えざるを得ないが、もはや昔の話で憶えてもいない。なので9xの媒体が出てきたところですべてのライセンスキーまで正品かどうかはわからないだろう。そんな状態で新規に1台作って10のアップを通すと思うとちょっと頭が痛くなってきた。
先代のメイン機はコア2E8500でこのマザーがメモリとグラボ付きで転がってる。2コアとはいえまだまだ現役可能なスペックなのでこれでライセンスを通せば、死にかかっている親のPentiumM Xpノートが臨終したら入れ替えられる。
HDDはデータを片づけて2Tを確保、光学は現用のマシンから引っこ抜いて1時使用してガワなしで何とか1台の形にした。
アップ用7の媒体はクリーンインストールができないので、ここでちょっとごにょごにょして7を何とかぶち込み、「さあ10にアップデート」と思ったが、またぞろかなりてこずることになった。

あれだけ世間を騒がすぐらいアップデートさせることに執心しているのだから、クリーンならさぞやすんなりいくと思っていたのだが、まったくの誤算だった。事実、自分が世話をしている客人のPCはリモートで半日ぐらいでアップできていたので、「ハマらなければどうということはない」と思っていたが、トラブルはリミット日までずれ込むことになった。
記事タイトル通りなのだがOSのアップデートによる例のポップアップからではなく積極的にアップグレードアシスタントをダウンロードして実行すればいいと思っていたし、方法論として間違いではないはずだ。
7インストール直後にアシスタントを実行するとまだ7の認証さえしていなかったのでそれを求められる。ゴニョったので何か文句を言われるかもと思ったが、そこはすんなり認証が通った。で、ダウンロードにかれこれ2時間、そのあとファイルチェックが少々でインストールが始まり、やおら10時間近く放置して画面を見たら、インストール99%で表示が変わらなくなっている。
サブ(というかメイン)はあるので情報検索すると結構このハマりはあるらしい。
それまでかけた時間を考えるとアボートはさせたくない。MSのコミュニティでもモデレータが「待てば海路の日和あり」みたいなこと書いているが、待てど暮らせどという感じである。タスクマネジャではCPU1基はほぼ8割で稼働してるが…
10アップに関して今までと違うのはほぼクリーンだということ。普通、クリーンのほうがトラブルに遭う確率は少ないのだが、今回は明らかにそれが原因っぽい。
とりあえず泣く泣くアシスタントを止め再起動してみると、旧デスクトップの復元に結構かかった(遅いマシンの人だとここでさらに状況を誤解して悪化させそう)がとりあえず作業前の状態に戻る。
考え込んだり検索したりしているとOSがセキュリティアップデートをしている。再起動が必要なアップが何度かあるはずで2度ぐらいしたが、その後どうなっているか様子を見たら、「更新プログラムを確認しています」が続き更新検索が進捗していない様子。ウィンドウズアップデート自体を最新にしなければ10アップもマズそうだと推測した。結論から言えばおそらくそれでビンゴなのだろうが、「Windows 7 Service Pack 1 (SP1) および Windows Server 2008 R2 SP1 の Windows Update Client の機能強化を行う更新プログラム」等で最新化しても10アップは99%で止まる(7の更新も同じ)。こうなると憶測しかできないがサーバー側のインターフェースも変わってそうな感じである。
で、ISOによるDVDからのインストールなども並行してやってたので決定打がどれかわからなくなってしまったが、おそらく決め手になったのは ttps://sway.com/45ogSnK3Bvnhx8Sc のプログラムでWindowsUpdateのトラブルシューティング専用ツールだ。
ここには2つ紹介されているがうちの場合1つ目のツールが2つの問題を検出して1つ修正した旨の表示を出した。そのときアシスタントは実行中だったがすんなり99%を突破してアップに成功した。やれやれ

閑話休題、この問題解決に当たり、ここ半年ぐらいで起きている同様の問題についてMSのコミュニティを漁ることになったのだが、ここも「あまり管理されていないなぁ」という印象を持たざるを得ない。
質問回答者は主にモデレータとする属性の人間なのだが、ユーザーコミュニティということで、他にも一般ユーザー?の回答があるのだが、回答者に「インサイダー」とか「話し上手」とか「MCC投稿者」みたいなタグが付いてる。
この中のインサイダータグのついたやつが質問者を小ばかにしたような回答をしていた。
本当は名指ししてやりたいぐらいだが、そもそもコミュニティは困ったときに参考にする程度なので、このインサイダーというのがどの程度の意味(責任)を持つのかわからないのでほどほどにはしておく。
そこのスレタイは「Windows10 アップグレードアシスタントからアップグレード中 99% から進まない」というもので、コミュニティには他にも同種のスレが建っていて、一応まとめる努力もされてはいるようだが、トラブル解消のリソースとしては心もとない状態。
で、そいつの回答の趣旨としては「アップ失敗の原因は例外なく使い方の問題。」というもの。
質問者はアップ失敗で頭に血が上っているらしく若干クレーマーっぽい書き方ではあるが、そもそも案内通りやってうまくいかない時点でシステム側の問題であるし、それがハードかソフトかで責任の所在が変わりこそすれ、ユーザーが不満に思うことは正当だと思う。
回答者がどういう立場かわからないが、少なくともMSの問題解決リソースと位置付けられる掲示板で回答するからには、まずソリューションを提示できなければその資格はない。
一因として回答者の言うことが正しいとしても、例えばそういった要因を取り除くアドバイスなりがあって然るべきだ。しかしそんなものはなく質問者に対して「あんたの言ってるのは漫才並み、あんたのマシンはサーバーなのにアップするだけ無駄」てなことを言い放っている。これがもし本当にMSのインサイダー=関係者ならMSオワコンと言われても仕方ない。おそらくそうではないのだろうがインサイダーというタイトル付加が見るものに誤解を与える原因になっている。このタイトルに整合性がないことがすぐ理解できたのはこの回答者が同時に「話し上手」というタイトルを持っていたからだw。
一瞥しただけで生理的嫌悪感を抱かせる文章を書く人間のどこが(ry
「この手の事象は既視感があるな…」と思っていたらアホーゲロ袋がそうだった。
まともな回答者もいるのだが、あそこでタイトルを取ってるやつには自作自演が多く、そのための労力を想像するに気持ち悪いの一言である。
やはり、自動システムでコミュニティを管理するというのは無理があろう。最近とみに思うのがニコ動のカテゴリランキングの荒れようである。
コンテンツ提供者に褒賞を与えるこたがかえって仇となり、自動数値統計の裏をかかれてランキング上位は吹き出物をつぶすだけとか子供のいたずらレベルとか、どっかからパクった動画で埋め尽くされている。人力でどうにかしようとは思わないらしく、結果今までユーザーに受けてきたような個人の創作性が高いものは下位に追いやられてコンテンツバリューを腐敗させている。
話が滅裂になったが、今後AI技術が進化すれば、あるいは違う未来も見えてくるのかもしれないが、当面は人手を抜いてはいけない場面というのは確実に存在し、特にITメディアプロデュースがらみの人間はそういった部分に敏感でなければ立ち往かないと思う。
 
   
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発車メロディー / 2016年06月29日(水)
windows10のアップデート問題がずいぶん取り沙汰されている。
正直、8の出来はイマイチで大変不評を買い、UIが似通った10も出端の出来は結構問題が多かった。
うちでも用途が狭いマシンから試験導入をして評価していたのだが、去年の今頃だったかタブレットマシンで評価したらGPSドライバが正常動作しないなどの問題が出て、一時的にその機械は機能制約が出ていたりした。
しかし、それも3か月ぐらい後のアップデートで正常動作するようになり不具合修正が進捗していることはうかがえた。
一番気に入らなかったのはMSアカウントとの紐づけで、指示通りセットアップするとローカルアカウントでログインできないマシンになってしまうといういやらしい仕様だったが、おそらく相当苦情が行ったのか、現在は普通にローカルアカウントでセットアップできる。
まあ、使いやすいかといわれると首をかしげるところもあるのだが、総じて大きな支障はない。コントロールパネルに相当する設定は新しいUIが受け入れられず、前のUIも残されているが、微妙に項目が違う部分もあり、仕事でITがらみの作業をする人にとっては鬱陶しいかもしれない。
プログラム互換性も、過去のメジャーアップデートと同水準か7からならむしろ互換率は高いのではなかろうか。
ただし、細かく見ていくとここにもまだ不具合はあって、例えば使えているアプリが[設定][システム][アプリと機能]のリスト上では「利用不可」とされていたりする。
口車に乗ってアンインストールしてしまいかねないが、スチームアプリなんぞはみんなこれになってしまうので、見ただけで行動するのではなく一度自分の頭で考えて検証の必要がある。
いずれにせよ、利便性が劇的に上がったわけでもなく見かけは大差ないとなると、一般ユーザーにしてみれば酷評したくなるのかもしれない。
加えて、今までのアップデートスケジューリングに関するOS仕様の啓蒙が不十分であったため、そういうことには頓着しないユーザーから一斉に自動アップデートに関する苦情が噴出したのだろう。
我が家に関しては一応自分が仕切っているため、アップデートスケジューリングはGWXから積極的にやらない限りはアップしないようにしていたため、不時アップデート事故は発生していない。
設定任せにできなかった点としてはポップアップは必ず閉じさせることと、スタートしたアプリはタスクバーで停止を周知徹底しなければならなかったことだろう。これは確かに「悪質」なデザインでウィルス呼ばわりされても仕方のないものではある。
それにしても、「強制アップされた」と言っている人たちはアップデートを中止させることはできなかったのだろうか。
その辺は実験をしていないので詳しいことは言えないのだが、少なくともアップデート作業自体、数分のオーダーで終わるものではないし、その間にアボートさせる方法はありそうなものなのだが…。

これがアップルのマシンなら、ハードはすべてアップルの掌握下にあるので特にハードウェアドライバに関する問題は出ないのだろうが、そこはOADG時代からのしがらみを引きずってるIAマシンのこと、メーカーものでも(というかむしろメーカーものにこそ)アップによる問題回避ができておらず、ユーザーに「アップデートしないよう」勧告している装置もあるそうだ。
なんにせよ、こんなのは政党が質問状を出したり、消費者庁が騒ぐような問題とも思えないのだが、IT寄りのジジイからすれば「ユーザー甘えすぎ」だといいたい。

アメリカじゃ訴訟起こして和解金をせしめたやつもいるそうだが、報道がことさらにこの問題を取り沙汰することで、スキルのないユーザーは「10に上げるのはよしたほうがいい」と取っているきらいがある。
実際にうちで面倒を見ているお客さんみたいな人も「友人からはアップするとまずいことになるといわれていたので…」とアップデートを保留していた(このマシンも基本設定はユーザー許可がないとアップしない設定でうちから渡したもの)。
MSが強引とも思える手でアップさせようとしているのは、いろいろ思惑もあるだろうがひとつには無償アップできなかったというクレームを避けたいというのがあると思う。
考えるべきはもう来月には締め切りで発射ベルが鳴っているということ。
これをミスればミスったで文句を言う人も出るのだろうが、少なくとも今の状況はMSにしてみるとエクスキューズの材料になって好都合なので和解に応じたのかもしれない。
それ以降は泣いても笑っても、アップしなかった者はパッケージ版を購入しなければ現行OSはインストールできないのである。買えば万金が吹っ飛ぶのだ。
判官びいきな話で耳目を集めたいだけのマスコミの吹聴で乗せられてしまって、ことの本質を見失った人々が泣きを見るという、昨今政治がらみでよく目にするミスリーディングのティピカルが目に見えるようだ。
 
   
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munakuso / 2016年03月12日(土)
 広島の中学生が誤った進路指導が元で自殺した件について注目している。
 データ管理ミスという側面と、学校側の危機管理アクションについて観察すると参考になりそうだからだ。
 実は何度か学校のイントラ工事に関わったことがあるが、感じたのはEDP利用に関するレギュレーションが統一されていないということ。
 そもそも、小中学校は市町村という行政単位で運営されている場合が殆どなので全国規模で運用規格が統一されてない。
 イントラ化したのは、教材や教務に関するデータ資源活用、アプリの相互運用性強化、近年の個人情報管理事情がBYODを許さなくなってきているといったところ。
 はじめから学校運営用として要件定義された上で設計されたものでもなく、いつの間にか職員室に持ち込まれるようになった情報機器をさすがに放置できなくなったのだろう。
 しかしながら現実は各校によって共有サーバーの使い方がまちまちだったり、ハードウェア資産管理の規制が緩く私物の記録媒体が利用されていたり、酷いところはイントラとは別口のWEB接続があったりと無法状態に近い。
 教育の内容については学習指導要綱として基準が示されているだろうが、学校運営や情報システム管理といった部分は小さな行政区分に任されており、事情を知る現場に丸投げ状態といったところなのだろう。
 今回の事件はその子細がどこまで明らかになるかは判らないが、生徒個別情報が一元的には管理されていないことが明らかだ。
 これの何が問題かというと、今回のような取り違えもそうだが、同種、複数のデータが存在するということを許容してしまうと、万一の漏洩時に経路特定がソース数に比例して困難になるということ。
 はっきり言って、学校関係の情報管理の現状は一般的な大手企業のそれに比べると、装置にかかっている予算と対WANセキュリティは別として家庭内LANに毛が生えたようなものでしかないところが多いと思う。
 また現場の管理者もいない場合が殆どで、少し詳しい人が主担当にされていて、その人がいないとどうにもならないとか、教師によっては下手をすると使い方も判ってない。
 教員資格の内容は把握していないが、この期に及んでITリテラシーの無い人材は、教育現場にふさわしくない。
 これは現場の責任というより、日本の教育施策の欠陥とまでいっていいと思う。
 少子化云々だけでなく、今いる子供達に対しても実のところ目が向いているとは言えない状態だ。
 文科省のページを斜め読みする限り、情報教育の内容と、学校側の管理に関してはウィルスチェックやP2Pアプリに関する警告ぐらいしか見当たらない。
 現代社会で求められるであろう水準にはとうてい及ばず、高齢者に喚起する特殊詐欺注意と大差ないレベルだ。
 専門家でなくても、学校管理に必要なデータ群とその管理方法について国が明文化、指導し、専任者を配置するとともに定期的に運用状況点検を実施するぐらいやって当たり前だと思う。
 まあ広島の件は、単にそれだけではない裏の恣意みたいなものが見え隠れしてるような気がしてならないが…。
 
   
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MRJ / 2015年11月24日(火)
国粋主義もどきが増えつつある。
それ自体はそんなに悪いこととは思わない。
周りの国が調子に乗りすぎた結果だろう。
ただ、その勢いで何でも物事を計るのは危険だ。

先日のMRJの初飛行で、
日本の技術力を過大に喧伝する向きを散見する。
例えば動画の論議を見ると的外れで滑稽でさえある。
底の浅い見識で議論するとかえって保守層がバカに見えてしまうので、是非とも正しいそれを身につけてからお話しいただきたいものだ。

戦後日本はGHQにより軍事技術の制約のため、
航空機の開発に大きな制約を受け、
結果、その史実に一定の空白期間ができ、
新規の開発は今もってその影響があるのは事実だろう。
その中で、商用旅客機を開発できたことは関係者の努力の賜だ。
実績が多いとは言えないのに初飛行前から予約が取れていることは、
YSで失敗したセールスマネジメントの力量も上がっている証左と思う。
褒めるべきところはそこなんじゃないだろうか。

報道を見ると「悲願のジェット国産旅客機初飛行!」
みたいなノリである。
その名にジェットという言葉が入ってるので、
みんな普通のジェット機だと思っている。
注目すべきはそのエンジンなのだ。

MRJを叩こうとするおかしな輩は、
「エンジンはアメリカ製なのに国産とか何言ってるんだ」
的な発言をしている。
実はこのエンジンは従来のターボファンエンジンではない。
現在一般的なジェット旅客機のエンジンはターボファンである。
ターボファンの前はターボジェットと呼ばれる型式が主流だった。
だいたいB-727やDC-8等が活躍していたころがその時代だ。
ターボファンは、ターボジェットの前方に大きなファンを取り付け、
ファンの気流でジェットエンジンを包み込むことで騒音を抑え、
ファンによる比較的低速の気流を利用することで燃費向上も実現している。
なんで低速のほうが効率よくなるかといえば、
空気の粘性と気流剥離の問題が元になっている。
扇風機で空気をちゃんと流すには、
羽のカーブに沿って空気がついてくることが前提になる。
あまりにも超高速で扇風機を回すと、
空気との相対速度が速い羽の先端部分から音速を突破する。
そして羽から衝撃波が発生し、さらには気流が剥離する。
飛行機の翼であれば失速状態だ。
空気はついてこなくなるので風が流れなくなる。
余談だがこれがジェットエンジンで起これば
コンプレッサーストール及びサージと呼ばれる現象になる。
エンジンはある程度以下の温度の空気が常時流れる前提で温度的な設計がされている。
これが止まると、一瞬で予定の温度を超え、エンジンが溶けてしまう。
実際には溶ける前に羽にかかっている遠心力に強度の落ちた羽が耐えられなくなって、分離四散し、見かけ上爆発する。
ともあれ、ターボファンはジェットエンジンよりは低速で回る風車を追加することでいろいろ改善されたエンジンだ。
ターボジェットとの比較ではジェット噴流についてここであまり触れていないが、ターボファンはプロペラとの折衷という見方もできる。

ところで、ターボファンの時代になってもプロペラ機は存在している。
いったいなぜだろう。
実は同じ話で空気が濃いところではもっとゆっくり飛んだほうが燃費がいい。
つまり、短距離路線などはターボプロップのほうが航空会社のお財布に優しいのだ。
また、ターボファンエンジンも小さく作るには限界があるため、
あまり沢山人が乗らない飛行機には過剰な性能になりやすい。
そんなわけで、プロペラ機は今も世界の空を飛んでいる。

だが、プロペラ機は速度が出せない。
理由はさっきと同じ、プロペラの先端が音速を超えるとまともに働かなくなるからだ。
この欠点を解消できないかという試みは昔から行われている。
特にアメリカではNASAやエンジンメーカーがずっとこの問題に取り組んできていて、
その1例がUDF(Unducted Fan)というものだ。
考え方としてはプロペラが音速を超えないように工夫しつつ、ターボファンエンジンと似た構造のままのプロペラ機にできないかといったところだ。
ターボプロップは基本的にはジェットエンジンの応用なのだが、回転出力を軸で取り出して減速したものをプロペラ駆動に回している。
この方式だと、ジェットエンジンの圧縮機に比較的精度が求められず頑丈な遠心式などが使いやすくなる。
ジェットエンジンとの大きなもう一つの違いは、燃焼ガス圧反動を直接推進力には使っていない点だ。
要するに噴き出し空気流としての「ジェット」は一切使っていない。
UDFは結論としては速度性能は期待ほどではなく、さらには騒音が酷くなるという致命的欠点が露呈してお蔵入りになった。
「GE-36」でググると、もしかしたらあったかも知れない未来が垣間見える。
さて、その後はしばらく時代が変わることなく、ターボファンはファン材料が炭素繊維になったり形状が多少変わったり程度、ターボプロップもまたプロペラが似たような改良を加えられるという経緯でさしたるエポックもなかった。

例外中の例外として、イギリスのBAE−146という旅客機がALF502というGTFエンジン、すなわちMRJが搭載するエンジンと分類上は同じエンジンを搭載していた。
このエンジンは構造も非常に変わっていて、普通は圧縮機の構造は遠心式か軸流式(ジェットエンジンの大半は軸流)なのだが、あろうことかその両方を組み合わせた方式である。
革新的発想なのに流行らなかった理由は、おそらくその重量と出力の比率が芳しくなかったのだろうと推測する。
どうみても凝り過ぎの仕掛けなので、当然重量は嵩むことが予想される。
こうしてあまり注目もされないなか、大手エンジンメーカーのプラットアンドホイットニーは、それでもいろいろなR&Dを試みていた。
PW8000というターボファンを改造してGTF化していたのである。その後も手をつけたりほったらかしたりを繰り返しつつ、ついに昨年PW1000シリーズの発表にこぎ着けた。
燃費に加えてCO2削減にもうるさい時代が開発を後押ししたというのもあるだろう。
エンジン構造は、ターボファンのファンの部分をギアで低速化しているようだが、タービンの段数がターボファンに比べると多い感じで、乾燥重量も発表されておらず結構まだ謎の多いエンジンだ。
報道映像でも裸エンジンはアクセサリ周りにボカしがかけられている。
さて、ここまで説明すればMRJの褒められる部分がエンジンにあるというのと、国産云々がいかに馬鹿げた話か理解していただけるだろう。
このエンジンは昨日今日できた代物ではなく、世界有数のエンジンメーカーが長年の研究の末にやっと開発し、去年かそこらに出たばっかりの新技術エンジンなのだ。
そしてそれを搭載した航空機はボンバルディア、エンブラエルといった競合航空機メーカーの中で先陣を切ったのだ。
しかも、他社の座席数が120を越えるB737やA320といった国際標準と言えるクラスとのバッティングを避けワンランク下の座席数を狙っている。
今飛んでいるプロペラ旅客機を全てMRJにリプレースさせようという意気込みなのだ。
これはタイミング的には理想に近い、開発に遅れが出ていることを指摘する者もいるが、自分から見れば神タイミングと言って良いと思う。
むしろ小牧の工場でバックオーダーを処理できるかのほうが心配なぐらいだ。
 
   
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PYTN2 / 2015年11月20日(金)
例の会社から「最終的なご報告」というのが13日付で出てた。
結論から言えば、日本で同じ看板のまま営業をするのは、もう無理なのではないかと思われるリザルトだ。

初動を誤った時点ですでに解決のハードルは棒高跳びレベルまで上がっていたのだが、最終報告はまさに日本法人の幕引きになりそうである。
そもそも、セキュリティ製品は私企業によって作られ販売されている。
同文中で言っているとおり、法執行機関ではない。
これは、1面としては捜査権などを持たない執行力の不自由さであり、企業の限界エクスキューズの担保である。

通信には一定の自由が保障されなければならないので、公権力が検閲に繋がりかねない通信監視をするセキュリティシステムを構築したり斡旋するのは望ましくはない。
他方通信には傍受した内容を窃用してはならないという原則もある。

検閲であるからこそ、それはもちろんユーザーのシステムや情報の保護に限って行われるものであるが、そのためのツールやリソース、ソリューションの提供者は別段の資格審査を受けている訳ではない。
つまり、現状は100%の信頼・信用を前提としてこれらのビジネスが成り立っている。

今回の事件を警備会社にたとえる人もいる。
しかし警備会社の場合、実際の犯罪があった場合、その対応は基本的には警察に委ねられることになっている。
対してITセキュリティは、諸々の法律があることはあるが、ことが起こって実際に警察に依頼するまでには多くの部分を自前で対策しなければならない。
サイバーポリスが見回って秩序が維持できるぐらいなら、とっくにネット犯罪など無くなってる。

今まではウィルス対策ソフトのメーカーがマッチポンプをやってるんじゃないかという噂は根拠無く出回っていても、本気でそう思ってる人間はいなかった。
しかし、今回のようなことがあると「所詮人間のやること」は途端に信頼性が落ちてしまう。
先日あるリプレース作業で入った現場にて、ウィルス対策ソフトのアップデートが同時進行の影響で遅くなってしまった。待ち時間の折にメーカーの現場責任者と話していて、「こうなると誰も信用できないしアップデートファイルはいったんイントラサーバーに預かって監査後に展開する方式にしなければダメだ」みたいな話になった。
やはり、業界そのものが信頼を失いつつあると感じられる話だった。

そうなれば、少なくとも法人向けについて今のソフトの作りは全て変更しなければならない。
また、ソフトの動作アルゴリズムや場合によってはソースコードの開示も要求されるかも知れない。もしかすると雲行きはFセキュ1社だけにはとどまらなくなる様相を呈しているのかもしれない。
 
   
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PYTN / 2015年11月07日(土)
情報セキュリティ関連が煩くて敵わない今日この頃。
中請けの会社の方針か何かで近頃めっきり大手の仕事は回ってこないが、
それでも時々来る中堅以下の小さな仕事でも、
セキュリティに関する注意と誓約書提出を求められる。
特に個人情報保護に関する法律が施行されてから、
その内容に関わる事項が多く注意に上がるようになった。
とにかく、私的活動と業務の切り離しという点が強く謳われる。

そんな中、11月に入って実に香ばしい事件が起きている。
今日に時点ではまだ事件化はしていないのだが、
少なくとも訴訟化の動きが出てきているのでもう「事件」と言って良いだろう。
Fセキュという会社が絡むあれである。
この手の炎上は今や、
企業の情シスとか渉外とか公報とか危機管理に絡む部署にとっては
最も考えたくなく、そして考えておかねばならない事項だろう。
SNSやブログでうかつなことを書き残すと、
自分だけでなく飼い主を巻き込む大事件になるので
前述のとおり飼い主も口うるさい訳だが、そういったうるさい指導は
だいたいセキュリティ製品企業のアドバイザーが原稿を起こしてることが多い。
そして、まさに今回の当事者はそういう類の人間である。

システムというと大仰に聞こえるが、
いわゆるありとあらゆる仕掛けがちゃんと動くには、
根拠のある想定に基づく構成部品の諸元が担保されなければならない。
これは機械でも人間にも言えることではあるが、
人間が絡む場合は、不確定要因の定量が難しい。
企業などの場合、重要な部分と比較的そうでない部分の分析評価をして、
使う部品を斟酌、選択する。
私のようなアウトソースは、すぐに使い捨てに出来る部品という訳だ。
爪が割れたり、ひざをすりむいても死にはしないが、心臓や脳が止まれば即死だ。
若干僻みが入って見えるが、厳然たる事実なので仕方ない。


で、そのアウトソース側から見ても本件は興味深いどころではなく、
いささか解釈には悩んでしまうほどの珍事だ。
いや、珍事なのだろうか?ということが注目すべきところなのかも知れない。

所属会社の対応も多くの企業が注目しているだろう。
直接取引のあったところは無論のこと、
その他大勢にとっても、一挙手一投足がどう転ぶのかは非常に資となる。
そのぐらい社会における企業としても、企業の中の個人としても、
あり得ない部分が狂った事件だ。
対応を一つ間違えば企業としての命は尽きるかも知れない。

彼個人にとってそれらの活動は何だったのだろう?
おそらく、そんなことをしなくても生活に不自由はなさそうだし、
自己顕示欲があったとしても、今の職位はそう目立たない仕事でもないと思われる。
愛国心とかそういうものが動機にも思えない。
自分の生存や立場を保証するための行動にはどうしても結びつかない。
雑踏の中にいても何かしらの孤独感によるものなのだろうか…

いずれにせよその結果は、今や彼自身の立場や
下手をすると生存まで脅かしかねないことになりつつある。
少し前に、生放送中に自分の家を燃やしてしまう動画が話題になったが、
本件を見ていて、何かあれを彷彿させられてしまった。
どっちもいい大人である。
バカと言えば間違いなくバカなのだろうが、
それだけで片付けてしまうと、
果たして自分が絶対にその轍を踏まないと言えるのだろうか。

何が起こるかを予想するのは簡単だが、
いつ起こるかを言い当てるのは難しいと言われる。
もう一つ言うと、
何かが起こるまでは次に何が起こるかはなかなか考えないものだ。
以前やってた仕事では
よく航空機事故の分析記事なんかを読む機会があったのだが、
結構根が同じ話はあると思った。

今のところは誰も死んでないしメシウマといえばそうだが、
これをきっかけにまたぞろ変な縛りが出て来るのもいやな話だ。

11/7追記
サイトページに依れば昨日依願退職だそうだ。
たぶんこの対応は間違い。
行為に関する事情聴取の結果が明らかでないままに、
2日以上かけた結論が「当社に直接関連しない事案」
で済ませることが出来るとすれば、
せいぜい委託や入社半年以下の平社員までだろう。
役員かそれに準ずる管理級社員の事件で、
これだけのことをやって形だけにせよ懲戒解雇に出来ないようでは、
これまた他業種ならまだしも、
ITセキュリティ関連では誰も納得できまい。
 
   
Posted at 10:59/ この記事のURL
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サーブレットのトラブル / 2015年03月24日(火)
先だって某社のプロジェクトで某役所をアクティブディレクトリ化する下働きのときのこと。
切り替えたあと、ユーザーから「CCTV管理アプリの画面がスクロールできないぞ」とクレームがきた。
行ってみるとブラウザベースで動いているアプリだった。
そして確かに右側にあったスクロールバーがない。
同じアプリは他の職員のにも入っているのだが、なぜが2人いる課長席のだけ出ない。
アプリの仕掛けを調べていくとJAVAのサーブレットだ。
ブラウザやJAVAバージョンとかプラグインが違うのかと調べるが、正常なものと合わせても症状は変わらない。
OSは7でこっちもアップデートとかはWSUS経由なので変わるところはないはず…
さんざっぱら悩んで他に違うところを考えたらその2人だけエアロ表示で使っている。
WIN7を多少使ったことがあるのか、「こっちの画面のが綺麗だから…」と、システム管理のスタッフにわがままを言って変えさせたっぽい。余談だがシステム管理担当は別の大手からの出向で、AD化してなかったこともあってポリシ管理は結構ガバガバ…
もしやと思って本来のお式制であるクラシックに変えたらちゃんと出るようになった。
サーブレットが生成するコードをエアロモードのIEはちゃんと表示できないらしい。
それじゃなぜ今まで出来ていたんだという疑問になるが、AD化に伴ってOSの一部も更新する処理が作業ツールに入っているっぽく、その結果レンダリングに関してブラウザモードやらドキュメントモードやらの設定も変わったらしい。
「らしい」としか書けないのはツールが何やってるかの説明はそこまで細かく受けていないのと、ヘルプデスクの連中もサーブレットが吐いたコードがどうなっているかまで調べきれないため、まともな回答が返ってこないのだ。
ただ症状だけ見ると、どうもOSかブラウザのバグっぽい。どうモードを変えようが以前出来ていたものが出来ないという時点で、退化だろこれ。
某社は大手なのでMSにもオラクルにもものが言える立場なんだが、ちゃんと直してくれたのかなぁ…
あの2人、クラシックモードが相当不満そうだった…
ま、AD化すればポリシによりきつく縛られるのは仕方ないんだけど、OSとして標準的な設定内で不具合が出るのはどうかと思う。

ここんとこ重要プロジェクトもコストのために平気でアウトソース使うのが当たり前だが、そうなるとヘルプデスクはエスパーを用意しとてくれないと困るぞ。
ユーザーの文句を直で受けてくれるなら何も言わないけど、結局現場が受けて考えるまでするなら、お駄賃ぐらい貰わないとやってられない。
 
   
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