就職氷河期の日本で中国人留学生は引く手あまた、国際感覚と語学力が武器に 

April 30 [Fri], 2010, 16:03
2010年4月28日、華字紙・中文導報は、不況の影響で就職氷河期の再来と言われる日本で、国際感覚と語学力を持つ中国人留学生は企業から引く手あまただと報じた。

記事によれば、2011年3月卒業予定者の大卒求人倍率は前年の1.62倍から1.28倍に低下。就職氷河期と呼ばれた2001年の水準よりさらに厳しい状況となっている。しかし、こうした状況でも国際感覚と語学力に長けた中国人留学生は企業から優れた人材とみなされ、いくつも内定を勝ち取っているという。

立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)は「国際学生」と呼ばれる留学生が全体の半数近くに上る。昨年の就職内定率は95%を超えた。今年は昨年と比べると厳しい状況だが、それでも約400社が同大を訪れ、会社説明会を開いたという。留学生の就職先は富士通、三菱重工業など大手が名を連ねる。

楽天で働く何書勉(ホー・シューミエン)さん(32)は上海からの元留学生。京都大学大学院を修了し、4社から内定をもらった。楽天を選んだ理由は「面接で『35歳で独立したい』と言ったら、『では、我が社で経験を積んでください』と言ってくれたから」。

また、東京大学大学院を経て今年4月に三菱東京UFJ銀行に就職した広州出身の郭韵(グオ・ユン)さん(25)は、昨年10月から会社説明会に参加するようになったが、同行を選んだ理由は海外業務に力を入れていたからだ。郭さんは8度の面接を経て、採用された。

郭さんによれば、企業によっては中国人留学生に対し、すぐに転職すると思われるなど不利な場合もある。だが、国際業務に力を入れ、外国語ができる人材を求めている企業にとっては、中国語、日本語、英語に堪能な中国人留学生は貴重な人材。就職活動の際はこうした企業に的を絞れば比較的容易に内定が取れると話した。